概要:iOS 14以降、iOSはATTを使用してユーザーのプライバシー設定を決定するため、追跡型広告の制限(LAT)は非推奨となります。
ATT値
- iOS 14以降:AppleのATTrackingManager (ATT) がアプリ計測の承認に関するステータス値を提供します。
-
AppsFlyerは、以下からATTを取得します。
- アプリに実装されているV6以降のAppsFlyer SDK
- 広告主からのAPI経由。例えば、S2S APIなど。
-
ATT値はローデータレポート内で確認できます。そのためには、次のように明示的にリクエストする必要があります。
- Pull API:Pull APIリクエスト内の「additional_」項目のパラメーターにATTを追加してください。
- データエクスポート:レポート項目のタブで明示的にATTを選択してください。
- Data Locker:Data Locker設定ページで、明示的に ATT を項目リストに追加してください。
- Push API:APIアクセスページで、明示的に ATT を項目リストに追加してください。
- 場合によっては、AppsFlyerが定義した値がATTに入力されることがあります。これらは、次の表で接頭辞 af によって示されています。
- IDFAが使用できない場合は、0が入力されます。
Apple社が定義するATT値
ATTのステータス | IDFAの可用性 | 動作 |
---|---|---|
not_determined |
In iOS 14-14.4: 利用可能 iOS 14.5以降:利用不可
|
ATTデフォルト値 |
restricted | 利用不可 |
これは、iTunesアカウントに基づいてAppleによって決定され、ユーザーの行動とは関係ありません。 |
denied | 利用不可 |
次のいずれかが当てはまる場合に発生します。
|
authorized | 利用可能 | ユーザーが明示的に同意しました |
AppsFlyerによって定義された追加のATT値
ATTのステータス | 備考 | IDFAの可用性 |
---|---|---|
af_unknown |
ATT値は広告主によりレポートされましたが、ATTrackingManager の仕様では既知の値ではありません |
iOSバージョンに依存します |
af_authorized |
IDFAの使用は、以下いずれかの理由で許可されます:
|
利用可能 |
af_unavailable |
|
利用不可 |
iOSでの「Is LAT」—考慮事項とiOS 14でLATがどのようにATTへ変換されるか
iOS バージョン | Is LATの使用 |
---|---|
iOS 13以前 |
「true」の場合、ユーザーが追跡型広告の制限(LAT)を有効にしており、IDFAが利用できません。 |
iOS 14以降 | Appleが Is LAT を非推奨にしました。Is LAT の値を無視し、代わりにATTを使用してください。 |
iOS14でLATがATTにどのように変換されるか