概要:アプリをインストールしていない新規ユーザーを、プラットフォームに応じて正しいストア、またはWebページに送信するリンクを作成しましょう。AppsFlyer SDKがアプリにインストールされている場合は、これらのユーザーは、バナーやメール、SMSキャンペーン、ポスター上のQRコードなどのオウンドメディアを含む、正しいメディアの成果として計測されます。
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作業範囲
関係各位 マーケティング担当者のみが必要です。 AppsFlyer SDK がすでにインストールされている場合は、AppsFlyer ダッシュボードを使用してこのガイドを完全に完了できます。デベロッパーがアプリのコードを変更する必要はありません。 |
前提条件
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所要時間 約30 分。 |
結果
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例
マークは、「フィード・ミー」という成功した食料品配達サービスのマーケティング担当者です。マークは、ユーザーベースの電話番号を対象に、フィード・ミーの新しい iOS と Android のモバイルアプリをダウンロードするように促します。アプリをまだインストールしていない登録ユーザーを対象としたSMSキャンペーンを予定しています。ただし、マークはどのユーザーが Android デバイスまたは iOS デバイスを持っているか分かりません。
これを解決するために、マークは OneLink で作成した短縮URLを含むSMSを送信します。ユーザーがその SMS を受信してリンクをクリックすると、自動的に適切なアプリストアまたはランディングページに誘導され、簡単にアプリをインストールすることができます。
これらの新規インストールは SMS キャンペーンの成果として紐づき 、マークはAppsFlyerでSMS キャンペーンの成功を確認できるようになります。
セットアップ手順
次の手順を実行して、カスタムリンクを設定します:
- 各自のデバイスに応じて、正しいアプリストアまたはWebページにユーザーを誘導します。
- クリック/インストールを所有するメディアソースに関連付けします。
1. OneLink テンプレートの作成
OneLink テンプレートは、リンクのコアにあたるルーティングロジックを表します。OneLink テンプレートは、エンドユーザーがクリックできないリンクです。多くのカスタムリンクを生成するための基礎となります。OneLink テンプレートは、ユーザーのリダイレクト方法について、ユーザー各自のプラットフォームに応じて、アプリがインストールされているかどうかに基づいての決定を記録する場所です。
1 つの OneLink テンプレートは、このガイドの後半で説明するように、多数のリンクを作成するための基礎となります。アプリケーションの(テスト以外の)存続期間中に、1つ以上の OneLink テンプレートが必要になることはまれです。
前提条件: AppsFlyer アカウントの管理者であるか、または OneLink テンプレートを追加/編集するための管理者権限を持っている
OneLink テンプレートを作成するには:
- AppsFlyerの管理画面から、エクスペリエンス&ディープリンク > OneLinkカスタムリンクを開きます。
OneLink はアカウントレベルの機能で、すべてのアプリの OneLink テンプレートとそのカスタムリンクを作成できます。
注:テンプレートをまだ作成していない場合、オンボーディングウィザードが開きます。ウィザードの指示に従い、この手順の残りの部分は無視してください。 - OneLinkテンプレートを追加をクリックしてください。
OneLinkテンプレートの設定ページが開きます。
- OneLink テンプレート名の項目に、名前を入力します。
注意
- OneLink テンプレート名には、アプリの名前(例:feed_me)やOneLink のユースケースまたはエクスペリエンス(例:pre_launch_landing_page)を含めることをお勧めします。
- 名前には、キャンペーン名、チャンネル名、メディアソース(これは実際のエンドユーザーリンクではなく、多くのリンクを作成するための基礎となるテンプレートなので)、プラットフォームの名前(Android、iOS、これは複数のプラットフォームが OneLink テンプレートを使う理由であるため)を含めることはできません。
- このテンプレート名は内部でのみ使用されます。マーケティングアトリビューションデータには影響せず、ユーザーには見えません。
- サブドメインフィールドに、サブドメイン名を入力してください。
- ブランドにマッチするサブドメインを選択します。例えば、Webサイトが www.abcd.com である場合は、abcd をサブドメインとして選択してください。
- ユーザーには、このサブドメインがリンクURLの一部として表示されます。例:
https://abcd.onelink.me/RPsv/37e5cd36
. - このテンプレートを使ってカスタムリンクを作成すると、サブドメインは変更できません。
- 小文字、数字、またはハイフン (-) のみを使用してください。
- OneLink は、完全に独自ブランドでのリンクもサポートしています。詳細はこちら
-
Androidアプリ、iOSアプリ、または両方を選択してください。これによりアプリを持っていないユーザーを正しいアプリストアにリダイレクトします。
- Android アプリと iOS アプリを選択した場合は、新規と既存のユーザーをそれぞれの宛先に転送するようにテンプレートが構成されます。
- AndroidまたはiOSのいずれか1つのアプリのみを選択した場合、テンプレートは、すべてのユーザー(iOSとAndroid、新規および既存)を1つの既定の宛先に転送するように構成されます。
- Google PlayにないAndroidアプリを選択した場合、AndroidユーザーがリダイレクトされるURLを入力する必要があります。
- [オプション] Google Play以外のストアにアプリが存在する場合は、サードパーティアプリストアにリダイレクトしてください。他のストアにあるアプリがOneLinkテンプレートで選択したAndroidアプリと同じパッケージ名であることを確認してください。
- [オプション] 別のURLに変更する: 場合によっては、新規ユーザーをアプリストアに直接アクセスさせるのではなく (またはアプリがまだストアに未公開の場合など)、モバイルWebエクスペリエンスに誘導したい場合があるかもしれません。この実装をするには、URLをURLフィールドに入力します。
- アプリがインストールされている場合はスキップしてください。これについては、次のガイドで説明します。
-
[オプション]デスクトップでリンクがクリックされたとき、遷移先を変更します 。
- 場合によっては、デスクトップコンピュータ上でリンクがクリックされることがあります。特に、電子メールやソーシャルメディアから送信される場合です。リンクまでのデスクトップトラフィックが多くなると想定される際、関連するアプリストアではなく、ランディングページやメイン Web サイトのホームページ、あるいは携帯電話上に SMS リンクをリクエストできるページに転送したい場合があるかもしれません。
- デフォルトでは、デスクトップユーザーは、アプリの iOS App Store ページ、または Google Play のアプリページ(iOS アプリが定義されていない場合)にリダイレクトされます。
-
[ オプション] 他のプラットフォームからアプリを選択する
以下について専用アプリバージョンをお使いの場合:- Windows Phone - トグルを有効にしてアプリを選択するか、別のURLに変更します。
- iPad -トグルを有効にして iPad アプリを選択します
- Amazon Kindle Fire -トグルを有効にし、AmazonストアのASINまたはアプリページのURLを追加します。
- OneLink テンプレートを保存(編集済みテンプレートの OneLink テンプレートを更新)をクリックします。
これで OneLink テンプレートが作成され、さまざまなクリック可能なリンクを作成するために使用できます(次のセクションを参照)。
2. ユーザー用のカスタムアトリビューションリンクの作成
OneLink テンプレートの準備ができました!次に、オウンドメディアキャンペーンにユーザー獲得成果を紐づけるためのカスタムリンクを追加します。カスタムリンクを設定して ユーザーと共有するためのURLを取得します。
OneLink テンプレートに基づいてカスタムリンクを作成するには:
- AppsFlyerの管理画面から、エクスペリエンス&ディープリンク > OneLinkカスタムリンクを開きます。
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OneLinkテンプレートを選択してカスタムリンクを追加してください:
- 新しいテンプレート-カスタムリンクを追加をクリックしてください。
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リンクが定義されているテンプレート - カスタムリンクを追加をクリックするか、リスト内のカスタムリンク名をクリックして編集してください。
カスタムリンクページが開きます。
- ショートリンク 項目では、ショートURLのIDを特定の値(例:お客様のブランド名)にカスタマイズするか、デフォルト値のままにしておきます。
-
アトリビューションタブにて、クリックしたユーザーをメディアソース、キャンペーン、チャネル等に紐づけるためのパラメーターを選択できます。
-
キャンペーン名を選択してください(例:summer 2020)。これにより、同じオウンドメディアのメディアソースで異なるキャンペーンを比較できます。
注:入門用や、リンクをテストする目的では、メディアソースに「test」という名前を付けたり、キャンペーンに「getting started guide」などと名前を付けます。 - 提案されたオウンドメディアソースをクリックします(例:SMS) 。あるいはカスタムをクリックして別の名前を設定します。選択した名前はメディアソース名で、クリックしたユーザーのすべてのデータがそこに収集されます。詳細は、最適なカスタムメディアソースの選び方をご覧ください。
- リターゲティングキャンペーンのトグルをスキップします。こちらは以下のガイドで詳細を説明します。
- パラメータを追加をクリックして、広告セット名、広告名、チャンネル、独自のカスタムパラメータ、1 ~5のサブパラメータなどのパラメータを追加してください。これにより、マーケティング活動のより詳細な分析が可能になります。詳細は、追加のパラメーターをご覧ください。
- [オプション] クリックスルールックバック期間の値を変更します。ルックバック期間のカスタマイズを有効にして、スライダーを表示し、ルックバック期間(1~23時間、または1~30日間)を設定します。無効の場合、デフォルト値は7日間です。
- [オプション] 固定のインストール当たりのコストを設定しましょう。インストール当たりのコストを有効にし、新規インストールにかかる費用を占める通貨と金額(小数点以下4桁までの数値のみ)を選択してください。これにより、オウンドメディアキャンペーンのROAS(広告費用対効果)を確認することができます。
-
キャンペーン名を選択してください(例:summer 2020)。これにより、同じオウンドメディアのメディアソースで異なるキャンペーンを比較できます。
-
ディープリンク&リダイレクション と ソーシャルアプリのランディングページ タブ をスキップしてください。
これらは次のガイドでディープリンクを有効にした際に役立ちます。
ただし、アプリページとは異なるURLにユーザーをリダイレクトしたい場合にのみ、リダイレクト&ディープリンクタブにて、カスタムのAndroidとiOSのURLを指定することで実現できます。
注:- OneLinkテンプレートのカスタムURLに既に値が設定されている場合は、これらのカスタムリンクURLによって上書きされてしまいます。
- 許可リンクドメインリストがある場合、このURLのドメインがリストに入っていることを確認してください。
-
リンクを生成をクリックしてください。
リンクに名前を付けるよう促すポップアップが表示されます。 - カスタムリンクの名前を入力してください。
- リンクを生成 をクリックしてください。
ショートリンクとロングリンクが、それぞれに対応するQRコードといっしょに表示されます。
3. テスト
リンクをテストするには:
前提条件:アプリをインストールしていない登録済みのデバイス。
- AppsFlyerの管理画面から、エクスペリエンス&ディープリンク > OneLinkカスタムリンクを開きます。
- テストしたいリンクのアクションアイコンにカーソルを合わせ、URLを取得をクリックします。
- 短縮 URL または長い URL を携帯電話に送信します。次のいずれかを実行できます:
- お使いの携帯電話のカメラまたは QR スキャナーアプリで QR コードをスキャンします。
- リンクを自分宛てにメールまたはWhatsAppで送信し、自分の端末で開きます。
注:iOSのノートや、モバイルブラウザに直接貼り付けたりしないでください。多くの場合、 モバイルオペレーティングシステムは、意図的にこのコンテキストでアプリを開かないようにしています。
- モバイル端末のリンクをクリックします。
プラットフォームによっては、アプリストアやランディングページに移動します。
注 : モバイルデバイス を実際にクリックする必要があります。Javascript や 301/302 リダイレクトでは ユニバーサルリンクや Android アプリリンクをトリガーできません。一部のブラウザでは、基本的なリダイレクトでさえ、これらのメソッドでは失敗します。 - アプリをダウンロードして起動します。
- AppsFlyerのオーバービュー管理画面にて新しいインストールを探します。
メディアソース(例:test)と URL に入力したキャンペーン名でがあるか確認します。
リンクが期待どおりに動作しませんか?トラブルシューティングガイドをご確認ください。
この記事の 3 つの手順をすべて完了したら、完成です!アプリを持っていないすべての新しいユーザーに送信できて、正しいアプリストアに誘導できるリンクを作成しました。
次のセクションにはOneLinkに関するよくある質問と一般的な説明が含まれます。
その他のセットアップ
カスタムインプレッションURLの作成
- オウンドメディア(WebとモバイルWeb)のインプレッションからクリックまでのコンバージョン率を測定します。
- クリックの計測をします。
AppsFlyerはユーザーデバイスのプラットフォームを検知して、それらのクリックを正しいメディソースに紐づけます。
前提条件:動作するOneLinkカスタムロングURL
作業に必要な担当者:
マーケティング担当とWeb開発者
インプレッションのみを測定するためのインプレッションURLを作成する方法:
- AppsFlyerの管理画面から、エクスペリエンス&ディープリンク > OneLinkカスタムリンクを開きます。
- テストしたいリンクのアクションアイコンにカーソルを合わせ、URLを取得をクリックします。
- OneLinkのロングリンクをコピーして編集します。
例:https://go.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&
- 「go」の部分(またはアプリ独自のサブドメイン)を「impressions」に置き換えます。
例:https://impressions.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&
- インプレッションURLをコピーして開発者に送信します。
- Web開発担当者にインプレッションURLをWebサイトのロジックに実装するよう依頼します。
インプレッションURLの用意が完了しました。Webページ上のインプレッション数をカウントできますが、新規インストールは計測できません。ビュースルー計測については、次のステップに従ってください。
インプレッションURLを計測に使用する方法:
- 前述の手順に従って、インプレッションURLを用意します。
- ビュースルーアトリビューションがオン になっていることを確認する。
- [オプション] デフォルトの1日ビュースルールックバック期間 の値を変更したい場合は、
af_viewthrough_lookback
パラメータに新しい値を追加してください。例:af_viewthrough_lookback=5d&
- インプレッションURLをコピーして開発者に送信します。
- Web開発担当者にインプレッションURLをWebサイトのロジックに実装するよう依頼します。
完全なインプレッションURLの例:
https://impressions.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&af_viewthrough_lookback=5d&.sh
SNSプレビューの作成
リンクが共有される際に オープングラフ(OG)タグが使用され、タイトル、説明、画像を含むプレビューが表示されます。
これらのOGタグは、リダイレクト先のウェブURLやアプリストアから自動的に取得される場合があります。しかし、この方法ではプレビューの生成に失敗することがあります。そのため、ソーシャルメディアのプレビューをOneLinkで設定するには、管理画面 > OneLinkカスタムリンク から設定するか、管理画面上でで作成されていないリンクの場合は、OGタグのパラメーターをリンクに追加することをお勧めします。
ソーシャルメディアプレビュー機能は、以下のプラットフォームに対応しています。
- Facebook(投稿、DM)
- Twitter(投稿、DM)
- iMessage
- LinkedIn(投稿、DM)
- LINE
- Telegram
- Slack
- Signal
管理画面 > OneLinkカスタムリンク で独自のソーシャルメディアのプレビューを作成する:
- OneLinkカスタムリンク編集画面で、 SNS共有 タブに移動します。
-
ソーシャルメディア プレビュー セクションで、以下を入力します:
- タイトル
- 説明
- 画像URL
- リンクを更新をクリックします。
リンクにOGタグのパラメーターを追加する (管理画面でリンクが作成されていない場合) :
-
以下パラメータを追加します:
- af_og_title(プレビューのタイトル)
- af_og_description(プレビューの説明)
- af_og_image(プレビューの画像URL)
注意:
- AppsFlyer管理画面外からOGタグパラメータをリンクに追加することも可能です。
- Twitter用に、別のOGタグを追加している場合は、AppsFlyerの通常のプレビューではなくTwitter用のタグパラメータが優先されます。
QRコードのカスタマイズ
OneLinkで生成したQRコードを、以下のようにカスタマイズできます。
- QRコードにロゴを追加する
- QRコードの色を変更する
注:QRコードのカスタマイズはテンプレートレベルで行われ、個々のリンクレベルでは行われません。そのため、カスタマイズした場合は、編集したテンプレートに基づくすべてのQRコードに影響します。
QRコードをカスタマイズする方法:
- AppsFlyerの管理画面から、エクスペリエンス&ディープリンク > OneLinkカスタムリンクを開きます。
- 編集したいテンプレートのアクションアイコンにカーソルを合わせ、QRコードのカスタマイズをクリックします。
QRコードエディターが開きます。 -
ロゴが保存されているURLを入力してください。例:https://yourbrand.com/logo.png
ロゴの仕様:
- PNG または JPG形式
- 背景が透明な正方形または円形
- 最小サイズは400 x 400 px
- 印刷時は最大画像解像度を使用してください
- QRコードの色を設定してください。
- 保存 をクリックしてください。
特性と制限
特性 | 備考 |
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OneLinkの文字 |
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WebページにOneLink URLを投稿 | target="_blank" をHTML href tagに使用すると、Google PlayまたはApple Storeへリダイレクトしません。 OneLinkのURLをhtml a タグの中にtarget="_blank" 属性で配置すると、AndroidとiOSのChromeでは空白のページが開きます。これはOneLinkの機能に影響します。a タグには、このターゲット属性が含まれていないことを確認してください。 |
代理店 |
|
OneLinkテンプレートの追加・編集 | チームメンバーがOneLinkテンプレートを追加・編集するには、 管理者権限 が必要です。 |
OneLinkテンプレート | 1つのアカウントにつき、最大600個のOneLinkテンプレートを利用できます。 |
ソーシャルメディアのプレビュー画像 | 画像タイプがソーシャルメディアプラットフォームでサポートされていない場合は、表示されません。 |
次のステップ
OneLinkガイド 2/4 に従って、リンクをクリックした既存のアプリユーザーをアプリに直接遷移させましょう。