はじめに
モバイルアプリのマーケティング担当者として、あなたは新しい広告ネットワークでの作業を開始する予定です。 新しい広告ネットワークでアカウントを設定しますが、広告ネットワークのインストールとインストール後のイベントを追跡する必要があります。 イケてない昔の時代、これは数週間の開発とテスト時間を必要としました。 当時、ネットワークのSDKを自分のアプリのコードに統合して、インストールやアプリ内イベントを追跡できるようにする必要がありました。
今では、AppsFlyerのSDKとダッシュボードを使用することで、AppsFlyerの4,000以上の連携済みパートナーとモバイルトラフィックトラッキングの設定をわずか数分で設定できます。
このガイドでは、これらの連携済みパートナーのモバイルトラッキングを設定する方法について説明します。
連携済みパートナーの完全なリストを見るには、ここをクリックしてください。
連携済みパートナータブを設定するには、ここをクリックしてください。
What's New?
2018年5月末に、AppsFlyerの連携済みパートナーユーザーインターフェイスが更新されました。 AppsFlyerのダッシュボードを長らくご利用いただいているユーザーの皆様は、連携済みパートナーセットアップウィンドウの変更に簡単に気づくと思います。 重要な新しい変更は以下の通りです。
- 多くのページの読み込み時間が大幅に短縮
- より洗練された、より直感的なユーザーインターフェイス
- 専用のタブとフレンドリーなドロップダウンボックスを使用して手動URL設定を置き換えることで、トラッキングリンクの作成が大幅に簡単に
- クリックスルーおよびビュースルールックバックウィンドウのUI設定(日または時間のいずれかをカバー)
- 費用と広告収入データの設定は、専用のデータエンリッチメントタブにグループ化
連携済みパートナーの一覧
管理画面左メニュー設定の下にある連携済みパートナーをクリックしてください。
このページで以下のことが可能です:
- リスト上に見えているパートナーの確認と選択
- 上部の検索窓を利用した連携済みパートナーの検索
- パートナーのタイプによる検索結果の絞り込み

連携済みパートナーのタイプについて
- 多くの連携済みパートナーは広告主にとって良質なユーザーを獲得することを目指しています。 メディアソースに分類される連携済みパートナーは、アドネットワーク、アフィリエイトネットワーク、ダイレクトパブリッシャー、プロブラマティック広告、中国国内のアドネットワークです。
- 代理店
- 彼らが有する専門知識を活用することで、アドネットワークで良質なユーザーを獲得することが可能です。 Listed agenciesのみが、連携済みパートナーに代理店として表示されます。
- マーケティングパートナー
- 代理店と同様に, マーケティングパートナーは特定のアドネットワークの運用に強みがあり、Facebookマーケティングパートナー, Apple Search Adsマーケティングパートナー、Twitter公式パートナーが該当します。
- リターゲティングネットワーク
- リターゲティングキャンペーンを配信することに特化したアドネットワークです。
- サードパーティプラットフォーム
- マーケティングオートメーションやアナリティクスなど、BI関連の目的に使用されるプラットフォーム
- TV計測
- 発生した新規インストールを、放映されたTVCMにより正確に紐付けることを可能にするパートナー
- 不正検知
- AppsFlyerのProtect360とは異なる、外部の第三者不正防止ツール
パートナータイプのボックスをチェックすると、それらのタイプの結果のみにフィルタリングできます。 [すべてクリア]を押すと、すべての選択がクリアされ、リストにあるすべてのタイプのパートナーが表示されます。
アクティブなパートナーのフィルタについて
パートナーリストでアクティブなパートナーのみを表示するには、パートナーステータスのボックスをオンにします。 アクティブと表示されるのは、アトリビューションが有効になっているか、過去7日間に1回以上トラッキングリンクがクリックされているパートナーです。
パートナー別によるタブ有無
連携済みパートナーを選びクリックすると、パートナーに該当する設定画面が表示されます。パートナータイプごとに4つの設定画面があります。
Partner Type | Integration tab | Tracking Link tab | Data Enrichment tab | Permissions Tab | Notes |
---|---|---|---|---|---|
Media sources | Y | Y | Y | Y | アドネットワーク、アフィリエイトネットワーク、ダイレクトパブリッシャー, プログラマティック広告、中国国内のアドネットワーク、リターゲティングネットワークなど。 SRN(セルフレポーティングネットワーク)についてはTracking Linkタブは空欄となります。 |
Listed Agencies | N | N | N | Y | アドネットワーク機能を持たない代理店 |
3rd Party | Y | N | N | N | 分析やマーケティングオートメーションツール |
Marketing Partners | Y | N | N | N |
Partner Setup Tabs
次のパートナーとのトラッキング設定をご確認ください。
Partner Header

どの設定タブにおいてもパートナーヘッダーは常に画面の上に表示されます。次のことが可能です。
- 正しいパートナーの設定画面になっているかの確認
- 特定のパートナーの設定方法について知ること
- 新規ユーザー獲得以外に可能なパートナーの機能: view-through attribution, retargeting campaigns, cost data and ad revenue
- フィルターを設定したまま、Integrated Partners listに戻ること
- AppsFlyerにパートナー窓口の紹介を依頼すること
Integration Tab (連携)
Integration Tab(連携) はいくつかのセクションに分かれています。パートナーとの連携は様々でパートナーにより異なりますが、通常連携可能なサブセットが表示されます。
General Settings
本セクションはパートナーとAppsFlyerを連携するために使用します。特定のパートナーに関連のあるメッセージもこちらに表示されます。
Partner ID
パートナーによっては、パートナーから広告主に渡される独自のIDでAppsFlyerと連携しています。このIDは app ID, account ID, user ID, network IDなどパートナーによって異なります。
Enable View-Through attribution
ビュースルーインストールを有効化する場合、このトグルをONにしてください。
SRNに関しては、 view-through lookback windowスライダーがこのタブに表示されます。
他のパートナーは、もし設定を有効化にしていない場合でもTracking Linkタブにてスライダーが表示されます(詳細は下記参照)。このトグルがONになっていない場合、view-through lookback windowスライダーの設定は反映されませんのでご注意ください。
Default Postbacks
パートナーとのattribution/integrationが有効になっている場合、AppsFlyerは自動的に、installs、launches、re-engagementsやrejected installsをポストバックできます。このセクションでは、ポストバックを送信するユーザーの経路を設定できます。
"Only events attributed to this partner" はパートナー経由で流入したユーザのみの場合、選択してください。"Events attributed to any partner or organic" は、全てのユーザーベースよりパートナーに送ることができます。
In-App Eventsの設定
このセクションでは、AppsFlyerでのアプリ内イベントをパートナーへのポストバックとしてマッピングできます。
- 必要な場合、Partner IDを再度設定してください。
- In-App Event PostbacksのトグルをONにしてください。
- SDKアプリ内イベントに対して送信のオプションを選んでください。
- Only events attributed to this partner 本パートナー経由のユーザーのみの場合
- Events attributed to any partner or organic 全てのユーザーベースより送信する場合 - Add EventをクリックしてリストにSDKイベントを追加してください。
- 次のパラメータを設定してください。
Parameter Name | Description |
---|---|
SDK Event Name | AppsFlyerが受け取る、SDKかサーバー連携のアプリ内イベント名。 Tip - アプリ内イベント名が表示されない場合、非オーガニックインストールにてアプリ内イベントが発火されているか必ずご確認ください。発火していないアプリ内イベントは表示されません。 |
Partner Event Identifier |
パートナーによって決められる独自の名前やID。 いくつかの例: |
Send Revenue | チェックなし - AppsFlyerはリッチアプリ内イベントのパラメータをパートナーに送りますが、チェックがないと収益に関するパラメータ、af_revenueパラメータだけは送りません。 チェックあり - AppsFlyerは (アプリ内イベントに実装済みの場合)収益に関するパラメータも含めて送ります。 |
Tracking Link Tab
Note that AppsFlyerでは本タブで作成したトラッキングリンクは保存しないためご注意ください。
Note
Facebook, Apple search ads, Adwords, SnapchatなどのSRN(セルフれポーティングネットワーク)では、外部トラッキングリンクを使用しないため、本タブのトラッキングリンクは使用しません。
トラッキングリンクパラメータ本タブはいくつかのセクションに分かれます。
このセクションでは、トラッキングリンクに任意のパラメータを追加できます。
トラッキングリンクにパラメータを追加すると後でドリルダウン分析ができます。すでに定義が決まっているパラメータをこのセクションで追加し、値を入力できます。
- Campaign(キャンペーン) - メディアソース内での異なるキャンペーン名を追加します。
トラッキングリンクパラメータ: c - Adset(広告セット) -メディアソースの特定のキャンペーン内での広告セット名を追加します。
トラッキングリンクパラメータ: af_adset - Ad Name(広告名) -クリエイティブを比較するためなど、メディアソースの特定のキャンペーン、広告セット内での広告名を追加します。
トラッキングリンクパラメータ: af_ad - Site ID and Sub Site ID(サイトID、または、サブサイトID) - 特定のパブリッシャーにインストールをアトリビューションするのにSite IDパラメータを設定できます。パブリッシャー数が多い場合、サイトIDの制限を越えないように、サイトIDの使用数を控えて、サブサイトIDパラメータを使用することをおすすめします。
トラッキングリンクパラメータ: af_siteid and af_sub_siteid - Subscriber Parameters(サブパラメータ) - 5つのサブスクライバーパラメータに値を追加できます。これらのパラメータはパースされ、ローデータレポートの該当カラムに表示されます。データ集約やフィルターなどに役立つ値を入力できます。
トラッキングリンクパラメータ: af_sub1, af_sub2, af_sub3, af_sub4, af_sub5
リターゲティングの設定他のパラメータも新しいパラメータボックスに入力することでトラッキングリンクに追加できます。AppsFlyerで利用できるURLパラメータについては次のサポートページをご確認ください。AppsFlyer's Tracking Link Structure and Parameters
リターゲティングの設定が有効化されると、&is_retargeting=true
がクリックのトラッキングリンクに追加され、 AppsFlyerはトラッキングリンクをリターゲティング用(retargeting)のトラッキングリンクとして識別します。リターゲティングはクリックスルーでは可能ですが、現在ビュースルーでは対応しておりませんのでご注意ください。
トラッキングリンクパラメータ: is_retargeting
リターゲティングの設定を有効化すると次の設定画面が表示されます。
1. Standard Link vs. OneLink
次の条件に当てはまる場合 standard tracking linkを選んでください。
- Deep LinkのURLを使う必要がない
- URI schemesのみdeep linkingに使う予定
次の場合はUse OneLinkを選んでください。
- AndroidおよびiOSアプリの両OSに対応する一つのトラッキングリンク
- UniversalやApp linksにてDeep linkingを使用する
OneLinkを選択するとOneLink URLによる特定のアプリのトラッキングリンクを変更しますのでご注意ください。
2. ディープリンクURL
このフィールドはユーザーをアプリの特定のアクティビティにディープリンクする場合ご使用ください。
トラッキングリンクパラメータ: af_dp
詳細は次のサポートページをご参照ください。deep linking solution in this guide
3. Re-engagement Window
リエンゲージメント発生後、ユーザーのアプリ内イベントがリターゲティングのメディアソースに紐づく期間を設定します。1日から90日間の日単位、1時間から23時間の時間単位、または、LTVの選択ができます。
トラッキングリンクパラメータ: af_reengagement_window
クリックスルーアトリビューション
このスライダーでは、 clickからinstallまでの最大の有効期間が設定できます。ここで決められたlookback window内にクリックがあった場合、インストール(初回起動)がアトリビュートされます。
トラッキングリンクパラメータ: af_click_lookback
詳細はclick lookback windowをご確認ください。
Click Tracking Link
このトラッキングリンクは設定した情報を全て含むトラッキングリンクとなります。
AppsFlyerはトラッキングリンクを保存しないため、作成したトラッキングリンクをコピーし、パートナーに送り入稿してください。
View-Through Attribution Lookback Window
このスライダーでは、 impressionからinstallまでの最大の有効期間が設定できます。 対象となるクリックがなく、ここで決められたlookback window内にインプレッションがあった場合、インストール(初回起動)がアトリビュートされます。
1時間から23時間、または、 1日から7日間に設定できます。
トラッキングリンクパラメータ: af_viewthrough_lookback
詳細はview-through attributionをご確認ください。
Impressions Tracking Link

Data Enrichment Tab
Data Enrichmentタブでは、以下2点のオプションを設定できます(パートナーと連携できている場合のみ)。
1. パートナーから広告のコストデータの取得(クリック及びインプレッションデータを含む場合もあります)
2. パートナーから広告収益データの取得(パブリッシャーの場合)
コストデータの取得
コストデータの連携に対応している場合は、以下が表示されます。
Get Cost DataのトグルをONにすると追加の設定が表示されますので、必要事項を入力してください。
例えば、以下のパートナーでコストデータの連携を設定する場合は、User Name、Secret Key、Password、Account IDを入力する必要があります。
また、トラッキングリンクにコストデータが自動的に含まれているパートナーの場合は、以下の文言が表示されます。
コストデータの連携に対応しているパートナーについては、こちらをご確認ください。
広告収益データの取得
こちらの設定は、パブリッシャーとしてパートナーの広告をアプリ内で表示している場合のみ該当します。この設定をすることによって、ユーザーの流入元別に、広告とのエンゲージメントを計測することができます。
Get Ad Revenue DataのトグルをONにすると追加の設定が表示されますので、必要事項を入力してください。例えば、以下のパートナーで広告収益データの連携を設定する場合は、パートナーのシステムへのログインが必要となります。
広告収益の計測についての詳細は、 こちらをご確認ください。
Permissions Tab
Permissionsタブでは、パートナーへの権限付与を設定できます。パートナーがアドネットワークの場合でも、代理店の場合でも、こちらのタブから権限付与の設定を行ってください。Note: パートナーのアトリビューション設定が無効となっていても、こちらのPermissionsタブは使用可能です。
Ad Network Permissions
以下のトグルでアドネットワークとしてのアプリに対する権限を設定してください。
- Allow to configure integration - Integrationタブの設定を可能にする(In-App Eventsのポストバック設定を除く)
- Allow to configure in-app event postbacks - IntegrationタブのIn-App Eventsのポストバック設定を可能にする
- Allow access to your retention report - リテンションデータへのアクセスを可能にする(パートナーのデータのみ)
- Allow access to your Protect360 dashboard - Protect360データへのアクセスを可能にする(パートナーのデータのみ)<広告主がProtect360に申込みしている場合のみ>
アドネットワークへの権限付与についての詳細は、 こちらをご確認ください。
Agency Permissions
以下のトグルで代理店としてのアプリに対する権限を設定してください。
- Main toggle - ONにすると追加設定が表示されます。
- Allow to configure in-app event postbacks - IntegrationタブのIn-App Eventsのポストバック設定を可能にする
- Allow access to your retention report - リテンションデータへのアクセスを可能にする(代理店のデータのみ)
代理店への権限付与についての詳細は、 こちらをご確認ください。