概要:AppsFlyerのData Collaboration Platformは、コマースメディアネットワークと連携するブランドが双方のデータを活用し、キャンペーン成果を最大化するとともに、新たな広告収益源を生み出せる、シームレスかつプライバシー重視のソリューションです。
Data Collaboration Platform(DCP)について
AppsFlyerのData Collaboration Platform(DCP)は、コマースメディアネットワークとブランドが双方のデータの可能性を最大限に引き出せるよう支援する、次世代の高度なソリューションです。安全性とプライバシーを重視した機能により、シームレスなデータ連携を実現します。企業は新たな広告収益源を創出し、目的に応じたカスタムオーディエンスを構築して、さまざまなチャネルで精度の高いキャンペーンを展開できます。
DCPは、ユーザーレベルデータを含む共有データを処理して匿名化されたインサイトを生成します。個々のユーザー情報がAppsFlyerや連携パートナーに開示されないよう、厳重に保護されます。厳格なガバナンスとコンプライアンスを適用し、すべての当事者がアクセスおよび利用ポリシーに合意することで、情報の不正共有や不適切な利用を防止します。パートナーが保有するデータを組み合わせることで、自社データだけでは得られない、より包括的で有用な集約インサイトを活用できます。
14,000以上のグローバルブランドに加え、数千のカスタマーデータプラットフォーム(CDP)、メディアパートナー、データ拡充ツールからなる連携エコシステムを活用し、DCPはデータドリブンなコラボレーションを促進して、より大きな収益と成果につなげます。 DCPは、コマースメディアネットワークとブランドの双方がキャンペーン成果と収益を最大化し、パートナーシップを強化して、競争の激しいデジタル環境で成長できるよう支援します。
Data Collaboration Platform(DCP)では、以下が可能です。
- 専門的な技術知識を持たないブランド側のマーケティング担当者でも、提供されたデータから自らオーディエンスを構築し、サイト内外で広告を配信できるため、新たな収益源を創出できます。
- あらゆるリテールメディアのシナリオで、共同活用するデータに基づくキャンペーン成果をSKU単位の粒度で計測できます。これにより、自社と連携ブランドの双方が、確信を持ってマーケティング投資を最適化できます。
- データの専門家がいなくても、複数のコラボレーションに合わせてデータを再構成・正規化し、機密情報を保護できます。
- IDRプロバイダー、他のクリーンルーム、各種プラットフォームとのシームレスな連携を構築・維持できます。データプライバシーを保護しながら、さまざまなエコシステムへ拡張・適応し、コラボレーションを進められます。
- グローバルおよび各地域のプライバシー規制に準拠しながら、安心してビジネスを成長させることができます。すべてのコラボレーションで、安全かつコンプライアンスに準拠したデータ連携を確保します。
ユースケース
コラボレーションのユースケース例を紹介します。
消費者に合わせたパーソナライズドマーケティング
コマース事業者とブランドの間で匿名化データを共有し、個々の購買行動に基づいて最適化した広告を作成します。
例:ノンエンデミック広告
業種をまたぐコラボレーションの例として、手頃な価格帯のファッションブランドが、スーパーマーケットでおむつを頻繁に購入する顧客(幼い子どもの親や養育者)にアプローチします。幼児向け衣料品の広告を配信します。
例:エンデミック広告
購買意欲の高いオーディエンスへのリーチ例として、フードデリバリー事業者がファストフードブランドと連携します。事業者は、フードデリバリーを注文する多数のユーザー基盤を活用し、ブランドのセール情報を自社アプリ上で直接訴求します。ブランドは露出を高め、より精度が高くパーソナライズされたオーディエンスにリーチできるため、キャンペーン成果の向上につながります。
オーディエンスのセグメント化とエンゲージメント
匿名化された購入履歴や閲覧行動を活用し、「価格を重視する購入者」や「ブランドロイヤルティの高い顧客」など、購買意欲が高いと考えられる顧客セグメントを特定します。
例:ノンエンデミック広告
ブランドが小売事業者と連携し、ランニングシューズをプロモーションします。ブランドは、小売事業者のアプリ内検索で過去7日以内にランニングシューズを検索したものの、購入には至っていないユーザーにアプローチします。
例:ノンエンデミック広告
アパレルブランドがコマースメディアネットワーク(CMN)のホテルチェーンと連携し、南国の旅行先を訪れる旅行者に夏物コレクションをプロモーションします。
DCPの利用開始
DCPの利用を開始するには、以下の手順を実施します。
前提条件
- DCPへのアクセス権が付与されたAppsFlyerのアカウント。
ステップ1 計画
データコラボレーションで実現できることは多岐にわたります。計画時には、以下を検討してください。
- 利用するデータの検討自社と連携候補の目的を踏まえ、コラボレーションに含めると有用なデータを検討します。価値があると考えられる関連データを特定します。
- データを準備し、集約します。
ステップ2 クラウドストレージ環境の設定
クラウドストレージには、コラボレーションで使用するデータソースとオーディエンスが保存されます。クラウドストレージ環境を設定するには、クラウドサービスとDCPの間で受信接続と送信接続を構成します。
- 受信接続は、ソースの作成時に自社のファーストパーティデータへアクセスするために使用します。
- 送信接続は、プラットフォーム内で構築したオーディエンスの出力先として使用します。
クラウドストレージ環境を設定するには:
- クラウドサービスを設定します。
- クラウドサービスをAppsFlyerに接続します。
ステップ3 ソースの作成
ソースとは、Data Collaboration Platform(DCP)に取り込まれる自社のファーストパーティデータを指します。作成したソースは、後から特定のコラボレーターと安全に共有できます。ソースの作成方法を確認してください。
ステップ4 コラボレーションの作成
コラボレーションでは、データの共同活用に必要な一連の作業を行います。コラボレーターを招待し、共有データに対してコラボレーターが実行できる操作を定める権限を設定したうえで、データを共有します。コラボレーションの作成方法を確認してください。
ステップ5 オーディエンスの構築とキャンペーンの実施
次に、自社とコラボレーターが共同活用するデータからオーディエンスを構築し、キャンペーンに活用します。
ステップ6 計測の設定とインサイトの取得
共同キャンペーンの成果を確認するため、計測を設定します。設定後は、コラボレーションダッシュボードでキャンペーン結果を確認できます。
追加情報
Data Collaboration Platformに関する追加情報です。
Data Clean Room(DCR)とDCP
Data Collaboration Platform(DCP)は、オーディエンスの作成や有効化を含むデータコラボレーションの中心的なプラットフォームとして機能します。 DCPは、Data Clean Room(DCR)の高度なテクノロジーを活用し、コラボレーションやオーディエンス管理プロセスにおけるデータのプライバシーとセキュリティを確保します。
主な用語
Data Collaboration Platformに関連して使用される主な用語を説明します。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| オーディエンス | DCP内で、複数のデータセットを組み合わせて作成するセグメント化されたデータファイル。合意済みの権限に基づき、オーディエンスはメディアパートナーで有効化するか、コラボレーターのクラウド接続へ送信して利用します。 |
| データ接続 | ファーストパーティデータが保存されているクラウドサービスへの接続。コラボレーターとデータを共有したり、DCPで作成したオーディエンスを受け取ったりするために使用します。 |
| データソース | DCPで使用するファーストパーティデータファイルの保存場所を指定した構造化フォルダ。プラットフォーム内でデータをクエリし、オーディエンスを構築する際に使用します。 |
| エンデミック広告 | その市場に自然に適合する広告掲載。検索が行われているECサイトで通常販売されている商品を広告する形態を指します。 |
| ノンエンデミック広告 | 小売事業者が販売していない商品やサービスであっても、その顧客やニーズに関連・補完するブランドの商品・サービスを訴求するために、小売事業者の広告枠を売買する手法。 |
| オンサイト/オフサイト広告 | 企業が自社のデジタルプロパティ上で行う広告施策(オンサイト)と、外部のプラットフォームやWebサイトで行う広告施策(オフサイト)の区別。 |