概要:このページでは、インストールのポストバックは送信せず、特定のアプリ内イベントのみ(たとえば課金イベント)をアドネットワークへポストバックで送信し、CPAのキャンペーンを効果的に実施する方法について記載しています。
はじめに
CPAの広告キャンペーンを実施する場合、アドネットワークは通常のインストールポストバックの代わりに、予めAppsFlyerの管理画面上で設定されたアプリ内イベントのポストバックデータを使用して広告費用の課金を行います。
このとき、一部のアドネットワークではCPAキャンペーンを実施するにあたって、特定のアプリ内イベントのポストバックのみを取得する必要がある場合があり、インストールのポストバックは送信しないように予め設定する必要があります。
これを実現するのは非常に簡単で、AppsFlyerの計測URLにシンプルなパラメータを追加することで実現可能です。ただし、このパラメータで制御するのはアドネットワークへのポストバックのみなので、パラメータを追加したURL経由で発生したインストールは、AppsFlyerの管理画面上ではその媒体の成果として紐付けられ、集計された状態で通常通り表示されますのでご注意ください。
また、アドネットワークとの契約に従いインストール後一定期間内のアクションに対してのみ課金されるキャンペーンの場合には、その一定期間後に発生したイベントのポストバックはアドネットワークへ送信しないように設定することも可能です。
このページでは上記2つケースでポストバックを無効にする方法について記載しています。
重要!
事前にアドネットワーク側との合意が取れていない場合、インストールポストバックの無効化は重大な問題に発展する可能性があります。この機能は、必ず利用開始前にアドネットワークと広告主の双方で同意形成を行った上でご利用ください。
インストールポストバックの無効化
インストールのポストバックを無効化したい場合には、計測リンクにaf_installpostback=false
というパラメータを追加してください。
例
以下の計測リンクから発生したインストールは、インストールポストバックとしてアドネットワークへ送信されなくなります。
http://app.appsflyer.com/com.myapp?pid=network_int&af_installpostback=false&clickid={clickid}&
参考:AppsFlyerで利用可能な計測リンクのパラメータ一覧
インストールのポストバックを無効化できるのは誰?
インストールのポストバック無効化に必要なのは簡単なパラメータの追加のみなので、広告主、代理店、アドネットワークにいずれでも対応可能です。
なお、外部の計測リンクを使用しないSRN媒体の場合にはこのaf_installpostback
パラメータを使用できないため、インストールのポストバックを無効にすることは出来ません。
インストールポストバックを無効にした場合の影響範囲
- 成果が紐付いたメディアソースへインストールポストバックが送信されません。
- Mixpanel、Localytics、Amplitudeといった、サードパーティの分析パートナーへのインストールデータのポストバックも送信されません。(サードパーティの分析パートナー一覧)
- 全インストールのポストバックを受け取る設定にしているメディアソースにもポストバックは送信されません。
- インストールポストバックの ローデータにもデータは含まれません。
アプリ内イベントポストバックの無効化
アドネットワークとの契約により、インストール、再インストール、リエンゲージメント後の一定期間内に発生したイベントに対してのみ課金が発生するケースがあります。その場合、その期間後に発生したイベントのポストバックはアドネットワークにとって無関係です。
一部のアドネットワークでは、AppsFlyerの管理画面上でアプリ内イベントのポストバックを無効にすることができます。そのような場合、アプリ内イベントのポストバック期間の設定項目がパートナー毎の[連携]タブに表示されています。
期間を設定するには:
- 時間単位(時間 / 日 / 月 / ライフタイム)を選択してください。
- スライダーを使って期間を設定してください。
設定期間を過ぎてから発生したアプリ内イベントは、アドネットワークへ送信されなくなります。
この設定期間を過ぎた後に発生したアプリ内イベントのポストバックは送信されず、通知もされませんが、これらのイベントはAppsFlyerの管理画面上では通常通り計測され、対象のアドネットワークの成果として紐付けられます。