概要:オーディエンスにユーザーの特性に関するデータを追加することで、ユーザーをより詳細なグループにセグメント化しましょう。
関連記事:オーディエンス
ユーザー属性
ユーザー属性は、イベントに基づくデータと違い、ユーザーが共有した一般的な特性です。性別、年齢、誕生日、国のような静的なものもありますし、ユーザーのゲームスコアのような動的なものもあります。
ユーザー属性データは、
- CSVファイルをインポートするか、API経由でJSON形式で更新できます。
- ハッシュ化された形式で保持されます。
- オーディエンスのルールセットで利用できます。
ユーザー属性は、この記事で示すとおり、アプリレベル、またはアカウントレベルで設定されます。アプリレベルで属性を使用する場合、チームメンバーは属性を管理・使用するためにアプリの権限が必要です。
ユーザー属性の詳細な説明は、次のシナリオを参照してください。
シナリオ:アプリのマーケティング担当者の必要事項
アプリのマーケティング担当者は、次のようなタスクがあります。
- 2つのゲームアプリの管理:game_a と game_b
- game_cのローンチ
- 既存のアプリユーザーを次のようなユーザー属性でターゲティング:
- 好きなスポーツ:クリケット
- 現在のゲームスコア:いずれかのゲームで15以上
表には、CRMから取得したユーザー属性データが含まれています。オーディエンスルールセットは、このデータにアクセスする必要があります。
ルールセットでCRMデータを使用する
オーディエンスにて、ユーザー属性(好きなスポーツとゲームスコア)を作成します。これでルールセットがCRMデータにアクセスできるようになります。
名称 | 形式 | レベル |
---|---|---|
ゲームスコア | 数値:「ScoreGameBが29以上」のようなルールを設定できるようになります。 |
アプリレベル:ユーザーのスコアは各ゲームごとに記録されます。 つまり、ScoreGameA、ScoreGameBそれぞれです。 |
好きなスポーツ |
文字列:「好きなスポーツはテニス」のようなルールを設定できるようになります。 注!値は大文字と小文字が区別されます。 |
アカウントレベル:ユーザーの好きなスポーツは使用しているアプリに関わらず同じです。 注!アカウントレベルの属性では、ユーザーは1つの値のみ紐づけられます。 |
ルールセットのユーザー属性
ユーザー属性はセカンダリルールのフィルタのような役割を持ちます。この例では、マーケティング担当者によって設定された条件(好きなスポーツ、ゲームスコア)が使用されます。
ユーザー属性の実装
ユーザー属性をセットアップ、追加、管理、削除します。
セットアップ
前提条件:
アプリレベルの属性を管理するには、チームメンバーはアプリの権限を付与してもらう必要があります。
ユーザー属性をセットアップするには、次の手順に従ってください。
追加
ユーザー属性を追加する方法:
- オーディエンス > ユーザー属性タブを開きます。
- ユーザー属性を追加をクリックします。
- 項目に入力します。各項目の説明は、次の表を参照してください。
- 属性名
- 形式
- レベル
- [保存] をクリックします。
項目 | 特性 |
---|---|
属性名 |
|
形式 |
|
レベル |
|
管理
削除
削除
アカウント管理者のみが属性を削除できます。ルールセットの一部である属性を削除する方法:
- ルールセットから属性を削除します。
- 属性を削除します。
データインポート
インポート項目の仕様
項目 | コンテンツ | 形式 | CSVで データ追加 |
CSVでデータ削除 |
---|---|---|---|---|
device_id |
いずれか1つのユーザーIDを含みます:
|
テキスト | 必須 | 必須 |
customer_id | AppsFlyer顧客ユーザーID | テキスト |
オプション(空白のまま) |
オプション(空白のまま) |
app_id |
アプリレベルの属性:管理画面に表示される通りのアプリID。 iOSアプリの場合は、プレフィックス ID を含めます。 アカウントレベルの属性:常に * と一緒に入力します。 |
テキスト | 必須 | 必須 |
attribute_key | ユーザー属性タブに表示される通りのユーザー属性名。 | テキスト | 必須 | 必須 |
attribute_value | 割り当てられた値 | テキスト | 必須 | 送信しない |
CSVでデータをインポート
ユーザー属性データは、CSVファイル経由で追加または削除されます。次の図とサンプルCSVファイルは、この記事の機能を説明するシナリオと一致しています。
CSVファイルの仕様
- ヘッダー行はありません
- 前の表に示したすべての列が含まれます。
CSVファイルをインポートする方法:
- データをアップロードをクリックします。
- CSVを選択します。
- 次のいずれかを選択します:
- データを追加
- データを削除
- インポートするCSVファイルを選択してください。
- アップロードをクリックします。アップロードのステータスメッセージが表示されます。
APIでデータをインポート
このインポート方法には、リクエストURLとユーザー属性データのJSONが必要です。
- 管理画面にて、用意されたAPIリクエストコールとJSONテンプレートを取得します。
- 項目の仕様に基づいて、JSONテンプレートに独自のデータを入力します。
APIリクエストURLとJSONテンプレートを生成する方法:
- データをアップロードをクリックします。
- APIを選択します。
- アクションを選択します:
- ユーザー属性を更新:上書きまたは追加。
- ユーザー属性を削除。
- ユーザーデータを削除:特定のユーザーに関する全てのデータを削除します。ユーザーはAppsFlyer IDによって識別されます。
- アプリデータを削除:アプリレベルで全てのデータを削除します。
- 生成したAPIリクエストURLをコピーします。
- 生成したAPIリクエストボディをコピーします。
- 指定されたJSON形式を使用してJSON(ユーザー属性データを含む)を用意します。アカウントレベルの属性は、"app_ids": ["*"] を設定します。
- URLとリクエストボディに基づいて、APIコールを用意します。
- リクエストをプログラムで送信します。
https://hq1.appsflyer.com/user-attributes-import-api/set-user-attributes
{
"import_key": "c733e4d7-b538-4d12-a2ef-ffffffffffff",
"attributes_values": [
{
"device_id": "",
"customer_id": "",
"app_ids": [],
"attributes": [
{
"attribute_key": "",
"attribute_value": ""
}
]
}
]
}
制限事項
ユーザー属性データは、印刷またはダウンロードできません。