概要:休眠(非アクティブ)ユーザーをリターゲティングすることで、キャンペーン効果を向上させます。メディアソースごとに休眠期間を設定しましょう。
休眠期間
リターゲティングによって休眠ユーザーを取り戻すことができます。通常、これらのキャンペーンでは、良好なコンバージョン率とROAS(広告費回収率)が見込めます。しかし、アクティブユーザーを除外しないことが原因で、リターゲティングキャンペーンであまり効果的な成果を出せないことも多々あります。リターゲティングキャンペーンの 効果を高めるには、最小限の休眠期間 を設定して、アクティブユーザーを除外することを推奨します。
広告主が最小限の休眠期間を設定することで、アクティブユーザーを帰属しません。例えば、最小限の休眠期間が3日間の場合、過去0~3日間にアクティブなユーザーは成果対象に含まれません。4日間以上休眠しているユーザーが成果対象になります。
休眠期間のルール
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成果が計測される場合
- 定義されている休眠期間よりも長い期間アプリを使用していないユーザー。リターゲティングのリエンゲージメントとリインストールの成果が計測されます。
- セルフレポーティングネットワーク (SRN) は、設定した休眠期間に関わらず、自社のアトリビューションモデルに従って計測を実施します。
- 成果が計測されない場合:最小限の休眠期間中にアプリを起動したアクティブユーザーのコンバージョンは無視され、リターゲティングキャンペーンの成果として計測されません。
用語
用語 | 定義 |
---|---|
最大値 | 30日間 |
デフォルト値 |
0(なし) メディアソースに対する休眠期間機能は、デフォルトでは無効になっています。 |
ユーザーアクティビティ |
SDKまたはS2S経由でレポートされたインストールまたはセッション。 |
移行されたデバイス |
移行された時刻が最後のアクティビティ時刻となります。 |
シナリオ
次のリターゲティングのシナリオでは、メディアソース向けに休眠期間が定義されています (>0)。
リアトリビューション
ユーザーのシナリオは、次の図に示されています:
- アプリをアンインストールし、アクティブではありません。
- ユーザーがメディアソースのリターゲティング広告と接触します。
- アプリを再インストールします。
状況 | 休眠期間のしきい値 | ユーザーの休眠期間 | 結果 |
---|---|---|---|
A | 7日間 |
8日間。 休眠期間のしきい値を超えた期間ユーザーは休眠状態でした。 |
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B | 7日間 |
5日間 ユーザーはアクティブ状態でした。 |
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パートナー設定
SRN
休眠期間をサポートしているSRNはこの機能の設定が連携タブに表示されます。
リターゲティングをサポートしているセルフレポーティングネットワーク (SRN) の休眠期間を定義する方法:
- [設定] > [連携済みパートナー] へ進みます。
- SRN を選択します。
- [連携 ] タブにて、スクロールダウンします。[リターゲティングの対象からアクティブユーザーを除外する] を有効にします
- 休眠期間を設定します。(1-30日間。)
- [連携を保存] をクリックします。
SRN以外(クリック計測のアドネットワーク)
リターゲティングをサポートしているアドネットワーク (非SRN) の休眠期間を定義する方法:
- [設定] > [連携済みパートナー] へ進みます。
- アドネットワークを選択します。
- [計測リンク] タブを開き、スクロールダウンし [リターゲティングの対象からアクティブユーザーを除外する] を有効にします。
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休眠期間(1-30日間) を設定します。
休眠期間のパラメーターであるaf_inactivity_window
が計測リンクに追加されます。例:&af_inactivity_window=7dこの機能が無効の場合、計測リンクには追加されません。
代理店
SRN
代理店(広告主から権限を付与された場合)
休眠期間の設定画面にアクセスする方法:
- 設定 > 連携済みパートナーへ進みます。
- SRN を選択します。
- 連携タブにて、次の表に示すように設定を行います。
SRN | 代理店 |
---|---|
DoubleClick |
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Facebook/Twitter/Snap | リターゲティングと休眠期間の設定にアクセスできません |
非SRN
パートナー(リターゲティングをサポートしている)
リターゲティングをサポートしている非SRNの休眠期間を設定する方法: ナビゲーションメニューから > 設定 > 連携済みパートナー > 非SRN > アドネットワークを選択し、計測リンクタブを開きます。