FirebaseとGoogleタグマネージャーのAppsFlyerでの利用 — Googleタグマネージャーの設定

概要: Firebase SDK経由でレポートされたイベント送信をGoogleタグマネージャーでAppsFlyerに設定する手順を説明します。

Googleタグマネージャーの設定

このセクションでは、GoogleタグマネージャーのUI上で必要な設定について説明しています。GoogleタグマネージャーからAppsFlyerへイベントを送信するには、このセクションで説明しているすべての作業が必須になります。記載されている順序で、作業を行ってください。

モバイルアプリ向けのGoogleタグマネージャーの手順に従ってください。Google タグマネージャーに表示される UI が、いくつかの手順のスクリーンショットと異なる場合は、以下の点を確認してください:

  1. Googleタグマネージャーのコンテナがモバイルアプリ向けに設定されていること。
  2. コンテナがV5であること。詳細については、こちらをご覧ください。

 注記

このガイドに記載されている手順は、送信を希望するその他どんなイベントにも適用されます。

1.イベントパラメータの変数を作成する

イベントパラメータ変数はGoogleタグマネージャーがイベントからデータを取得するために必要です。イベントが送信される際に、AppsFlyer IDとDev Key変数がともに送信されます。Googleタグマネージャーは、自身の値を検証し、これがそれを取得する方法です。イベントからのデータには2つの機能があります:

  1. GoogleタグマネージャーにAppsFlyer IDとDev Keyを提供する
  2. Googleタグマネージャーにイベント名とイベントパラメータを提供する
AppsFlyerデバイスIDとDev Key 収益と価格

GoogleタグマネージャーがAppsFlyerにイベントを送信するたびに、AppsFlyer IDおよびDev Keyと一緒に送信する必要があります。Dev KeyはGoogleタグマネージャーがAppsFlyerのサーバーと通信するために必要です。AppsFlyer IDはAppsFlyerが度のユーザーにイベントを紐づけるかを判断するために必要です。

  1. Googleタグマネージャーにて、[変数] をクリックし[新規] をクリックしてください。
  2. 変数に「AppsFlyer Dev Key」と名前を付け、[変数の設定] をクリックします。
  3. Event Parameter(イベントパラメータ)を選択します。
  4. Custom Parameter(カスタムパラメータ)を選択します。
  5. Event Parameter の項目で、「dev_key」と入力し保存します。
  6. AppsFlyer IDについても同じプロセスを繰り返します。変数に「AppsFlyer Device ID」と名前を付け、Event Parameterの項目に「af_id」と入力します。

 

以下はGTMのUIのスクリーンショットです。イベントパラメータの最終的な設定内容を示しています。

event_parameter_variable_dev_key.png

 重要!

iOS の場合、追加のイベントパラメータを設定する必要があります。上記の手順に従ってください。変数を作成し、「Apple App ID」と名付けます。イベントパラメータの項目に、「apple_app_id」と入力し保存します。

次のステップは、アプリ内でAppsFlyer IDとDev Keyの変数を作成し設定することです。このステップの詳細はイベントの送信のセクションで説明しています。

2.購入イベントのトリガーを作成する

GoogleタグマネージャーがAppsFlyerにイベントを送信すべきかを判断するために、イベントのトリガーを設定する必要があります。

  1. Googleタグマネージャーにて、[トリガー] > [新規]をクリックします。
  2. トリガーを「Purchase」と名付け、[トリガーの設定]をクリックします。
  3. [カスタム] を選択します。
  4. [Some Events](一部のイベント)を選択します。
  5. 条件にて、イベント名が「af_purchase」である場合にトリガーが発生するように設定します。
  6. [保存]をクリックします。

 

以下はGTMのUIのスクリーンショットです。トリガーの最終的な設定を示しています。

trigger_purchase_event.png

3.購入イベントのタグを作成する

必要な変数とイベントトリガーが設定されたので、ここで購入イベントタグを作成することができます。

  1. Googleタグマネージャーで、[タグ] > [新規] をクリックします。
  2. タグに「Purchase」と名付け、[タグの設定] をクリックします。
  3. [AppsFlyer] を選択します。
  4. [Application ID] の項目に、組み込み変数にアプリIDを設定します。

     重要!

    iOSの場合は、[Application ID] の項目に「apple_app_id」カスタム変数を設定します。

  5. [Dev Key]の項目で「AppsFlyer Dev Key」変数を選択します。
  6. [AppsFlyer Device ID] の項目で、「AppsFlyer Device ID」変数を選択します。
  7. [イベント名] の項目で、組み込み変数Event Nameを設定します。
  8. [Event Currency(イベント通貨)]の項目で、通貨コードを設定します。例:USD
  9. Add Event Value(イベント値の追加)を2回クリックします。
  10. 次の設定をします:
    Key: af_revenue、 Value: イベントパラメータ変数「Revenue」を選択します。
    Key: af_price、 Value: イベントパラメータ変数「Price」を選択します。
  11. Triggering(トリガー)セクションで、Firing Trigger(トリガーの起動)を 「Purchase」イベントトリガーに設定します。
  12. [保存]をクリックします。

 

以下はGTMのUIのスクリーンショットです。タグの最終的な設定を示しています。

purchase_tag.png

4.タグマネージャー コンテナを公開する

Googleタグマネージャーの変更(タグの追加など)のたびに、コンテナをダウンロードしアプリのルートフォルダに追加する必要があります:
  • Android - app/src/main/assets/containers
  • iOS - root folder/container
ビルド後、テスト端末にアプリケーションをインストールして、イベントが発生し送信されているかデバッグログを確認してください。