概要:iOS 15以降、アドネットワークへのポストバックの送信に加えて、AppsFlyerにポストバックのコピーを送信するように実装ができます。これにより、AppsFlyerはコンバージョン値(CV)を検証し、ポストバックの整合性を確認することができます。AppsFlyerのPush APIにて、ポストバックのコピーを追加で選択したエンドポイントに転送するよう設定できます。
なぜAppsFlyerにポストバックのコピーを送るのですか?
- すべてのポストバックを一箇所で取得する:ポストバックには、広告主にとって重要な情報が含まれています — 特に、コンバージョン値はユーザーの質を測定するために使用されます。ポストバックでは、コンバージョン値は暗号化されず、ポストバック署名の一部にもなりません。そのため、アドネットワークがAppsFlyerへレポートするコンバージョン値の検証ができず、操作される可能性があります。AppsFlyerは、Push APIを使用して、お客様が定義したエンドポイントにポストバックコピーを転送します。
- 再ダウンロードの指標を確認します。一部のアドネットワークは再ダウンロードデータをAppsFlyerと共有しません。ポストバックコピーは、全体像を完成させるのに役立ちます。
- パブリッシャーアプリ(広告掲載アプリ)のデータを確認
- タッチタイプの種類(ビューもしくはクリック)を確認
注意!AppsFlyerは、引き続きアドネットワークのポストバックを受信する必要があります。これらのポストバックには、アドネットワークが提供する追加データ(例:キャンペーン名など)が含まれるためです。
ポストバックのコピーをAppsFlyerに送信するアプリの設定
Appleのドキュメントによると、単一のSKANポストバックエンドポイントを設定できます。
AppsFlyerのエンドポイントを登録する方法:
-
iOS開発者に依頼して、次のアプリバージョンで SKANポストバックエンドポイントとしてAppsFlyerを追加します。
-
搭載したiOSアプリバージョンをストアに提出します。
- ポストバックは、新しいバージョンが公開されると(TestFlightからではなく)AppsFlyerに送信されます。
-
受信したポストバックは、SKANポストバックコピーレポートで確認できます。
重要!
SKANトラフィックがないアプリは、セットアップを完了した後でも次のメッセージが表示されます:AppsFlyerにiOSポストバックコピー(iOS 15以上)を送信するように実装されていません。これは、あなたのSKAN計測の整合性を保証するために必要です。
よくある誤解
聞いたことをすべて信じてはいけません!
次の記述は正しいですか、間違いですか?
-
広告主はポストバックを取得するためにアドネットワークに頼る必要がなくなります。
- 間違っています。 広告主は、重要なデータをデコードするために引き続きアドネットワークを頼る必要があります。例えば、SKANキャンペーンIDをキャンペーン名にマッピングできるのはアドネットワークのみです。
-
追加のエンドポイントを設定するとすぐに、すべてのポストバックのコピーがそこに送られます。
- 間違っています。 この追加エンドポイント機能は、iOS 15以上を搭載したデバイスでのみ利用可能です。以前のバージョンを使用しているデバイスからは、ポストバックコピーは送信されません。
特性と制限
アプリがAppsFlyerにポストバックコピーを送信するよう設定した後、管理画面に表示されるまで数日かかる場合があります。