概要
AppsFlyerのクロスプラットフォームOneLink(インプレッションURL)を使用すると、あるプラットフォームからのインストールを別のプラットフォームに表示される広告ビューに結び付けることができます。同じ世帯内の複数のインストールは、同じクロスプラットフォーム広告インプレッションに起因する可能性があります。
ヘルプコンテンツ
ヘルプセンター内のクロスプラットフォーム計測のセクションは、以下の3つの主要なセクションで構成されています:
- 概要: クロスプラットフォーム計測を開始するためのガイド
- プラットフォーム: モバイル、CTV、PC、ゲームコンソール、ウェブプラットフォーム上で、アプリのプロモーション実施とその計測をするためのガイド
- 業種特有のユーザージャーニー(近日公開):ゲーム、ストリーミング、その他業種のユーザー獲得の計測シナリオについて、すべてのプラットフォームから計測するためのガイド
設定方法
クロスプラットフォームインプレッションURLを使用してクロスプラットフォームアトリビューションを設定するには:
- クロスプラットフォームアトリビューション用の OneLinkテンプレートを作成または編集します。
- 1つのテンプレートで、複数のOSでアプリをサポートします(つまり、1つのテンプレートですべてのデバイスにおいて機能します)。
- クロスプラットフォームアトリビューションのセクションで、 編集ボタン-> クロスプラットフォームアトリビューションを有効にする をクリックし、クロスプラットフォームアトリビューションに関連するすべてのアプリを選択してください。
注: クロスプラットフォームアトリビューションが有効なOneLink テンプレートは、各アプリにおいて1つのみできます。
- (任意)クロスプラットフォーム計測の優先度を均等にする設定を有効にします。
- AppsFlyer管理画面の左メニューで、 設定 > 連携済みパートナー でアクティブな連携を選択してください。
- 連携タブの クロスプラットフォームセクションへ移動し、クロスプラットフォーム計測の優先度を均等にするトグルをオンにします。
- クロスプラットフォーム計測の優先度を均等にする期間を設定してください。
こちらは最大6時間まで設定可能です。
ここで設定したルックバック期間内は、決定論的モデルによるクリック計測と同等の計測優先度がクロスプラットフォームのインプレッションに適用された状態で、アプリインストールが計測されます。
- 次に、計測リンク(=クロスプラットフォーム用のインプレッション計測リンク)を作成してください。
- 連携済みパートナーの場合:
- AppsFlyer管理画面左メニュー 設定 > 連携済みパートナー でアクティブな連携を選択します。
- 計測リンク タブで計測リンクを作成する際に、[OneLinkを使用]をクリックしてください。
- クロスプラットフォーム計測の設定を有効にしたOneLink テンプレートを選択してください。
- ビュースルーアトリビューション まで下にスクロールします。
- クロスプラットフォームアトリビューションをオンにします。
これにより、af_xplatform=true
パラメータがインプレッション計測リンクに追加され、リンクにクロスプラットフォームアトリビューション機能が付与されます。このパラメータがない場合、URLは通常のインプレッションURLとして機能し、同じインプレッションに複数のインストールを紐づけ・計測することはできません。 -
クロスプラットフォームのビュースルールックバック期間を設定します。
これは、インプレッション計測リンクにaf_xplatform_vt_lookback
パラメータを追加し、アプリインストールをインプレッションに紐付けることができる、インプレッション後の時間数(最大 72時間)を示します。 -
その他、任意で使用したいパラメータを追加してください。 また、CTVによるモバイルアプリキャンペーンであることを識別できるようなキャンペーン名を設定するようにしてください。追加のデータとメトリックに追加できるパラメーターの詳細については、こちらをご覧ください。
- 例:
https://impressions.onelink.me/{template_id}?pid=__media_source__&af_xplatform=true&af_xplatform_vt_lookback=24h&af_siteid=__CSITE__&c=__ctv_to_mobile__&af_channel=__PLACEMENT__&af_c_id=__CAMPAIGN_ID__&af_adset=__AID_NAME__&af_adset_id=__AID__&af_ad=__CID_NAME__&af_ad_id=__CID__&af_source_platform=__source_platform__&af_source_device_category=__device_category__&af_ad_type=__CTYPE__&redirect=false
- 例:
-
オウンドメディアや非連携済みパートナーの場合:
- 上記のステップ3.7のリンクを使用してください。
- その他、任意で使用したいパラメータをURLに追加してください。追加できるデータとパラメータの詳細についてはこちらのページをご確認ください。
- 連携済みパートナーの場合:
- CTVやPC、コンソールのプラットフォーム上で表示する広告に設定するために、アドネットワークへ計測リンクを入稿してください。
アドネットワークの一覧
CTV、PC、コンソールのプラットフォームに広告を表示し、クロスプラットフォームアトリビューション(CTVからモバイルアプリなど)をサポートしているアドネットワークの一覧は、 AppsFlyer Partner Marketplaceで確認できます。確認するには、AppsFlyerアカウントへのログインが必要になります。
特性と制限
特性 | 備考 |
---|---|
アトリビューション期間 | ルックバック期間を指定するパラメータ af_xplatform_vt_lookback に応じて1〜72時間(デフォルト:24時間) |
リターゲティング | サポートされておらず、計測対象外です。 |
アトリビューション方法 | 確率論的モデリングによるビュースルー計測 |
世帯アトリビューション | サポート対象です。つまり、同じ世帯内の複数のインストールは、同じクロスプラットフォームの広告インプレッションに起因する可能性があります。 |
レポート |
|
IPマスキング | クロスプラットフォームエンゲージメントのIPマスキングは、アプリレベルの特性であるため、サポートされていません。ip_masking が構成されている場合、インストールはクロスプラットフォーム エンゲージメントに起因しません。 |
非連携済みパートナー | AppsFlyerと連携していないパートナーを使用する場合、成果通知(ポストバック)はそのパートナーへ送信されません。 |
数値の乖離
AppsFlyerとtvScientificではアトリビューションモデルに違いがあります。これにより、tvScientificダッシュボードとAppsFlyerダッシュボードの間に不一致が生じる可能性があります。
以下の表の不一致の理由を参照してください:
原因 | TVScientific | AppsFlyer |
---|---|---|
ベースラインのモデル | 共有クレジットアトリビューションモデル | ラストタッチアトリビューションモデル |
ルックバック期間 | 最大30日間 | 最大72時間 |
リターゲティング | 新規ユーザー(新規インストール)とリピーター(リエンゲージメント)の両方をアトリビューション | 新規ユーザー(新規インストール)のみのアトリビューション |
コストの割り当て |
広告配信費用はOS(iOS / Android)に関係なくインプレッションに割り当てられます。 |
広告配信費用は、iOS と Android の別々のシステムのインプレッションに割り当てられます。 |
よくある質問
Q: 確率的モデリングによるビュースルーアトリビューションを有効にするには、オンにする必要がありますか? A: いいえ。アプリ設定画面の 確率的モデリングによるビュースルーアトリビューションを有効にする トグルは、クロスプラットフォームのビュースルーアトリビューションを機能させるためにオンにする必要はありません。 |