概要:ローデータ計測イベントを自社サーバーのエンドポイントにストリーミングできます。
関連記事:
Push API V2.0
Push APIは、AppsFlyer計測とSKAdNetwork計測(計測エンティティ)により生成されたローデータイベントを、広告主のサーバーにメッセージとしてストリーミングします。メッセージタイプとコンテンツを選択し、送信先のエンドポイントを設定できます。
利用できるメッセージタイプ、データ更新頻度および項目は、次のセクションで説明するとおり計測を行うエンティティ(AppsFlyerかSKAdNetwork)よって異なります。
AppsFlyer計測メッセージ
特性 | 詳細 |
---|---|
メッセージタイプの分離 |
例: メッセージには次の項目が含まれています。
この表を使用して、このイベントがオーガニックユーザーのインストールイベントであると判断してください。 |
データの更新頻度 |
メッセージは、AppsFlyerプラットフォームにイベントが記録された直後に送信されます。これは通常数分以内に行われます。 |
メッセージの内容(項目) |
|
タイムスタンプ項目の形式 |
|
計測 context |
メッセージタイプ |
conversion_type 項目 |
campaign_type 項目 |
event_name 項目 |
---|---|---|---|---|
ユーザー獲得 | インストール* | インストール |
非オーガニック:UA オーガニック:organic |
インストール |
ユーザー獲得 | インストール後のアプリ内イベント | インストール |
非オーガニック:UA オーガニック:organic |
広告主が定義したイベント名 |
リターゲティング |
リエンゲージメント | Re-engagement | リターゲティング | Re-engagement |
リターゲティング | リエンゲージメントアプリ内イベント | Re-engagement | リターゲティング | 広告主が定義したイベント名 |
リターゲティング | リアトリビューション | reinstall | リターゲティング | re-attribution |
ユーザー獲得 | リインストール | reinstall |
非オーガニック:UA オーガニック:organic |
reinstall |
リターゲティング | リアトリビューションアプリ内イベント | reinstall | リターゲティング | 広告主が定義したイベント名 |
* ビュースルー計測に紐づく一部のインストールは制限されたメディアソースに紐づいています。 |
表示名 | Push API V2.0での名称 |
---|---|
Selected currency* | selected_currency |
Revenue in selected currency | revenue_in_selected_ currency |
Cost in selected currency | cost_in_selected_ currency |
Device download time selected timezone | device_download_time_selected_timezone |
Attributed touch time selected timezone | attributed_touch_time_selected_timezone |
Install time selected timezone | install_time_selected_ timezone |
Event time selected timezone | event_time_selected_ timezone |
Selected timezone(*) |
selected_timezone |
* これは、APIメッセージが送信される時点で有効なアプリレベルの設定です。 |
SKAdNetwork計測メッセージ
このセクションでは、SKAdNetworkで利用できるメッセージ(レポートタイプ)と、メッセージの識別方法について説明します。このセクションを読み、SKAdNetwork計測のエンドポイントを設定してください。
関連記事:SKAdNetworkローデータ項目。これには、レポートの例も含まれています。Push APIメッセージには、同様の構造と項目があります。
特性 | 詳細 |
---|---|
メッセージタイプの分離 |
例: メッセージには次の項目が含まれています。
「skad_redownload: true」であることから、再ダウンロードイベントであると判断します。 |
データの更新頻度 |
|
メッセージの例 | スプレッドシートには、メッセージの例が含まれています。これらはJSON形式です。SKAdNetworkメッセージの例。 |
メッセージタイプ |
event_name 項目 |
skad_redownload 項目 |
---|---|---|
インストール | af_skad_install |
|
Re-downloads | af_skad_install | TRUE |
アプリ内イベント |
広告主が設定したイベント名 |
広告主が設定したイベント名 |
[近日公開] iOSからのポストバック |
このメッセージでは利用できません |
時々利用できます |
SKAdNetwork計測メッセージタイプの決定フロー
Push APIエンドポイントの設定
注意
次の理由から、Push APIを使用して第三者にデータを送信しないでください。
Push APIを設定するには、次のアクションリストを完了してください。
手順No. | AppsFlyer計測 | SKAdNetwork計測 |
---|---|---|
1 |
既にアクティブなPush APIエンドポイントがある場合は、この手順をスキップしてください。 サーバー側の要件を完了してください。 |
|
2 |
AppsFlyer計測については、Push API計画チェックリストを使用してエンドポイントの設定を計画してください。 |
不適用 |
3 |
サーバー要件(お客様のサーバー)
サーバーが次の要件に準拠していることを確認してください。
エンドポイント URL |
|
エンドポイントのリターンコード | メッセージ受信の際に、エンドポイントは HTTP 200 ステータスコードを返す必要があります。 |
AppsFlyerサーバーをホワイトリスト登録する |
エンドポイントとの通信を確実にするために、自社のファイアウォールとセキュリティシステムにて、AppsFlyerサーバーのIPアドレスを許可リストに追加してください。 |
TLS バージョン |
|
ポート |
ポート:80、443 |
AppsFlyer計測用のPush API計画チェックリスト
- このチェックリストを使用して、AppsFlyer計測のエンドポイント設定を進めてください。図の数字は、チェックリストの行番号を表しています。
- このセクションはSKAdNetwork計測には関係ありません。SKAdNetwork計測の設定をご覧ください。
エンドポイント
No. |
設定 |
詳細 | この列を使って計画した設定を記録してください。 |
---|---|---|---|
1 |
メソッド |
POST または GET |
|
2 |
エンドポイント URL |
- | |
3 | イベントメッセージタイプ |
|
|
4 |
|
必要なフィールドを選択します。
|
|
5 |
アプリ内イベントの種類
|
アプリ内イベントでフィルタリングして、エンドポイントに送信されるトラフィックを減らします。 |
|
Facebookにアトリビューションされたユーザーのデータを送信するつもりですか? |
|
|
AppsFlyer計測エンドポイントの設定
- API 設定を変更できるのは、管理者だけです。チームメンバーは、Push API 設定を見ることができます。

- インテグレーション > APIアクセス を開いてください。Push APIセクションまでスクロールダウンしてください。
- エンドポイントを追加をクリックしてください。
- HTTPを選択してください:POST または GET
- Endpoint URL を入力してください。このURLは安全ではありません というメッセージが表示された場合は、AppsFlyerサポートにお問い合わせください。
- 1つまたは複数のイベントタイプを選択してください。注:アプリ内イベントメッセージが無効になっている場合は、アプリ内イベントは記録されていないことを意味します。
- Push API メッセージを設定するフィールドを選択します。注意:
- 1つまたは複数のイベント(最大52イベント)またはすべてのアプリ内イベントを選択してください。
- リストには、すでに記録されているイベントタイプが表示されます。イベントが見つからない場合は、テストデバイスを使用して、このタイプのイベントを送信します。
- 保存をクリックしてください。
Push APIがアクティブになりました。コンバージョンデータはエンドポイントに送信されます。 - 次の手順を使用して、エンドポイントをテストします。
- Facebookに紐づくイベントを受け取るには、まずFacebookの利用規約に同意する必要があります。(AppsFlyer計測に必要ですが、SKAdNetwork計測では不要です。)
エンドポイントをテストするには、次の手順を実行します。
- テスト送信をクリックしてください。
テスト送信ボタンの下にテスト結果のメッセージが表示されます。
テストメッセージがエンドポイントに送信されます。テストに失敗した場合、AppsFlyer IPアドレスを許可リストに追加しているか確認してください。 - エンドポイントがテストメッセージを受信したことを確認します。
送信されたメッセージのコピーを表示してください。
SKAdNetwork計測エンドポイントの設定
注:アドミンのみがAPI設定を変更できます。チームメンバーは、Push API 設定を閲覧できます。

- インテグレーション > APIアクセス を開いてください。Push APIセクションまでスクロールダウンしてください。
- 計測エンティティでSKAdNetworkを選択してください。
- エンドポイントを追加をクリックしてください。
注:SKAdNetworkエンドポイントをアプリごとに定義できます。 - HTTPを選択してください:POST または GET
- Endpoint URLを入力してください。 このURLは安全ではありません というメッセージが表示された場合は、AppsFlyerサポートにお問い合わせください。
- nullまたは空の項目と関連するキーは送信しません。インポート/解析プロセスを検討する際には、このことを考慮してください。
- 保存をクリックしてください。
Push APIがアクティブになりました。このエンドポイントにデータが送信されます。
その他の手順—エンドポイントの管理
エンドポイントの変更
注:アドミンのみがAPI設定を変更できます。チームメンバーは、Push API 設定を閲覧できます。
エンドポイントの設定を変更する方法:
- インテグレーション > APIアクセス を開いてください。Push APIセクションまでスクロールダウンしてください。
- 変更したいエンドポイントを特定します。
- 修正を行います。
- [保存] をクリックします。
エンドポイントの削除
注:アドミンのみがAPI設定を変更できます。チームメンバーは、Push API 設定を閲覧できます。
エンドポイントを削除する方法:
- インテグレーション > APIアクセス を開いてください。Push APIセクションまでスクロールダウンしてください。
- エンドポイントを削除をクリックしてください。
- [保存] をクリックします。
エンドポイントが削除されます。
エンドポイントを V1.0 から V2.0 に移行
注:アドミンのみがAPI設定を変更できます。チームメンバーは、Push API 設定を閲覧できます。
エンドポイントを V1.0 から V2.0 に移行する方法:
- インテグレーション > APIアクセス を開いてください。Push APIセクションまでスクロールダウンしてください。
- 移行先のエンドポイントを探します。
- Push API メッセージを設定するフィールドを選択します。
- 1つまたは複数のイベント(最大52イベント)またはすべてのアプリ内イベントを選択してください。
- リストには、すでに記録されているイベントタイプが表示されます。イベントが見つからない場合は、テストデバイスを使用して、このタイプのイベントを送信します。
- 保存 をクリックしてください。
- プッシュ API が移行されました。
- コンバージョンデータは引き続きエンドポイントに送信されます。
トラブルシューティング、特性、制限事項
テストメッセージの送信が失敗する
テストメッセージが届かず、IPアドレスでサーバーへのアクセスを制限している場合は、AppsFlyer のすべてのIPアドレスを許可していることを確認してください。
リターゲティングアプリ内イベントの重複
ユーザー獲得リエンゲージメント期間中に、リターゲティングキャンペーンの一環として購入イベントが発生すると、アプリ内イベントのリターゲティングが重複します。これは、ユーザー獲得メディアソースとリターゲティングメディアソースの両方に収益を計上するために行われます。
両方を有効にしている場合にのみ、重複するイベントが発生します。
- インストール後のアプリ内イベント
- リターゲティングアプリ内イベント
アプリ内イベントメッセージの選択が無効になっている
- アプリ内イベントメッセージは、アプリ内イベントが記録された後にのみ選択できます。
- テストデバイスを使用してアプリ内イベントを生成するか、S2S APIを使用して手動で生成します。
Facebookデータの欠落
デフォルトでは、 Facebookの利用規約に同意するまで、Facebookはユーザーレベルのローデータをリリースしません。
規約に同意すると、Facebook から送られるユーザーレベルのデータは Push API を介して送信されます。
送信メッセージが見つからない(CloudFront使用の場合)
エンドポイントとして Amazon CloudFront を使用している場合は、CloudFront が拒否コード 421 でメッセージを拒否しているかどうかを確認してください。この場合には、CloudFront が HTTPS リクエストを処理する方法の選択を参照してください。
エンドポイントのエラーメッセージ
症状:エンドポイントURLを設定すると、このURLは安全ではありません というメッセージが表示されます。
必要なアクション:AppsFlyerサポートに連絡し、アプリID、エンドポイントURL、およびエラーメッセージのスクリーンショットを送信してください。
特性と制限
特性 | 備考 |
---|---|
アドネットワーク | 利用できません |
代理店 | 利用不可 |
アプリ固有のタイムゾーン | サポートされています。 |
アプリ固有の通貨 | サポートされています。 |
サイズ制限 | 不適用 |
オーガニック | はい |
非オーガニック | はい |
データの更新頻度 | 継続的 |
ヒストリカルデータ | サポートされていません。過去のデータを取得する場合は、Pull APIを使用してください。 |
チームメンバーアクセス | チームメンバーはPush APIの設定を閲覧できますが、変更はできません。 |