概要 :広告主がAppsFlyer上で、連携済みパートナーの計測とポストバックを有効にする方法について記載しています。
連携済みパートナーは、パートナーの有効化設定がONになって保存されている場合にのみ、成果が紐付けられポストバックも送信されるようになります。デフォルト設定はOFFなので注意してください。
このパートナーの有効化設定は、連携済みパートナーが成果を計測しポストバックを受け取れるかどうかを左右します。この設定は次の表で説明するように、AppsFlyerでのデータの記録方法にも影響するので、正しく理解してください。
パートナーの有効化設定の影響範囲
有効 | 無効 (デフォルト設定) | |
---|---|---|
新規インストール |
|
|
新しいコンバージョンからのイベント* |
|
|
無効化前に発生したコンバージョンに紐付くイベント |
|
|
広告クリック |
|
|
*コンバージョンには、インストール、 リエンゲージメント、およびリアトリビューションが含まれます。
パートナーの有効化
デフォルト設定では、連携済みパートナーはAppsFlyer上で無効になっています。
つまり、パートナーのキャンペーンからのインストールは、そのパートナーがAppsFlyer上で有効化されない限り成果を紐付けられません。
パートナーを有効化するには:
- 管理画面左メニューの連携済みパートナーをクリックしてください。
- 各パートナーの連携タブに移動してください。
- パートナーを有効にするの設定をONにしてください。
- 保存をクリックしてください。
- 有効化が反映されるまでに、最大で90分かかる可能性があるので注意してください。
注意!
[パートナーを有効にする]のトグルを、キャンペーン計測を一時停止したり無効にしたりする目的では使用しないでください!
パートナー連携を無効にすると、配信中のキャンペーンに修復不能な不具合が生じることがあります。
パートナーを有効化できるのは?
-
広告主は、以下パートナーの有効化を設定できます。
- 直取引をしているアドネットワーク
- SRN媒体 (代理店経由で出稿する場合も含みます)
- 代理店が有効化できるのは、非SRN媒体のみです。
- パートナーアカウントが確認できるのは、広告主アカウント上での設定状況のみです。
広告ネットワークのタイプ |
広告主 |
代理店 |
アドネットワーク |
---|---|---|---|
SRN |
代理店のものも含め |
広告主の設定状況のみ閲覧可 |
広告主の設定状況のみ閲覧可 |
非セルフレポーティングネットワーク(Non-SRN) |
各媒体の有効化作業を実施 |
各媒体の有効化作業を実施 |
広告主の設定状況のみ閲覧可 |
無効パートナーからのトラフィックの取り扱い
パートナー無効化後に発生したクリックによって発生したインストールは、パートナーに紐づけられません。これらのインストールは以下のいずれかとして処理されます。
- オーガニック
- ルックバック期間内でまだ有効な場合には、他の広告接触。
パートナーが有効な間に広告接触し、パートナーが無効になった後に初めてアプリを起動したユーザーの扱いは以下の通りです。
- SRN媒体 (例:FacebookやGoogleAdsなど):パートナーに成果は紐づきません。
-
非SRN媒体 :AppsFlyer上ではインストールおよびその後のアプリ内イベントはすべてそのパートナーへ紐づけられますが、それらのポストバックは一切パートナーへ送信されません。
そのため、非SRN媒体を無効化した後はそのパートナーに紐づくインストール数は急激に減少していきますが、パートナーのルックバックウィンドウ(通常7日間)が完全に終了するまではインストールが計測される可能性があります。
マーケティングと分析パートナーの設定
FMPなどのSRNのマーケティングパートナーや、Mixpanelなどの分析パートナーも、ポストバックを受け取るためには有効化が必要です。
無効化すると、ポストバックは送信されなくなります。
コストデータ
いくつかのパートナーは、AppsFlyerとAPIを使ったコスト連携をサポートしています。このようなパートナーの場合、無効になった後もAppsFlyerは引き続きコストデータを(通常はインプレッション数とクリック数のデータも一緒に)取得し続けます。
コストデータの停止の詳細については、こちらをクリックしてください。
パートナー管理画面
パートナーは有効なパートナーの設定を読み取り専用モードで確認できます。パートナーが広告主から媒体設定の変更権限を付与されていたとしても、パートナーの有効設定については変更することができません。
パートナーは、広告主アカウント上で行われた連携設定は確認することができますが、代理店アカウント上で行われた設定については確認できません。そのため、広告主ではなく代理店がパートナーの有効設定をONにした場合、アドネットワークから見るとこのセクションは非アクティブと表示されますが、代理店アカウント上ではアクティブになっています。
代理店の有効化
広告主は、代理店に権限を付与して該当アプリに関する作業ができるようにする必要があります。
- 代理店の連携設定画面にて、 権限タブに移動してください。
- 代理店権限を有効にしてください。
- (任意)代理店アカウントへの追加の権限付与
- メディアソースの連携設定については以下設定が必要です。
- 非SRN媒体: 代理店側で各パートナーの連携を有効にする必要があります。
- SRN媒体:広告主側でパートナーの連携を有効にする必要があります。
広告主がSRNの連携を無効にしている場合、代理店アカウントにそのSRN媒体経由のインストールを紐づけることは一切できません。
有効化されていない代理点からのトラフィックの取得
広告主がアクセスを許可しない限り、トラフィックを代理店に紐づけることはできません。
代理店へのアクセスが無効になっている場合:
- 代理店はAppsFlyerの管理画面のアプリにアクセスできません。
- 新しいインストールやイベントは代理店に紐づけられません。
- ポストバックは、代理店が使用するメディアソースには送信されません。
- 代理店を無効にする前のコンバージョンからの新しいイベントは、紐づけとともに広告主の管理画面に表示されますが、ポストバックはメディアソースに送信されません。
有効化されていない代理店の事例
次の事例では、広告主が代理店への権限付与を削除/解除した後に送信され続けるトラフィックで何が起こるかを説明します。
事例1: 非SRNと代理店のキャンペーン(計測リンクパートナー)
結果:まだルックバックウィンドウ内にある場合、 トラフィックはオーガニックまたは以前のエンゲージメントに紐づけられます。 代理店は紐づけられません。
事例2: SRNと代理店のキャンペーン
結果:トラフィックは広告主の管理画面上のSRNに紐づけられますが、代理店には紐づけられません。
事例3:TencentまたはGoogle Ads iOS Searchでの代理店キャンペーン(AppsFlyerが、計測リンクからのクリックを受け取るだけでなく、パートナーAPIにクエリを送信する場合)
結果:まだルックバックウィンドウ内にある場合、 トラフィックはオーガニックまたは以前のエンゲージメントに紐づけられます。 代理店は紐づけられません。