概要: BrazeのメッセージエンゲージメントイベントをAppsFlyerのオーディエンスに送信し、それらを使用してオーディエンス定義に精度を追加します。
BrazeアカウントとAppsFlyerのオーディエンス間のデータ連携接続を設定することで、Brazeメッセージエンゲージメントイベントデータをオーディエンスに取り込むことができます。このデータは、対象ユーザーを設定する際の ルールセット で使用できます。
前提条件
- Braze SDK と AppsFlyer SDK の両方がアプリに実装されている必要があります。
- Braze の Currents 機能を利用できる状態である必要があります。
Brazeからのデータ受信連携のセットアップ
Brazeからのデータ受信連携を設定するには以下3つの主な作業が必要です。
AppsFlyer SDKの設定
Brazeからのデータ受信接続を作成するには、AppsFlyer SDKの機能を使用して setPartnerData
、各ユーザーの Braze外部ID をAppsFlyerに渡す必要があります。
使用例は以下の通りです。
Map<String, Object> brazeData = new HashMap<>();
partnerData.put("external_user_id","some-braze-external-id-value");
AppsFlyerLib.getInstance().setPartnerData("braze_int",brazeData);
NSDictionary *brazeInfo = @{
@"external_user_id":@"some-braze-external-id-value"
};
[[AppsFlyerLib shared] setPartnerDataWithPartnerId:@"braze_int"
partnerInfo:brazeInfo];
AppsFlyer管理画面でデータ受信連携設定をする
次の手順に従って、AppsFlyerでデータ受信接続を作成します。
- オーディエンスダッシュボードの 連携先 タブに移動します。
- 画面右上の + 連携先を追加 をクリックします。
- パートナーリストから [Braze] を選択します。
- 保存 をクリックして接続を作成します。
連携認証情報 ダイアログが開きます。 - Braze管理画面から、AppsFlyerのオーディエンスへの接続を設定するときに使用する接続認証情報をコピーします。
- Access key ID
- Secret access key
- Bucket name
- Folder path
BrazeでCurrentを作成する
次の手順に従って、BrazeでCurrentを作成してください。
- 左側のメニューにあるIntegrationセクションに移動してください。
- Currents をクリックします。
- Create Current (Currentを作成) ボタンをクリックしてください。
- Amazon S3 Data Export を選択してください。
- Create Currents Integration セクションにて:
- Currentの名前を入力してください(例:AppsFlyer Audiences)。
- 現在の認証情報に問題が発生した場合に Braze から通知を受信する担当者のメールアドレスを入力してください。
- Credentials セクションにて:
- AWS Secret Access Key のオプションを選択したままにしてください (これがデフォルト値です)。
- AppsFlyerからコピーした認証情報を適切な箇所に入力してください。
- Enable Encryption (暗号化を有効にする) のオプションはオフのままにしてください。
- General Settings (一般設定) にて、Include events from anonymous users (匿名ユーザーからのイベントを含める) をオンにしたままにします。
- Message Engagement Events セクションで、BrazeがAppsFlyerに送信するイベントを選択します。サポートされているイベントはこちらを参照してください。
- Customer Behavior および User Events セクションで、Track Customer Behavior and User Events (顧客の行動とユーザーイベントの追跡) オプションをオフにしたままにしてください。
- Launch Current ボタンをクリックして設定を保存し、オーディエンスへのBrazeメッセージエンゲージメントイベントの送信を開始します。
サポートされているイベント
サポートされている Braze イベント
- Subscription Group State Change (サブスクリプショングループのステータス変更)
- Email Click (メールのクリック)
- Email Open (メールの開封)
- Email Send (メール送信)
- Email Delivery (メール配信)
- Email Mark as Spam (メールを迷惑メールとマークする)
- Email Unsubscribe (メールの購読停止)
- Email Bounce (メールのバウンス)
- Email Soft Bounce (メールのソフトバウンス)
- Push Open (プッシュ通知の開封)
- Push Send (プッシュ通知の送信)
- Push Bounce (プッシュ通知のバウンス)
- iOS Foreground Push (iOSフォアグラウンドプッシュ通知)
- SMS/MMS Send (SMS/MMS 送信)
オーディエンスでのBrazeデータの使用
Braze の受信連携が設定されると、定義したエンゲージメントイベントが、オーディエンスを定義するためのルールセットフィルタにオプションとして表示されます。
注:BrazeでCurrentを開始してからBrazeメッセージのエンゲージメントイベントがAppsFlyerで利用できるようになるまでに約24時間かかります。