概要:このガイドを使用して、アプリを持っていない 新しい ユーザーの使用しているプラットフォームに応じて、最適なストアまたはウェブページへ遷移させるリンクを作成しましょう。AppsFlyer SDKがアプリにインストールされている場合、これらのユーザーは、バナーやメール、SMSキャンペーン、ポスター上のQRコードなどのオウンドメディアを含む、正しいメディアの成果として計測されます。
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作業範囲
関係各位 マーケティング担当者のみが必要です。 AppsFlyer SDK がすでにインストールされている場合は、AppsFlyer ダッシュボードを使用してこのガイドを完全に完了できます。デベロッパーがアプリのコードを変更する必要はありません。 |
前提条件
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所要時間 約30 分。 |
結果
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例
マークは、「フィード・ミー」という成功した食料品配達サービスのマーケティング担当者です。マークは、ユーザーベースの電話番号を対象に、フィード・ミーの新しい iOS と Android のモバイルアプリをダウンロードするように促します。アプリをまだインストールしていない登録ユーザーを対象としたSMSキャンペーンを予定しています。ただし、マークはどのユーザーが Android デバイスまたは iOS デバイスを持っているか分かりません。
これを解決するために、マークは OneLink で作成した短縮URLを含むSMSを送信します。ユーザーがその SMS を受信してリンクをクリックすると、自動的に適切なアプリストアまたはランディングページに誘導され、簡単にアプリをインストールすることができます。
これらの新規インストールは SMS キャンペーンの成果として紐づき 、マークはAppsFlyerでSMS キャンペーンの成功を確認できるようになります。
手順
次の手順を実行して、カスタムリンクを設定します:
- 各自のデバイスに応じて、正しいアプリストアまたはWebページにユーザーを誘導します。
- クリック/インストールを所有するメディアソースに関連付けします。
1. OneLink テンプレートの作成
OneLink テンプレートは、リンクのコアにあたるルーティングロジックを表します。OneLink テンプレートは、エンドユーザーがクリックできないリンクです。多くのカスタムリンクを生成するための基礎となります。OneLink テンプレートは、ユーザーのリダイレクト方法について、ユーザー各自のプラットフォームに応じて、アプリがインストールされているかどうかに基づいての決定を記録する場所です。
1 つの OneLink テンプレートは、このガイドの後半で説明するように、多数のリンクを作成するための基礎となります。アプリケーションの(テスト以外の)存続期間中に、1つ以上の OneLink テンプレートが必要になることはまれです。
OneLink テンプレートを作成するには:
- AppsFlyerの管理画面から、[エンゲージメント&ディープリンク] > [OneLinkカスタムリンク] を開きます。OneLink はアカウントレベルの機能で、すべてのアプリの OneLink テンプレートとそのカスタムリンクを作成できます。
- ページの左上隅にあるOneLink テンプレートの追加をクリックします。
neLink テンプレートの設定ページが開きます。
- OneLink テンプレート名の項目に、名前を入力します。
注意
- OneLink テンプレート名には、アプリの名前を含めます(例:feed_me)または OneLink で表されるユースケースまたはエクスペリエンス(例:pre_launch_landing_page)。
- 名前には、キャンペーン名、チャンネル名、メディアソース(これは実際のエンドユーザーリンクではなく、多くのリンクを作成するための基礎となるテンプレートなので)、プラットフォームの名前(Android、iOS、これは複数のプラットフォームが OneLink テンプレートを使う理由であるため)を含めることはできません。
- このテンプレート名は内部でのみ使用されます。マーケティングアトリビューションデータには影響せず、ユーザーには見えません。
- [Subdomain ]フィールドに、サブドメイン名を入力します。
- ブランドにマッチするサブドメインを選択します。たとえば、Webサイトが www.acme.com である場合サブドメインとして acme を選択します。
- 小文字、数字、またはハイフン (-) のみを使用してください。
- OneLink は、完全に独自ブランドでのリンクもサポートしています。詳細はこちら
-
Android アプリ、iOS アプリ、またはその両方を選択します。これはアプリを持っていないクリックユーザーを正しいアプリストアにリダイレクトする処理を行います。
- [オプション] 別のURLに変更する: 場合によっては、新規ユーザーをアプリストアに直接アクセスさせるのではなく (またはアプリがまだストアに未公開の場合など)、モバイルWebエクスペリエンスに誘導したい場合があるかもしれません。この実装をするには、URLをURLフィールドに入力します。
- Android アプリと iOS アプリを選択した場合は、新規と既存のユーザーをそれぞれの宛先に転送するようにテンプレートが構成されます。
- Android または iOS のいずれか 1 つのアプリのみを選択した場合、テンプレートは、すべてのユーザー( iOS と Android、新規および既存)を 1 つの既定の宛先に転送するように構成されます。
- アプリがインストールされている場合はスキップしてください。これについては、次のガイドで説明します。
-
[オプション]デスクトップでリンクがクリックされたとき、遷移先を変更します 。
- 場合によっては、デスクトップコンピュータ上でリンクがクリックされることがあります。特に、電子メールやソーシャルメディアから送信される場合です。リンクまでのデスクトップトラフィックが多くなると想定される際、関連するアプリストアではなく、ランディングページやメイン Web サイトのホームページ、あるいは携帯電話上に SMS リンクをリクエストできるページに転送したい場合があるかもしれません。
- デフォルトでは、デスクトップユーザーは、アプリの iOS App Store ページ、または Google Play のアプリページ(iOS アプリが定義されていない場合)にリダイレクトされます。
-
[ オプション] 他のプラットフォームからアプリを選択する
以下について専用アプリバージョンをお使いの場合:- Windows Phone - トグルを有効にしてアプリを選択するか、別のURLに変更します。
- iPad -トグルを有効にして iPad アプリを選択します
- Amazon Kindle Fire -トグルを有効にし、AmazonストアのASINまたはアプリページのURLを追加します。
- OneLink テンプレートを保存(編集済みテンプレートの OneLink テンプレートを更新)をクリックします。
これで OneLink テンプレートが作成され、さまざまなクリック可能なリンクを作成するために使用できます(次のセクションを参照)。
2. ユーザー用のカスタムアトリビューションリンクの作成
OneLink テンプレートの準備ができました!次に、オウンドメディアキャンペーンにユーザー獲得成果を紐づけるためのカスタムリンクを追加します。カスタムリンクを設定して ユーザーと共有するためのURLを取得します。
OneLink テンプレートに基づいてカスタムリンクを作成するには:
- AppsFlyerの管理画面から、[エンゲージメント&ディープリンク] > [OneLinkカスタムリンク] を開きます。
- OneLink テンプレートを選択して、カスタムリンクを追加します。
- 新しいテンプレート - カスタムリンクを追加をクリックします。
- リンクが定義されているテンプレート - カスタムリンクを追加をクリックするか、リスト内のカスタムリンク名をクリックして編集します。
- カスタムリンクページが開きます。
ページヘッダーには、そのリンクが所属する OneLink テンプレートに基づいて、カスタムリンクに設定されているアプリが表示されます。ヘッダー内のリンクをクリックすると、この OneLink テンプレートの OneLink カスタムリンクのリストに戻ります。 - カスタムリンク名フィールドに名前を入力します。
- リンクを作成する理由、またはリンクを共有するユーザーに応じて分かりやすい名前を選択します。
- ショートリンクフィールドで、次の操作を行います:
- ブランドリンク が 1 つ以上ある場合は、ドロップダウンメニューから選択します。
- 短縮 URL を特定の値に設定するか、デフォルト値をそのまま使用します。
- [計測] タブでは、クリックしたユーザーをメディアソース、キャンペーン、チャンネルなどに関連付けるパラメータを選択できます。
- 提案されたオウンドメディアソース をクリックします(例:SMS) 。あるいは [カスタム] をクリックして別の名前を設定します。選択した名前はメディアソース名で、クリックしたユーザーのすべてのデータがそこに収集されます。詳細は、最適なカスタムメディアソースの選び方をご覧ください。
- キャンペーン名 を選択します(例:summer 2020)。これにより、同じオウンドメディアメディアソースで異なるキャンペーンを比較できます。
注 : 入門用や、リンクをテストする目的では、メディアソース に「test」という名前を付けたり、 キャンペーンには「getting started guide」などと名前を付けます。 - リターゲティングキャンペーンのトグルをスキップします。こちらは以下のガイドで詳細を説明します。
- [パラメータを追加] をクリックして、広告セット名、広告名、チャンネル、独自のカスタムパラメータ、1 ~5のサブパラメータなどの計測パラメータを追加します。これにより、マーケティング活動のより詳細な分析が可能になります。詳細は、追加の計測パラメーターをご覧ください。
- [オプション] クリックスルー ルックバック期間の値を変更します。 トグルをオンにすると、スライダーが表示され、ルックバック期間( 1~23時間、または 1~30日間)を設定できます。無効にすると、デフォルト値は 7 日間です。
- [オプション] インストール当たりの固定コストを設定します。新しいインストールごとにかかる費用の通貨と金額を選択します。これにより、所有するメディアキャンペーンのROAS(広告費回収率)が確認できます。
-
[リダイレクション&ディープリンク] と [ソーシャルアプリのランディングページ] タブをスキップします。
次のガイドで、ディープリンクを有効にした際にこれらのタブが役立ちます。
ただし、アプリページとは異なるURLにユーザーをリダイレクトしたい場合にのみ、[リダイレクト&ディープリンク] タブにて、カスタムのAndroidとiOSのURLを指定することで実現できます。注意!OneLinkテンプレートのカスタムURLに既に値が設定されている場合は、これらのカスタムリンクURLがオーバーライドします。 - [リンクを生成] をクリックします。
ショートリンクとロングリンクが、それぞれに対応する QR コードといっしょに表示されます。
3. テスト
リンクをテストするには:
前提条件:アプリをインストールしていない登録済みのデバイス。
- AppsFlyer の管理画面から、[エンゲージメント&ディープリンク] > [OneLink カスタムリンク] へ移動します。
- テストしたいリンクのアクションアイコンにカーソルを合わせ、URLを取得をクリックします。
- 短縮 URL または長い URL を携帯電話に送信します。次のいずれかを実行できます:
- お使いの携帯電話のカメラまたは QR スキャナーアプリで QR コードをスキャンします。
- リンクを自分宛てにメールまたはWhatsAppで送信し、自分の端末で開きます。
注:iOSのノートや、モバイルブラウザに直接貼り付けたりしないでください。多くの場合、 モバイルオペレーティングシステムは、意図的にこのコンテキストでアプリを開かないようにしています。
- モバイル端末のリンクをクリックします。
プラットフォームによっては、アプリストアやランディングページに移動します。
注 : モバイルデバイス を実際にクリックする必要があります。Javascript や 301/302 リダイレクトでは ユニバーサルリンクや Android アプリリンクをトリガーできません。一部のブラウザでは、基本的なリダイレクトでさえ、これらのメソッドでは失敗します。 - アプリをダウンロードして起動します。
- AppsFlyer のオーバービュー管理画面で、新しいオーガニックインストールを探します。
メディアソース(例:test)と URL に入力したキャンペーン名で新しいクリックとインストールがあるか確認します。
リンクが期待どおりに動作しませんか?トラブルシューティングガイドをご確認ください。
この記事の 3 つの手順をすべて完了したら、完成です!アプリを持っていないすべての新しいユーザーに送信できて、正しいアプリストアに誘導できるリンクを作成しました。
次のセクションにはOneLinkに関するよくある質問と一般的な説明が含まれます。
OneLinkテンプレートに関するよくある質問
アプリを複数のOneLinkテンプレートに割り当てる方法
1つのOneLinkテンプレートを使用して、無制限の数のOneLink URLを作成できますが、場合によっては、アプリを複数のOneLinkテンプレートに割り当てる必要があります。
たとえば、店舗外マーケット用に複数バージョンのAndroidアプリを用意している場合は、Androidバージョンごとに個別のOneLinkテンプレートが必要になることがありますが、これらすべてに同じiOSアプリを割り当てることができます。
アプリを追加する各テンプレート(最初のテンプレート以外)では、関連するディープリンク方法に応じて、以下の手順を実行する必要があります。
Android: URIスキーム
特別な操作は必要ありません。
iOS: ユニバーサルリンク
新しいOneLinkが動作するには、アプリのAASAファイルを更新する必要があります。新しいOneLinkテンプレートを作成し、新しいバージョンをストアに送信します。新しいバージョンに更新したiOSユーザーのみが、新しいテンプレートで構築されたOneLink URLをアクティブ化できます。
Android: アプリリンク
- 新しいOneLinkテンプレートを作成し、このために生成された新しいOnelink IDをコピーします。
- アプリリンクセクションの最下部にあるXMLスニペットをコピーして、以前のインテントに加えて、ディープリンクするインテント内部の AndroidManifest.xml ファイルに追加します。
- 新しいバージョンをストアにリリースします。新しいバージョンに更新したAndroidユーザーのみが、新しいテンプレートで構築されたOneLink URLをアクティブ化できます。
注意
AppsFlyerアカウントは、アカウントあたり最大100個のOneLinkテンプレートを定義できます。
OneLink テンプレートを削除できますか?
はい、OneLinkテンプレートを削除することは可能ですが、そのためには担当CSMにご連絡ください。
注意:削除するテンプレートを使用中のOneLink URLがある場合、クリックしたユーザーはアプリストアへリダイレクトされません。したがって、削除する前にそのテンプレートを使用しているOneLink URLがひとつもないことを必ず確認してください。または、テンプレート構成を変更することで解決できるか確認してください。
広告代理店はOneLinkテンプレートを作成できますか?
いいえ、代理店は独自で OneLink テンプレートを作成することはできません。ただし、代理店は既存の OneLink テンプレートを使用してカスタム計測リンクを作成できます。これは、代理店がテンプレート内のすべてのアプリにアクセス権限がある場合に実行できます。
OneLinkテンプレートのサブドメインを編集できますか?
そのテンプレートに基づくAppsFlyerにカスタムリンクがない限り、OneLinkテンプレートのサブドメインを編集できます。
AppsFlyerにてOneLinkテンプレートに基づいたカスタムリンクを既に作成した場合、サブドメインの編集はできません。既に公開されているリンクがある場合、サブドメインを変更してしまうとリダイレクション/ディープリンクの動作に支障きたす恐れがあるためです。サブドメインを変更するには、次のいずれかの手順を実行します。
- 異なるサブドメインで新しいOneLinkテンプレートを作成し、それに基づいてリンクを作成します。
- AppsFlyerにて、そのテンプレートに基づいた全てのカスタムリンクを削除します。そのテンプレートに基づいたリンクがない場合、サブドメインは編集できるようになります。
OneLinkパラメータに関するよくある質問
カスタムメディアソースの名前として何を使用できますか?
連携済みパートナーが使用しているpid値 (末尾に _int が付く) は、カスタム計測リンクのメディアソース名としては使用できません。パートナー向けの計測リンクは、連携済みパートナーから設定してください。詳細については、こちらをクリックしてください。
「Facebook」や「Facebook Ads」、「GoogleAdwords」、「Twitter」、「Organic」はカスタムメディアソース名として使用しないでください(大文字小文字の区別有り)。これらの名前をカスタム計測リンクに使用すると、オウンドメディア経由のインストールが連携済みパートナーの成果として計測され、計測データの正確さに影響が出る場合があります。
追加のアトリビューションパラメータ
階層化して分析できるように、次のアトリビューションパラメータを追加することができます。
アトリビューションパラメーター | 説明 | パラメータリンク名 |
---|---|---|
Campaign(キャンペーン) | 同一のオウンドメディアの中で異なるキャンペーンの成果を比較するために追加します。 | c |
Adset(広告セット) | 広告セット名を設定すると、メディアソースの特定のキャンペーン内で様々な広告セットを比較できます。 | af_adset |
Ad Name(広告名) |
オウンドメディアソースの特定のキャンペーン、広告セット内での広告名を追加し、成果を比較します。 |
af_ad |
Channel(チャネル) | オウンドメディアを複数のチャンネルで配信している場合は、チャンネル名を設定すると、チャンネルごとに比較することができます。たとえば、2社のSMSサービスプロバイダーを使用する際に、チャンネルのパラメータを使用してそれぞれ設定すると、後でコンバージョン率を比較して、より優れたプロバイダーを判断できます。 | af_channel |
Subscriber Parameters(サブパラメータ) | 5つのサブパラメータを使用して有効な値を挿入できます。これらのパラメータはパースされ、ローデータレポートの該当カラムに表示されます。データの集計や絞込みを行うのに便利な値を入力できます。 | af_sub1, af_sub2, af_sub3, af_sub4, af_sub5 |
Custom Parameters(カスタムパラメーター) | サブパラメータと同様に、任意の値や名前を使用することができます。ただし、これらはパースされず、ローデータレポートには反映されません。オリジナルURL上でのみ確認できます。 |
カスタム |
AppsFlyer のトラッキングリンク構造およびパラメータの詳細については、こちらを参照してください。
カスタムルックバック期間
Customized Lookback Window(カスタムルックバック期間)ボタンをオンにすると、クリックからインストールまでの最長期間を設定できます。ルックバック期間内に発生したインストール(初回起動)は、そのメディアソースの成果となります。その後に発生したインストールは、オーガニックになります。
デフォルトでは、期間は7日間に設定されていますが、状況に応じて他の期間を設定することができます。
例
メールを使用したキャンペーンに対して、通常の7日間のルックバック期間は妥当な期間です。だたし、そのメールに印象的で関心を引く動画が含まれる場合、クリックルックバック期間を14日間に設定しても良いでしょう。
クリックルックバック期間の詳細についてはこちらを参照してください。
インストールあたりのコスト
Cost per install(CPI:インストール毎のコスト)ボタンを有効にすると、リンク経由で発生したインストールごとに特定のCPI値を適用することができます。
コスト通貨を選択し、コストにはCPI値を数値のみ(float - 小数点以下4桁まで)で入力します。
例
SMSキャンペーンのコストが、1000メッセージにつき$20と仮定します(CPM)。これまでの経験から、5%のコンバージョン率を達成できると考えると、算出できるCPIは$0.4です。その場合、CPIを0.4 USDに設定すると、SMSキャンペーンの成果となるROIを簡単に確認できるようになります。
詳細については、コストとROIの計測を参照してください。
計測リンクパラメーター:af_cost_currency、af_cost_value
パラメータ名では大文字と小文字が区別されますか?
はい。計測リンクでパラメータを設定する際は、一貫したパラメータ名を使用するようご注意ください。大文字と小文字を断続的に使用しないでください。
パラメータ名で大文字と小文字を統一しない場合、管理画面とローデータ上でデータに問題が発生する可能性があります。
例えば、ある計測リンクに pid=MyMediaSource を、別のリンクに pid=mymediasource を設定した場合、データに乖離が発生する可能性があります。これは計測リンクで設定した他のパラメーターにも同様に、当てはまります。大文字小文字を選択する場合は、必ず使用を統一してください。
リダイレクト時のパラメータ転送の防止
af_r
、af_ios_url
、af_android_url
、af_web_dp
は、計測リンクまたはOneLinkからパラメーターをリダイレクトされたページへ引き継ぎます。これらのパラメータがリダイレクトされたページに引き継がれないようにするには、計測リンクに af_param_forwarding=false
を追加してください。
シングルプラットフォームのカスタムリンクはまだ利用できますか?
OneLinkは、オウンドメディア向けのカスタム計測リンクを作成するためにサポートされている唯一の方法です。
以前は、OneLinkを使用せずに、単一プラットフォーム(アプリ固有)のカスタムリンクを作成することができました。この方法は廃止され、新しいカスタムリンクはOneLinkテンプレートに基づいてのみ作成できます。
ただし、従来の単一プラットフォームのカスタムリンクをお持ちの場合、それらは引き続き機能します。[OneLink カスタムリンク] ページの右上隅にある [従来のシングルプラットフォームリンクを表示 ] をクリックして、従来のリンクを表示および編集することもできます。
カスタムインプレッションURL
カスタムインプレッションURL を使用すると、次のことが可能になります。
- オウンドメディアのインプレッションからクリックまでのコンバージョン率を測定します。
- クリックの計測をします。
AppsFlyerはユーザーデバイスのプラットフォームを検知して、それらのクリックを正しいメディソースに紐づけます。
前提条件:アクティブなOneLinkカスタムリンク
作業に必要な担当者:
マーケティング担当とWeb開発者
インプレッションのみを測定するためのインプレッションURLを作成する方法:
- AppsFlyer の管理画面から、[エンゲージメント&ディープリンク] > [OneLink カスタムリンク] へ移動します。
- テストしたいリンクのアクションアイコンにカーソルを合わせ、URLを取得をクリックします。
- OneLinkの長いURLをコピーして編集します。
例:https://go.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&
- 「go」の部分(またはアプリ独自のサブドメイン)を「impressions」に置き換えます。
例:https://impressions.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&
- インプレッションURLをコピーして開発者に送信します。
- Web開発担当者にインプレッションURLをWebサイトのロジックに実装するよう依頼します。
インプレッションURLの用意が完了しました。Webページ上のインプレッション数をカウントできますが、新規インストールは計測できません。ビュースルー計測については、次のステップに従ってください。
インプレッションURLを計測に使用する方法:
- 前述の手順に従って、インプレッションURLを用意します。
- 訪問者のデバイスID、つまり iOSユーザーのIDFA (
idfa=
) とAndroidユーザーのGAID (advertising_id=
) を追加します。注意
- iOS 14 デバイスでは、IDFA は収集されません。
- GAIDが何等かの理由で利用できない場合は、Android ID (
android_id=
) をリンクに含めてください。これも利用できない場合は、IMEI (imei=
) を使用してください。 - デバイスIDの値は、SHA1を使用してハッシュ化し、セキュリティを強化することができます。パラメーター名は「sha1_」で始まり、その後にパラメーター名とハッシュ値を付けます。例:sha1_idfa、sha1_advertising_id、 sha1_android_id、sha1_imei
- [オプション] デフォルトの1日ビュースルールックバック期間 の値を変更したい場合は、
af_viewthrough_lookback
パラメータに新しい値を追加してください。例:af_viewthrough_lookback=5d&
- インプレッションURLをコピーして開発者に送信します。
- Web開発担当者にインプレッションURLをWebサイトのロジックに実装するよう依頼します。
完全なインプレッションURLの例:
https://impressions.onelink.me/j7rN?pid=email&c=Spring&af_viewthrough_lookback=5d&.sh
連携済みパートナーに関するよくある質問
ソーシャルアプリにOneLink URLを使用する(無料投稿)
広告主はソーシャルアプリ上で急速に「拡散」している投稿でOneLinkを使用することを希望する場合があります。それは、このような投稿を目にする見込みユーザーは、事前にデバイスに基づいてターゲティングできないためです。
残念ながら、主にAppleのユニバーサルリンクによって設けられている制限と、一部のソーシャルアプリの規制により、OneLinkを使用したディープリンク、時には基本的なデバイスの検知、リダイレクト、成果計測を行うことができません。
下表では、現在の主要ソーシャルアプリで、OneLinkを使用して実行できることをまとめています。
ソーシャルアプリ | アプリをインストールしていないAndroidユーザー | Androidディープリンク | アプリをインストールしていないiOSユーザー | iOSディープリンク |
---|---|---|---|---|
✓ | ✓* | ✓ | ✓* | |
Facebook Messenger | ✓ | ✓* | ✓ | ✓* |
Snapchat | ✓ | ✓* | ✓ | ✓* |
✓ | ✓ | ✓ | ✓* | |
- | - | - | - | |
Slack | ✓ | ✓* | ✓ | ✓* |
✓ | ✓* | ✓ | ✓* | |
✓ (WeChat FAQを参照) |
- | - | - | |
✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |
* URIスキームまたはソーシャルランディングページが設定されている場合。 |
OneLinkを連携済みネットワークに使用する(有料広告)
OneLinkは、広告ネットワーク向けではなく、オウンドメディアで主に使用されます。
アドネットワークでは、通常、アプリ上で広告が掲載されるため、OneLinkが必要になることはまれです。これにより、ユーザーのプラットフォームやデバイスIDなどを確認できるので、アプリやプラットフォームに固有のアトリビューションリンクがあれば事足ります。
ただし、広告ネットワークは、ユーザーのプラットフォームを事前に確認できないことがあります(メールやSMSによるキャンペーンを独自に実施する場合など)。
重要!
連携済みパートナー向けにOneLinkを使用する場合、OneLinkの長いURLを使用する必要があります。
- Androidアプリの管理画面で連携パートナーに移動し、関連するアドネットワークを選択します。
- 設定画面からアプリの計測リンクをコピーし、外部ドキュメントにこれを保存します。
- iOSアプリの場合、1と2の手順を繰り返します。
次に、以下の方法でアトリビューションリンクを作成します。
- OneLinkが正しく設定されていることを確認してください。
アトリビューションタブで、メディアソース名を「test」に設定します。 - [リンクを生成] をクリックします。
ショートリンクとロングリンクが表示されます。 - 長いURLをコピーします。
- ロングリンクの「test」メディアソースの箇所を該当連携パートナーのPIDに変換ください。https://greatapp.onelink.me/U8ru?pid=network_int&c=MyCampaign
-
両方のアトリビューションリンクの全てのパラメーターを追加します。
iOSとAndroidアプリの計測リンクが同一である場合、どちらか一方のリンクからパラメーターをコピーしてください。それ以外の場合は、必ず両方のリンクのすべてのパラメーターをコピーします。
連携ネットワークのパラメーターが全て正確に追加されている場合、OneLinkがクリックされて、正しいプラットフォームにリダイレクトされると、ユーザーがインストールした後、要求されたパラメーターがポストバック内のネットワークに送信されます。
例
https://greatapp.onelink.me/3287867539?pid=network_int&c=email&
idfa{$IDFA}&gaid={$GAID}&clickid=$SITEID&
af_sub1=[pixel_code]&af_sub2=[creative]
ネットワークは、クライアントのデバイスのプラットフォームに従って、IDFAまたはGAIDのいずれかのパラメーターを使用し、その他のパラメーターを無視します。
InstagramにOneLinkを投稿する上で、何らかの制限はありますか。
はい、Instagramにはいくつかの制限があります:
- Instagramがページ投稿のテキストをレンダリングする方法のため、投稿のキャプションにリンクを入力すると、クリックできなくなります。
- プロフィールのWebサイトリンクから、リンクを行うことができます。ただし、iOSの場合、URIスキームまたはソーシャルランディングページの設定が必要です。
WeChat上のAndroid OneLinkのリダイレクトに対して、AppsFlyerではどのようなソリューションがありますか。
この問題を解決するため、OneLinkは、WeChatでのクリックを検知すると、専用のランディングページを表示させ、ユーザーにオプションボタンをクリックし、その後[ブラウザで開く] をクリックするよう誘導します。これにより、OneLinkテンプレート設定で定義されたリダイレクトURLが開きます。
WeChatのユーザー言語が中国語で登録されている場合、OneLinkはローカライズバージョンのランディングページを表示します。
制限事項
OneLink URLにはどのような制限事項がありますか?
- URLの長さは必ず2000文字以内にしてください。
- Link Name(リンク名)とMedia Source(メディアソース)は必ず100文字以内にしてください。
- 次の文字は使用できません:[<>;(){}`#']
- 短縮URL IDは必ず50文字以内にしてください。
ウェブページにOneLinkを投稿する上で、何らかの制限はありますか。
はい。target="_blank"
をHTML href tagに使用すると、Google PlayまたはApple Storeへリダイレクトしません。OneLink URLが html a タグに target="_blank" アトリビュートと一緒に設置されると、AndroidとiOSのChromeで空白のページが開きます。これはOneLinkの機能に影響してしまうため、a タグには、このターゲットアトリビュートが含まれていないことを確認してください。
次のステップ
OneLinkガイド 2/4 に従って、リンクをクリックした既存のアプリユーザーをアプリに直接遷移させましょう。