概要:AppsFlyerとのAndroidのポストバック連携を、専用のアプリを使ってテストすることが可能です。
Androidの連携テスト
テストは以下の要素で構成されています。
- Android版のAppsFlyerのパートナー連携アプリを使用して、まずはテストインストールを発火させ、続いてアプリ内で購入イベントを実施してください。これらのテストによって、あなたのアドネットワークのエンドポイントへポストバックが送信されます。また、ログインと会員登録完了のイベントをテストすることも可能です。
- ポストバックを受信したら、それらをシステムへ取り込むことができるかを確認してください。
テストの範囲
以下の表で、利用可能な設定の組み合わせに応じた、テストシナリオを示しています。
各シナリオ毎に、インストールとアプリ内イベントのテストが可能です。アプリ内イベントに関しては、アプリ内イベントをマッピングして、広告主イベントをパートナー側のイベントにマッピングすることが可能です。
テスト
前提条件の準備を全て完了してから、以降のセクションに記載されているテスト手順に従ってください。各テストセクションには、テスト結果を記録するのを助ける表が記載されています。
前提条件:
テストを開始する前に、前提条件の準備を全て完了してください。
前提条件: |
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Androidのテストアプリのパートナーアカウントへの追加(AppsFlyer側の作業) |
テストアプリがあなたのパートナーアカウント内に表示されていることを確認 |
アプリ内イベントのマッピング: マッピングするイベント名: purchase / login / registration
|
計測リンクの準備 |
Android端末を使ったインストール計測のテスト |
Android端末を使ったアプリ内イベントのテスト |
Android端末を使ったリターゲティング計測のテスト |
インストール計測のテスト
ポストバックを発火させるには:
- 準備したテスト端末に計測リンクを送信してください。
- リンクをクリックして、アプリをインストールして起動してください。
その後、以下のようなインストールデータのページが表示されます。 -
以下のパラメータを使用して、アトリビューション内容を検証してください。検証がうまく行かない場合には、トラブルシューティングを確認してください。
-
install_time(インストール時間)
: 現在の時刻に近い時刻が入ります。タイムゾーンはUTCで記録されます。 -
af_status: Non-organic
Non-organicと表示されていない場合、インストールはあなたのメディアソースに紐付けられていません。 -
media_source
: あなたのアドネットワーク名
-
- In-App Event Testsをタップしてください。
- Purchase Eventをタップしてください。
そうすると、購入イベントの確認が表示されます。 - 最後に以下を確認してください。
- インストールと購入イベントのポストバックを受け取ったこと。
- イベント名が正しくマッピングされていること。(イベント名をマッピングした場合)
- 受け取ったポストバックを正しく取り込めたこと。
補足情報および手順詳細について
パートナー連携テストアプリについて
パートナー連携テストアプリはGooglePlay上で入手可能で、AppsFlyerのプラットフォームに対してインストールとアプリ内イベントを送信する機能を提供しています。
アプリを初めて開くと、[インストールデータ]のページにAppsFlyer上に記録されたコンバージョンデータが表示されます。また、アプリ内イベントのテストもアプリの画面内で発火可能です。
以下のような機能が利用可能です:
-
アプリ内イベントのテスト
purchase
(購入) /login
(ログイン) /registration
(登録完了)のアプリ内イベントを送信します。各アプリ内イベントをアドネットワーク側のイベント名にマッピングすることで、そのイベント名を使用したポストバックを生成することも可能です。
計測リンク
以下のいずれかの方法を使って、AppsFlyerの管理画面上で計測リンクを作成してください。
- AppsFlyerの管理画面上で計測リンクを作成する。
- 以下のサンプルリンクを編集する。
管理画面上で計測リンクを作成するには:
- AppsFlyerにて、トップメニューから マイアプリを選択します。
- adNetworkTestのアプリを選択してください。
- AppsFlyerのサイドメニューから 連携 > 連携済みパートナー > アドネットワークを選択 > 計測リンク タブへ移動します。
- 計測リンクタブ内で、以下に記載されているパラメータを設定してください。必要であれば、任意のパラメータをさらに追加することも可能です。
パラメーター 値の例 備考 キャンペーン c-test-2020-12-20 ポストバック内でテストのデータであることを識別可能な値を設定してください。 pid pitestap - 後で使用するので、作成した計測リンクをコピーしてください。
計測リンクのサンプル:
https://app.appsflyer.com/com.appsflyer.adNetworkTest?pid=pitestap_int&c=c-test-2020-12-20
パートナーアカウントへのテストアプリの紐付け
あなたのパートナーアカウントで、テストアプリが利用可能かどうかの確認方法:
- AppsFlyerのトップメニューから マイアプリへ進んでください。
- adNetworkTest のAppIDを持つテストアプリが、パートナーアカウント内の利用可能なアプリに表示されているかどうかを確認してください。もし見当たらない場合には、担当PDMまでご連絡ください。
トラブルシューティング
症状 | 原因と対策 |
---|---|
インストール時刻が現在の時刻ではない。 |
←アプリがテストインストール前に削除されていなかった可能性が高いです。 一度アプリを削除して、テスト手順を繰り返してください。 |
計測されたメディアソースがあなたのメディアソース名ではなかった。 | 計測リンクに正しいpidの値が設定されているかどうか確認してください。また、正しい計測リンクを使用しているかどうかも確認してください。 |
af_statusがOrganicで計測される。 |
計測リンクの形式、特にpidの値を確認してみてください。 |
リターゲティング計測のテスト
リターゲティング計測のテストも可能です。計測リンクにパラメータを一つ追加する以外のプロセスはほぼ同じです。
新しい計測リンクを作成して、&is_retargeting=true
のパラメータを追加してください。
https://app.appsflyer.com/com.appsflyer.adNetworkTest?pid=YOUR_PID&c=YOUR_CAMPAIGN&af_click_lookback=7d
&clickid={clickid}&is_retargeting=true
このリターゲティング用のURLを使用して、アプリをインストールしてください。フローは、インストール計測のテストで説明したものと同様です。
管理画面でのリターゲティングコンバージョンの確認
AppsFlyerの管理画面を開いて、左メニューにあるリターゲティングをクリックしてください。リターゲティングCVが管理画面に表示されるまで、最大30分程度お待ちください。
ビュースルー計測のテスト
- AppsFlyerの管理画面で、My Appsのタブに移動してください。
- adNetworkTestのアプリを選択してください。
- AppsFlyerのサイドメニューから 連携 > 連携済みパートナー > アドネットワークを選択 > 連携タブへ移動します。
- ビュースルーアトリビューションがONになっていることを確認してください。
- インプレッションの計測リンクをコピーしてください。
https://impression.appsflyer.com/com.appsflyer.adNetworkTest?pid=YOUR_PID&c=YOUR_CAMPAIGN&af_viewthrough_lookback=24h&advertising_id=YOUR_GAID&af_siteid=YOUR_SITEID
パラメータに渡す値を以下のように置き換えてください。
- pid(YOUR_PID) - AppsFlyerから指定された、あなたのpidを入力してください。(末尾は_intです)
- c (YOUR_CAMPAIGN) - 任意のキャンペーン名を入力してください。
- advertising_id(YOUR_GAID)- テスト端末のGAIDを入力してください。
- af_siteid(YOUR_SITEID)- 任意のサイトIDを入力してください。
注意:リンク内のパラメータは、テストの目的で使用されている基本的なパラメータです。必要に応じて、計測リンクには他のパラメータも追加することが可能です。
- テスト端末にビュースルーの計測リンクを送信してください。
- ブラウザ上でリンクを開いて、アプリをストアからインストールしてください。
- アプリを起動すると、以下の画面が表示されます。
このメッセージが表示されない場合は、ビュースルーの計測リンクが正しく設定されていることを確認し、アプリを一度アンインストールしてから計測リンクを使用し、テスト端末を用意してアプリを再インストールしてください。
ヒント
より詳細な結果を得るには、計測リンクを使用してインストールのプロセスを繰り返してください。その際、アプリをアンインストールし、リンク内のパラメータ(キャンペーン名やsiteID、advertising_IDなど)を変更し、そのURLをクリックして再度アプリをインストールしてください。
管理画面上でのインストールの確認
アプリをダウンロードして初回起動すると、AppsFlyerの管理画面にその結果が表示されます。
インストールがアプリの管理画面に表示されるまで最大30分ほどかかることがあります。
ローデータエクスポート
あなたのアドネットワークにインストールが紐付いているアプリに関するデータがCSVフォーマットで取得可能です。
以下のデータが含まれます:
- インストール
- アプリ内イベント
- リターゲティングコンバージョン
- リターゲティングキャンペーンに紐づくアプリ内イベント
ローデータをエクスポートするには:
- AppsFlyer管理画面 左メニュー エクスポート > ローデータ出力に移動します。
- 日付範囲を選択してください。
- レポートを選択してください。レポートは数分以内にダウンロードされます。
ポストバックデータの検証
インストールが発生する毎に、サーバーへ送信するポストバックが生成されます。ポストバックURL、その内容とパラメータを確認するには、インストールポストバックのレポートを取得してください。
インストールポストバックのレポートには、Postback Urlという名称のカラム(列)があります。この列に、インストール毎に生成されたポストバックURLが一覧表示されます。
このデータを見て、以下のことを確認してください。
- URLのエンドポイントが正しいものであること
- Postback URLに追加されたパラメータが、AppsFlyerの計測URLに追加されているパラメータと対応していること
- Postback Error Messageの列が空欄であること