概要:連携済みパートナー(アドネットワーク / 代理店)向けのData Lockerは、アプリのデータをパートナーがお持ちのAWS / GCSへ共有する機能です。
Data Locker:連携済みパートナー向け
連携済みパートナー向けのData Lockerでは、アプリの計測データをパートナーがお持ちのクラウドストレージへ共有します。(広告主は対象のパートナーに対して、どのデータの共有を行うか権限を付与する必要があります。)
Data Lockerの主な機能
機能 | 説明 |
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利用可能なクラウドストレージ |
自社で保持している以下のストレージ(バケット):
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複数アプリ対応 |
計測連携しているアプリのデータを取得可能です。ただし、データを取得するには広告主がレポート毎に権限を付与する必要があります。 |
データ形式のオプション |
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データ更新頻度 |
レポートタイプ毎に更新頻度が異なります:
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データストレージのアーキテクチャ
概要
各種データは、選択したストレージオプションに書き込まれます。ストレージのオプションは、いつでも別のものに変更可能で、変更は数時間以内に完了します。
ストレージ内のデータは、レポートの種類、日付に応じて、次の図のような階層のフォルダ構造で整理されます。
レポートデータは、そのレポートが関連している時間 (h) のフォルダに格納されます。
- 時間 (h) フォルダの数は、レポートデータの更新頻度 (DailyまたはHourly) によって異なります。
- データファイルは、パケットまたはCSVファイルを含むGZの圧縮ファイルで構成されます。
- データファイルは列(項目)で構成されています。
- カラムの構成はレポート種別毎に定義されています。
フォルダの構成
フォルダ | 説明 |
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data-locker-hourly |
バケット所有者とクラウドプロバイダー毎のフォルダ構成の例:
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t (topic) | レポートタイプはレポートの主題に関連します。 |
dt (日付) |
これはデータの日付に関連します。ほとんどの場合、これはイベントが発生した日時を意味します。 |
h (hour) |
h フォルダはAppsFlyerがデータを受信した時刻に紐付けられています。例えば、インストールイベントを 14:00-15:00 UTC に受信した場合、h=14 ファイルにストリーミングされます。 フォルダの特性:
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統合データ |
全アプリに関するデータは、統合したデータファイルで提供されます。データを取り込む際には、行単位でapp_idの項目を使用してアプリを区別してください。 データファイルの例は、h=2 フォルダをご覧ください
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完了フラグ |
最終ファイル(完了)フラグは、対象の h フォルダの全てのデータが書き込まれたあとに設定されます。
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データ圧縮 |
ファイルはgzを使って圧縮されます。
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列シーケンス |
レポート項目の順序は常に同じです。新しい項目が追加される場合には、常に既存項目の右端に追加されます。 カラム(フィールド)の定義は、レポート毎に異なります。各内容については、関連するレポートのヘルプページを参照してください。 |
項目入力に関する考慮事項 |
空白または空のフィールド: タイムゾーンと通貨設定: アプリ毎に管理画面上で設定されているタイムゾーンと通過設定は、Data Lockerに書き込まれるデータでは無視されます。代わりに、以下仕様が適用されます:
カンマを含む値:これらのカンマは、二重引用符「"」の間に含まれます。例: |
ストレージオプション
- データは、選択した所有するストレージ(AWS / GCS)に、以下のように書き込まれます:
- ストレージの選択はいつでも変更できます。
- ストレージを変更すると、次のことが起こります。
- 新しく選択したストレージへの書き込みは1時間以内に開始します。
- 7日間の移行期間中、既存のストレージへの書き込みを続行します。移行期間の有効期限がユーザーインターフェイスに表示されます。移行期間を使用して、データ読み込みプロセスを更新してください。
- バケットの変更:ストレージを変更した場合、7日間の移行期間中はデータは両方のバケットに送信され、データ取り込みプロセスを調整できます。
広告主所有ストレージ (AWS) | |
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バケット名 |
例: |
ストレージの所有者 | パートナー |
ストレージプラットフォーム | AWS または GCS |
データへアクセスするための認証情報 | AppsFlyerには開示されません。ストレージプロバイダーから提供される認証情報を使用してください。 |
データ保持 | 御社による管理 |
セキュリティ |
御社がストレージを管理します:
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セキュリティ担当者へのお知らせ:
特記事項:
- バケットは、AppsFlyer専用のものです。他の部門からそのバケットへのデータ書き込みは行わないでください。
- データを書き込まれた後25時間後に、バケット内のデータを削除できます。
- バケットにAppsFlyerが書き込むデータは、当社のサーバーに既に存在しているデータのコピーです。データは、当社のデータ保持ポリシーに沿って引き続き当社サーバーに保存されます。
- 技術的な理由から、データを一度削除して再度書き込むことがあります。このため、削除権限とリスト権限が必要です。どちらの権限もセキュリティリスクではありません。リスト権限の場合、バケットにデータを書き込むことができるのは当社のみです。削除権限の場合、データを再生成することができます。
手順
Data Lockerの設定
この手順に従って、Data Lockerを設定してください。設定変更を行った場合、有効になるまでに最大3時間かかります。
前提条件:
以下のストレージの作業手順のいずれかを完了してください。
Data Lockerの設定方法:
- AppsFlyerのパートナーアカウントでログインしてください。
- アプリを選択してください。
- [インテグレーション] > [Data Locker] に移動してください。
- 連携方法を以下のいずれかで実装してください。
- 独自のAWSバケットを選択してください。
- AWSバケット名を入力します。接頭辞「af-datalocker-」を入力しないでください。
- [Test] をクリックします。
- バケットパスが無効であることを示すエラーメッセージなどが表示されないことを確認します。
- 御社のGCSバケットを選択し、GCSバケット名を入力して、最後にテストをクリックしてください。
- 独自のAWSバケットを選択してください。
- ファイル形式を選択してください:
- [デフォルト] Parquet。
- CSV
- 適用をクリックしてください。
- レポートタイプを1つ以上選択してください。
- [Apply] をクリックします。
- Save Configuration(設定を保存)をクリックします。
追加情報
特性と制限
特性 | 備考 |
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アプリ固有のタイムゾーン | 不適用 |
アプリ固有の通貨 | サポートされていません |
サイズ制限 | 不適用 |
データ更新頻度 | データは、この記事内に記載されている個々のレポートデータの更新頻度に従って更新されます。 |
過去データ |
サポートされていません |
チームメンバーアクセス | チームメンバーは、管理画面上でData Lockerの設定を行うことができません。 |