概要:PBA ローデータレポートは Data Loker から利用できます。
PBA ローデータレポート
PBA ローデータレポートを使用して、ユーザージャーニーとアクションを分析します。
レポートの説明
ローデータ レポート項目 |
説明 |
---|---|
Webサイト訪問 |
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ローデータレポートの項目
Webサイト訪問とWebサイトイベント
サンプルレポート
2020年11月18日まで、レポート内のこの項目はData Lockerで選択されていました。2020年11月18日より、この項目リストはPBAによって設定され、予告なしに変更される可能性があります。解析プロセスを設定するときは、この点を考慮してください。
ローデータ項目は、モバイルアプリユーザーの計測リンクとアプリインストールイベントで発生したデータから部分的に入力されます。
Webサイト訪問とWebサイトイベントレポートの項目一覧
Webサイトアシストインストール
Data Lockerでは、項目を選択する必要はありません。
レポートの構成は次のとおりです。
- レポート項目は次のとおりグループ化されます。
- イベント:インストールコンバージョンイベント。
- タッチポイント:インストールコンバージョンの前に接触したタッチポイント。
- インストールコンバージョンは1つ以上のタッチポイントで構成されます。各タッチポイントは、ローデータに記録されます。install_id は、インストールに紐づくタッチポイントを一緒にグループ化します。
Web-to-appレポートのサンプル:
項目グループ | カラム名 | 説明 |
---|---|---|
イベント | bundle_name | ブランドバンドルページで設定されたブランドバンドル名 |
イベント | bundle_id | ブランドバンドルID |
イベント | app_id |
アプリID |
イベント | install_id | ユーザー経路上のタッチポイントをグループ化した一意のインストールID。計算方法は、bundle_id+appsflyer_id+install_time です。 |
イベント | appsflyer_id | ユーザーがアプリをインストールした際にモバイルデバイスに割り当てられるAppsFlyer ID。 |
イベント | install_time | インストール時間 |
イベント | install_name |
インストール、または再インストール(再インストールの原因に関係なく、アプリをインストール済のユーザーが一度アプリを削除し、再度インストールすること)。 |
イベント | install_type |
インストールタイプ:organic_install, custom_link_install, smart_banner_install, non-organic_install |
イベント | final_data |
True または Fales:Trueの場合、行は最終値です。 例: 1月1日にインストールが行われます。 その後7日間は、このインストールに関連付けられているレポート行には、final_data 列の下に false という値が含まれます。 1月8日に、コンバージョンが確定しこの値は true に変わります。1月9日以降のレポートにはこのインストールが含まれません。 |
イベント | mobile_media_source | インストール前の最後に接触があったモバイルメディアソース |
イベント | mobile_campaign | インストール前の最後に接触があったキャンペーン |
イベント | mobile_campaign_id |
インストール前の最後に接触があったキャンペーンID |
イベント | mobile_device_category |
使用されたデバイスタイプ:スマートフォン、タブレット |
タッチポイント | touchpoint_contirubtion |
この項目により path_touch_type が廃止されました。 |
イベント | mobile_platform |
デバイスのオペレーティングシステム:Android、iOS |
イベント | mobile_country | デバイスIPアドレスに基づくインストールが発生した国 |
タッチポイント | web_timestamp |
Webタッチポイントが発生した時刻 |
タッチポイント | web_media_source | Webメディアソースのタッチポイント |
タッチポイント | web_campaign | Webキャンペーンのタッチポイント |
タッチポイント | web_campaign_id | WebキャンペーンIDタッチポイント |
タッチポイント | web_media_type | |
タッチポイント | web_media_channel | |
タッチポイント | web_device_category |
このタッチポイントの値:Desktop, other, smartphone, tv, tablet |
タッチポイント | web_platform |
タッチポイントで使用されたデバイスのオペレーティングシステム:Android, iOS, Windows, macOS, Chrome-os, Linux |
タッチポイント | web_country | タッチポイントの国 |
タッチポイント | web_pid | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | web_utm_source |
Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | web_utm_medium |
Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | web_utm_campaign |
Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | web_utm_content |
Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | web_utm_term |
タッチポイントのUTM Term(キーワード)パラメータ |
タッチポイント | web_referrer |
インストール成果が紐づいた Web 訪問のHTTPリファラ。 |
タッチポイント | web_googleads_campaign_id |
Google Ads連携により提供されるキャンペーンID(2020年8月6日から利用可能) |
タッチポイント | web_googleads_campaign_name |
Google Ads連携により提供されるキャンペーン名(2020年8月6日から利用可能) |
タッチポイント | web_utm_id |
Webサイト訪問のUTM値 |
イベント | customer_user_id | Web SDKによって設定されたカスタマーユーザーID |
タッチポイント | idfa |
アプリをインストールしたデバイスのID |
タッチポイント | idfv | アプリをインストールしたデバイスのID |
タッチポイント | android_id | アプリをインストールしたデバイスのID |
タッチポイント | advertising_id | アプリをインストールしたデバイスのID |
タッチポイント | amazon_fire_id | アプリをインストールしたデバイスのID |
タッチポイント | imei | アプリをインストールしたデバイスのID |
コンバージョンパス
- Data Lockerでは、項目を選択する必要はありません。レポートは常にこれらの項目を含みます。
レポートのレコード構造
- 項目は次のようにグループ化されます。
- イベント:コンバージョンイベントと関連情報。
- タッチポイント:コンバージョンに至るまでのタッチポイントの詳細。
- コンバージョンは1つ以上のタッチポイントで構成されます。ファイルでは、各タッチポイントが一つの記録として確認できます。
コンバージョン経路レポートの例
Conversion_paths_example_oct20.csv
項目グループ | カラム名 | 説明 |
---|---|---|
イベント | conversion_id | ユーザー経路上のタッチポイントをグループ化した一意のインストールID。計算方法:bundle_id+appsflyer_id+conversion_time |
イベント | bundle_name |
ブランドバンドルページで設定されたブランドバンドル名
|
イベント | bundle_id | ブランドバンドルID |
イベント | final_data |
True または Fales:Trueの場合、行は最終値です。 例: 1月1日にインストールが行われます。 その後7日間は、このインストールに関連付けられているレポート行には、final_data 列に false という値が記録されます。 1月8日に、コンバージョンが確定しこの値は true に変わります。1月9日以降のレポートにはこのインストールが含まれません。 |
イベント | conversion_type | mobile_conversion, web_converson, install |
イベント | app_id | アプリID |
イベント | appsflyer_id |
ユーザーがアプリをインストールした際にモバイル端末に割り当てられたID
|
イベント | conversion_time | - |
イベント | conversion_name | Web SDKまたはWeb S2Sによって送信されるか、モバイル端末 / モバイルS2Sによって送信されたアプリ内イベント名。 |
イベント | conversion_media_source | アトリビュートされたメディアソース |
イベント | conversion_campaign | 成果が起因するキャンペーン |
イベント | conversion_campaign_id |
成果が起因するキャンペーンID
|
イベント | conversion_media_type |
成果が起因するメディアタイプ:Paid, owned, earned
|
イベント | conversion_media_channel |
成果が起因するメディアチャネル:Direct, organic search, social media, email, ad, referral
|
イベント | conversion_device_category | デバイスカテゴリ:Phone, tablet, desktop |
イベント | conversion_platform | プラットフォーム:例)MacOs, windows |
イベント | conversion_country | ユーザーロケーション |
イベント | conversion_url |
Webコンバージョン:コンバージョンが発生したページ。
モバイル:Null |
タッチポイント | touchpoint_time | - |
タッチポイント | touchpoint_type | Web訪問、モバイルクリック、モバイルインプレッション |
タッチポイント | touchpoint_media_source | - |
タッチポイント | touchpoint_campaign | - |
タッチポイント | touchpoint_campaign_id | - |
タッチポイント | touchpoint_media_type | 有料、オウンド、獲得 |
タッチポイント | touchpoint_media_channel |
ディレクト、オーガニック検索、ソーシャルメディア、メール、広告、紹介
|
タッチポイント | touchpoint_device_category | スマートフォン、タブレット |
タッチポイント | touchpoint_platform | Android、iOS |
タッチポイント | touchpoint_country | 国コード |
タッチポイント | touchpoint_utm_source | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_utm_medium | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_utm_campaign | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_utm_content | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_utm_term | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_utm_id | Webサイト訪問のUTM値 |
タッチポイント | touchpoint_referrer | このタッチポイントでユーザーをWebサイトに導いたURL。モバイルタッチポイントの場合、この値は null になります。 |
タッチポイント | web_googleads_campaign_id |
Google Ads連携により提供されるキャンペーンID。(2020年8月6日から利用可能) |
タッチポイント | web_googleads_campaign_name |
Google Ads連携により提供されるキャンペーン名。(2020年8月6日から利用可能) |
イベント | customer_user_id | イベントに紐づく顧客ユーザーID |
イベント | idfa | コンバージョンで使用されたデバイスID |
イベント | idfv | コンバージョンで使用されたデバイスID |
イベント | android_id | コンバージョンで使用されたデバイスID |
イベント | advertising_id | コンバージョンで使用されたデバイスID |
イベント | amazon_fire_id | コンバージョンで使用されたデバイスID |
イベント | imei | コンバージョンで使用されたデバイスID |
項目のリリースノート
日付 | レポート | 変更 |
---|---|---|
2020-11-18 |
Webサイトイベント Webサイト訪問 |
レポート名と構成が変更されました:
|
2020-10-04 | Web-to-app |
追加された項目:
|
2020-10-04 | コンバージョンパス |
追加された項目:
|
手順
Data LockerでPBAレポートを設定する
- PBAレポートは、Data Lockerのフォルダ「h=23」にその日に発生したイベントが一日一回記録されます。
- データを遡及的に記録することはできません。
- Data Lockerのデータ保持期間は30日間です。
PBAレポートを有効にするには、アカウント管理者が Data Locker を設定する必要があります:
- [インテグレーション] > [Data locker] に移動します。
- レポート内のピープル ベースド アトリビューションのセクションを全て選択してください。
- Save Configuration(設定を保存)をクリックします。
レポートをダウンロードするには、「 Data Locker レポートへのアクセス 」を参照してください。
Data locker PBAローデータレポートは、フォルダ「h=23」で使用できます。
例: t=website_events/dt=2020-11-26/h=23
PBAとモバイルデータの組み合わせ
このデータは、ユーザーがモバイルアプリとWebサイトの両方とエンゲージメントを持つ可能性が高いことを示しています。
モバイルとWebサイトデータを組み合わせます。
解決策:
- カスタマーユーザーID(CUID)を使用してレポートを結合する
- モバイルと Webの両方で同じCUIDを使用し、CUIDをキーとしてレポートを統合します。
- 次に CUIDの項目を使用してレポートを結合します。
- PBAクロスプラットフォームでのユーザー識別
- PBAでは、Webとモバイルユーザーが同一人物であることを特定できます。
- その場合、PBAのWebレポートには、モバイル広告ID(Android advertising ID、iOS IDFA、OAID、または Amazon advertising ID)が含まれます。
- 次に モバイル広告IDに基づいてモバイルとWebレポートを結合します。
PBAとモバイルの使用例
モバイルとWebデータを組み合わせて、プラットフォームやデバイス全体のユーザーのアクティビティを可視化します。データを結合することで、次のことができるようになります。
- ブランドのデジタルプロパティ全体のユーザージャーニーをたどります。
- 各プラットフォームでのユーザー行動を分析できます。
- どのプラットフォームがより高いエンゲージメントを示すかを分析します。
- どのプラットフォームがより高いコンバージョンを促しているのかを確認できます。
- ユーザーをWebからモバイルに切り替える施策を測定します。
応用のための留意点 - Data Lockerファイルのダウンロードと統合
PBAローデータはData Lockerで利用できます。特定のレポートでは、データはレポートタイプ「h=23」フォルダに格納され、複数の圧縮ファイルで構成されます。
この手順を使用して、次の操作を行います。
- Cyber-Duck、またはS3ファイルをコピーするための他のツールを使用して、Data Lockerからファイルをコピーします。
- Q を使用して1つのCSVファイルに複数のファイルを結合します。
Data LockerからPBAデータをコピーする
始める前に :
Cyber Duck を使用してデータをコピーする方法:
- Cyber Duckを開きます。
利用できるデータタイプの一覧が表示されます。
-
PBAレポートタイプをダブルクリックし、web_events、web_to_app、または web_touch_points のいずれかを選択します。
使用可能なレポート日付のリストが表示されます。 - 指定の日付を右クリックします。
- [Download to a specific location and complete the location](指定の場所にダウンロードし場所を完了する)を選択します。
ファイルがダウンロードされます。 - 上記ステップを繰り返して、他のレポートタイプからデータをコピーします。各レポートタイプと日付は、コンピュータ上の別のディレクトリに保存する必要があります。
統合されたCSVファイルを作成する:
開始する前に:
コンピュータに Q をインストールします。
Q を使用してデータをCVSファイルに統合する方法:
- コマンドライン/ターミナルを使用して、データがあるディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを使用して、圧縮ファイルを pbadata.csv という名前の一つのファイルに結合します。
注:記号「~」は、コンピュータ上でQコマンドが置かれているパス/ホームフォルダを示しています。コマンドを呼び出すには、完全なパスを使用する必要があります。
~q "SELECT * from part*.gz" -d , -H -z -O >pbadata.csv
- Excel または他のツールを使用してファイルを開きます。
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