P2Pレンディングアプリ向けの推奨イベント

概要:ソーシャル(P2P)レンディングアプリで推奨されるアプリ内イベントを記録して、ユーザージャーニー全体のユーザーの質を測定しましょう。

InApp_Events_lending.png P2Pレンディング

P2Pレンディングは、個人や企業が互いにお金を貸し借りする方法です。計測を推奨する一般的なイベントには、個々の貸し手と借り手のアクティビティ、貸し手が提供するローンの種類、ローンの受理率と拒否率です。

イベントの計測から収集するデータにより、信頼できる借り手を明確化し、有利な金利を提供することができます。同様に、最も活発な貸し手は誰なのかを確認して、手数料を安く提供することができます。さらに、ユーザーに最も人気のある融資の種類がわかれば、これらユーザーを対象にマーケティングキャンペーンを開始することもできます。

アプリ内イベント計測の詳細については、リッチアプリ内イベントガイドを参照してください。

Flowchart_for_recommended_events P2P_lending_app_user_journey

規定イベントで推奨される構造

次のセクションでは、P2Pレンディングアプリの一般的なイベント構造の一覧を示しています。各構造には、既定のイベント名と推奨されるイベントパラメーターが含まれています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たす任意のイベントパラメーターを含めることができます。

登録完了 (af_complete_registration)

目的

登録後、実際に自分の身元を確認するユーザー数を決定します。これらのユーザーをキャンペーンと関連付けし、どのようなキャンペーンがアクティブなユーザーを生み出すかを知ることができます。

トリガー

ユーザーの登録が承認されたとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_registration_method サインアップ方法のタイプ Email、Facebook

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.REGSITRATION_METHOD, "Facebook");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.COMPLETE_REGISTRATION, eventValue);

ログイン (af_login)

目的

登録ユーザーのリテンションを理解しましょう

トリガー

ユーザーが正常にログインしたとき

イベントパラメータ

パラメーターなしで送信できます

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity

AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.LOGIN, null);

カスタムイベントで推奨される構造

次のセクションでは、カスタムビエント名と推奨されるイベントパラメーターのイベント構造リストを示しています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たすどんなイベントパラメーターを含めることができます。

登録の提出 (registration_submitted)

目的

P2Pレンディングは悪用されやすいため、ユーザーは最初に本人確認を行う必要があります。この手続きは、登録リクエストの送信によって行います。このイベントを計測すると、次のことに役立ちます。

  • ユーザー登録をしたがアカウントを承認しなかったユーザー数を計測できます。
  • 登録方法(メール、Facebook、Google)と本人確認の割合の相関性を把握できます。

トリガー 

ユーザーが登録要求を送信したあと

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_registration_method サインアップ方法のタイプ Email、Facebook

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.REGSITRATION_METHOD, "Facebook");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), "registration_submitted", eventValue);

ローンフォームの入力 (fill_loan_form_<FORM_NAME>)

目的

ドロップ率を決定し、ローン申請を完了していない借り手をリターゲティングします。

このイベントを送信する時は、イベント名にフォーム名を追加してください。

トリガー

借り手がフォームを送信したとき

イベントパラメータ

パラメーターなしで送信できます

 注記

ローンを貸し手と関連付けることをおすすめします。そのためには、カスタマーユーザーIDが設定されていることを確認してください。カスタマーユーザーIDを設定することで、貸し手とAppsFlyerに表示されているアプリのユーザーとを照合することができます。カスタマーユーザーIDを設定することで、全てのイベントがカスタマーユーザーID と一緒に送信されることを確認します。

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity

AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), "fill_loan_form_FORM_NAME", null);

ローン申請を送信 (submit_loan_application)

目的

このイベントを計測すると、次のことに役立つでしょう。

  • アプリ内で発生したローン申請の総数を決定します。
  • ローン申請の最大金額、最小金額、平均金額について把握できます。
  • ユーザーが申請するローンの種類を確認できます。

トリガー

ユーザーがローン申請を正常に送信したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
loan_amount ローン申込金額 1000
loan_type ローン期間 3か月

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity

Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>(); eventValue.put("loan_id", "1735102"); eventValue.put("loam_amount", 1000); eventValue.put("loan_type", "3 months"); AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),"submit_loan_application", eventValue);

ローン申込書 (loan_form)

目的

借り手が提出したローン申請書を確認しましょう。

トリガー

借り手がローン申請書を正常に提出したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
loan_amount ローン申込金額 1000
loan_type ローン期間 3か月

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
eventValue.put("loam_amount", 1000);
eventValue.put("loan_type", "3 months");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),"loan_form", eventValue);

クレジットチェックの提出 (submit_credit_check)

目的

借り手の財務履歴(過去のクレジット、支払習慣、ローンの種類など)を確認し、リスクレベルを評価します。

トリガー

貸し手がローンの申請を受け取ったあと

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
loan_amount ローン申込金額 1000
loan_type ローン期間 3か月

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity

Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>(); eventValue.put("loan_id", "1735102"); eventValue.put("loam_amount", 1000); eventValue.put("loan_type", "3 months"); AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),"submit_credit_check", eventValue);

ローンの許可 (loan_accepted)

目的

ローンの傾向やその他の指標について確認しましょう。このイベントは、次のような判断に役立ちます。

  • どのような種類のローンが許可されているか
  • 承認されたローンで申請された金額
  • 最も多くのローンを受け入れている貸し手、ローンの種類、および金額

トリガー

ローンが承認されたとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
loan_amount ローン申込金額 1000
loan_type ローン期間 3か月

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
eventValue.put("loam_amount", 1000);
eventValue.put("loan_type", "3 months");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),"loan_accepted" , eventValue);

ローンの却下 (loan_rejected)

目的

ローンが却下される理由を理解しましょう。ローン金額、ローン期間、および拒否率の相関を確認できます。ローンを拒否されたユーザーをリターゲティングして、小額のローンを選ぶよう提案することもできます。

トリガー

貸し手がローンを却下したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
load_id ローンのID 1735102

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
eventValue.put("loam_amount", 1000);
eventValue.put("loan_type", "3 months");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),loan_rejected" , eventValue);

支払い (payment)

目的

信頼できる借り手をマークするのに役立ちます。信頼できる借り手とは、ローンの返済を怠らないように努力する借り手を指します。信頼できる借り手がどのキャンペーンから生み出されているかを知ることができます。加えて、このイベントの計測は、支払いの最小額、最大額、平均額に関するデータを収集するためにも役立つでしょう。

トリガー

借り手がローンの支払いを行うとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
payment_amount 支払額 100
payment_id 支払いID AE12SF

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
eventValue.put("payment_amount", 100);
eventValue.put("payment_id", "AE12SF");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(
			  getApplicationContext(),
			 "payment" , eventValue);

支払い完了 (payment_completed)

目的

ローンの返済義務に従う借り手をハイライトします。また、このような借り手をリターゲティングし、利子の削減や他のプロモーションを提供することもできます。

トリガー

ローンが全額返済されたとき

イベントパラメータ

カラム名 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),"payment_completed" , eventValue);

支払いの受取り (payment_received)

目的

借り手がローン契約の条件に従ってローン支払いを完了することを確認します。

トリガー

借り手がローンの支払いを行うとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
loan_id ローンのID 1735102
payment_amount 支払額 100
payment_id 支払いID AE12SF

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("loan_id", "1735102");
eventValue.put("payment_amount", 100);
eventValue.put("payment_id", "AE12SF");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), "payment_received" , eventValue);