広告収益計測ガイド

プレミアム機能

概要:広告収益を計測して、全体的なLTVパフォーマンス分析を可能にしましょう。

Attributes_ad_revenue.png

広告収益のアトリビューション

  • 広告は、バナー、オファーウォール、インタースティシャルなどの形式でアプリ内に表示され、広告収益を生み出します。
  • 広告収入は、アプリ内購入とサブスクリプション売上げと組み合わせることで、ユーザー当たりの完全なLTVを理解することができます。ユーザーのLTVと広告コストを照合することによりROIが決定され、プラットフォームでのさらなる分析に利用できます。

計測された広告収益データ

  • サーバーAPI経由、またはアプリへのレポートSDKの実装 (iOS 14を含む) によってメディエーションおよび/または広告収益ネットワークから取得されます。
  • 最初にユーザーへインストールをもたらしたメディアソースにアトリビューションします。 例:
    • ユーザーがネットワークAの広告を見てアプリをダウンロードします。
    • アプリ内に広告が表示されます。
    • 広告収益は、アプリの掲載面に関わらず、ユーザー獲得成果としてネットワークAに紐づきます。
  • レポートの粒度は、収益化ネットワークの連携と広告収益のアトリビューションの種類によって異なります。

広告収益アトリビューションの連携の種類

広告収益アトリビューションは、さまざまな粒度での方法をサポートしています。この粒度は収益化ネットワークにより異なります。

広告収益アトリビューションの連携タイプ 説明

S2S API連携での集計レベルレポート

  • AppsFlyerは、地域別に毎日収益を受け取ります。
  • アクションあたりの実効収益(eRPA)は、収益をトリガーイベントの実行数で割ることで算出できます。
  • アプリ起動か、実装されている特定のアプリ内イベントをトリガーイベントとします。
  • メディエーションネットワークを使用している場合は、メディエーションネットワークと広告収益の連携を有効にする前に、メディエーションネットワーク経由で仲介される収益化パートナーの広告収益の直接連携を無効にしてください。これを怠ると、データが 重複 します。

S2S APIによるデバイスレベル

  • メディエーションまたは収益化ネットワークは、デバイスレベルでユーザーごとの収益をレポートします。すべてのネットワークがデバイスレベルの粒度をサポートしているわけではありません。
  • この収益は、ユーザーのインストールをもたらしたメディアソースにアトリビューションされます。つまり、AppsFlyerの広告収益計測は、リターゲティングアトリビューションルールを含む、プラットフォームにあるアトリビューションルールに準拠しています。
  • メディエーションネットワークを使用している場合は、メディエーションネットワークと広告収益の連携を有効にする前に、メディエーションネットワーク経由で仲介される収益化パートナーの広告収益の直接連携を無効にしてください。これを怠ると、データが 重複 します。
  • S2S API連携のデバイスレベルレポートには、広告収益の100%が含まれており、広告収益の連携タイプの中でデータ精度が最も高くなります。
  • データはローデータレポートで利用できます。ユーザーレベルデータのポストバックは連携パートナーには送信されません。
SDK連携:インプレッションレベルのレポート
  • インプレッションレベルとは、AppsFlyerがデータをどのように受け取るかを指します。データは、他の粒度レベル (デバイスレベルなど) で報告される可能性があります。
  • メディエーションまたは収益化ネットワークは、インプレッションレベルでユーザーごとの収益をレポートします。すべての収益化ネットワークがインプレッションレベルの粒度をサポートしているわけではありません。
  • この収益は、ユーザーのインストールをもたらしたメディアソースにアトリビューションされます。つまり、AppsFlyerの広告収益計測は、リターゲティングアトリビューションルールを含む、プラットフォームにあるアトリビューションルールに準拠しています。
  • メディエーションネットワークを使用している場合は、メディエーションネットワークと広告収益の連携を有効にする前に、メディエーションネットワーク経由で仲介される収益化パートナーの広告収益の直接連携を無効にしてください。これを怠ると、データが 重複 します。
  • SDK経由のインプレッションレベルは、すべての広告収益の連携タイプの中で最高のデータ鮮度を備えています。
  • SKAN をサポートしています。
S2S API経由のデバイスレベル + SDK経由のインプレッションレベル
  • SDK経由で到着したインプレッションレベルのデータを X 日目にアトリビューションしてレポートし、1日目以降に API 経由で到着するデバイスレベルのデータと切り替えることができます。注: Android の場合、不明なデバイス(利用可能なデバイス ID がない)から SDK 経由で報告されたデータは、API 経由で到着したデータに置き換えられません。
  • データ鮮度を正確に保つことができます。つまり、X 日目のデータ鮮度と X+1 日目以降のデータ精度のメリットが得られます。
  • SKAN をサポートしています。

実装について

以下のセクションでは、利用可能な広告収益計測の種類と、導入・維持に必要なワークフローや手順について説明しています。

広告収益の連携パートナーへの接続

はじめに

  • 広告収益連携済みパートナーにAPI認証を提供するようリクエストします。

広告収益ネットワークとの広告収益連携を有効にする方法

  1. AppsFlyerのサイドメニューから設定 > 収益設定 >  広告収益を選択します。
  2. 広告収益の連携 で、+ 広告収益の計測連携を追加をクリックします。
  3. 収益パートナーの追加を選択し、次へ をクリックします。
    ad revenue 3.6(2).png
  4. 取得したい広告収入データの種類を選択してください。:全てのアドネットワークが以下の全てのオプションを提供しているわけではありません。
    • 成果に紐づく収益。つまり、ユーザー獲得媒体に基づく収益。計測された収益レポートは、次のいずれかです:
      • S2S API経由での集計レベル
        • 広告収益の基になるイベントを選択してください。例えば、af_app_opened イベントを選択した場合、合計の広告収益を全アプリ起動イベント数で割ることで、アプリ起動あたりの広告収益額を算出することができます。
      • S2S APIによるデバイスレベル。
        • 注:メディエーションネットワークのデバイスレベルの広告収益APIを有効にする場合は、メディエーションネットワークが仲介する収益化ネットワークの広告収益の連携を無効にする必要があります。これを怠ると、収益データが重複します。
      • SDK連携のインプレッションレベルレポート
        • アプリ開発者に、AppsFlyerの広告収益SDKコネクターを実装するよう伝えてください。対応環境: AndroidiOSUnity で使用できます。
      • S2S API経由のデバイスレベル、およびSDK経由のインプレッションレベル
        • アプリ開発者に、AppsFlyerの広告収益SDKコネクターを実装するよう伝えてください。対応環境: AndroidiOSUnity で使用できます。
      • 注: メディエーションネットワークを使用している場合は、メディエーションネットワークとの広告収益連携を有効にする前に、メディエーションネットワーク経由で仲介される収益化パートナーとの広告収益の直接の連携設定を無効にしてください。これを怠ると、データが 重複 します。
  5. 連携済みパートナー画面の指示に従い、API認証情報を入力、またはログインしてください。これはSDK連携の場合には該当しません。
  6. 保存 をクリックします。
  7. 上記の画像のようにTest Connection ボタンが表示される場合は、Test Connectionをクリックしてください。
    • APIキーの認証が表示された場合は、手順は正常に完了しました。
    • その他のメッセージが表示される場合は、広告収益のAPIステータスとテストを参照し、手順を繰り返してください。
  8. もし Test Connection ボタンが表示されない場合は、手順を完了する必要があります。
    AppsFlyer は、パートナーからデータを一日に複数回収集します
  9. [オプション] QAを行い、AppsFlyerに表示される広告収益データと、メディエーションパートナーおよびUAパートナー管理画面に表示される広告収益データを比較します。詳細はこちら
  10. [オプション] UAシグナルと広告収益イベントのポストバックを介して、広告収益データをUAパートナーと共有します。

:連携の種類を別の種類に変更した場合は、変更は翌日の午前12時(UTC)に有効になります。

広告収益の連携済みパートナーを表示 / 編集 / 削除

delete_edit_adi.png

広告収益ネットワーク連携を表示 / 編集 / 削除する:

  1. AppsFlyerのサイドメニューから、設定 > 収益設定 > 広告収益タブへ移動し、アプリを選択します。
    すべてのパートナー連携リストが、プロダクト、連携タイプ、連携状況、広告収益イベント名に関する情報とともに表示されます。
  2. 連携にカーソルを合わせ、必要に応じて 編集 または 削除 をクリックします。

クロスリファレンス広告収益の重複を排除

アプリが2つの広告メディエーションプラットフォームを使用し、その両方が同じ収益化ネットワークに紐付けられている場合、広告収益データの部分的な重複が発生する可能性があります。このような場合、各メディエーションプラットフォームは、その収益が、ネットワークのうちの1つだけによって仲介されている間に生成されたかどうかに関係なく、関連するマネタイズネットワークによって生成されたすべての広告収益をレポートします。

2つのメディエーションプラットフォームが相互参照している場合に収益データが部分的に重複しないようにするには次の点に注意してください:

  1. AppsFlyerのサイドメニューから、設定 > 収益設定 > 広告収益タブへ移動します。
  2. 一般設定 で、2つのメディエーションパートナーが相互参照する場合に広告収益を重複排除するをクリックします。
    注意:2つのメディエーションプラットフォームで異なる広告フォーマットが仲介される場合は、重複を排除しないでください。
    例:プラットフォーム A にバナー広告とインタースティシャル広告が表示され、プラットフォーム B に AppOpen 広告とネイティブ広告が表示される場合 
dedup.png

アプリ起動イベントまたはアプリ内イベントを使用した集計

広告収益の集計の粒度は以下のように機能します。

  • 連携されたネットワークでは、1日あたりの総収益を地域別に報告しています。
  • AppsFlyerは、広告収益をトリガーイベントのインスタンス数で割ることにより、アクションあたりの実効収益(eRPA)を導出します。
  • AppsFlyerは、各成果に紐づくデバイスの合計 eRPA を含む「_monetized」イベントを作成します。例)ad_matched_monetized。
  • eRPAを使用して、収益はメディアソースの成果に紐づきます。
  • 次のいずれかのイベントタイプを使用できます。: 
    • ユニークな収益化アプリ内イベント にはアプリの修正が必要です。 
    • イベント af_app_opened はデフォルトで利用できます。
  • アプリ内イベントでの広告収益額と広告収益連携を並行してレポートしないでください。これを行うと、AppsFlyerが連携により収益化ネットワークから収益データを取得するため、管理画面で広告収益が重複してしまいます。 

アプリ内イベントを使用して広告収入を集計する

アプリ内イベントメソッド 実装方法 注意事項

ユニーク収益化アプリ内イベント 

  • アプリ内イベントは広告表示時に設定されます 
  • これにより、優れたeRPA計算を可能にするユーザーアクションの明確なカウントが提供されます。 
  • これは、収益化ネットワークごとに異なるアプリ内イベントを設定することでさらに改善できます。これにより、収益化ネットワークごとに収益を分類できます。
    詳細な説明については、次の表をご覧ください。 
  • 開発者がアプリを変更する必要があります。
  • 収益は管理画面の収益化ネットワークによって分類できます。

af_app_opened イベント

  • af_app_openイベントは、AppsFlyer SDKによってデフォルトで送信されます。
  • ユーザーセッションごとにトリガーされます。 
  • アプリの変更は不要
  • 迅速な実装 
  • セッション毎に1つのアプリのみを表示しない限り、eRPA値は大幅に変わります。
  • 収益化ネットワークによる収益の内訳なし
  • このイベントはアプリを起動したすべてのユーザーに関係し、ユーザーが広告を視聴する意欲があることを示しません。

アプリ内イベントメソッドの比較

方法 メリット デメリット 注意事項
すべてのネットワークで同じイベントを使用します。例えば、ad_watched です。これにより、収益化の詳細を含む ad_watched_monetized イベントが自動的に生成されます。 最も簡単な実装 クリック数やネットワークごとの広告収入などの質の情報はありません。
  • 主な目的が、広告をクリックする傾向が最も強いユーザーを獲得できるソース/キャンペーンを見つけることである場合に最適です。
  • 収益化ネットワークのパフォーマンスの比較には適していません。

[ベストプラクティス] 各ネットワークに、広告視聴に関するユニークなイベントを割り当ててください。例:ad_watch_admob、

ad_watch_vungle。

ローデータに加えて、ダッシュボードでも広告収益媒体を比較する完全な可視性と機能が備わります。 広告収益は、1つのイベントで累積されません。イベントの数はネットワークの数に相当します。 管理画面で収益化ネットワークの比較を有効にします。広告収益は、ネットワークごとのアプリ内イベントを使用することでネットワークごとに区別されます。

広告収益APIのステータスとテスト

  • 広告収益連携の運用ステータスは、次のように表示されます。

    • コストと広告収益の連携ステータス管理画面:アカウント内の1つ以上のアプリで、広告収益連携が有効になっているパートナーの一覧を一箇所で表示します。
    • 一部のパートナーでは、API接続をテストできます。利用可能な場合、 Test connection ボタンが表示されます。 mceclip0.png
    • API接続が機能していることを確認するには:
    • テスト接続をクリックします。
      APIキーを認証しましたと表示されます。表示されない場合は、次の表の修正措置のガイダンスに従ってください。
ステータス 意味 備考/必要なアクション
検証されたAPIキー  None
Invalid Credentials(認証情報が無効です)

指定された1つ以上のクレジデンシャル情報が正しくありません。

広告収益パートナーから正しいクレジデンシャルを取得します。
連携の詳細がありません。 1つ以上のクレジデンシャルフィールドが不完全です。 広告収益化ネットワークの管理画面から認証情報を取得するか、パートナーに連絡して認証情報をリクエストします。

広告収益データ

広告収益データは、AppsFlyer管理画面とローデータ経由で利用できます。

広告収益の集計データ

広告収益は、様々なメディアソースからのユーザーの質を時系列で示しています。ユーザーがアプリの起動と広告にエンゲージを続けると、LTVが増加します。

注意:管理画面やレポートごとに、広告収益データに乖離が生じる場合があります。詳細はこちらをご覧ください。

広告収益のアトリビューションは次のように利用できます。:

  • LTVベース:
    • 管理画面:オーバービュー、アプリ内イベント
    • LTVレポート
    • コホート管理画面とレポート
    • Master API
  • アクティビティベース:
    • 管理画面:アクティビティ
    • 広告収益ローデータ

管理画面オーバービュー - 集計パフォーマンスレポート

管理画面オーバービュー:

  • 収益を含む値はLTV値です。LTV vs.アクティビティデータを参照してください。
  • 収益欄には、広告収益とアプリ内購入を含むすべての収益が含まれます。
  • 広告階層(メディアソース、キャンペーン、広告セット、国)でドリルダウンして、レポートでマネタイズイベントを表示します。
アプリ内イベント画面

アクティビティ管理画面:

  • 収益を含む値は、アクティビティの発生した日に基づいています。LTV vs.アクティビティデータを参照してください。
  • ユーザー毎の平均アクションは、ユーザーがアプリに表示された広告に関与する傾向を示します。

3人のユーザーが2017年12月31日にアプリをインストールします。次のように紐付られます:

  • ユーザーA:ネットワークA
  • ユーザーB:ネットワークB
  • ユーザーC:オーガニック

アプリは5つの異なるマネタイゼーションプラットフォームと連携しています。各プラットフォームは、AppsFlyer SDKを使用して、次のように固有のアプリ内イベントを使用します。

  • Meta Audience Network: fb_ad_view
  • Chartboost:chartboost_ad_view
  • Admob:admob_ad_view
  • Applovin:applovin_ad_view
  • IronSource:is_ad_view 

4日間のインストール後、ユーザーには次のように広告が表示されます:

ユーザー

UAネットワーク

fb_
ad_view

chartboost_
ad_view

admob_
ad_view

applovin_
ad_view

is_ad_view

合計

A

ネットワークA

2017-12-31

2018-01-01

$1

2018-01-02

$1

2018-01-03

$1

2018-01-04

$1

 

$4
 B

ネットワークB

2017-12-31

2018-01-02

$1

 

2018-01-04

$1

 

  $2
 C

オーガニック

2017-12-31

2018-01-01

$1

     

2018-01-02

$1

$2

データを見ると、ユーザーごと+1日ごと(およびアプリ内イベントごと)に収集された収益をまとめることができます。

ユーザー

2018-01-01

2018-01-02

2018-01-03

2018-01-04

総LTV

A

$1

$1

$1

$1

$4

B   $1   $1 $2
C $1 $1     $2
合計 $2 $3 $1 $2 $8

レポートについて:

前述のように、広告収益はユーザーのLTVに紐付けられています。したがって、ダッシュボードで選択した期間は、現在の日時までに収益が集計されるインストールのコホートを表します。2つの異なる日付を選択したレポートを見てみましょう。

集計レポート:選択された日付:2019-12-31-2020-01-05

ネットワーク

LTV収益

オーガニック

$2

ネットワークA

$4

ネットワークB

$2

ネットワークC

$2

この場合、コホートは、2019-12-31から当日2020-01-05までアプリをインストールしたユーザーです。これらのユーザーによって生成されたすべての収益は、獲得ソースに紐付けられ、ユーザーのLTVの下で表されます。

広告収益ローデータ

PremiumFeature.jpg

広告収益のローデータレポートには、AppsFlyerとのデバイスレベルまたはインプレッションレベルで連携された収益化ネットワークが提供するデータが含まれています。

広告収益ローデータの原則

  • データは、ユーザーごとのユニークインプレッション数で集計されます。ユニークインプレッションは、広告の収益化ネットワーク、広告ユニット、プレースメントの組み合わせから得られます。
  • インプレッションレベルのローデータ:
    • デバイスレベルに集計されデバイスレべルレポートで利用できます。
    • Data Lockerのインプレッションレベルのレポートと同様に使用できます。
    • ローデータの更新頻度は、アクティビティ管理画面のデバイスレベル広告収益と同じです。
レポート

データ
エクスポート

Pull API  Data Locker
アトリビューションされた広告収益(非オーガニック) ✓*
オーガニックインストールに紐づくアプリ内広告収入 ✓*
リターゲティング広告に紐づくアプリ内広告収入 ✓*
インプレッションレベルのローデータ - - ✓ 
*バージョン管理されたレポートも利用でき、1日に複数回更新され、データはデバイスレベルで集計されます。バージョン管理されていないData Lockerレポートは毎日です。

データの特性と項目

広告収益レポートの項目:

  • 広告収益イベントごとに、次の表にリストされます。これらの項目は次のように分かれています。
    • 特定:広告収益に関する特定の項目。例:インプレッション、プレースメントなど。注意!この項目は、このセクションのネットワーク別の項目の表に示すように、収益化ネットワークにより異なります。
    • コンテクスト:他のローデータレポートでも同様の意味を持つ項目。例:イベント名、イベント値、通貨など。
  • イベントを、インストールをもたらしたメディアソースの成果に紐づけます。これらの項目は、ユーザーインストールをもたらしたコンバージョンイベントからコピーされます。例えば、メディアソースやキャンペーンです。これらの項目は、次の表には記載されていません。

広告収益によって生成される項目

api_name カラム名 項目タイプ 説明
event_time Event time コンテクスト 収益がアトリビューションされた日時
event_name Event Name コンテクスト
  • デフォルトは af_ad_revenue に設定されています
  • カスタムイベントにすることも可能です
event_revenue Event Revenue Currency コンテクスト
  • イベントを使用した収益額 収益通貨 
  • ゼロの値は、収益のないインプレッションを示します
event_revenue_currency Event Currency コンテクスト 収益イベントの通貨
 event_revenue_XXX Event Revenue XXX コンテクスト
  • データエクスポートページ:設定された通貨に変換された収益
  • Data Locker:常にUSD
  • Pull API:リクエストされた通過に応じる
country Country

コンテクスト

インストールが発生した国
ad_unit

 Ad unit

特定

広告の種類

segment Segment 特定 広告プレースメント名
monetization_network Monetization Network 特定 広告送信するネットワーク
impressions Impressions 特定 ユーザーが広告を見た回数
mediation_network Mediation Network 特定 イベントをAppsFlyerにレポートするメディエーションネットワーク

ネットワーク別の項目

表示名 Admob ironSource AppLovin MAX Appodeal Fyber
Ad unit
Segment - (1) - - -
Placement -
Monetization Network - -
Impressions - - -
Mediation Network - -
(1)ironSource上で設定する必要があります

データ更新頻度

データの更新頻度は、連携タイプとレポート方法によって異なります。

S2S API連携の場合、データが利用可能になるタイミング:

  • ダッシュボードとレポート(Data Locker経由)は、X+1日目、UTC午前8時(日本時間17時)に、1日約4回、6時間ごとに開始します。ROI360ご契約の場合:2日目、3日目、7日目、および14日目のデータが1日1回です。

SDK連携のインプレッションレベルの場合、データが利用可能になるタイミング:

  • ダッシュボードとレポート(Data Locker経由)のベストケースシナリオ:X日目のUTC午前5時(日本時間 14時)に開始され、4時間ごとに 1日約6回更新。
  • インプレッションレベルのローデータレポート(Data Locker経由):X日目の日本時間午前10時(UTC午前1時)から1時間ごとに更新

インプレッションレベル(SDK経由)とデバイスレベル(S2S API 経由)の場合、X日目のデータ鮮度と X+1 日目のデータ精度は、次のように取得されます:

  • SDK経由で届くインプレッションレベルのデータの場合:
    • ダッシュボードとレポート(Data Locker経由)のベストケースシナリオ:X日目のUTC午前5時(日本時間 14時)に開始され、4時間ごとに 1日約6回更新。
    • インプレッションレベルのローデータレポート(Data Locker経由):X日目の日本時間午前10時(UTC午前1時)から1時間ごとに更新
  • S2S API 経由で到着するデバイスレベルのデータの場合:
    • ダッシュボードとレポート(Data Locker経由)は、X+1日目、UTC午前8時(日本時間17時)に、1日約4回、6時間ごとに開始します。
      ROI360ご契約の場合:2日目、3日目、7日目、および14日目のデータが1日1回です。

従来の連携(ROI360以前)の場合:最も早くて X+2日目の日本時間午前2時(UTC X+1日目の午後5時)

注: 連携タイプを変更する場合、過去の日付で以前の連携タイプから受信したデータは、新しい連携タイプによってバックフィルされません。たとえば、X 日目に統合タイプが SDK から S2S に変更された場合、データは X+1 日目以降にプルされ、X 日目より前の数日間はプルされません。

広告収益のData Lockerレポート

名称 データ更新頻度 レポートセクション
日次広告収益(デバイスレベルで集計)

特定の日(X日目)の広告収益は、翌日(X+1)のUTC午後8時(日本時間午前7時)にレポートされます。

たとえば、5月1日からの広告収益は 5月2日にレポートされます。

レポートには、アトリビューション、オーガニック、リターゲティングAdRevenueセクションが含まれます。
バージョン管理日次広告収益レポート (デバイスレベルで集計) 日次レポートは以下で構成されています:
  • 収益の日 (X 日) に4時間ごとに作成される日内バージョン。当日のデータは、SDK ROI コネクタによって収集されます。
  • S2S API レポートからのデータに基づいて、2、3、7、および 13 日目に作成された終日バージョン。
つまり、日次レポートのバージョンセットには、次のバージョンが含まれます:
  • X 日目 00:00 — 04:00。
  • X 日目 00:00 — 04:00 [SDK ROI コネクター]
  • X 日目 00:00 — 12:00 [SDK ROI コネクター]
  • ...
  • X 日目 00:00 — 24:00 [SDK ROI コネクター]
  • X + 1 日目 00:00 — 24:00 [S2S]
  • X + 2 日目 00:00 — 24:00 [S2S]
  • X + 6 日目 00:00 — 24:00 [S2S]
  • X + 13 日目 00:00から24:00まで [S2S]
各レポートバージョンには、アトリビューション、オーガニック、リターゲティングAdRevenueセクションが含まれます。
インプレッションレベルの広告収益レポート(インプレッションレベル) インプレッションレベルの広告収益記録は、1時間ごとに別のファイルに書き込まれます。  

追加情報

集計レベルからデバイスレベル粒度への移行

  • 移行しても、過去の広告収益データには影響しません。このデータは変更されません。
  • 広告収益データは、その時に選択された粒度オプションを使用して、1日1回 UTC時刻の14:00に引出されます。
  • デバイスレベルの粒度では、アプリ内イベントを定義する必要はありません(集計レポートでは行うように)。これらのイベントを送信し続けることは可能です。AppsFlyerのユーザーレベルの粒度レポートには影響しません。

よくある質問

各媒体毎の合計広告収益はどこで確認できますか?

  • 広告収益のアトリビューション成果は、新規インストール時のメディアソースに紐づけて計上されます。
  • これにより、ROIとKPIのLTVビューが提供されます。
  • 各収益化プラットフォームからの 合計収益を表示するにはネットワークごとに異なるアプリ内イベントを使用し、次の手順を使用します。:
    1. オーバービュー管理画面で、集計パフォーマンスレポートに移動します。
    2. クエリしたいプラットフォームを表す最大4つのマネタイズイベントを選択します。 

      selecting_monetized_events.png

    3. CSVエクスポートをクリックしてレポートをダウンロードしてください。

    4. リクエストされたプラットフォームの収益イベントの収益欄を合計します。

      revenue_sum_up.png

    注:この合計広告収益はLTVデータであることに注意してください。つまり、アプリの収益ネットワークによって、指定した日付範囲にインストールしたユーザーから生成された収益全体を示しています。

アクティビティレポートページで広告収益を確認できますか?

はい。アクティビティページには、アプリ内購入と広告収益の合計収益がレポートされます。 広告収益データは、イベントの翌日に毎日AppsFlyerに送信されます。

「連携」タブでパートナーを有効化する必要がありますか?

広告の収益化(広告収益)のみを目的としてパートナーと契約する場合:連携済みパートナー画面でパートナーの有効化をオンに設定しないでください。「広告収益」タブで、広告収益データの取得のみを有効にしてください。

ユーザーがAppsFlyer SDKのないアプリバージョンを持っている場合、デバイスレベルの広告収益はどのようにアトリビューションされますか?

広告収益はオーガニックへアトリビューションされます。

管理画面やレポートごとに広告収益データに乖離が発生しますか?

オーバービュー管理画面とローデータレポート、およびアクティビティまたはコホート管理画面の間で、広告収益データに乖離が発生することがあります。その理由は次の通りです。

  • コホートダッシュボードとアクティビティダッシュボードの広告収益データ、およびマスターAPIとコホートAPIを介したデータは遡及的に更新されます。
    (オーバービューダッシュボード、ローデータ出力とPull API経由のデータはこれに当てはまりません。)
  • アクティビティとコホート管理画面では、オーバービュー管理画面より先にデータが表示されることがあります。
  • ダッシュボードには、af_ad_revenue_monetized とマークされたイベントが含まれますが、ローデータにはイベント af_ad_revenue のみが含まれます。

特性と制限

特徴 備考
制限事項

広告収益イベントは、次には使用できません:

  • Push API
  • Retargeting(リターゲティング)管理画面

デバイスレベル粒度の制限:

af_ad_revenueイベントをトリガーしたユニークユーザー数は、AppsFlyerダッシュボードでサポートされていません。

アドネットワークのアクセス コホートレポートにアクセスできません
代理店アクセス

代理店:

  • 広告収益の設定にアクセスできません。
  • 自分に関連するすべての管理画面とデータを確認できます。
代理店への運用詳細の開示 サポートされていません
タイムゾーン

広告収益は、AppsFlyer管理画面とレポートに UTC タイムゾーンでのみ表示されます。つまり、データが午後2時 (UTC+2) に報告された場合、AppsFlyer では午後 2 時 (UTC) と表示されます。データは毎日処理されます。

これは、AppsFlyerが複数のソースとパートナーから収集されたデータを正規化する必要があるためであり、そのほとんどはUTCでデータを報告しているためです。

通貨

AppsFlyerでは:

  • 管理画面では、広告主のアプリ固有の通貨が表示されます。
  • ローデータのレポートでは、元の通貨が表示され、さらに広告主のアプリ固有の通貨に変換されます。
データタイプ オーガニックと非オーガニックの両方のデータに対応
データ更新頻度 広告収益
過去・遡及的データ
  • データは連携された日から引き出され、利用可能になります。つまり、連携した日(0日目)以前の期間に関する過去のデータは利用できません。
  • 特定の日に関するS2S API経由で受信した広告収益データは、1、2、3日目に更新されます。
  • コホート管理画面とアクティビティ管理画面の広告収益データ、およびマスターAPIとコホートAPIを介したデータは、遡及的に更新されます。オーバービュー管理画面、ローデータ出力およびPull API経由の過去データは更新されません。アドバンスド レベニュー パッケージをご利用の場合は、Data Lockerでもデータが更新されます。
アカウントユーザーのアクセス サポートされています。
SKAN インプレッションレベルの広告収益SDKコネクタでサポートされています。
地域 / 国 コホートダッシュボードで、geo(地域)が不明 (N/A) の場合、geo で集計するときに N/A データは表示されません。
アプリ内イベントのポストバック パートナーへのポストバックは、そのパートナーに起因するアプリ内イベント関連データに対するもので、他のメディアソースに関連するデータは含まれません。
CTV、PC、コンソールアプリ
  • Android および iOSアプリがサポートされています。
  • Windows プラットフォーム (UWP) は Vungle でサポートされています。
  • 他のすべてのプラットフォームはサポートされていません。

広告収益連携済みパートナーのリスト

Partner 利用可能な連携タイプ
集計レベル デバイスレベル インプレッションレベル
Admost -
AppLovin - -
Applovin Max -
Appodeal -
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