概要:OneLinkスマートスクリプトを使用することで、あらゆる流入経路から入ってきたモバイルウェブサイトの訪問者をモバイルアプリへと転換し、成果として紐付けできるようになります。
LPへ遷移する広告などで、LP流入元の媒体へアトリビューションすることができます。
関連記事
スマートバナーを使った作業の全体像については、以下の記事をご覧ください。
- OneLink Smart Scriptの概要
- OneLink Smart Script V2 の設定 [本記事]
- OneLink Smart Script V1 (legacy) の設定
- モバイルWebからアプリへの計測ソリューション
セットアップ
OneLink Smart Scriptには2つのバージョンがあります。
OneLink Smart Script V2(推奨): 初めてOneLink Smart Scriptを実装する場合は、このバージョンを使用することをお勧めします。開発者の作業部分がより簡単になり、Google Tag Manager経由で設定することもできます。[デベロッパー実装ガイドはこちら]
OneLink Smart Script V1 (legacy) : Onelink Smart Script をすでにセットアップしている場合は、このバージョンのドキュメントを使用して、このスクリプトを維持・編集してください。
注: 必須ではありませんが、V2への移行をご検討ください。
注記
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OneLinkスマートスクリプトの設定
スマートスクリプトを設定するには、以下の方法があります。
- ウェブサイトに直接スクリプトを埋め込む
- Google Tag Managerを利用してスクリプトを埋め込む
作業担当者
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前提条件
|
ウェブページにスクリプトを埋め込むには:
作業担当者
|
前提条件
|
Webページにスクリプトを実装する方法:
- Google Tag Managerで、新しいタグを作成します。
- タグに名前を付け、Tag Configurationをクリックし、Custom HTML を選択します。
-
HTMLボックスで:
- OneLink Smart Scriptのコードを貼り付けます。
- スマートスクリプトのコードの後に、スマートスクリプトの初期化コードを 引数 と 構成オブジェクト と共に追加してください。
参照:サンプル初期化コード -
以下コードの行を置き換えてください。
var result = window.AF_SMART_SCRIPT.generateOneLinkURL({
上記コードを以下に置き換え:
AF_SMART_SCRIPT_RESULT = window.AF_SMART_SCRIPT.generateOneLinkURL({
-
[オプション] URLの後ろにCTAボタンではなく、QRコードを表示したい場合は、次のコードの後に:
var result_url = result.clickURL;
if (result_url) {
document.getElementById('output_url').innerHTML = result_url;
以下行を入力します:
window.AF_SMART_SCRIPT.displayQrCode("my_qr_code_div_id");
< script>< /script>
タグですべてを囲みます。
- 上部右側にある保存をクリックします。
- 開発者に、 OneLink Smart ScriptのGTM処理 に従うように伝えてください。
オブジェクトの構成
OneLinkスマートスクリプトは、受信URLのパラメータとスクリプトに定義された引数を用いて、送信URLを生成します。afParameters 引数は、アトリビューションやディープリンクに使用される他のいくつかの引数(パラメータ)で構成される構造を持っており、それぞれの引数には、次の表に示すように、キー、オーバーライド(上書き)値、デフォルト値を持つオブジェクト構成が含まれています。
Argument | 説明 | 例 |
---|---|---|
keys |
|
|
overrideValues |
|
例: {'video': 'video_new'} スクリプトのchannel パラメータは、受信値が video の場合、スクリプトが送信URLにおいて video_new に変更します。 |
defaultValue |
|
例: ['web_video'] スクリプトのchannelパラメータについては、パラメータ in_channel が見つからない場合、web_videoがchannelの値として使用されます。 |
引数
OneLinkスマートスクリプトは、受信URLのパラメータとスクリプトに定義された引数を用いて、送信URLを生成します。
Argument | 備考 | レスポンスを記録する (開発者向け) | |
---|---|---|---|
oneLinkURL (必須) |
|
||
afParameters (必須)
|
mediaSource (必須) |
|
キー: 上書き値: デフォルト値: |
campaign |
|
キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
channel |
|
キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
ad |
|
キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
adSet |
|
キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
deepLinkValue |
|
|
|
afSub1-5 |
af_sub[1-5] のオブジェクト構成 |
キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
googleClickIdKey |
GCLID を持つパラメーターの名前を明記します。 |
||
その他の(カスタム)クエリパラメータ |
|
Param key: キー: 上書き値: デフォルト値: |
|
referrerSkipList |
特定のクリック(TwitterやFacebookなど)のHTTPリファラーに含まれる文字列のリストで、これが見つかった場合、スマートスクリプトは |
||
urlSkipList |
クリックのURL(受信URL)に含まれる文字列 (たとえば af_r) のうち、特定の値が含まれる場合にスマートスクリプトが |
使用事例
次のセクションでは、一般的なキャンペーン/メディアソースのシナリオについて、スマートスクリプトのユースケースをご紹介します。
UTMパラメーター
UTMパラメータのスクリプトを設定するには:
- 受信URLのUTMパラメータのリストを作成し(例: utm_source と utm_campaign )、送信URLのパラメータと照合します(例: media_source と campaign )。
-
これらを 引数リストとして ウェブ開発者に提供する。
結果: 受信パラメータ(utm_source と utm_campaign )の値は、送信URLの(media_source と campaign )パラメータの値を入力するために使用されます。
Google Ads—GCLID
Google広告キャンペーン(GCLIDパラメータを含む)のインストールアトリビューションの通常のプロセスでは、広告をクリックしたユーザーがアプリのストアページのURLにリダイレクトされる必要があります。
このケースでは、Google AdsからのリードをWeb/ランディングページにリダイレクトしているため、スクリプトはGoogle AdsインストールキャンペーンのURLからGCLIDパラメータを取得し、選択した送信パラメータ af_sub[1-5] に付与します。
注記!
- インストールキャンペーンにも適用されます。ACI以外の検索広告の場合、つまりリエンゲージメントキャンペーンの場合には、スマートスクリプトによるURLの発行に関係なく、Googleがメディアソースとして成果を紐付けられる場合があります。
- GCLIDが見つかった場合、スクリプトは受信パラメータキーワードを探します。見つかった場合は、キーワードの値を af_keywords の値として送信URLに入れます。
前提条件: Google管理画面上で、自動タグ設定(Auto-Tagging)を有効化してください。
自動タグ設定を有効化することで、 URLに GCLID パラメータが含まれるようになります。
Google AdsのGCLID用のスクリプトを設定するには:
- GCLIDを含めるURL上のパラメーターを選択します。
ベストプラクティス:af_sub[1-5]を選択して、データがAppsFlyerのローデータに表示されるようにします。 -
これを 引数リストとして ウェブ開発者に提供します。
結果: 送信URLでは、GCLIDは af_sub[1-5] パラメータの値になります。
Google Adsにこれらのインストールを通知する方法:
- インストールごとに、CSV経由、またはPush API経由でリアルタイムに、パラメーター af_sub[1-5] からGCLIDデータを取得します。
- 手動またはAdwords API経由で、GoogleにGCLIDデータをアップロードしてください。
注記
GoogleはこのGCLIDソリューションを公式にサポート及び推奨をしていません。GoogleがGCLIDパラメータを廃止する場合は、変更をサポートするようにスクリプトを変更します。この記事のヘッダーにあるFollowボタンをクリックしてこの記事をフォローすると、記事またはスクリプトが更新されたときに通知を受け取ることができます。
FacebookクリックID
Facebook広告では、クリックIDが付与されます。このIDをAppsFlyerのローデータで利用したい場合は、FacebookのクリックIDを取得して、任意の送信パラメータ af_sub[1-5] を使用して送信URLに付与してください。
FacebookクリックIDのスクリプト設定:
- FacebookクリックIDを含むように、送信URLのパラメータを選択します。
ベストプラクティス: af_sub[1-5] を選択すると、AppsFlyerのローデータレポートにデータが表示されます。 -
これを 引数リストとして ウェブ開発者に提供します。
結果: 送信URLでは、FacebookのクリックIDは af_sub[1-5] パラメータの値となります。
SRN、オウンドメディア、その他のメディアソースリンク
SnapchatやTwitterのようなSRNは、Google AdsやクロスプラットフォームのFacebookとは異なる動作をします。これらのSRNのキャンペーンでは、ユーザーはWeb/ランディングページに誘導され、モバイルユーザーに有無に関わらず、クリック数に基づいて課金されます。
これらのSRNでは、スクリプトの設定は、オウンドメディアまたは他のメディアソースからのリンクと同じです。
スクリプトの設定方法:
- リンク上のメディアソースとキャンペーンパラメータ―名のリストを作成します。
-
これらを 引数リストとして ウェブ開発者に提供してください。
SRN/メディアソースタイプは、受信URLのメディアソースの値でなければならず、スクリプトはそれを見つけて、ウェブ/ランディングページのダウンロードボタンの背後にある送信OneLink URLの media_source の値として使用します。送信URLの media_source 値を変更したい場合は、ウェブ開発者に渡す 引数リスト で、受信URLに含まれるメディアソースの値と上書き(変更)する media_source の値 を指定します。
結果:これらのSRN/メディアソースについては、受信URLのメディアソースおよびキャンペーンのパラメータの値が、送信URLの media_source および campaign パラメータの値を入力するために使用されます。
例
受信URL: https://hotel.me/incoming_mediasource=twitter&incoming_campaign=big_social
OneLink URL: https://hotel.onelink.me/Ac4G?pid=twitter&c=big_social
AppsFlyer計測リンク
AppsFlyer計測リンクは、メディアソースがクリックアドネットワークの場合に使用されます。
AppsFlyerでリンクを設定する場合に、Webからアプリへの誘導キャンペーンの計測では、希望のモバイルWebサイトへのURLパスと一緒にリダイレクトURLパス(af_r)パラメーターを追加するオプションがあります。スクリプトで送信用のOneLink URLを作成すると、元のクリックのデータの一部が失われる可能性があるため、作成しない方がよいでしょう。
アクション: urlSkipList 引数で af_r パラメータをリストアップします。
結果:スマートスクリプトが受信URLに af_r パラメータを見つけた場合、スマートスクリプトは送信URLを生成しないので、開発者はどのリンクを送信URLとして配置するかを決定して実装する必要があります。
例
受信URL: https://app.appsflyer.com/id123456789?pid=click_ad_network_int&c=orlando& af_r=hotel.me
送信用URL:送信URLはありません。 (null)
デスクトップ
この記事で紹介しているほとんどのユースケースは、モバイルデバイスから来るユーザーについてです。したがって、モバイルWebサイトからアプリストアへ誘導されると、ユーザーはすぐにアプリをダウンロードできます。
ただし、デスクトップユーザーの場合、デバイス(デスクトップやパソコン)はモバイルアプリのダウンロードに対応していないため、すぐにアプリストアへ誘導すべきではありません。
デスクトップユーザー向けのスクリプトの設定方法:
- OneLinkテンプレートにて、デスクトップからクリックされた場合のリンク先URLを設定します。このURLは専用Web/ランディングページにリダイレクトする必要があります。ランディングページには、アプリをダウンロードするためのSMSやメールを受信するフォームを追加することができます。必要に応じて、Webフォームを作成し、そのフォームへのURLをスクリプトで指定することもできます。
結果:スクリプトはユーザーが使用するデバイスまたはプラットフォームを検知します。デスクトップの場合は、スクリプトはユーザーを専用のWeb/ランディングページにリダイレクトするためのOneLink URLを生成します。
詳細は、デスクトップからアプリへのコンバージョンをご参照ください。
代理店
インストールは、af_prt パラメーターを使用する代理店に紐づきます。
OneLinkスマートスクリプトを使用するこの計測パラメーターを追加するには、ディベロッパーにこれらの手順に従うよう依頼してください。
結果: このスクリプトは、受信側URLの代理店名の追加パラメーターを検出して、送信側URLにaf_prtパラメーターを追加します。
例
受信URL: https://hotel.me/incoming_campaign=gogo&incoming_media_source=email&partner_name=bigagency
送信側URL:https://hotel.me/pid=email&c=gogo&af_prt=agency
QRコード
Smart Scriptで、クリックできるURLの代わりに、QRコードをウェブページに表示します。
QRコードを表示する場合:
- Smart Scriptを設定する際には、必ずSmart Script v2.1+ を使用してください。
- 開発者に、 こちらの実装ガイドに従い、スマートスクリプトの結果でQRコードを作成するよう伝えてください。
- ベストプラクティス:デスクトップの場合はQRコードを表示し、モバイルの場合はリンクボタンを表示する
結果:このスクリプトは、後ろにURLのあるボタンの代わりにQRコードを表示します。
例
受信URL:
https://hotel.me/qr_code.html?incmp=gogo&inmedia=email
送信URL:
https://hotel.onelink.me/LtRd/?af_js_web=true&af_ss_ver=2_1_0&pid=email&c=gogo
送信QRコード:
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