Yahoo! Japan検索広告のキャンペーン設定

概要:セルフレポーティングネットワーク(SRN)である、Yahoo! Japan 検索広告の連携方法について記載しています。

  • 2021年12月15日、ヤフー検索広告(yahoojapansearch_int) との従来の連携は、新しい連携 yjsearch_intに置き換えられました。この記事では、新しいAPIの使用を開始する方法について説明します

Yahoo! Japan 検索広告の連携仕様

AppsFlyerとYahoo! Japan 検索広告の計測連携は、Androidアプリのみです。 

新しい連携ではコンバージョン計測のためにLinkIDを活用し、新しい連携はYahoo! Japan検索広告であらかじめ定義されたコンバージョンイベントに基づきます。そのコンバージョンイベントには、アプリ課金やサブスクリプションなどのアプリ内イベントを設定できます。これにより、AppsFlyerとYahoo! Japan検索広告との間でコンバージョン計測とレポーティングが可能になります。

新連携と旧連携の比較

Yahoo! Japan検索広告のAPI対応:

機能 旧連携
(yahoojapansearch_int) 

新連携

(yjsearch_int)

インストールでのコンバージョン計測 (Click-throughのみ) はい はい
アプリ内イベントでのコンバージョン計測 いいえ はい

新APIとの連携作業

新APIとの連携を有効にするには:

  1. Yahoo! Japan検索広告の管理画面上で、LinkIDを作成してください。その際、MMPとしてAppsFlyerを選択してください。
  2. AppsFlyerの管理画面上で、Yahoo! Japan検索広告との連携設定を行ってください。
  3. 媒体側でも計測したいアプリ内イベントをマッピングし、Yahoo! Japanが提供しているキャンペーンマネジメントツール内で新しいコンバージョン分析を作成してください。(任意)  

AppsFlyerとYahoo! Japan検索広告のデータ共有について

Yahoo! Japan 検索広告にコンバージョンとアプリ内イベントに関するポストバックを送信します。アプリ内イベントは、Yahoo! Japan検索広告がパフォーマンスレポートの最適化と更新のために使用するために、事前に定義されているコンバージョンイベントにマッピングされます。広告主は、連携作業の一部としてこのマッピング作業を行います。

AppsFlyerアプリ内イベント(あなたのアプリ)とYahoo検索広告の事前定義イベントマッピングのコンテキストで、次のマッピング表を検討してください。

AppsFlyerのアプリ内イベント Yahoo! Japan検索広告のアプリイベントタイプ 
af_purchase in_app_purchase
af_app_opened session_start
af_search view_search_results
af_content_view view_item
af_list_view view_item_list
af_add_to_cart add_to_cart
af_travel_booking ecommerce_purchase
その他のアプリ内イベント

他にイベントがあれば、customに設定してください。

Yahoo! Japan検索広告からAppsFlyerへの提供データ

Yahoo! Japan検索広告がコンバージョンの計測を申告した際には、以下の表に記載されている関連パラメータの情報を提供します。これらのパラメータは、管理画面やローデータレポートに適宜反映されます。以下の表は、Yahoo! Japan検索広告とAppsFlyerのパラメータの対応表です。

Yahoo! Japan検索広告 - AppsFlyer間のデータマッピング

Yahoo! Japan検索広告 AppsFlyer
timestamp attributed_touch_time
campaign_tracking_id campaign_id
ad_group_tracking_id adset_id
ad_tracking_id ad_id
keyword Keywords
match_type keyword_match_type
account_id network_account_id

実装の手順

Yahoo! Japan検索広告との連携は、広告主として直接、もしくは1社の代理店経由で、一つのアカウントと行うことができます。
以下のように、必要に応じて各セクションの作業を完了してください。

Yahoo JAPAN 検索広告 — 連携タブ

Step セクション 説明

1

パートナーを有効にする

前提条件:

Yahoo! Japan検索広告のLinkIDを取得してください。

Yahoo! Japan検索広告の計測連携を有効にするには:

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー 連携 > Partner Marketplaceへ移動します。
  2. Yahoo!検索広告 (Yahoo! JAPAN Sponsored Search) - New APIを検索して、選択します
  3. yjsearch_int とブラウザのURL内に記載されていることを確認してください。そうでない場合には、間違ったパートナーを選択している状態なので注意してください。
  4. 連携タブにて、パートナーを有効にするをオンにしてください。
    注: トグルは、パートナーと作業している間、オン(アクティブ)のままにしておく必要があります。
  5. Link IDの欄に、前提条件の部分で記載したLink IDを貼り付けてください。
  6. [任意]インストールの クリックスルールックバック期間を変更してください。
    Yahoo! Japan検索広告のデフォルト設定は7日間です。(媒体側との乖離を最小限に抑えるために、Yahoo! Japan検索広告側の設定と期間を合わせることをお勧めします。)
  7. [連携を保存] をクリックします。
  8. Yahoo! Japan 検索広告の媒体管理画面上で、 新しいコンバージョン設定として"app_first_open" を設定してください。詳細についてはYahoo! Japan 検索広告のガイドを参照してください。

2

AppsFlyerのアプリ内イベントのYahoo! Japan検索広告のイベントへのマッピング

Yahoo! Japan検索広告側で定義されているイベントにAppsFlyerのアプリ内イベントをマッピングするには:

  1. AppsFlyerのサイドメニューから、 連携連携済みパートナーを選択します。
  2. Yahoo! Search Ads (Yahoo! JAPAN Sponsored Search) - New APIを選択してください。
  3. アプリ内イベントポストバックをオンにします。
  4. [イベントを追加] をクリックしてアプリ内イベントをリストに追加してください。
  5. 必要なパラメーターを完了します。
  6. [連携を保存] をクリックします。
  7. (任意)Yahoo! Japan 検索広告の媒体管理画面上で、 ポストバック設定したアプリ内イベントに合わせて、新しいコンバージョン設定 を設定します。詳細についてはYahoo! Japan 検索広告のガイドを参照してください。
項目 説明
SDKイベント名

アプリに実装されている、SDKまたはサーバー間(S2S)イベントからAppsFlyerが受信したイベント名。

パートナー側のイベント名

Yahoo! Japan検索広告側であらかじめ定義されているイベント。
推奨されているデフォルトのマッピング設定は、前のセクションで記載されている表を確認してください。

送信オプション

最適なイベントの送信オプションを選択します。

  • このパートナーのみ
    Yahoo! Japan検索広告に成果が紐づいたユーザーのイベントのみを送信します。 
  • オーガニックを含むすべてのメディアソース:
    送信可能なすべてのユーザーのデータをYahoo! Japan検索広告へ送信します。
Send revenue
  • No values & no revenue:イベント値(event_value)と収益情報(af_revenue)を添えず、イベント名のみを送信します。
  • Values & no revenue:収益値(af_revenue)以外のすべてのパラメータを送信します。
  • Values & revenue:収益値(af_revenue)を含むすべてのイベントパラメータを送信します。

備考: 

  • イベント名は大文字小文字を区別します。乖離を避けるため、全てのメディアソースとアプリバージョンで、正しいイベント名を使用していることを確認してください。

代理店連携

代理店は、広告主に代わってYahoo! Japan検索広告のキャンペーンを実施することが可能です。

代理店の設定

作業担当:  手順
広告主
  1. 広告主側で必要なYahoo! Japan検索広告の連携作業が完了していることを確認してください。
  2. AppsFlyerのサイドメニューから、 連携連携済みパートナーを選択します。
  3. 対象の代理店を選択してください。
  4. 権限タブにて、代理店権限の付与作業を行ってください。 
Partner
  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー 設定 > 連携済みパートナーに移動します。
  2. Yahoo! Search Ads (Yahoo! JAPAN Sponsored Search) - New APIを選択してください。
  3. 連携タブを開きます。
  4. パートナーを有効にするONになっていることを確認してください。ONになっていない場合には、広告主側でのYahoo! Japan検索広告の連携作業をまずは行う必要があります。 
  5. ルックバック期間やアプリ内イベントのマッピングなど、残りの設定が正しいことも確認してください。必要であれば、変更を広告主に依頼してください。 
  6. Yahoo Japan検索広告のカスタマーIDを入力します。このIDはキャンペーン管理ツールから取得可能です。接続できるカスタマーIDは1つだけです。 
  7. 保存 をクリックしてください。

その他の作業について

アプリのLinkIDの取得

キャンペーン管理のLinkIDを取得するには、Yahoo! Japan検索広告のドキュメントを参照してください。

Yahoo! Japan検索広告側の事前定義イベントを新しく作成

新しく事前定義イベントを作成したい場合には、 Yahoo! Japan検索広告の案内を参照してください。

Yahoo! Japan検索広告の数値乖離

乖離とそれを最小化する方法については以下を参照してください。

計測モデルの違い

原因 説明 AppsFlyerからのアドバイス
アプリ内イベントのマッピングの不備

AppsFlyerとYahoo! Japan検索広告のアプリ内イベントのマッピングが正しくない状態です。

  • Link IDを確認してください。
  • AppsFlyerのアプリ内イベントが、Yahoo! Japan検索広告側のイベントに正しくマッピングされていることを確認してください。