概要:AppsFlyer SDKの機能を知り、AndroidとiOSアプリで使用するAPIを決定しましょう。
SDKについて
以下の動画では、SDK実装の全体像をご紹介しています。
AppsFlyerのSDKを利用することで、アプリのインストールやアプリ内イベントを計測することができます。インストール、セッション、アプリ内イベントを計測できます。アプリ内イベントには、例えば、アプリ内購入やゲームのレベル達成などが含まれます。イベントを計測することで、ROI(投資利益率)やユーザーの質を評価することができます。
この記事では、SDK V6以降の実装プロセスを説明し、広告主(アプリ所有者)とプロダクトマネージャーがAppsFlyer SDKの実装に関するプランニングに役立つ情報を記載しています。
追加のドキュメントには以下の記載がございます:
- OS SDK V6へのアップデートガイド:iOS SDK V5.4.4は、iOS14以降でも問題なく動作することが確認できていますが、今後のiOSリリースとの互換性を確実にするためにも、定期的に最新のバージョンへアップデートすることをお勧めします。
- 開発者向けSDK実装ドキュメント
- リリースノート
- 開発者向けSDK参照ドキュメント
- App Storeの審査に向けた準備
SDKの互換性
AppsFlyer SDKは、以下のプラットフォームと互換性があります:
- Android V4.0以降
- スマートTV(Amazon Fire TVを含む)などの非モバイルAndroidプラットフォーム。CTVの概要を参照してください。
- Android向け第三者プラットフォーム(例:Amazon、Baiduなど)
- iOS 9以上(iPhone, iPod, iPad)
- tvOS 9以上(Apple TV)
- AppleのIPv6 DNS64 / NAT64ネットワークに準拠
SDKは複数のアトリビューション手法をサポートしています。使用するアトリビューション手法は、以下のような条件によって異なります:
- エンドユーザーの端末にインストールされているiOSバージョン
- アプリに実装されているiOS SDKのバージョン
サポートしているアトリビューション手法 | iOSバージョン | サポートしているSDKバージョン | 備考 |
---|---|---|---|
確率論的モデリング |
8 – 14.4 |
5.0.0以上 | |
14.5+ |
6.0.3+ | 確率論的モデリングは、オウンドメディア、クロスプロモーション、Webからのアプリへの誘導(+ 広告主アプリ上でのATT同意)の文脈でのみ使用されます。 | |
IDマッチング |
8 - 13 | 5.0.0以上 | ユーザー端末側でLAT設定のオプトアウトが可能です。 |
14.5+ | 6.0.3+ |
App Tracking Transparency(ATT)の実装とユーザーの同意が必要です。詳細は、ATTをサポートするためのiOS SDKの実装方法を参照してください。 |
|
11.3-13 |
6.2.3 |
SKAdNetwork(SKAN)ソリューションは、SKANの仕様に基づき、インストール計測のみに制限されます。つまりコンバージョン値は存在しません。 |
|
14+ |
|
SDK V6.0.8以降、AppleのApp Clipsの計測が利用可能になっています。AppleのApp Clipsについては、こちらのブログ記事でも紹介しています。
SDK実装
SDKのインストールと実装プロセスには、プロダクトマネージャーとアプリ開発者が協力して進行することが不可欠です。アプリにSDKを実装する前に、全ての実装タスクを確認し、アプリで利用したい機能について検討してください。
SDKに関する計画チェックリスト
初めに、プランニングに役立つチェックリストをご用意しました。各タスクでは、マーケターと開発者向けのドキュメントへのリンクがあります。
SDK実装タスク
基本のSDK実装には、以下のタスクが含まれています。この記事に記載されている時間の目安は、一般的なガイダンスとしてのみ記載されています。
基本のSDK実装タスク | 所要時間 |
---|---|
AppsFlyer開発キーを取得して、実装ガイドと一緒に開発者へ共有してください。 |
15分 |
計測に関する考慮事項を確認し、どのデバイス識別子を収集するかを決定してください。 |
30分 |
計測したいアプリ内イベントを決定し、イベント名とイベントパラメーターを開発者と共有してください。 |
1時間 |
利用したいディープリンクの方法を決定してください。 |
30分 |
計測データへのアクセス方法を決定してください。 | 30分 |
基本実装の完了後、アカウントユーザーはAppsFlyer管理画面へアクセスし実装テストを行うことが可能です。 開発者は、開発環境でデバッグログを活用できます。 |
1時間 |
モバイル開発者と協力して、以下の追加APIをSDKに実装することができます。
追加のSDK実装タスク | 所要時間 |
---|---|
アプリで追加の計測設定が必要かどうかを決定してください(例:アンインストールやサードパーティアプリストアでのインストール計測など)。 |
30分 |
ユーザーセッションの計測を決定してください。 | 30分 |
オウンドメディアソースの計測方法を決定してください。 |
1時間 |
ユーザープライバシーポリシーを管理して、アプリがプライバシー規制(GDPR、CCPA)に準拠していることを確認してください。 |
1時間 |