概要:カスタムオーディエンスを広告パートナーに送信するために、追加のユーザー識別子を設定しましょう。
背景
AppsFlyerのオーディエンス機能は、カスタムオーディエンスを広告パートナーに送信するために、以下のデバイス識別子を自動的にサポートしています。
- iOS: IDFA
- Android (Google Play): GAID
- Android (サードパーティアプリストア): OAIDおよびIMEI
一部の広告パートナーは、追加のユーザー識別子に基づくカスタムオーディエンスマッチングもサポートしています。オーディエンスでは、AppsFlyer SDKまたはS2SモバイルAPIを介してこれらの識別子を設定することで、追加の識別子を使用するオプションを提供しています。
このような追加の識別子には、名前、メール、および類似の識別子が含まれますが、SHA256ハッシュで暗号化された場合にのみ使用できます。これらの追加の識別子の使用には、Additional Identifiers Terms of Use(追加識別子の利用規約)への同意が必要です。
次のステップ
- 使用可能な識別子の表から使用したい追加識別子を選択してください。すべての広告パートナーがすべての識別子をサポートしているわけではありませんのでご注意ください。
- ディベロッパーの作業—次を参照して、選択した識別子を設定してください。
- 使用可能な識別子の表に表示されるパラメータと書式設定要件
- SDK および S2S のリファレンスとコードサンプル
- オーディエンス管理画面にて、
- アカウントレベルのユーザー識別子ポリシーを設定してください
- 各パートナー連携ごとにアップロードする識別子を選択してください
使用できる識別子
次の表に示す1つ以上の識別子を設定することを選択できます。
追加の識別子—パラメーターと書式設定
識別情報 | 項目 | 形式 | 値の例(ハッシュ前) |
---|---|---|---|
メールアドレス | email_sha256 |
|
name@domain.com |
電話番号 (以下の注記を参照してください) |
phone_number_sha256 |
|
442070313000 |
電話番号 E164 (以下の注記を参照) |
phone_number_e164_sha256 |
|
+442070313000 |
注記異なる広告パートナーがサポートする電話番号の形式も異なります。したがって、電話番号を使用する場合は、電話番号とE164電話番号の両方を設定してください。 |
SDKリファレンスとコードサンプル
SDK経由でオーディエンスの識別子を送信する場合:
- ハッシュされたメールアドレス以外の識別子には、
setAdditionalData
を使用してください。 - ハッシュされたメールアドレスには、
setUserEmails
を使用してください。
iOS SDK 設定
追加のユーザー識別子としてハッシュされた電話番号を設定する方法:
NSDictionary *customData = @{
@"audiences": @{
@"phone_number_sha256": @"6C91C4C640F6EF0162833260DB4F13DEC0DF2B683092F4DBA7E874BEF1ACEA37",
@"phone_number_e164_sha256":@"F3D7E96C73FB0DE1B66ACFCE541D7AF758FBD4F3FA3AF0EA4E10110000D3625E"
}
};
[[AppsFlyerLib shared] setAdditionalData:customData];
let customData: Dictionary = [
“audiences” : [
"phone_number_sha256":"6C91C4C640F6EF0162833260DB4F13DEC0DF2B683092F4DBA7E874BEF1ACEA37",
"phone_number_e164_sha256":"F3D7E96C73FB0DE1B66ACFCE541D7AF758FBD4F3FA3AF0EA4E10110000D3625E"
]
]
AppsFlyerLib.shared().customData = customData
追加のユーザー識別子としてハッシュされたメールアドレスを設定する方法:
メソッドのシグネチャ |
|
使用例: |
|
Android SDK 設定
追加のユーザー識別子としてハッシュされた電話番号を設定する方法:
HashMap<String, Object> audiences = new HashMap<>();
audiences.put("phone_number_sha256", "6C91C4C640F6EF0162833260DB4F13DEC0DF2B683092F4DBA7E874BEF1ACEA37");
audiences.put("phone_number_e164_sha256", "F3D7E96C73FB0DE1B66ACFCE541D7AF758FBD4F3FA3AF0EA4E10110000D3625E");
HashMap<String, Object> customDataMap = new HashMap<>();
customDataMap.put("audiences", audiences);
AppsFlyerLib.getInstance().setAdditionalData(customDataMap);
val audiences = hashMapOf<String, Any>(
"phone_number_sha256" to "6C91C4C640F6EF0162833260DB4F13DEC0DF2B683092F4DBA7E874BEF1ACEA37",
"phone_number_e164_sha256" to "F3D7E96C73FB0DE1B66ACFCE541D7AF758FBD4F3FA3AF0EA4E10110000D3625E"
)
val customDataMap = hashMapOf<String, Any>("audiences" to audiences)
AppsFlyerLib.getInstance().setAdditionalData(customDataMap)
追加のユーザー識別子としてハッシュされたメールアドレスを設定する方法:
メソッドのシグネチャ |
|
使用例: |
|
S2Sリファレンスとコードサンプル
S2S経由でオーディンスに識別子を送信する場合、全ての識別子(ハッシュ化されたEmailアドレスを含む)に対して custom_data
パラメーターを使用してください。1つ以上の識別子を送信できます。
S2S経由で識別子を送信する
形式:
- ネストされたJSON
- キー値は
audiences
でなければなりません。 - 次のコード例に示すように、すべての値を文字列化する必要があります。
- パラメーター名は、上記の使用可能な識別子の表に記載されているものと一致している必要があります。
汎用フォーマット:
"custom_data" : {
\"audiences\" : {
\"parameter_name_a\" : \"hashed_identifer_a\",
\"parameter_name_a\" : \"hashed_identifer_b\",
\"parameter_name_c\" : \"hashed_identifer_c\"
}
}
ハッシュ化された電話番号とハッシュ化されたメールアドレスの入力例:
"custom_data" : {
\"audiences\" : {
\"phone_number_sha256\" : \"6C91C4C640F6EF0162833260DB4F13DEC0DF2B683092F4DBA7E874BEF1ACEA37\",
\"phone_number_e164_sha256\" : \"F3D7E96C73FB0DE1B66ACFCE541D7AF758FBD4F3FA3AF0EA4E10110000D3625E\",
\"email_sha256\" : \"34D31BE18022626DE6B311D6A76E791176D2691B6EEF406F524D8F56364C187A\"
}
}