概要:この記事で提案されている通信・テレコミュニケーション向けのイベントを記録して、ユーザージャーニー全体を通してユーザーの質を計測しましょう。
情報通信
通信アプリを使用すると、携帯電話プランやデータプランなどを購入および管理できます。通信アプリで計測が推奨される一般的なアプリ内イベントには、購入、料金チャージ、サブスクリプションなどが含まれます。
このイベントを計測することで、次のことを決定することができます。
- 最も人気のあるゲートウェイプランはどれか
- ユーザーが購入できる手頃な製品やパッケージはどれか
- どのプランが長期契約に最もつながりやすいか
重要!
- アプリ内イベントの実装に関するマーケティング担当者向けの 手順 を必ずお読みください。
- 実装プロセスを合理化するには、アプリ内イベントジェネレーターを使用してください。このツールには、この記事で説明している典型的なアプリ内イベントが全て含まれており、これらをビジネスニーズに応じて変更することができます。完了後、ファイルを開発担当者と共有してください。
- この記事に含まれる推奨イベントごとに、iOS、Android、および Unity 開発者向けの コードサンプル があります。
- 開発担当者向けの詳細な手順は、AppsFlyerディベロッパーハブを参照してください。
アプリ内イベント計測の詳細については、リッチアプリ内イベントガイドを参照してください。
規定イベントで推奨される構造
次のセクションでは、通信・テレコミュニケーションアプリで一般的なイベント構造のリストを示しています。各構造には、既定のイベント名と推奨されるイベントパラメーターが含まれています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たすどんなイベントパラメーターを含めることができます。
ログイン (af_login)
目的
登録ユーザーのリテンションを理解しましょう
トリガー
ユーザーが正常にログインするたびに
イベントパラメータ
パラメーターなしで送信できます
登録完了 (af_complete_registration)
目的
アプリをインストールし、サインアップを完了したユーザーがどれだけいるか、またユーザーが好むサインアップ方法を確認しましょう
トリガー
ユーザーがサインアップ手順を完了したとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
af_registration_method | サインアップ方法のタイプ | Email、Facebook |
コンテンツ表示 (af_content_view)
目的
特定の製品の表示率を決定し、
- 商品の閲覧と販売を関連付けます
- 商品の閲覧に基づいて、どのカテゴリが最も人気があるかを理解できます
- 購入者の通貨と閲覧している商品との相関性を確認します
トリガー
ユーザーが特定の製品詳細ページを閲覧したとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
af_price | 商品価格 | 200 |
af_content_id | プロダクトID | 102 |
af_content_type | プロダクトカテゴリ | インターネットパッケージ |
af_currency | 製品詳細ページの通貨 | THB, USD |
リスト表示 (af_list_view)
目的
どのリスト(例えば、最新商品、関連商品、おすすめ商品など)が一番閲覧されているかを記録しましょう。
トリガー
ユーザーが特定のリストを閲覧したとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
af_content_type | リストのタイプ | 関連商品、おすすめ商品、新商品 |
af_content_list | カテゴリのコンテンツIDのリスト | 001, 092 |
購入 (af_purchase)
目的
通信アプリの多くでは、ユーザーが追加データプランなどを購入することができます。このイベントを計測することで、次のことが可能になります。
- アドネットワークと広告代理店間のユーザーのLTV(顧客生涯価値)とキャンペーンのROIを判断します。
- どのようなオファーがユーザーに最も人気があるのかを特定します。
- キャンペーンのターゲティングを最適化するために、購入されたアイテムとキャンペーンを相互参照します。
トリガー
購入が正常に完了しユーザーに「ありがとうございました」が表示されたとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
af_revenue | 購入による収益の予測 | 2050.50 |
af_currency | Currency code | THB |
af_content_type | 購入されたパッケージ名 | 5G |
af_order_id | 注文ID | 9277 |
payment_method_type | 決済方法の種類 | credit card, local payment |
カスタムイベントで推奨される構造
次のセクションでは、カスタムイべント名と推奨されるイベントパラメーターのイベント構造リストを示しています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たすどんなイベントパラメーターを含めることができます。
パッケージの選択 (select_package)
目的
ユーザーがパッケージの購入を決めたが、まだ決済をしていないことを記録しましょう。このデータを活用して、例えば、ユーザーをリターゲティングしてその他のサービスを宣伝することができます。
トリガー
ユーザーがパッケージを選択したがまだ決済を完了していないとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
price | サブスクリプションの価格 | 50000 |
af_content_type | ユーザーが選択したコンテンツの内容 | Data 5 GB |
チャージ/トップアップ成功 (af_top_up_success)
目的
料金チャージは、パッケージやアプリ内で提供されているその他のサービスを購入するために使用されます。このイベントを記録し、他のデータと比較することでユーザーについて詳しく理解しましょう。例えば、ユーザーがアカウントに入金する金額を知り、チャージ金額を使用して、予算内でカスタマイズされたキャンペーンをターゲットにすることができます。
トリガー
ユーザーがチャージを完了したとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
af_revenue | チャージ金額 | 2050.50 |
top_up_id | チャージのID | 397 |
payment_method_type | 決済方法の種類 | credit card, local payment |
チャージ失敗 (af_top_up_unsuccessful)
目的
このイベントを記録し、他のデータと比較することでユーザーについて詳しく理解しましょう。例えば、チャージしようとしたが失敗したユーザー数を知ることができます。
トリガー
ユーザーがチャージしようとしたが、アクションが失敗したとき
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
error_reason | チャージ失敗の理由 | exceeded_daily_limit |
サブスクリプション完了 (af_subscription_complete)
目的
このイベントを計測することで、次のことが可能になります。
- どのキャンペーンがユーザーのサブスクリプションに結び付いたかを確認できます。
- サブスクライブしたユーザーの数を、サブスクリプションを停止したユーザー数と比較します。
- サブスクリプションから発生した収益を計測し、キャンペーンやメディアソースに関連付けます。
トリガー
- ユーザーが正常にサブスクリプションを完了したとき
- サブスクリプションが更新された日時
イベントパラメータ
名称 | 説明 | 値の例: |
---|---|---|
subscription_type | サブスクリプションの種類 | Monthly 30 GB |
af_revenue | サブスクリプションの金額 | 555.50 |