Protect360レポート:アドネットワーク向け

概要:新規ユーザー獲得やリターゲティングを担当するアドネットワークは、ブロックされたクリックやインプレッションのデータを受け取ることが可能です。

Protect360レポート:アドネットワーク向け

免責事項:このページでは、アドネットワークのみが利用できるProtect360のレポートに関する情報を記載しています。広告主が利用可能なデータについては、Protect360:連携済みパートナー向けを参照してください。

アドネットワークは、パートナー向けのData Lockerにて、以下のいずれかの理由でブロックされたクリックやインプレッションに関する情報を含むレポートを受け取ることができます。

  • アドネットワークが不正の上限を超えた場合に発生する、ブロックされたクリックやインプレッションのデータ。このレポートには、すべてのブロックデータと、クリックとインプレッションの上限設定によってブロックされたデータが含まれます。(上限設定について
  • アドネットワークのPIDパラメータとクリックを検証するためのクリック署名が有効でない場合に発生する、クリック署名が失敗した場合のデータ。(クリック署名について)

アドネットワークは、ブロックされたクリックやインプレッションのデータを広告主を横断して自社のアドネットワーク単位で取得することで、不正行為から自身を保護するために活用することができます。

レポートに関する注意点

  • データは、CSV形式で新規獲得 / リターゲティングアドネットワークのバケットに格納されます。
  • アドネットワークに関連するカラムと指標が含まれています(広告ネットワークに無関係なカラムはすべて削除されています)。
  • データは、 パートナー向けのData Lockerから取得可能です。
  • データの更新頻度: デイリー(Day0のデータがDay1にとどきます。)
    例:前日のデータは翌日の日本時間16:00(7:00UTC)に記録され、 Data Lockerのバケット内の、前日のh=23のフォルダに格納されます。  
  • 含まれるアプリ:1つのレポートにすべてのアプリのデータが格納されます。

レポートタイプ

ブロックされたクリックとインプレッション

このレポートには、上限設定やその他の理由でブロックされたクリックとインプレッションに関する集計レベルのデータが含まれます。 

レポートの構成

項目

備考

app_id

AppsFlyerの管理画面上のアプリID

site_id

広告を表示したパブリッシャー (配信面) を識別する、広告媒体が発行しているID

date

ブロックされた日付

agency

  • そのアドネットワーク経由で、トラフィックをもたらした代理店
  • 代理店が関与していない場合には、nullを返す
フィールド / ディメンション

項目

備考

number_of_blocked_clicks

アドネットワークがブロックされたクリックの総数

number_of_blocked_impressions

アドネットワークがブロックされたインプレッションの総数

number_of_capped_clicks

アドネットワークが上限設定でブロックされたクリック数(ブロックされた全クリックのうち)

number_of_capped_impressions

アドネットワークが上限設定でブロックされたインプレッション数(ブロックされた全インプレッションのうち)

指標

失敗したクリック署名データ

このレポートには失敗したクリック署名に関するユーザーレベルのデータが含まれ、アドネットワークがAppsFlyerのクリック署名の機能を使用する場合、有効なクリック署名を持っていないもののアドネットワークのPIDが振ってあるURKのクリック、もしくは署名が無効か期限切れといったデータが含まれます。クリック署名の失敗は、アドネットワークによるクリック署名の実装に技術的なエラーがある場合、またはクリックが第三者によってアドネットワークの代わりに(そのPIDで)送信された場合に発生する可能性があります。

レポートの構成

項目

備考

event_time

 

original_url

 

failed_signing_reason

例:

  • Invalid signature (無効な署名)
  • Missing signature (署名の欠落)
  • Expired signature (期限切れの署名)
  • Expired secret key (期限切れのシークレットキー)

is_blocking_enabled

クリック署名のAPIの設定モードを記載:

  • TRUEの場合は、APIが有効になっている状態。
  • FALSEの場合は、レポートのみの状態。
  • 無効になっている場合には、レポートには含まれません。
フィールド / ディメンション