概要:Meta広告でiOSのコンバージョンやアプリ内イベントを最適化し、iOSのリエンゲージメントを計測するAEMソリューションについて説明します。
概要
AppsFlyerは、Meta広告の合算イベント測定(AEM)に対応しています。このソリューションでは、以下のアトリビューション方法を使用して、iOS 14以降のデバイスのWebイベントとアプリイベントを計測できます。
AEMソリューションでは、イベントがAEMの要件を満たす場合、Metaは広告主からのコンバージョンとアプリ内イベントのポストバックを受信します。イベントがAEMの要件を満たしているかどうかは、以下を参照してください。
リエンゲージメント向けアプリAEM
Meta広告はAEMを使用して、広告IDを取得できないiOSユーザーについて、ディープリンクによるリエンゲージメントアトリビューションを提供します。
アトリビューションの流れ
Meta広告は、AEMのcampaign_ids識別子とともに、アトリビューションデータをディープリンクに追加します。 AppsFlyerは、ディープリンクURLに含まれるキャンペーンパラメータを受信して処理し、以下を行います。
- 集計レポートデータをMeta広告に提供します。
- Meta広告が追加したディープリンク情報に基づいてアトリビューションを行います。
- ディープリンクのアトリビューションデータを、ローデータレポートと集計データレポートに含めます。
アトリビューションデータのパラメータ
Meta広告から共有される以下のアトリビューションデータのパラメータが、レポートに含まれます。
ad_idadgroup_idcampaign_idcampaign_group_idaccount_id
注意
リマーケティングにAEMを利用するため、AppsFlyer SDKはディープリンクを開いた際にcampaign_ids文字列を取得します。デフォルトでは、SDKはすべてのドメインのディープリンクを共有します。連携をカスタマイズしている場合は、AppsFlyerのドメインだけでなく、Metaのドメインを含むすべてのドメインのディープリンクを共有するよう設定されていることを確認してください。
ディープリンクによるリエンゲージメントアトリビューションのよくある質問
このアトリビューションを有効にするため、広告主側で必要な対応はありますか?
アトリビューション用のパラメータを受信するために、広告主側で対応する必要はありません。
ただし、ディープリンクによるリエンゲージメントを計測するには、[リエンゲージメントアトリビューション]をオンにする必要があります。
注意:Meta広告のAEMに関する利用規約に基づき、リエンゲージメント計測を有効にすると、Meta広告へのポストバックに、アトリビューションデータの一部としてIPアドレスの一部が含まれる場合があります。
代理店とMetaキャンペーン管理パートナーへの対応はどうなっていますか?
現時点では、代理店とMetaキャンペーン管理パートナーへのアトリビューションはサポートされていません。そのため、すべてのトラフィックはMeta広告にアトリビューションされます。これは一時的な制限であり、近日中に変更される予定です。
このアトリビューションのデータに制限はありますか?
ディープリンクによるアトリビューションのデータは、レポートの制限対象ではありません。そのため、すべてのデータが集計レポートとユーザーレベルのローデータレポートの両方に表示されます。
アプリの宣伝向けアプリAEM
AEMの利用要件
アプリがMeta広告のAEM利用要件を満たしている場合、広告セットの作成時に、デフォルトで[合算イベント測定]が選択されます。この場合、キャンペーンでAEMとSKANを併用できます。代わりに[AppleのSKAdNetwork]を選択すると、キャンペーンに適用されるのはSKANのみになります。その場合、AppsFlyerでMeta広告のアプリ内アクティビティを計測できる範囲が限られます。
注意
AEMの利用要件に関して問題がある場合は、アプリイベントのAEM利用要件の確認を参照してください。
AEMのデータ共有
拡張データ共有を使用すると、広告IDを取得できないユーザーのイベントも含め、要件を満たすすべてのコンバージョンイベントを、Meta広告での計測に利用できるようになります。
- 拡張データ共有がオフの場合、対象は広告IDを取得できるユーザーのコンバージョンイベントに限られます。広告IDのないユーザーのイベントは、共有もアトリビューションもされません。
- 拡張データ共有がオンの場合、広告IDを取得できないユーザーも含め、すべてのユーザーのコンバージョンイベントをMeta広告で利用できるようになります。 AppsFlyerは、これらのイベントをアトリビューションします。提供するデータには、デバイスID以外の追加のデバイス関連情報が含まれる場合があります。詳細は、拡張データ共有を参照してください。
注意
- ここでいうイベントには、インストール、アプリ起動、アプリ内イベントがすべて含まれます。
- 拡張データ共有を有効にする前に、第三者によるデータの利用も含め、これらのデータをMeta広告に提供することが、適用されるプラットフォームのポリシーや規制に準拠していることを確認してください。提供するデータには、IPアドレス、anon_ids(取得できる場合)、vendor_id、ユーザーエージェントが含まれる場合があります。
- サーバー間(S2S)で送信するアプリ内イベントについて、Meta広告は、イベントペイロードにIPアドレスとベンダー識別子(IDFV)の両方を含めることを求めています。これらの識別子がないイベントは、Meta広告のAEMによるアトリビューションの対象になりません。
- アプリの宣伝向けのMeta AEMには、非確定的なビュースルーのアトリビューション申告が含まれる場合もあります。 Meta AEMの非確定的なビュースルーアトリビューションに対応するには、アプリ単位の[キャンペーン計測モデリングによるビュースルーアトリビューションを有効にする]がオンになっていることを確認してください。詳細は、確率論的モデリングによるビュースルーアトリビューションを参照してください。
アプリイベントのAEM利用要件の確認
Metaイベントマネージャで、アプリイベントがAEMの利用要件を満たしているか確認できます。アプリイベントが要件を満たすと、選択したAEMキャンペーンの成果を広告マネージャで確認できます。確認方法の詳細は、Metaのドキュメントを参照してください。
AEMの有効化手順のまとめ
AppsFlyerでMeta広告のAEMを有効にする際のチェックリストとして、以下の表を使用してください。
| ソリューション | トグル | トグルの場所 | 効果 |
|---|---|---|---|
| リマーケティング向けAEM(リエンゲージメント) | リエンゲージメントアトリビューション | パートナー連携(Meta広告) | リマーケティング向けのAEM(リエンゲージメントアトリビューション)を有効にします。 |
| アプリの宣伝向けAEM(インストール) | 拡張データ共有 | パートナー連携(Meta広告) | アプリの宣伝向けのAEMを有効にします。広告IDを取得できないユーザーのイベントもMetaで計測できるようにし、該当する場合は非確定的なアトリビューション申告も受け入れます。 |
| アプリの宣伝向けAEM(インストール) | 確率論的モデリングによるビュースルーアトリビューションを有効にする | アプリ設定 | 非確定的なアトリビューション申告によるビュースルーアトリビューションを有効にします。 |
トラブルシューティング
Meta AEMの利用要件を満たさないイベントのトラブルシューティング
Meta広告でアプリイベントが要件を満たさないと判定され、「Missing opt-out events」などのAEM関連エラーが表示される場合、通常はデータの欠落や設定不備が原因です。以下のチェックリストを使用して、よくある問題を特定し、解決してください。
重要!
以下の手順を完了した後、変更が反映されるまで時間を置いてください。変更の適用後、Meta広告でAEMの利用可否が反映されるまでに、最大2~3日かかる場合があります。
ステップ1:拡張データ共有が有効か確認
- [連携]>[連携済みパートナー]>[Meta広告]に移動します。
- [拡張データ共有]がオンになっていることを確認します。
ステップ2:IPマスキングが無効か確認
IPアドレスをマスキングしたイベントは、AEMの対象になりません。
- [アプリ設定]に移動します。
- [IPマスキング]がオフになっていることを確認します。
ステップ3:サーバー間(S2S)イベントに必須パラメータが含まれているか確認
すべてのS2Sイベントに、以下を含める必要があります。
- IPアドレス
- IDFV(ベンダー識別子)
ステップ4:ATTの同意率を確認
Metaは、IDFAがない、または値がすべて0になっているイベントの受信件数に上限を設けています。アプリがこの上限を超えると、次のエラーが表示される場合があります:Advertiser Tracking Enabled parameter volume out of range.
ステップ5:ポストバックのマッピング設定を確認
イベントポストバックで[すべて送信(オーガニックを含む)]が設定されていることを確認します。
ステップ6:必要に応じてリエンゲージメント設定を確認
リエンゲージメントキャンペーンの場合:
- [アプリ設定]とMetaの連携済みパートナーページの両方で、[リエンゲージメントアトリビューション]を有効にします。
それでも解決しない場合
特定のイベントが引き続き要件を満たさない場合は、以下を行ってください。
- Metaのイベントマネージャに移動し、画面の案内に従います。
- 対象のアプリイベントを選択します。
- 優先する接続方法として[MMP traffic]を設定します。
サポートが必要な場合
問題が解決しない場合は、以下を行ってください。
- サポートチケットを作成します。
- Meta広告で要件を満たさないと判定されたイベントが分かるスクリーンショットを添付します。
キャンペーンはAEMの利用要件を満たしていますが、ダッシュボードやレポートでAEMデータを確認できません
Metaは次のように回答しています。「この更新は、MMPと連携して今後数か月かけて段階的に提供します。提供が完了するまで、一部の広告主は利用できない場合があります。」
AMMに同意した後も、AEMで計測されたインストールがローデータレポートに表示されないのはなぜですか?
AAPが有効な場合、Metaの合算イベント測定(AEM)でアトリビューションされたインストールは、ローデータレポートから除外されます。これは、AMMに同意済みの場合も同様です。