概要:アドネットワークは、AppsFlyerとの連携の一環として、AppsFlyerから送信されるポストバックの内容とエンドポイントの情報を定義する必要があります。ポストバックは、インストール、アプリ内イベント、リエンゲージメントなど、アプリユーザーのエンゲージメント全般に関連します。
関連する連携済みパートナー向けのポストバックガイド:
アドネットワークへのポストバック
- ポストバックの設定: ポストバック設定の変更をしたい場合には、担当PDMまでご連絡ください。
- ポストバックの種類: ポストバックは、インストールとアプリ内イベント、ブロックされたインストールとアプリ内イベント(Protect360による不正検知、もしくは検証ルールの違反によるもの)において利用可能です。
データソース | 説明 |
---|---|
計測リンクのパラメーター |
クリックURLとインプレッションURL上でパートナーによって提供されたパラメータ 例:計測リンク上のclick IDのパラメータ - "&click_id=CLICK_ID" |
各種Partner ID |
パートナーから広告主へ提供された一意のID 例:app ID, account ID, user ID, network ID |
SDKによる取得情報 |
AppsFlyerのSDKによって端末から取得された情報 例:iOSの広告IDは、ポストバック時に"&IDFA=(idfa)"を使うことで取得できます。 |
Derived byt the AppsFlyer platform |
Information derived by the AppsFlyer platform. |
Protect360と検証ルール | 不正と判定されたインストールと検証ルールを違反したインストール、またそれらに紐付くアプリ内イベントに関する情報 |
ポストバックのマクロ
マクロをポストバックに含めることで、ポストバック時に関連するユーザーデータに自動的に置き換えられます。たとえば、インストール時のユーザーのIPアドレスを取得するには、ポストバックURLに"&ip_address=(ip)
"を追加します。サポートしているマクロは以下の表を参照してください:
以下の表の各列は、それぞれ以下のような内容で構成されています。
-
データソース: データの取得元がどこかを示しています。
- リンク=計測リンク
- SDK=アプリに実装されているAppsFlyerSDK、もしくはServer-to-ServerのAPI
- AF=AppsFlyer側で処理した情報
- Send All:"はい"の場合、そのアドネットワークに紐付けられていないインストールとイベントに関するデータ(オーガニックを含む)も受信できるかどうかを示しています。
- [基本] すべてのポストバック向け:インストール、アプリ内イベント、ブロックされたイベントのポストバックに関連するマクロです。
- [オプション] アプリ内イベントとブロックされたイベント向け:列に記入されているイベント向けのマクロです。(ブロック / アプリ内イベント)
ポストバックマクロ名 | データソース | Send all | 説明 | [基本] すべてのポストバック向け | [オプション]アプリ内イベントとブロックされたデータ向け |
---|---|---|---|---|---|
advertising_id | SDK | はい | ユーザーがリセット可能なAndroidの広告ID=GAIDで、(sha1-advertiserId)も使用可能 | はい | |
app_name | SDK | はい | 広告主が設定したアプリ名 | はい | |
appsflyer_id | SDK | はい | コンバージョン時に記録されるAppsFlyerにおけるユニークID | はい | |
attributed_touch_type | SDK | いいえ | ビュースルーによってアトリビューションが発生したかどうかを示すフラグ (1 =impression、0 =click) |
はい | |
blocked_reason | AF | いいえ | 不正/検証ルールのブロック理由 | いいえ | ブロック |
blocked_reason_value | AF | いいえ | 不正/検証ルールのブロックに関する値(site IDなど) | いいえ | ブロック |
blocked_sub_reason | AF | いいえ | 不正/検証ルールのブロック理由の追加情報 | いいえ | ブロック |
bundle_id | SDK | はい | iOS: 1 アプリまたはアプリのグループを一致させる識別子 (Apple developer bundle IDを参照してください。) Android:アプリ名 |
はい | |
country_code | AF | はい | ISO 3166 (alpha-2) を使用した国コード:US, CN など | はい | |
event_name | SDK | はい | 各イベントに割り当てられたイベント名 | いいえ | アプリ内 |
event_revenue_USD | AF | はい | イベントの値(USD(米ドル)) | いいえ | アプリ内 |
event_revenue | SDK | はい | Event value reported by SDK using event_revenue_currency or currency selected by you. | いいえ | アプリ内 |
event_revenue _currency |
SDK | はい | The event revenue currency code reported in the event or the currency selected by you | いいえ | アプリ内 |
event_time | SDK | はい | イベント時刻 | いいえ | アプリ内 |
event_value | SDK | はい | アプリ内イベントに含まれるvalueの情報は、JSON形式ですべて送信可能です。URLは(encode)のマクロを使用してエンコードされます。 | いいえ | アプリ内 |
idfa | SDK | はい | ユーザーがリセット可能なiOSの広告ID=IDFAで、(sha1-idfa)も使用可能 | はい | |
idfv | SDK | はい | iOS端末において、アプリベンダー毎にユーザー毎に発番される一意の識別子 | はい | |
install_time | SDK | はい | インストールのタイムスタンプ | はい | |
is_attributed | AF | はい | インストールまたはイベントがこのメディアソースに成果として紐付けられているかどうかを示すフラグ | はい | |
is_lat | SDK | はい | 追跡型広告の制限(LAT): iOS:iOS 14以降、 LATの機能はAppleによって廃止されており、代わりにATTを使ってユーザーのプライバシーステータスを判別してください。またその場合、is_latの値は無視してください。iOS14より前の端末でtrueの場合にはIDFAは利用できず、0に設定されます。 Android:trueの場合、そのユーザーは興味に基づく広告をオプトアウトしていますが、その場合でもGAIDの取得は可能です。 |
はい | |
is_primary_attribution | AF | はい |
falseの場合には、"is_retargeting"の項目も参照してください |
いいえ | アプリ内 |
is_retargeting | リンク | いいえ |
"is_primary_attribution"の項目と組み合わせて使用します。詳細については、リターゲティングイベントの二重計測を参照してください。 True(1)の場合、そのイベントはリターゲティングキャンペーンに紐付く形でレポートされ、media_sourceの値もリターゲティング媒体になります。 False(0)でis_primary_attributionもfalseの場合、そのイベントはリターゲティングキャンペーンに紐づきますが、media_sourceの値には元々そのユーザーを獲得した新規獲得媒体が入ります。
|
いいえ | |
language | SDK | はい | 端末OSによって設定され、端末から取得した言語設定(+地域情報) | はい | |
oaid | SDK | はい | 一部のAndroid端末でGAIDの代わりに利用されている、ユーザーがリセット可能なID | はい | |
partner_event_id | AF | はい | パートナーのプラットフォームで発生したイベントと照合するための名前またはID | いいえ | アプリ内 |
platform | SDK | はい | 端末のプラットフォーム: iOS / Android / Windows Mobile |
はい | |
retargeting_ conversion_type |
AF | いいえ | リアトリビューション、またはリエンゲージメントであるかどうかを示すフラグ | リターゲティング限定 | |
app_version | SDK | はい | アプリのバージョン(開発者によってアプリのコードに設定) | はい |
アプリ内イベント専用マクロ
以下の例では、パートナーが利用可能なアプリ内イベントのポストバックについて紹介しています。
例
イベントポストバックのテンプレート"&event=(event)&json=(encode)"が、次の固有の af_purchaseイベントのポストバックに変換されています。
&event=af_purchase&json=%7B%22af_quantity%22%3A1%2C%22
af_revenue%22%3A%2212000%22%2C%22af_currency%22%3A%
22USD%22%2C%22af_content_id%22%3A%221107%22%2C%22
af_content_type%22%3A%22default_type%22%7D%0A
このポストバックのデコードされたJSONの値は次のようになります。
{"af_quantity":1,"af_revenue":"12000","af_currency":"USD","af_content_id":"1107","af_content_type":"default_type"}
エンコードされた値
ポストバックに、 英数字以外の特殊文字が含まれる場合があります。ポストバック時にこれらの値を正しく送信するために、AppsFlyerではポストバック内の英数字以外の値をURLエンコードします。
ポストバックをデコード、もしくはエンコードする場合には、各種エンコードのWebサービスを利用してください。
ポストバックの例
一般的なインストールポストバックの例
http://YourCompanyDomain.com?site_id=(publisher_id)
&advertising_id=(advertiserId)&android_id=(android-id)
&install_time=(install-unix-ts)
http://YourCompanyDomain.com?&site_id=(publisher_id)&
device_ip=(ip)&;idfa=(idfa)&install_time=(install-unix-ts)
一般的なアプリ内イベントのポストバックの例
http://YourCompanyDomain.com?site_id=(publisher_id)&
device_ip=(ip)&advertising_id=(advertiserId)&android_id=(android-id)&
install_time=(install-unix-ts)&event_name=(event-name)¤cy=(currency)&
json=(event-value)
http://YourCompanyDomain.com?clickid=(clickid)&site_id=(publisher_id)&
device_ip=(ip)&idfa=(idfa)&install_time=(install-unix-ts)
&event_name=(event-name)¤cy=(currency)&json=(event-value)
アプリ内イベントのポストバック例
イベントパラメータ:
- イベント名:af_revenue
- イベント収益:120.00
- イベントの通貨設定:USD
- イベントの値(event_value): {"af_quantity":1,"af_revenue":"120","af_currency":"USD","af_content_id":"1107","af_content_type":"default_type"}
ポストバック:
http://YourCompanyDomain.com?clickid=8594845&site_id=click123&device_ip=
38.166.144.142&advertising_id=121sxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-52454bd7500b&
android_id=9aaeecc4455xxxxx&;install_time=1451923560&event_name=af_purchase&
currency=USD&revenue=120.00&json=%7B%22af_quantity%22%3A1%2C%22 />af_revenue
%22%3A%22120.10%22%2C%22af_currency%22%3A%22USD%22%2C%22af_content_id
%22%3A%221107%22%2C%22af_content_type%22%3A%22default_type%22%7D%0A