概要:オーバービュー管理画面はリアルタイムでユーザー獲得(UA)のLTV(顧客生涯価値)パフォーマンスを表示します。
オーバービュー管理画面(新規ユーザー獲得)
言語とサポート
- 言語: ドロップダウンから希望の言語をクリックして管理画面の言語を変更できます。
-
サポート: ヘルプセンターをクリックしてサポート画面を開きます。
- 次のいずれかを実行してください:
- 検索ワードを入力して、AppsFlyerのヘルプセンターで質問の答えを見つけてください。
- Submit a Support Ticket(サポートチケットを提出)をクリックして、サポート担当へお問い合わせください。
オーバービュー管理画面について
オーバービュー管理画面には、ユーザー獲得広告の成果がリアルタイムで表示されます。このデータは、ユーザー獲得日を基準に顧客生涯価値(LTV)で表示されます。
LTV(顧客生涯価値)とは、選択した期間中にアプリをインストールしたユーザーが、現在までに実行したアクションが管理画面に表示されます。インストール日から現在までのアプリ内イベントを含みます。
メインのKPI値
ページ上部のKPIはリアルタイムで更新され、次の内容が含まれます:
- インプレッションとクリックを含むタッチポイント
- インストール
- コンバージョン率(非オーガニックインストール数/クリック数)
- 収益額(成果が紐づくインストール、リインストール、そして関連するリターゲティング収益に関するアプリ内イベント/広告を経由)。
KPIの下に表示される比率は、KPIの傾向を表します。これは選択した期間のデータを前期間と比較した時の変化比率を示しています。例えば、先週のデータを表示している場合、先々週のデータと比較した値が比率として表示されます。
フィルターを使用する
フィルタを使って表示されるデータを絞り込みます。
-
メディアソース: メディアソース一覧には、選択した期間中にクリック、インプレッション、インストールが発生したメディアソースが含まれます。注!データ期間はLTV値です。
- ディフォルトではすべてのメディアソースが選択されています。
- 少なくとも一つのメディアソースを選択してください。
-
地域(国)
- デフォルトでは、全ての国が選択されています。
- 少なくとも一つの国を選択してください。
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LTV期間の選択:アプリのインストール日を選択します。
- アプリインストールの期間を選択してください。
詳細なフィルタのオプション
- その他のフィルタについては、 詳細なフィルタ (
) をクリックします。詳細なフィルタが有効な場合、このフィルタのアイコンの色が緑(
)になります。
- 代理店:特定の代理店経由のトラフィックを確認できます。運用媒体が開示されていない代理店のメディアソースは、代理店名が表示されます。
- キャンペーン:キャンペーンの内訳を表示するには、一つのメディアソースのみを選択します。
- チャネル:広告が配信されるメディアソースが確認できます。
トレンドグラフ
ユーザー獲得トレンドでは、インプレッション、クリック、オーガニックインストール、非オーガニックインストールについての傾向が確認できます。
- 表示するトレンドを選択するには、グラフの下にあるデータ名をクリックします。
メディアソース別の内訳
- メディアソースをクリックし、キャンペーン別のデータを確認できます。広告の階層により、詳細なデータへドリルダウンできます。つまりメディアソース、キャンペーン、広告セット、広告の詳細データです。
インストール、ロイヤルユーザーのLTV値、 LTV収益額の円グラフ
円グラフを使用すると、ユーザーの質をより深く理解できます。
集計パフォーマンスレポート
- 集計パフォーマンスレポートを使用して、トラフィック流入経路のKPIを比較しましょう。
- デフォルトでは、インストール数の上位20のメディアソースが降順に表示されます。表示されるメディアソース数を変更するには、表右下の表示数を変更してください。10、20、50のいずれかを選択できます。
- 一部の列では、各ソースのパフォーマンスが中央値と比較され、色付きの円で示されます。上記の表で、ARPUの列を見ると、色の順番で並び替えられているのがわかります。
- 表を並び替えるには、列のヘッダーをクリックします。再度クリックすると、並び替え順序が逆になります。
- コンバージョン率やロイヤルユーザー/インストール、ARPUなど、一部の列では、列のヘッダーに数値や比率が表示されます。比率は、表に表示される値で構成される加重平均です。
- コンバージョン率の加重値は、インストール数です。
- オーガニックインストールのセッション数には、常にN/Aが表示されます。オーガニックインストールのセッション数を取得するには、コホート分析をご利用ください。
- 特定のメディアソースをクリックしてドリルダウンできます。
- キャンペーンや広告セットをさらに掘り下げて、広告レベルでデータを確認できます。
- 同じキャンペーン名を複数のキャンペーンIDで使用すると、同じキャンペーン名が複数表示されます。
- 表に表示するアプリ内イベントを一つまたは複数選択できます。デフォルトでは、最も発生している上位3つのアプリ内イベントが表示されます。
その他のインサイト
- 最も多く計測されているイベント
- メディアソース毎のアシストインストールの内訳
- インストールの地理的分散
- クリック、インストールなど選択可能なKPIの上位国/地域
広告の階層
広告の階層について
- 広告の階層は、メディアソース、キャンペーン、広告セット、広告で構成されています。
- メディソースの階層は必須です。
- メディアソース以下の階層は任意で、1つ以上のレコードが含まれます。
ドリルダウン
管理画面で、高い階層からデータが取得できている低い階層までドリルダウンできます。現在のレベルに表示される値は、階層の低いレベルからロールアップされます。最も低いレベルでは、レベルのコンポーネント値が表示されます。
ドリルアップ
次の図は、広告セットレベルから最も高い階層のメディアソースまで、インプレッションKPIがどのようにドリルアップされるかを示しています。同様に、広告レベルまでドリルダウンして、特定の広告セットから発生したインプレッション数を確認できます。
繰り越し
広告コストは他の計測データとは別にレポーティングされるため、広告の階層において乖離が起こることがあります。この乖離は、広告コストが、実際の計測イベントよりも上の階層でレポートされた際に発生します。例えば、広告主がメディアソース、キャンペーン、広告セットが指定された計測リンクを使ってキャンペーンを実施するとします。アドネットワークは、連携の仕様上、広告コストをキャンペーンレベルのみでレポートします。
この場合、キャンペーンの広告コストの総額は正確にレポートされます。しかし、コストはそれ以下の階層レベルでは正しく内訳を計測することはできません。この場合は広告セットを指します。ドリルダウンした際に広告費を表示するには、費用は 繰り越され、階層の下のレベルにそのまま表示されます。これにより、広告階層をドリルダウンしつつ、広告費用を適切なコンテキストで確認することができます。この場合、費用はキャンペーンレベルから 広告セットレベルに繰り越されています。広告セットの値はNone と表示されます。以下の例を参照してください。
同様に、チャネルやパートナーでグループ化する場合、広告費は繰り越され、Noneと表示されます。
例: 複数の広告セットがあり広告費が繰り越される場合
広告主がキャンペーンを実施しています。広告の階層は次のとおりです。
- メディアソース: media_eg
- キャンペーン: campaign_eg コスト
- 広告セット:広告セット、 広告セット2
メディアソースに関する次の情報が表示されます
キャンペーン | コスト | インストール |
---|---|---|
campaign_eg | $100 | 100 |
campaign_yy | $200 | 1000 |
campaign_zz | $300 | 2000 |
campaign_egにドリルダウンすると、広告セットレベルが表示されます。
広告セット | コスト | インストール |
---|---|---|
None | $100 | |
adset_1 | N/A | 30 |
adset_2 | N/A | 70 |
この場合、campaign_eg の広告費は$100で、キャンペーン単位で確認できます。広告セットにドリルダウンすると、コストは広告セット単位には割り振られません。なぜならこの媒体が広告セットよりも高い階層で広告費データを提供しているからです。
これを解決するために、AppsFlyerでは広告費をキャンペーンレベルから繰り越して 別の行に表示します。この場合、広告セットは None と表示され、インストール項目は空欄になります。
例: 単一の広告セットがあり広告費が繰り越される場合
以下に示すようにコンポーネントレベルで単一の 広告セットのみが存在する場合、別の行で繰り越し費用を表示するのではなく、その広告セットに広告費が紐づきます。
広告セット | コスト | インストール |
---|---|---|
adset_1 | $100 | 100 |
キャンペーン名が複数回表示されるのはなぜですか?
- 同じキャンペーン名を複数のキャンペーンIDで利用すると、管理画面に同じキャンペーン名が複数回表示されます。これは、キャンペーンIDが空欄の場合にも起こります。
- 結果としてデータが重複しているように見えますが、実際はそうではありません。これを防ぐためには、各キャンペーンIDには一意のキャンペーン名を紐づけてください。