コストETL — 粒度の細かいキャンペーンコストデータをバケット経由で取得

プレミアム機能

概要:AppsFlyer ROI360の一部であるコストETLは、メディアソースごとに利用可能な最高の粒度を持つキャンペーンコストデータを広告主に提供します。毎日4回更新されるデータは、広告主のBIシステムに格納できるようクラウドサービス経由で格納できます。

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コストETLについて

AppsFlyer ROI360の一部であるコストETLは、メディアソースごとに利用可能な最高の粒度を持つキャンペーンコストデータを広告主に提供します。毎日最大4回、データが更新され、Data Lockerクラウドサービスに配信され、広告主のBIシステムにロードする準備が整います。

広告主は、一度に複数のクラウド接続先にレポートを簡単に格納できます。例えば、あるクラウドサービスから別のクラウドサービスに移行する際、データが複数のサービスで同時にアクセスできるため、各作業を簡素化・強化できます。

キャンペーンのコストデータは次のように書き込まれます:

  • コストデータの表示、転送、およびシステムへのロードを行うためバケットへ配信されます。
  • コストETLに含めることを選択したすべてのアプリにおいて、1日あたり、1バージョンあたり 
  • 1日4回まで(データ鮮度:日中
  • 当日と過去6日間(本記事では7日間と表記)のほか、14日目、29日目、88日目も同様に配信できます。データロードプロセスでは、この点を考慮に入れてください。  
    • 例:2024年10月14日の場合、ファイルには10月14日(当日)、10月13日(1日遡り)、10月12日(2日遡り)、10月11日(3日遡り)、10月10日(4日遡り)、10月9日(5日遡り)、10月8日(6日遡り)、9月30日(14日遡り)、9月15日(29日遡り)、7月18日(88日遡り)のデータが含まれています。
    • 過去にさかのぼったデータにより、コストデータレポートの更新や訂正が可能になります。
  • アトリビューション、クリック、インプレッションと一致したコスト
    注意:
    • 過去7日分のデータは、メディアソースから新たに取得したものです。14日目、29日目、88日目のデータは再処理しています。
    • コストデータのみ遡及して更新され、アトリビューションデータは更新されません。

サンプルファイルはこちら 

注意: 

  • 提供されたサンプルは、データをチャネル別に分類したエクセルファイルです。コストETLファイルはパーケットファイルとしてバケットに送られます。 
  • レポートのディメンションと指標の詳細は、ファイル項目テーブルを参照してください。分析ニーズに最も適したディメンションを使用してください。メディアソースにより異なる場合があります。

レポート詳細

ディレクトリとファイル名の構造

バケットに書き込まれたデータは、ディレクトリとファイル構造が記述されています。

  • コストETLがディレクトリへの書き込みを完了すると、成功ファイルを作成してフラグが設定されます。これが、常にディレクトリ内の最新のタイムスタンプになります。 
  • フォルダ/ファイル数は、次のとおりです:
    • 概要:1日4バージョンまで。
      • 各バッチフォルダには、7日間のデータを含むParquetファイルが含まれています。
    • 地域(国)またはチャネル別のレポート:各レポートには、1日あたり最大4つのバージョンフォルダが含まれます。
      • 各バッチフォルダには、番号付けが1から始まるデータを含むParquetファイルが含まれています。
    • [Closed Beta] すべてのコスト:地域(国)ディメンションに基づき、1日4ファイルまで収録。

Data Locker接続ディレクトリ構造

///t=/dt=/v=<1/2/3/4>/

変数 コンテンツ
client-bucket クラウドサービスで設定されているバケット名
DL-generated-partition ユニークなパーティションを生成
connection-name Data Lockerのセットアップ時に定義された接続名
t 特定のレポートの名前。以下いずれか:
  • cost_etl_summary
  • cost_etl_geo
  • cost_etl_channel
  • Closed beta cost_etl_all_cost_geo
dt
  • レポート日付、つまりレポートが送信された日付。
  • YYYY-MM-DD
v
  • 1日ごとのレポートの時系列バージョン(最大4つの日次レポートが可能)
  • 1-4の整数
Parquet file number
  • 00000から始まる番号
  • 例: part-

コストETL接続ディレクトリ構造

/cost_etl/version/dt=/b=//

変数 コンテンツ
advertiser_bucket_name コストETL設定で定義された通り: af-xpend-cost-etl-<af-account-id>-[your bucket name suffix]
cost_etl この値は常に「cost_etl」です
version コストETLのバージョン
date

コストの日付

形式: yyyy-mm-dd

batch 数値 1-4
ディメンション Data dimension:
  • geo(国)
  • channel
file_name
  • summary
  • all-cost
Parquet file number
  • 00000から始まる番号
  • 例: part-

例:2020年6月23日の最初のデータ抽出では、ディレクトリとファイル名の構造は次のようになります:/bucket-name/cost_etl/v1/dt=2020-06-23/b=1/geo/part-00001

ファイル項目

フィールド / ディメンション

フィールド 備考 常に記入 形式 サマリーファイルに含まれる
date メディアソースによってレポートされたコストの日付 はい String yyyy-mm-dd
app_id AppsFlyerプラットフォームのアプリID はい 文字列
media_source 広告が表示すれたメディアソース はい 文字列
os 端末のOS / 想定値:
  • android
  • windowsphone
  • ios
はい 文字列 -
agency 広告を配信する代理店 いいえ 文字列 -
campaign 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列 -
campaign_id 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列 -
adset 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列 -
adset_id 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列 -
ad 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列 -
ad_id 広告階層のコンポーネント いいえ 文字列
ad_account
  • コストデータが取得される広告アカウント
  • oAuth(認証情報でのログイン)を使用して連携したネットワーク(例: GoogleやMeta)に関連します
いいえ 文字列 -
currency AppsFlyer管理画面のアプリ設定画面で設定された通貨 はい ISO-4217 に準拠した3文字の文字列
original_currency コンバージョン前にネットワークから報告されたコストの通貨 はい ISO-4217 に準拠した3文字の文字列 -
timezone
  • AppsFlyer管理画面のアプリ設定画面で設定されたタイムゾーン
  • 広告媒体によって、AppsFlyerで設定されているものとは異なるタイムゾーンでデータをレポートすることがあります。このデータポイントは、AppsFlyerとネットワーク間のコストの乖離の一因になります。
はい 文字列  -
geo(国) 広告階層のディメンション いいえ ISO 3166に準拠した2文字の文字列
channel 広告階層のディメンション いいえ 文字列 -
keyword_term ユーザーがオンライン検索に使用する単語 はい 文字列  -
keyword_id ASAキーワード用語のID はい 文字列 -
site_id パブリッシャーID いいえ 文字列  -
campaign_objective キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 文字列  -
cost_model キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 文字列  -
af_cost_model AppsFlyerによってマッピングされ正規化されたコストモデル。キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 文字列  -
bid_strategy キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 文字列  -
af_bid_strategy AppsFlyerによってマッピングされ正規化された入札ストラテジー。キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 文字列  -
bid_amount キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 整数 -
original_bid_amount キャンペーンプロパティのコンポーネント。詳細はこちら いいえ 整数 -

指標

フィールド 備考 常に記入 形式 サマリーファイルに含まれる
Impressions
  • AppsFlyerにより計測
  • UA(新規インストール)とリターゲティングの両方を含む
  • エンゲージビューを含みます。

はい。

特定の指標で使用可能な値がない場合は、0が入力されます。

整数
clicks
  • AppsFlyerにより計測
  • UA(新規インストール)とリターゲティングの両方を含む
  • エンゲージクリックを含みます。
整数
reported_impressions メディアソースにより計測 整数
reported_clicks メディアソースにより計測 整数
installs AppsFlyerにより計測 整数
reported_conversions メディアソースにより計測 整数  
re_engagements AppsFlyerにより計測 整数
re_attributions AppsFlyerにより計測 整数
cost 支出額(設定されている場合は代理店手数料を含むグロスコスト) 値(Value)
original_cost アドネットワークによってレポートされたコスト - 通貨換算前のネットワークによってレポートされた通貨(関連する場合はAppsFlyerによって計算された代理店手数料が追加されます) 値(Value)  -
impressions_discrepancy
  • アドネットワークとAppsFlyerでカウントされる乖離
  • 以下の場合は、この指標は無視されます:
整数 -
clicks_discrepancy
  • アドネットワークとAppsFlyerでカウントされる乖離
  • 以下の場合は、この指標は無視されます:
    • コストとアトリビューションが一致していない場合
    • アドネットワークが、 レポートされたクリックに対応していない場合
整数 -
installs_discrepancy
  • アドネットワークとAppsFlyerでカウントされる乖離
  • 以下の場合は、この指標は無視されます:
整数 -
fees 通常の広告コストに加えて代理店が請求する手数料。AppsFlyerにより計測 はい 整数 -
cost_without_fees 代理店手数料を差し引いた金額。AppsFlyerにより計測 はい 整数 -
original_cost_without_fees アドネットワークからレポートされた、広告代理店手数料を含まないオリジナルコスト はい 整数 -
ctr
  • クリック率。AppsFlyerにより計測
  • 数式:クリック ÷ インプレッション

 

 

 

 

いいえ

整数 -
cvr
  • コンバージョン率。AppsFlyerにより計測
  • 数式:インストール ÷ クリック
整数  -
ecpm
  • AppsFlyerにより計測
  • 数式:(コスト ÷ インプレッション) x 1000  
整数 -
cpi
  • AppsFlyerにより計測
  • 数式:コスト ÷ インストール
整数 -
ccvr
  • コンバージョン当たりのコスト
  • 数式:コスト ÷ (インストール数+リアトリビューション+リエンゲージメント数)
整数 -
cvvr
  • 動画の視聴完了率。AppsFlyerにより計測
  • 数式:動画の再生完了数 ÷ インプレッション数
整数 -
reported_cvr
  • レポートされたコンバージョン率
  • 数式:レポートされたコンバージョン ÷ レポートされたクリック
整数 -
ecpc
  • AppsFlyerにより計測
  • 数式:コスト ÷ クリック数
整数 -
video_25p_views 動画25%再生。アドネットワークによりレポートされます。 整数 -
video_50p_views 動画50%再生。アドネットワークによりレポートされます。 整数 -
video_75p_views 動画75%再生。アドネットワークによりレポートされます。 整数 -
video_completions アドネットワークによりレポートされます。 整数 -

手順

コストETLの設定

この設定手順は、アドミン(管理者)ユーザが行う必要があります。

はじめる前に

ETLセットアップの前提条件:

  • AppsFlyerがデータの書き込みを許可するように設定されたクラウドサービス。つまり、以下のクラウドサービスのいずれか1つ以上をセットアップする必要があります:
  • コストETLの設定を完了するには、 AppsFlyerの管理者権限とAppsFlyer管理画面へのアクセス権限が付与されている必要があります。

AppsFlyerAdmin_us-en.png コストETLを設定する: 

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー エクスポート > コストETLへ移動します。
  2. データ接続を選択または設定します:
    • すでにデータ接続が設定されている場合は、接続ドロップダウンでコストETLに必要な接続を選択します。
       
    • まだデータ接続をお持ちでない場合は、Data Lockerの +新規接続をクリックし、そこで接続を作成してください:
       
      1. 接続に名前を付けます。
         
      2. クラウドサービスのデータ保存先の選択してください。次のいずれかを実行してください:
        • S3を選択します。
           
          1. AWS S3バケット名を入力します。プレフィックス af- は必須であり、手動で入力する必要があります。
          2. 接続テストをするをクリックしてください。
          3. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          4. この接続をAdobe Experience Platformと互換性を持たせるかどうかを選択します。
          5. 保存をクリックしてください。
          6.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
        • GCSを選択します。
           
          1. GCSバケット名を入力します。
          2. 接続テストをするをクリックしてください。
          3. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          4. この接続をAdobe Experience Platformと互換性を持たせるかどうかを選択します。
          5. 保存をクリックしてください。
          6.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
        • ベータ版Azureを選択します。
           
          1. 接続名ストレージアカウント名キーを入力します。
          2. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          3. この接続をAdobe Experience Platformと互換性を持たせるかどうかを選択します。
          4. 保存をクリックしてください。
          5.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
        • [Beta] Yandexを選択します。
           
          1. バケット名アクセスキーシークレットキーを入力します。
          2. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          3. この接続をAdobe Experience Platformと互換性を持たせるかどうかを選択します。
          4. 保存をクリックしてください。
          5.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
        • BigQueryを選択します。
           
          1. BigQueryプロジェクトIDとデータセット名を入力します。
          2. 接続テストをするをクリックしてください。
          3. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          4. 保存をクリックしてください。
          5.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
        • Snowflakeを選択してください。
           
          1. Snowflake地域とアカウントIDを入力します。
          2. 接続テストをするをクリックしてください。
          3. バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
          4. 保存をクリックしてください。
          5.  コストETLセットアップで、接続ドロップダウンで、作成したクラウドサービスを選択します。
  3. 次へをクリックしてください。
     
  4. レポートのバージョンスケジュール(UTC)を設定:
     
    1. 毎日受信するレポートの数(1、2、3、4)を選択します。 
    2. レポートを受け取る時間を選択します。詳細はこちら
    3. 次へをクリックしてください。
  5. レポートの詳細を設定する: 
    1. ピボットに含めるアプリを1つ以上選択します。今後追加されるすべてのアプリを選択すると、自動的に今後追加するアプリも含まれるようになります。
       
    2. 受信するレポートを2つ以上選択する:
       
      • まとめより簡単で迅速な消費のために高レベルのデータを提供する一般化されたレポート。デフォルトでは無効になっています。 
      • Geo:同レポートに含まれる全メディアソースの地域別データ。例えば、Google Adsのデータは、さらに地域別に分類されています:USA, Canada, Franceなど
      • チャネル:同レポートに含まれる全メディアソースのチャネル別データ。例えばGoogle広告の場合、データはYouTube、ショッピング、SERP、Gmailごとにさらに細分化されます。
      • [Closed beta] すべてのコストレポート:地域ディメンションに基づいています。AppsFlyerに追加されていないアプリ/プラットフォームを含む、すべてのプラットフォームでのすべてのマーケティング活動のコストデータが含まれます(この場合、アプリIDは不明とマークされます)。
    3. レポートに含めるディメンションを選択します。注意:Geoレポートの受信を選択した場合、デフォルトでGeoディメンションが含まれます。チャネルレポートの受信を選択した場合、デフォルトでチャネルディメンジョンが含まれます。 
       
    4. レポートに含める指標を選択します。 
       
  6. 適用をクリックします。

接続の編集または変更

接続を編集または変更することで、データを別の(または追加の)場所に送ることができます。 

注意:既存の接続に切り替えた後、以前のコストETL接続に戻すことはできません。

接続の編集

接続の詳細を編集する:

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー エクスポート > コストETLへ移動します。
  2. データ接続セクションで:
    • Data Locker接続の場合、接続ドロップダウンで編集したい接続にカーソルを合わせます。接続の詳細が表示されます。Data Lockerの編集をクリックします。
       
    • コストETL接続の場合は、接続詳細ドロップダウンをクリックします。接続の詳細が表示されます。
       
  3. 画面の指示に従って、接続の詳細を編集します。
  4. プロンプトが表示されたら、変更を保存 または 適用をクリックします。

Data Lockerの接続を変更する

Data Lockerの接続を別の接続に変更する:

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー エクスポート > コストETLへ移動します。
  2. データ接続セクションで:
    • すでにData Locker接続が設定されている場合は、接続ドロップダウンでコストETLに必要な接続を選択します。
       
    • ご希望のData Locker接続がまだ設定されていない場合は、Data Lockerの+ 新しい接続をクリックし、そこで接続を作成してください。その後、コストETL設定に戻り、接続ドロップダウンから選択します。
       
  3. 変更を保存をクリックします。

コストETLからData Locker接続への変更

はじめに:

  • Data Locker接続に切り替え後は、以前のコストETL接続に戻すことはできません。
  • Data Locker接続に切り替えると、パス構造が変更されることに注意してください。

非推奨のコストETL接続からData Locker接続に変更するには

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー エクスポート > コストETLへ移動します。
  2. データ接続セクションで、Data Locker接続をクリックします。
      
  3. Data Lockerの接続を設定するには、以下のいずれかを行ってください:
    • すでに必要なデータ接続が設定されている場合は、接続ドロップダウンでコストETLに必要な接続を選択します。
       
    • ご希望のデータ接続がまだ設定されていない場合は、Data Lockerの +新しい接続をクリックし、そこで接続を作成します。その後、コストETL設定に戻り、接続ドロップダウンから選択します。
       
  4. 変更を保存をクリックします。

AWSオブジェクトの所有権

AWSでは、デフォルトで、AppsFlyerがオブジェクトをバケットに書き込む場合、そのオブジェクトのオーナーはAppsFlyerです。データ取り込みプロセスによっては、デフォルトの所有権をあなた(バケット所有者)に変更する必要がある場合があります。  

自社バケットのオブジェクトの所有権を変更する方法

  1. AWS Management Consoleにサインインし、Amazon S3 console https://console.aws.amazon.com/s3/ を開いてください。
  2. Bucketsリストにて、S3 Object Ownershipを有効にしたいバケット名を選択してください。
  3. 権限タブへ進んでください。
  4. Object Ownership Edit をクリックしてください。 
  5. Bucket owner preferred を選択してください。
  6. 保存をクリックしてください。

ベストプラクティス

レポート購読

レポートのスケジュール設定により、必要な時に新鮮なデータを入手することができます。 

レポートのスケジュールを選ぶ際には -  

  • BIシステムでデータ処理を開始する時刻にできるだけ近いレポートを取得する時刻を選択します。
  • 前日のデータを他より遅れて提供するアドネットワークがある場合は、そのアドネットワークのデータが準備できた時点で追加レポートを設定します。

データの上書き

データを取得し分析する際は、特定の日付とバッチのデータを取得するか、全ての過去のデータを現在のバッチのデータで上書きすることをお勧めします。そうしないと、同じデータが繰り返し表示される可能性があります。

例:2月20日のバッチ1には2月14-20日のデータが含まれています。しかし、2月19日に書かれたバッチにも、2月14日~2月19日のデータが含まれています。2月19日に受信した以前のデータを、直近の2月20日のバッチで受信したデータで上書きします。

地域 vs. チャネル

全てのネットワークが全てのディメンションのデータを一緒に提供しているわけではありません。Meta Adsの地域データやチャネルデータは、その代表的な例です。2つの別々のデータセットが提供されるのは、このためです。地域データセットには地域データが、チャネルデータセットにはチャネルデータが含まれることが保証されています。

多くの場合、大部分のメディアソースでは、地域とチャネルデータは同じになります。そのため、ビジネスニーズに応じて、いずれかのデータセット(地域またはチャネル)を取り込んでください。

メディアソースとの連携に関する契約にチャネルが含まれておらず、チャネルが空白の場合、そのデータにチャネルが含まれているものとして扱います。

集計データ

コストETLは、アドネットワークから抽出できる最も粒度の細かい、柔軟なデータを提供します。このような膨大な量のデータから実用的なインサイトを引き出すには、ビジネスニーズに最適な方法でデータを集約することをお勧めします。例えば、キャンペーンおよび国レベルでコストデータを理解する必要がある場合は、これらのディメンションを使用してください。

ネットワーク全体の標準化

すべてのネットワークが同じ粒度のデータを提供するわけではありません。例:Meta AdsはサイトIDレベルのコストデータを提供しません。コストETLデータを集計する場合は、このようなケースに注意し、ネットワークを比較する時に同様のデータを確認します。

データの比較

コストETLは、お客様のすべてのコストデータに関する情報を提供します。コストETLで提供された一部のキャンペーンは、一部の AppsFlyer 管理画面に表示されません。例えば、非アクティブなキャンペーンのデータ、つまり、 インストールが記録されていないキャンペーン です。データを比較するためには、オーバービュー管理画面で特定のキャンペーンIDを見つけ、コストETLでのコストデータと比較してください。コストデータの入手方法について詳しくはこちら

コストETLとコホートレポートを組み合わせる

BIシステムにおいて、コストETLレポートと集計された高度なコホートレポート(またはData Locker経由の通常のコホートレポート)を組み合わせることを検討します。クリック数、インプレッション数、コスト、収益、アプリ内イベントなど、新鮮で正確なデータにより、マーケティングパフォーマンスの全体像を把握することができます。)そして、この組み合わせたデータを使って、ROASやCPAなどを求めることができます。詳細はこちら

追加情報

特性と制限

特性 備考
タイムゾーン タイムゾーンが変更された場合、コストデータは変更された日と翌日に複製されます。詳細はこちら
データ更新頻度
  • 日中コストETLの設定時に、レポートのスケジュール、つまりレポートがいつ到着するかを設定します。
  • データは通常、選択した時間から1時間以内に届きます。つまり、朝6時までにレポートが届くように選択すれば、朝5時から6時の間にレポートが届きます。
注意:コストデータがバケットに到着した後、BIシステムへのさらなるデータ転送は、レポートとParquetファイルのサイズ(数KBから数 GBまで)によって大きく異なります。 
すべてのコストレポート すべてのコストレポート(クローズドベータ)には現在、Google Performance Maxキャンペーンのコストデータは含まれていません。