はじめに
広告主の代わりに代理店がGoogle Ads 連携を使用してキャンペーンを実施するように設定できます。
広告主と代理店の双方で、各自システムを設定していただく必要があります。以下の動画は、代理店がGoogle Adsを使用して広告主のアプリのモバイルトラフィックを測定および計測するために、広告主と代理店の双方が実施する必要がある手順を示しています。
この設定によりAppsFlyerは、AppsFlyer管理画面上で、コンバージョンを代理店の成果に紐づけることができます。
代理店がプロセスを開始する前に、まずは広告主がGoogle Adsの連携を設定する必要があります。詳細については、こちらをクリックしてください。
代理店によるGoogle Ads計測を有効にする
AppsFlyerでは、Google広告の代理店設定をサポートしています。AppsFlyerでデータの計測を正しく行うには、広告主と代理店が個別のGoogle広告アカウントを使用していることが重要です。
代理店向けのGoogle Ads計測設定
AppsFlyerで 代理店のGoogle Ads計測を開始するには、次のステップを実行します:
広告主の初期ステップ:Google Adsへの代理店アクセス権限を有効化する
前提条件:
広告主のLink IDを共有するには:
1.Googleにて、Google Ads管理画面を開き、 ツールアイコン をクリックします。
2. リンク済みアカウント を選択します。
3. App Analytics Providerのリストから、AppsFlyerを見つけます。[オプション] を選択します。
4. [Share with another account / 別のアカウントと共有] をクリックします。
5. 代理店のGoogle Ads カスタマーID を入力します。
6. [次へ] をクリックします。[Send Invite / 招待を送信] をクリックします。
広告主側で、代理店に招待リクエストが送信されたことが確認できます。代理店が招待を承認すると、ステイタスが [Sharing](共有中)に変わります。
Google AdsリンクIDの共有方法についての詳細は、こちらをご覧ください。
代理店ステップ1:Link IDを承認する
代理店はリンクのステイタスが [Active / アクティブ] になっていることを確認します。
代理店ステップ2:AppsFlyerでGoogle Adsを設定する
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左側サイドメニューから[連携済みパートナー]をクリックし、Google Adsを検索し選択します。
[パートナーを有効にする] はオンになっており、Link IDが広告主によって設定されていることを確認します。代理店向けには、これらの設定はグレー表示され変更できません。
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代理店はGoogle Ads Customer IDを設定します。
代理店が広告主のアプリのキャンペーンを実施しているGoogle AdsアカウントのすべてのGoogle Ads Customer ID(サブアカウント)を入力してください。
Google 広告カスタマー ID を確認するには、左上隅の矢印をクリックして、ナビゲーションパネルを開きます。
- Google Adsで実行するリターゲティングキャンペーンを計測するには、広告主に Google Ads Retargetingのトグルを オンにするよう依頼してください。これが完了すると、リエンゲージメント期間を設定できるようになります。
- Google Adsの値と一致するように、クリックスルー計測のルックバック期間は、30日に設定することを推奨しています。
- また、Google Ads の値と一致するように、ビュースルーは1日に設定することが推奨されます。スライダーを使用すると、広告が表示されてからの時間数/日数をカスタマイズできます。この期間、インプレッションをこのパートナーにアトリビュートできます。
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再インストールアトリビューション:
- リインストールをアトリビュートするには、設定をオン(青)にします。
- 値はインストール計測の設定から取得されるため、ビュースルー計測を有効にしたり、リインストール計測のルックバック期間を設定したりする必要はありません。
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保存をクリックします。
代理店ステップ3:アプリ内イベントをマップする
1. [アプリ内イベント] タブをクリックします。
2. Google Adsインストール経由のみのアプリ内イベントを送信するか、すべてのアプリ内イベントをGoogleに送信するかを選択します。
3. 事前に定義されているGoogle Adsイベントを使用して、Google Adsに送信したいすべてのイベントをマップします。4. [保存] をクリックします。
重要!
初回起動とアプリ内アクションをGoogle Adsにインポートし、Google AdとAppsFlyerの両方の管理画面でコンバージョンの計測を開始します。
インポートするには、アプリを起動し、マップしたアプリ内イベントを1回以上実行する必要があります。
注意
- 新しいコンバージョンのステータスが「No Recent Conversion」(最近のコンバージョンなし)から、「Recording Conversion」(コンバージョンの記録中)に変更するまで最大6時間かかることがあります。
- 代理店が MCC アカウントを使用しており、アプリが複数の MCC サブアカウント経由でプロモーションされる場合は、すべてのサブアカウントを Google Ads カスタマー ID フィールドで設定する必要があります(上記のスクリーンショットを参照)。
この場合、MCC アカウントのカスタマー ID を設定する必要はありません。
代理店ステップ4:アプリのコンバージョンを計測する
2. 計測セクションにて、[コンバージョン] をクリックします。
3. + アイコンをクリックします。
4. コンバージョンタイプのリストから、[アプリ] を選択します。
5. [第三者アプリ分析] を選択します。
6. [次へ] をクリックします。
7. 全てのアプリで first_open の横にあるボックスと、インポートしたい各イベントのボックスに全てチェックを入れます。
8. [インポートして続行 ] をクリックします。
9. [完了] をクリックします。これで、[コンバージョンアクション] の表に第三者分析のコンバージョンイベントが表示されるようになります。
イベント名をクリックすると、詳細が表示されます。
おめでとうございます!これで AppsFlyerで Google Adsモバイルインストールの計測に関する代理店の設定を完了しました。
「広告主様向けGoogle Ads計測の設定」(英語)の動画を見るには、こちらをクリックしてください。
広告主様が、複数の代理店/MCC Google Ads アカウントを計測する方法の詳細については、こちらをクリックしてください。
代理店向け:コスト、クリック、インプレッションデータの取得
代理店は Google Ads から、クリックとインプレッションデータを含むコストデータを取得できます。
コストデータは、代理店と広告主の双方の管理画面にキャンペーンレベルで表示されます。
代理店データの開示が有効になっている場合、広告主の管理画面でGoogle Adsキャンペーンのコストデータが表示されます。代理店データの開示が無効の場合、代理店のキャンペーンにてこのデータが表示されます。
Google Adsのポストバックパートナー
Google Ads ポストバックパートナーと呼ばれる一部のパートナー(例、Bidalgo、Adquantなど)は、機能的に代理店と似ています。クライアントである広告主の Google Adsキャンペーンを運用するサービスを提供しますが、Google Adsのコンバージョンのポストバックを受信する必要があります。
これらのGoogle Adsポストバックパートナー(GAPP)は、広告主および他の代理店が獲得したGoogle Adsのインストールポストバックも直接取得することができます(以下のユースケースを参照)。ポストバックの情報を使用して、GAPPはアプリのGoogle Adsキャンペーンを最適化できます。
重要!
Google Adsポストバックパートナーは、AppsFlyer上でインストールやイベントの成果は紐づきません。
広告主様は、アクティブなGoogle AdsアカウントがAppsFlyerで設定されている必要があり、またポストバックが送信できるようにAppsFlyerで特定のGAPPを設定する必要があります。
その他のAppsFlyerと連携されているGAPP:Blackbox, Appreciate, Marin Software, Miramedia, Mpbisummer, Protonads, Springrain
Google Adsポストバックパートナーの設定
1. 左側のサイドバーから [連携済みパートナー] をクリックします。
2. 検索ボックスに希望のGAPPの名前を入力し、ロゴをクリックします。
ヒント
連携済みパートナーに「Google Ads」と入力すると、GAPPの一覧が表示されます。

3. 希望のGAPPをクリックして、固有の設定画面を開きます([連携] タブのみが含まれています)。

4. Google Ads アカウントから、左上隅のカスタマーID(ハイフンなし)をコピーし、以下のスクリーンショットに示す通り、AppsFlyerのAds Customer IDパラメータに貼り付けます。
5. [Google Ads Customer ID] フィールドに番号を入力します。
6. [アプリ内イベント ポストバック] セクションを設定します。
7. [保存] をクリックします。
重要!
- Google Ads のアトリビューションを無効にすると、GAPP側へポストバックを送信できなくなります。
- 複数の広告アカウント(CID)を設定しポストバックを送信(ステップ5)するには、各カスタマーIDをカンマで区切ります。
- 複数のGAPPを利用するには、各GAPPのキャンペーンは別々のGoolgleアカウントから運用する必要があります。あるGAPPから別のGAPPに切り替える場合は、まず最初のGAPPの設定をAppsFlyerで無効にしてください。
Google Adsポストバックパートナーのユースケース
GAPPで使用可能なパラメータ
ポストバックの内容は、GAPPとAppsFlyerの初期連携の内容により異なり、広告主の各種設定によるものではりません。したがって、GAPPはそれぞれ異なるポストバックパラメータを設定している可能性があります。
例えば、campaign type
、 city
、carrier
、ad_type
がパラメータとして挙げられますが、これらはGAPPのパラメータに存在する場合としない場合があります。
GAPPポストバックパラメータには2つの起源があります。
- AppsFlyerのマクロ - AppsFlyerのポストバックで利用できる全マクロの一覧は、こちらをご覧ください。
- Googleのレスポンス - Google Ads経由の全てのインストールについて、AppsFlyerはGoogleから関連情報を受け取ります。AppsFlyerがGoogle Adsから受信する、GAPPのポストバックで利用できるパラメータは次のとおりです(パラメータの詳細はこちらをクリックしてください)。
Ad Events ID | Campaign ID | キャンペーン名 | Campaign Type | External Customer ID (CID) | ネットワークタイプ | Network Sub Type | Timestamp | Video ID |
Ad Group ID | Creative ID | Keyword | Match Type | 配置 | Ad Type | Interaction Type | Conversion Metric | Location |
注意
利用できる情報はGoogleからAppsFlyerに送信された情報のみに基づいています。何らかの理由で、Google がインストール情報を送信しない場合は、AppsFlyerはGAPPへそれを渡すことができません。