概要:広告主は検証ルールを使用することで、ルールに則っていないインストール、成果の紐づけ、アプリ内イベントの計測を除外する条件を手動で定義することができます。連携済みパートナー(アドネットワークと代理店)はそのルールを確認でき、またブロックされたインストール、成果の紐づけ、アプリ内イベントに関するレポートを取得可能です。
検証ルールについて
検証ルール:
- カスタマイズした条件とロジックを使用して、ルールビルダー内で広告主によって定義され、どのアプリのインストールやアプリ内イベントを保持またはブロックするかをフィルタリングして選択します。
- 次のような複数のユースケースのさまざまなパラメーターに基づいて構成されます。
- 広告主のキャンペーンにとってターゲット外のインストール(間違った地域やOSバージョンなど)
- アドネットワークと広告主の間で同意したIO(インサーションオーダー)に合致しないインストール
- 不正な配信面やマルウェアによってハイジャックされたインストール
- Bot、エミュレーター、デバイスファームから発生した不正なインストールや不正なアプリ内イベント
- アプリ内イベントに対して定義されたルールは、過去にブロックされなかったインストールに紐づいたイベントにのみ適用されます。
- アドネットワークを含むルールは、そのアドネットワークの担当者にも開示されます(ルールに含まれる他のアドネットワークは表示されません)。
- ルールはリアルタイムで適用され、即座にブロックなどのアクションが実行されます。ブロックされたデータのポストバックを受け取りたい場合には、こちらを参照してください。
- 広告主が Protect360 をご利用の場合、Protect360の自動不正ブロックおよび検知に加えて、追加の検証ルールオプションを利用可能です。 これらの追加ルールは、インストールハイジャック、フェイクインストールやフェイクアプリ内イベントといった不正検出に有効です。
アドネットワークと代理店が利用できる機能
アドネットワークと代理店による検証ルールへのアクセスを管理するルールは、以下の通りです:
- 連携済みパートナーは、自社の媒体に適用されている検証ルールの一覧を閲覧できます。
- そのルールの対象として他の媒体も含まれているかどうかは確認できますが、具体的な他社の媒体名は開示されません。
- 検証ルールが複数のアプリに対して適用されているとき、あるパートナーがそのうちの一部のアプリとのみ計測連携をしている場合、そのパートナーは検証ルールとそのルールが設定されているアプリのみを確認できます。
- 特定の検証ルールをクリックしてその詳細を確認するには、検証ルールを閲覧する権限を広告主から付与してもらう必要があります。
- デフォルト設定では、この権限はOFFになっています。
- OFFの場合もアクセスを要求のボタンをクリックでき、広告主がその通知を受け取ります。
- アドネットワークはルールの作成や編集はできません。
代理店
代理店への追加の検証ルールへのアクセスを管理しているルールは以下のとおりです:
- 代理店は、広告主から検証ルールの追加の権限を付与されている場合、ルールの作成、編集、および削除することが可能です。
- 代理店が編集または削除できるのは、代理店が自身で作成したルールのみであり、広告主が作成したルールの編集、削除はできません。
- Protect360の条件を使って検証ルールを追加するには:
- 広告主がProtect360の機能を契約している必要があります。
- Protect360管理画面とAPIでのローデータへのアクセスを許可するの権限を広告主から付与してもらう必要があります。
- 代理店が連携している複数のアプリに対してルールを作成したあと、広告主によって1つ以上のアプリの連携が解除された場合、そのルールはアプリごとの個別のルールに分割され、連携していないアプリではそのルールは無効化されます。
検証ルールへのアクセス:
- AppsFlyerのサイドメニューから、 設定 > 検証ルールを選択します。
- 検証ルールを確認するために、広告主のアカウントを選択してください。
- すると、広告主によって定義された、ご自身のアドネットワークから生じる可能性のあるトラフィックに対して定義されているルールの一覧が表示されます。
- ルールがどのように機能するのかの詳細については、検証ルール:広告主向けのページを参照してください。
レポート
Protect360:データエクスポート
広告主は、連携済みパートナー(アドネットワーク&代理店)に対して、以下に記載されているレポートを[レポート]>[データエクスポート]からダウンロードできる権限を付与することができます:
- インストール:ブロックされたインストール、またはブロックされたアトリビューションでのインストールを指します。
- ブロック済みアプリ内イベント:ブロックされたアプリ内イベントのことを指します。(広告主がProtect360を契約している必要があります。)
- ブロックされたインストールのポストバックデータは、リアルタイムでご自身のアドネットワークに対して送信されたブロック済みデータのポストバックのレポートを指します。
Blocked Reason と Blocked Reason Value のフィールド(カラム)がレポート内に入力されます。Blocked Reason Valueには、除外の理由となった検証ルールのルール名が記載されます。
検証ルールでブロックされたインストールのポストバック
AppsFlyerの連携済みパートナーは、検証ルールの適用によってブロックされたインストールのポストバックを、リアルタイムに受信することが可能です。
詳細については、担当PDMまでご連絡ください。