ゲームアプリ向けの推奨イベント

概要:ゲームアプリで推奨されるアプリ内イベントを記録して、ユーザージャーニー全体を通したユーザーの質を計測しましょう。

InApp_Events_games.pngゲーム

ゲームアプリには、アーケード、ストラテジー、教育、さらにギャンブルなど色々なゲームジャンルがあります。ゲームアプリで計測を推奨する一般的なイベントには、アプリ内課金、ソーシャルメディアでのシェア、友達の招待などがあります。加えて、ゲームのレベル達成、ゲーム内チュートリアルの完了なども計測できます。

これらのイベントを計測することで、次のような判断に役立ちます。

  • ユーザーが最も購入するオファーは何か
  • ユーザーはどれだけエンゲージしているか
  • ソーシャルメディアにシェアを投稿するユーザー数
  • 友達を招待してアプリをインストールを促すユーザー数

また、これらのイベントは、次のプラットフォームのゲームアプリにも関連しています。

  • Android Smart TV
  • Apple TV (tvOS)
  • Amazon Fire TV
  • Xbox
  • Windowsモバイルデバイス

アプリ内イベント計測の詳細については、リッチアプリ内イベントガイドを参照してください。

Flowchart_for_recommended_events gaming_app_user_journey

規定イベントで推奨される構造

次のセクションでは、ゲームアプリの一般的なイベント構造の一覧を示しています。各構造には、既定のイベント名と推奨されるイベントパラメーターが含まれています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たす任意のイベントパラメーターを含めることができます。

ログイン (af_login)

目的

登録ユーザーのリテンションを理解しましょう

トリガー

ユーザーが正常にログインするたびに

イベントパラメータ

パラメーターなしで送信できます

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity

AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.LOGIN, null);

登録完了 (af_complete_registration)

目的

アプリをインストールし、サインアップを完了したユーザーがどれだけいるか、またユーザーが好むサインアップ方法を確認しましょう

トリガー

ユーザーがサインアップ手順を完了したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_registration_method サインアップ方法のタイプ Email、Facebook

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.REGSITRATION_METHOD, "Facebook");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.COMPLETE_REGISTRATION, eventValue);

購入 (af_purchase)

目的

多くのゲームアプリでは、ユーザーがコイン、宝石、武器などのアイテムを購入することができます。これらの購入を記録すると、次のことに役に立ちます。

  • アドネットワークと広告代理店間のユーザーのLTV(顧客生涯価値)とキャンペーンのROIを判断します。
  • どのようなオファーがユーザーに最も人気があるのかを特定します。
  • キャンペーンのターゲティングを最適化するために、購入されたアイテムとキャンペーンを相互参照します。

トリガー

購入が正常に完了しユーザーに「ありがとうございました」が表示されたとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例
af_revenue 購入による収益の予測 199.99
af_currency Currency code THB, USD
af_quantity 購入されたアイテムの数 2
af_content_id 商品ID 001, 092
af_order_id 注文ID 9277
af_receipt_id レシートID 9277

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.REVENUE, 199.99);
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.CURRENCY, "USD");
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.QUANTITY, 2);
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.CONTENT_ID, "092");
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.ORDER_ID, "9277");
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.RECEIPT_ID, "9277");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(),AFInAppEventType.PURCHASE, eventValue);

レベル達成 (af_level_achieved)

目的

ゲームでレベルアップすることは、ユーザーの大きな目標の1つです。レベルアップすると、新しい機能やステージが解除され、ユーザーはますますプレイを続けたくなります。レベル達成を記録することで、次のことが可能になります。

  • どのキャンペーンが最もアクティブなユーザーを生み出すかを特定できます
  • 最もアクティブで関心の高いユーザーのタイプを割り出します
  • 収益などのディメンション(分析軸)と全体のユーザーアクティビティを関連付けます

トリガー

ユーザーがレベル達成ページに到達したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例
af_level ユーザーが達成したレベル 3
af_score ユーザーが達成レベルに関するスコア 500

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.LEVEL, 10);
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.SCORE, 500);
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.LEVEL_ACHIEVED, eventValue);

チュートリアル完了 (af_tutorial_completion)

目的

チュートリアルでは、アプリの使用方法に関するガイダンスをユーザーに提供します。このイベントを記録すると、次のことを判断できます。

  • ユーザーがつまずく可能性のあるトピックは何か
  • うまく機能していないチュートリアルはどれか

トリガー

  • ユーザーがチュートリアルを完了したとき
  • ユーザーがチュートリアルを開始したが、完了せずに中止した場合

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_success ユーザーがチュートリアルを完了したかどうか true
af_tutorial_id チュートリアルID 3
af_content チュートリアル名 はじめよう

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.SUCCESS, true);
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.TUTORIAL_ID, "3");
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.CONTENT, "Getting Started");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.TUTORIAL_COMPLETION, eventValue);

共有 (af_share)

目的

ユーザーはソーシャルメディアでゲームの成果をシェアすることを好みます。シェアはブランド認知を生み出し、さらに多くのユーザーがアプリをダウンロードしてインストールするよう促進することができます。このイベントを記録することで、ユーザーが友達とアプリを共有する可能性が最も高いのはいつかを把握できます。シェアと招待の計測について詳細を参照してください。

トリガー

ユーザーが投稿をソーシャルメディアで共有したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_description ソーシャルメディアでシェアする理由。例えば、高スコアやレベルアップなど。 新記録、レベルアップ、ゲーム勝利
platform シェアを投稿するのに使用したプラットフォーム Facebook、Whatsapp、メール

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.DESCRIPTION, "New High Score");
eventValue.put("platform", "Facebook");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.SHARE, eventValue);

招待 (af_invite)

目的

ユーザーが招待を送信するソーシャルメディアサイトと、アプリのダウンロードとインストールを友人に促すために友人を招待したユーザーの数について理解しましょう。

トリガー

ユーザーがアプリのダウンロードとインストールをすすめるために正常に友人を招待したとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例:
af_description 招待の背景 このアプリを使ってみてください。

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put(AFInAppEventParameterName.DESCRIPTION, "Try this app");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), AFInAppEventType.INVITE, eventValue);

カスタムイベントで推奨される構造

次のセクションでは、カスタムイべント名と推奨されるイベントパラメーターのイベント構造リストを示しています。アプリ内イベントには、ビジネスニーズを満たすどんなイベントパラメーターを含めることができます。

ボーナス取得 (bonus_claimed)

目的

オファーされたボーナスを取得したユーザー数を把握し、取得されたボーナスをユーザーアクティビティとエンゲージメントに関連付けましょう。

トリガー

ユーザーがボーナスを取得し、彼らのアカウントに反映されたとき

イベントパラメータ

名称 説明 値の例
bonus_type ユーザーが取得したボーナスの種類 コイン

コードの例

Android iOS - Objective C iOS - Swift Unity
Map<String, Object> eventValue = new HashMap<String, Object>();
eventValue.put("bonus_type", "coins");
AppsFlyerLib.getInstance().logEvent(getApplicationContext(), "bonus_claimed", eventValue);