概要:カスタムディメンションを使用してGoogleアナリティクスの連携を設定します。
Googleアナリティクスのカスタムディメンション
AppsFlyerの計測データをGoogleアナリティクスに送信するには、AppsFlyer管理画面上での設定ではなく、GA上で設定するもう一つの方法があります。
重要!
次の理由により、カスタムディメンションの方法は推奨しておりません。
- AppsFlyer管理画面上でのGoogleアナリティクス連携は、シンプルかつ簡単、迅速に連携が完了できます。
- カスタムディメンションを使用したGoogleアナリティクスの連携は、複雑でエラーが発生しやすい方法です。
- カスタムディメンションを使用するには、AppsFlyerとGoogleアナリティクスの両方のSDKを実装する必要があります。
- カスタムディメンションを使用すると、数値の乖離が発生する可能性が高まります。
Googleアナリティクスとの新しい連携を使用している広告主様は、カスタムディメンションを設定する必要はありません。
Googleアナリティクスでメディアソースをカスタムディメンションとして設定する
Googleアナリティクスは、カスタムディメンションと呼ばれるユーザーレベルでのセグメンテーションを作成するための強力なツールです。カスタムディメンションの値は、モバイルデバイスから送信され、Googleアナリティクスダッシュボードのこれらのディメンションに基づいて、レポートが生成されます。
ステップ1:Googleアナリティクスで定義する
- GAメニューからアプリを選択します
- GAダッシュボードでトップバーにあるAdminを選択します
- PROPERTY 列で、Custom Definitionを選択します
-
カスタムディメンションを選択します
- 新しいディメンションを作成します。AppsFlyer Media Source と名付け、スコープでUser を選択していることを確認します。これにより、複数のセッションにわたってデータが保存されます。
各ディメンションは、インデックスと共に作成されます。このインデックスは後でアプリからのGA APIで使用できるよう覚えておいてください。この例では、新しいディメンションのインデックスは10です。
このステップを繰り返し、もう一つのディメンションを作成し AppsFlyer Campaignと名付けます
ステップ2:アプリからデータを設定して送信する
まず、AppsFlyer SDKからメディアソース値を取得する必要があります。onConversionDataSuccess
メソッドを使用してこの値を取得できます。
注: SDK ver5以降、 onConversionDataSuccess
がコンバージョンデータを取得するメソッドの名前です。5.0.0より前のSDKバージョンを使用している場合、メソッドの名前は、Androidでは onInstallConversionDataLoaded
、iOSでは onConversionDataReceived
です。SDK ver5.0.0にアップグレードすることをお勧めします。詳細についてはこちらをクリックしてください。
次に、Googleアナリティクス SDKを使用してメディアソースをカスタムディメンションとして設定します。方法については、次のコードサンプルを参照してください。
private static Tracker sTracker;
@Override
public void onConversionDataSuccess(Map<String, String> conversionData)
{
if (conversionData.get("af_status")== "Non-organic")
{
String mediaSource = conversionData.get("media_source");
String campaign = conversionData.get("campaign");
sTracker.set(Fields.customDimension(10), mediaSource);
sTracker.set(Fields.customDimension(1), campaign);
}
else if (conversionData.get("af_status")== "Organic")
{
sTracker.set(Fields.customDimension(10), "Organic");
}
}
-(void)onConversionDataSuccess:(NSDictionary*) installData {
id status = [installData objectForKey:@"af_status"];
if([status isEqualToString:@"Non-organic"]) {
id mediaSource = [installData objectForKey:@"media_source"];
id campaign = [installData objectForKey:@"campaign"];
[[[GAI sharedInstance] defaultTracker] set:[
GAIFields customDimensionForIndex:10
] value: mediaSource];
[[[GAI sharedInstance] defaultTracker] set:[
GAIFields customDimensionForIndex:1
]
value: campaign];
}
else if([status isEqualToString:@"Organic"]) {
[[[GAI sharedInstance] defaultTracker] set:[
GAIFields customDimensionForIndex:10
]
value: "Organic"];
}
}
ステップ3:Googleアナリティクスで結果を確認する
ほとんどのGAレポートには、カスタムディメンションと呼ばれるドリルダウンオプションがあります。ディメンション「AppsFlyer Media Source」または「AppsFlyer Campaign」(ステップ1で設定) を選択し、アプリをインストールしたユーザーをもたらしたメディアソースとキャンペーンを確認できます。