概要:マーケティングコストデータを集約して確認できます。
関連記事:コスト集約の概要 | コストETL | 広告費のインポート
コスト集約
-
Xpend:
- API連携や広告費のインポート(CSVファイルのアップロード)、およびクリック時のコストデータなどから広告コストデータを取得します。
- パートナーが使用するさまざまなコストモデル(CPI、CPA、CPC、CPM)をサポートしています。
- コストデータは、AppsFlyerの管理画面やコホート分析で利用できるほか、S3バケットへのエクスポート(コストETL)でも利用できます。
コスト集計の方法 | サポートされているコストモデル | データ粒度 | データ更新頻度 | 備考 |
---|---|---|---|---|
API* | すべて |
レベルは連携内容によって異なります。 |
一日に数回、平均で4時間ごと。 | 過去7日分のデータを受信しようとするため、コストイベントの後にデータが更新されることがあります。これは、アドネットワークによって行われた遡及的な変更を考慮しているためです。 |
広告費の読込み(ファイルのアップロード) | すべて | レベルはアップロードされたファイルによって異なります | 取込み後最大4時間まで | レポートされたコストは、最大90日間送信したデータを元に戻して修正できます。 |
クリック(計測リンク) | CPI | ユーザーレベル |
最小:リアルタイム 最大:クリック後4時間まで |
変更はできません。 |
* パートナーとのAPI接続は、コストAPI または InCost APIのいずれかによるものです(両方は不可能です)。使用される API と提供されるデータの粒度は、パートナーによって異なります。 |
コストに関する操作
このセクションでは、キャンペーンコストに関する操作について説明します。
キャンペーン名の変更
AppsFlyerでは、キャンペーンIDをキーとしてキャンペーンを表示します。
表示の問題を避けるために、次のことを確認してください。
- キャンペーンには、固有のキャンペーンIDが割り当てられていること。
- 同じキャンペーン名を異なるキャンペーンIDで使用しないでください。
インストールのないコストデータ
インストールがないのにコストデータが表示されるのはなぜですか?これは、上位の階層(例:キャンペーンレベル)でコストが提供されているが、パフォーマンス情報(クリックまたはインストール)はより下の階層(例:広告セット)で発生しているときに発生します。
AppsFlyerは、上位の階層から不足しているディメンションのコストデータを補完します。これにより、あらゆるレベルのコストデータの完全な表示ができ、内部の不一致を最小限に抑えることができます。
例
広告主がキャンペーンを実施しています。広告の階層は次のとおりです。
- メディアソース: media_eg
- キャンペーン: campaign_eg
- 広告セット: adest1、adset2
メディアソースに関する次の情報が表示されます。
階層:全てのメディアソース > medhia_eg
キャンペーン | コスト | Installs |
---|---|---|
campaign_eg | $100 | 100 |
campaign_yy | $200 | 1000 |
campaign_zz | $300 | 2000 |
campaign_egにドリルダウンすると、広告セットレベルが表示されます。
階層:全てのメディアソース > media_eg > campaign_eg
Adset | コスト | Installs |
---|---|---|
なし | $100 | |
adset_1 | N/A | 30 |
adset_2 | N/A | 70 |
この場合、campaign_eg のコストは$100で、キャンペーン単位で確認できます。広告セットの階層までドリルダウンすると、コストは広告セット単位には割り振られません。
これを解決するために、AppsFlyerではコストをキャンペーンレベルから繰り越して別の行に表示します。この場合、広告セットは none と表示され、インストール項目は空欄になります。
コストAPIのステータス
コスト連携の運用ステータスは、次のように表示されます。
- コスト(と広告収益)の連携ステータス管理画面:アカウント内の1つ以上のアプリで、コストが有効になっているパートナーの一覧を一箇所で表示します。
- 連携済みパートナー:各アプリごとにステータスが利用できます。
連携パートナーのコストAPIステータス
連携パートナーのコストタブは、API経由でコストデータを取得するアドネットワークに関連し、以下を表示します。
- コスト連携のステータス。
- AppsFlyerが一致するコストデータの取得に成功した最新時刻。
各パートナーのコスト連携状況を表示する方法:
- Appsflyerにて、設定 > 連携済みパートナーを開きます。
- パートナーを選択します。
- コストタブを開いてください。
ステータスと最新の同期時刻が表示されます。
ステータス | 備考/必要なアクション |
---|---|
Active (アクティブ) | 連携は有効であり、アドネットワークへの接続に成功しました。 |
Partner API is not returning matching cost data (パートナーAPIが対象のコストデータを送り返していません) |
接続は成功しましたが、APIはAppsFlyerのキャンペーン計測データに一致するコストデータをまだ返していません。 これが起こる理由は以下が考えられます。
|
Partner API is not responding(パートナーAPIが応答していません) |
|
Invalid Credentials (認証情報が無効です) |
|
Reach out to your ad network account manager to get access to their reporting API | パートナーのアカウントマネージャーに連絡して、パートナーシステム側でコスト連携を有効にしてください。 |
Partner API is not returning data. Review integration (パートナーAPI がデータを返していません。連携を見直してください) |
これが起こる理由は以下が考えられます。
|
Your account is not enabled on the partner system to get cost (お客様のアカウントがパートナーシステムで有効になっていないため、コストを得ることができません) |
パートナーに連絡してください。 |
コストAPIの有効化
注記
広告主がキャンペーンを実施するために代理店を使用する場合、広告主ではなく、代理店は関連するパートナーと連携する必要があります。そうしないと、広告主と代理店の両方が同じアプリに対して同じ資格情報を使用してパートナーと連携してしまい、コストデータが複製されます。
前提条件:
- アドネットワークのAPI認証情報またはログイン情報
- AppsFlyerでは、コストデータと計測データを照合しています。そのため、計測リンクには、キャンペーンIDが含まれていること(より詳細にレポートするパートナーの場合は、広告セットと広告ID)を確認してください。これがないと、コストを集計してレポートすることができません。
コストAPIを有効にする方法:
- 連携済みパートナーのコストタブにて、コストデータの取得を有効にします。 パートナーに接続するために必須です。
- パートナーへの接続を構成して認証します。
接続方法は、AppsFlyerとのパートナー連携モードによって異なります:- OAuth: <ネットワーク名> にログイン をクリックして、パートナーのログインウィンドウを開きます。次に、パートナーのログインページに従います。
- 静的パラメーター:パートナー固有のパラメーター値を入力します(例:APIキー)。
- OAuth および静的パラメーター: ネットワークにログインし、静的パラメーターを入力します。
- なし: 接続構成は必要ありません。
- 手動:パートナーに連絡し、接続をリクエストしてください。
- パートナーのコスト連携にサイトIDのマッピングが含まれる場合、ドロップダウンから希望のサイトIDの設定を選択します。
- Save Cost(コストを保存)をクリックしてください。
- 接続テストをクリックしてください。
- API connection verified というメッセージが表示されます。
- APIが有効になりました。AppsFlyerはパートナーから1日6回、平均約4時間ごとにデータを収集します。
- コストデータの同期ステータスとメッセージ
サイトIDのマッピング
コストデータをレポートする場合、一部のパートナー連携では、サイトID項目の入力方法を選択できます。つまり、計測リンク上にあるAppFlyerのサイトIDマクロと一致するように、サイトIDを設定できます。
- デフォルトでは、サイトIDマッピングは、計測リンク上のAppsFlyerのマクロと一致しています。
- 使用している計測リンクのマクロが、サイトIDマッピングと異なる場合、サイトIDデータは正しく入力されません。
サイトIDの設定方法を選択するには:
- 連携パートナーの [コスト] タブにて、[サイトIDマッピング]へ進み、ドロップダウンメニューから設定を選択します。
- Save Cost(コストを保存)をクリックします。
変更内容はUTCタイムゾーンの翌日から反映されます。例えば、サイトIDマッピングを月曜に行うと、UTCの火曜からデータに反映されます。
InCost APIの有効化
InCost APIを有効にする方法:
- 連携済みパートナーのコストタブにて、コストデータの取得を有効にします。
コストAPIの無効化
コストAPIを無効にする方法:
- 連携済みパートナーを開き、パートナーを選択してください。
- [コスト]タブを開きます。
- コストデータの取得を無効にしてください。
注意:広告主が代理店との関係を終了し、アプリ単位で代理店の権限を無効にしても、代理店アカウント側でコスト連携を設定していれば、コストデータは引き続き取得されます。広告主がこのデータの取得を停止したい場合は、AppsFlyerでのコスト連携を無効にするように代理店に依頼する必要があります。
コストタブで接続済みアカウントを削除する
一部の連携パートナーへの接続は、AppsFlyer内からパートナーアカウントにログインし、アカウントに接続する必要があります。必要に応じて、この接続を削除できます。削除後、AppsFlyerはアカウントからコストデータを取得することはできません。接続を削除しても過去のデータには影響しません。
接続されているアカウントを削除する方法:
コストの通貨換算
アドネットワークから提供されたキャンペーンコストの通貨が、プラットフォームに設定されたアプリ定義の通貨と異なる場合、以下のようにアプリ定義の通貨に変換されます。
- AppsFlyerは openexchangerates.org からレートを取得しています。
- 為替レートは1時間ごとに更新されます。
- 通貨の変換は、最後に確認されたレートで行われます。