ブロックされたデータのポストバック

概要: 連携済みパートナーは、広告や検証ルールの違反によって、除外されたインストールとアプリ内イベントのポストバックを受け取ることが可能です。

広告不正と検証ルールによって除外された計測データのポストバック

用語

  • 不正イベント: Protect360 によってブロックされたインストールイベントとアプリ内イベント
  • 非準拠のイベント:検証ルールの内容を満たしていないインストールとアプリ内イベント
  • 除外されたイベント:不正なイベントと検証ルールに準拠していないイベント
  • 紐付けを修正されたインストール: 検知・ブロックされたハイジャックインストールの紐付けは、ブロック後に修正され、正しい本来のメディアソースに成果が計測されます。

ポストバック

  • 連携済みパートナーはブロックされたイベントのポストバックをリアルタイムに受け取ることが可能です。
  • その中には、アトリビューションを修正されたインストールに紐付くアプリ内イベントのポストバックは含まれません。
  • 連携済みパートナーは、ブロックされてイベントのポストバックを送信するエンドポイントを指定することが可能です。以下の選択肢から希望のものを選択してください。
    • 単一のエンドポイント:以下のようなパラメータを追加し、通常のインストールとブロックされた各種イベントのポストバック先を1つにまとめる。
      • Block reason (ブロックされた理由)
      • Reject sub-reason(ブロックされた詳細な理由)
      • Reject reason value (詳細な値 / 利用可能な場合)
        例: reject_reason=site_blacklist&reject_reason_value="1123456"
    • ブロックされたイベント専用のポストバックエンドポイント: 専用の構造のエンドポイントで、前述のパラメータ以外に他の任意のパラメータも追加可能。

以下の表で、Reject reason(ブロック理由)とReject reason valueにそれぞれどのような値が入ってくるかと、その詳細を記載しています。

Reject reason Reject reason value 任意設定可能 説明
ctit_anomalies 広告クリックから初回起動までの秒数 x CTIT anomalies(CTIT異常)とは、不可解なCTIT(広告クリックから初回起動までの時間)に基づいてブロックされたクリックが原因です。
store_install_validation N/A x AppStoreとの成果検証に失敗したインストールです。
site_blacklist サイトID x 高い比率/頻度での不正行為によりAppsFlyerがブロックしたサイトIDからのインストールで、AppsFlyer独自のアルゴリズムによって決定されています。
bots N/A x Botに偽装行為をブロックしたインストールです。
click_flood Site ID
or
空欄
x 長いCTITとコンバージョン率の低いインストールが多数発生していたため、AppsFlyerによってブロックされたクラスターからのインストール
behavioral_anomalies N/A x インストール後のアプリ内での挙動に一貫性がなく、異常な挙動が検知された場合のインストールです。
install_hijacking N/A x 不可解なCTIT(広告接触から初回起動までの時間が極端に短いなど)の情報やGoogle Play Server-Side APIの情報を基にブロックされたインストールです。
validation_bots ルール名
もしくは空

 広告主側で定義したルール

validation_hijacking ルール名  広告主側で定義したルール
Reject reasons (ブロック理由)
Reject reason Reject reason value 説明
Inherits from install(インストールから継承) Inherits from install(インストールから継承) 紐づくインストールが、 インストールレベルまたは拒否リストの理由によりフェイクインストールであると判別されました
inapps_bots fake_device_parameters AppsFlyerのアルゴリズムが不正を検知
validation_inapps invalid_event_name 要求または手動で定義された検証ルールに基づく
validation_inapps invalid_event_value 要求または手動で定義された検証ルールに基づく
validation_inapps ルール名 広告主側でマニュアルで定義したルール
アプリ内イベント向けのブロック理由

 重要!

  • 正当なイベントのポストバックと拒否されたポストバックを区別できるようにするには、拒否されたポストバックマクロ(&reject_reason&reject_sub-reason&is-rejected&reject_reason_valueなど)を設定する必要があります。

  • ブロックされたインストール / イベントのポストバックを有効にするには、 パートナーアシスタントウィジェットからAppsFlyerにお問い合わせください。