概要:複数のAndroidストアで配信しているアプリを計測して、データを単一のアプリ管理画面、またはストアごとのアプリ管理画面で確認しましょう。
複数ストアにおけるAndroidアトリビューション
- AppsFlyerはアプリストアに関わらず、アプリを計測します。つまり、Google PlayストアとAmazon、Opera、GetJar、Baidu、Huaweiのような第三者Androidアプリストアが計測対象です(別名:外部ストア、代替Androidアプリストア)。
- 複数ストアでアプリを配信しているアプリ所有者は、全てのストアのデータを一箇所で確認できる単一の管理画面か、ストアごとの管理画面を選択できます。
- AppsFlyerのAndroid計測では、GAIDとOAIDを含む全てのデバイス識別子タイプをサポートしています。
- 中国で配信されているアプリについては、中国国内市場での Androidアプリのアトリビューションをご覧ください。
単一管理画面 vs. ストアごとの管理画面
単一管理画面 |
ストアごとの管理画面 | |
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説明 |
Google Play Storeを含む全てのストアのデータを含む単一管理画面 |
各ストアで独自の管理画面があります。つまり、アプリを配信するストアの数だけ管理画面が存在します。 |
Androidパッケージ名 | 選択したオプションに関わらず同じパッケージ名を使用してください。 | |
チャネル名 | 設定するものはありません |
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install_app_store の入力 |
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N/A |
OneLinkテンプレート | OneLinkを使用する場合は、この方法をお勧めします。 | N/A |
計測/アトリビューションリンク |
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install_app_store を持つ使用可能なレポーティングオプション |
オーバービュー、コホート、ローデータレポートにこの項目が含まれています。必要なSFDC機能フラグを追加するように担当CSMまでお問合せください。 |
N/A |
注意事項 |
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設定に必要なタスク
次のワークフローでは、目的のオプションを設定するために必要なアクティビティを示します。タスクは、マーケティング担当者とディベロッパーのタスクに分かれています。
ストアごとの管理画面オプションは、ストアごとにこのタスクを繰り返してください。
はじめに:
- チャネルと install_app_store パラメーターの命名規則を決定します。
- 次のネーミングテーブルを使用してチャネルとストアをマッピングしてください。
- このテーブルはディベロッパーがAPKを準備する際に使用します。
パラメーター |
手順 |
単一管理画面 |
ストアごとの管理画面 |
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Androidパッケージ名 | 全ての管理画面オプションで同じパッケージ名を使用 | 既にアプリがGoogle Play Storeに存在する場合は、既存のパッケージ名を使用してください。例:comb.abc.def | |
チャネル名 | 各ストアで一意の値。 |
設定しません。空白のままにしてください。 |
ストアごとに一意のチャネル名。ストア用に準備された個々のAPKの値と、AppsFlyerでアプリを追加するときの値を設定します。 Google PlayストアAPKにはチャネルを設定しないでください。 |
インストールアプリストア AF_STORE | 一意のストア識別子 |
ストアごとに一意の値。manifestを介してAPKで設定してください。各ストアは独自のAPKを持っています。
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設定されません |
ステップ |
担当者 |
単一管理画面 |
ストアごとの管理画面 |
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1 | デベロッパー | APKの準備 | APKの準備 |
2 |
マーケティング担当者 |
アクションは必要ありません。前提として、アプリはすでにAppsFlyerでアクティブになっています。 |
AppsFlyerにアプリを追加します。 |
3 | マーケティング担当者 |
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アプリIDとチャネル名を組み合わせた計測リンクを準備してください。連携済みパートナー画面から通常の方法で作成してください。 |
4 | ディベロッパーとマーケティング担当者 |
手順
単一管理画面—APKの準備
Androidパッケージ名によってどの管理画面にアトリビューションデータが表示されるかが決まります。単一管理画面の場合は、全てのストアで同じAndroidパッケージ名を使用します。その場合チャネルパラメーターは使用しません。
ダウンロードされたストアの識別は、このセクションで説明するとおり、SDKで設定された AF_STORE パラメーターによって行われます。AF_STORE パラメーターは大文字小文字を区別しません。例:ABC、abc、Abc。
APKを準備する方法:
- アプリビルドのコピーを作成してください。注:Androidパッケージ名を変更しないでください。
- 個々のストアを識別するには、次のいずれかの方法を使用します。
-
Manifestを使用する方法:AndroidManfest.xml の <application> タグ内に、次を追加して、ストアを識別します。AF_STORE パラメーターをアプリストア名に設定してください。
--または--<application> ... <meta-data android:name="AF_STORE" android:value="enter_store_name_here"/> ... </application>
-
APIメソッド:代替アプリストアごとに別々のAPKを準備してください。setOutOfStore API を呼び出して、AF_STORE の値を設定してください。ストアごとに一意の値を設定してください。
AppsFlyerLib.getInstance().setOutOfStore("enter_store_name_here")
-
Manifestを使用する方法:AndroidManfest.xml の <application> タグ内に、次を追加して、ストアを識別します。AF_STORE パラメーターをアプリストア名に設定してください。
ここで設定した値は、AppsFlyerのローデータの install_app_store 項目に表示されます。この項目は次で利用できます:
- オーバービュー管理画面
- コホート管理画面
- ローデータレポート(ローデータレポートはAppsFlyerのプレミアム機能です)
単一管理画面—計測リンク
- 設定 > 連携済みパートナーを開き、アドネットワークを選択してください。
- 計測リンクタブにて、Out-of-store URL パラメーターを設定してください。この値は、計測リンク上の
af_r
マクロに入力され、ユーザーを正しいアプリストアのランディングページにリダイレクトします。例:&af_r=http://www.destinationurl.com
デフォルトURLはアプリ設定ページで設定します。
[アプリの設定] ページでこのオプションを使用できない場合は、CSM に問い合わせて有効にしてください。 - af_r マクロにストアのランディングページURLを入力します。
- 追加の計測リンクパラメーターを設定してください。
- 外部ストアメディアソースは、計測にIDマッチングを使用し、AppsFlyerの確率論的モデリングはフォールバックメソッドとして機能します。
- リンクURLに1つ以上のユーザーIDプレースホルダを追加してください:
- android_id
- advertising_id
- oaid
- 計測リンクをコピーし、アドネットワークに渡してください。
アプリごとの管理画面—APKの準備
マニフェストで設定されたチャネルパラメーターとAndroidパッケージ名の組み合わせにより、どのストアに計測データが紐づくかが決定されます。
ストアごとに別々のAPK/マニフェストを準備する方法:
- ストアを識別するために、AndroidManfest.xml の <application> タグ内に、次を追加してください。アプリストア名に CHANNEL パラメーターを設定してください。
注:パラメーターでは大文字と小文字が区別されます。<application> ... <meta-data android:name="CHANNEL" android:value="enter_store_name_here"/> ... </application>
ストアごとの管理画面—アプリの追加
APK/マニフェストで設定されたAndroidパッケージ名とチャネルの組み合わせによって識別される管理画面(アプリ)を追加してください。例:Androidパッケージ名が com.myapp、チャネル名が abcstoreの場合、一意の管理画面名は com.myapp—abcstore です。
AppsFlyerのストアごとの管理画面にアプリを追加する方法:
- My appsページを開き、アプリを追加をクリックしてください。
- Android > サードパーティストアを選択してください。
- 次の項目を入力してください:
- Androidパッケージ名:パッケージ名はアプリパッケージに表示されているとおりです。
- チャネル名:同じパッケージ名を持つ管理画面を区別するための一意の識別子(ストア名)です。このストア用に用意したAPKの値と同じものを使用していることを確認してください。
-
アプリURL:
- 計測リンクに af_r マクロを入力するデフォルトのURLダウンロードアドレスを含みます。APKがホストされているURL、またはランディングページURLを入力してください。
- これは作成時にアトリビューションリンクごとに変更できます。
- この項目を空白にすると、今後デフォルトページを設定できなくなります。
- 次へ をクリックします。
- アプリの追加を完了するには、画面の手順に従ってください。
テスト—両方の管理画面オプション向け
非オーガニックインストール
非オーガニックインストールのテスト方法:
- アプリがインストールされていないAndroidデバイスを使用するか、デバイスを登録してください。
- OneLinkを使用して、テスト用計測リンクを生成します。メディアソース名に ' test' と設定してください ("&pid=test")。
- GAID、OAIDまたはAndroid IDの広告IDをクリックURLに追加してください。
計測リンクを自身のメールに送信して、クリックしてください。リダイレクト後、ストアからインストールしないでください。代わりに、AppsFlyerの計測SDKが実装されたベータ版の最新アプリをインストールし、起動してください。http://app.appsflyer.com/com.greatapp?pid=test &af_r=http://www.destinationurl.com&advertising_id=b5a3-78d9b5-0f12345-xxxx
単一管理画面 |
ストアごとの管理画面 |
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オーガニックインストール
オーガニックインストールのテスト方法:
- アプリがインストールされていないAndroidデバイス、または登録されているデバイスをしてください。
- AppsFlyerの計測SDKが実装されたベータ版の最新アプリをインストールし、起動てください。
- 結果を確認してください:
単一管理画面 |
ストアごとの管理画面 |
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オーバービューページで新しいオーガニックインストール(「Organic」メディアソースの下)を確認してください。現在、単一アプリの方法では、オーガニックインストールの流入元を示す指標はありません。 |
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追加機能
ストアごとの管理画面を単一管理画面に移行する
- この記事で説明している単一管理画面メソッドの手順に従って新しいAPKを準備してください。
FacebookからAmazonアプリストアへユーザーを誘導する
- AndroidセクションのFacebookのアプリ設定にて、アプリへのURLリンクを設定してください。
- アプリ管理者としてFacebookにログインし、https://developers.facebook.com/apps/を開き、アプリを選択してください。
- 設定からAndroidの設定を開きます。まだAndroidを設定していない場合は、プラットフォームを追加してください。
- アプリ固有のAmazonアプリストアのURLを含む、必要な詳細を追加して下さい。
- AppsFlyer管理画面の連携済みパートナーからFacebookを選択し、AppsFlyerのFacebook In-Store Mobile App Install Adsの計測で使用したのと同じFacebook App IDを入力してください。
- FacebookでAdvert Setを設定する際に、「Amazon Appstore」を選択してください。
注:個のスクリーンショットはFacebook Power Editorのもので、FMPプラットフォームでは異なる可能性があります。
データの取得 - AppsFlyerレポート
AppsFlyerの次のレポート方法を使用できます。
- コホート:
- 複数の管理画面(アプリ)を単一レポートにまとめる
- install_app_store 別に細分化し、管理画面ごとにパフォーマンスを表示
- Pull API(単一アプリメソッド):Pull APIインストールローデータには、デフォルトではInstall App Storeは含まれておりません。この列を追加するには、Pull APIコールに次のパラメーターを追加してください:
&additional_fields=install_app_store
- カスタムダッシュボード(複数アプリメソッド):複数管理画面の方法を利用する場合、カスタムダッシュボードを使用して、複数のアプリのパフォーマンスデータを一箇所で確認できます。
リファラの実装—サードバーティAndroidアプリストア
- リファラ計測は、Google Playおよびこちらにリストされているサードバーティストアにてサポートされています。
- その他の設定は必要ありません。
- サードバーティストアのリファラによる計測は、ローデータレポートに次のように反映されます:
- Match type:計測されたサードバーティストアの名前。例:huawei_referrer
- コントリビュータ:ユーザーがアプリをインストールする前に複数のアプリストアにアクセスしていた場合、AppsFlyerはこれらのアクセスをコントリビュータとみなします。このインストールは、ラストクリックのエンゲージメントの成果に紐づきます。例:
- Googleが配信する広告をユーザーがクリックすると、Play Storeにリダイレクトされます。ユーザーはアプリをダウンロードしません。
- このユーザーが別の広告をクリックし、Samsung Galaxyストアにリダイレクトされます。ユーザーはアプリをダウンロードしインストールします。
- このインストール成果は、ユーザーをSamsung Galaxyストアに誘導したアドネットワークに紐づきます。Googleはコントリビュータと見なされます。
サードバーティアプリストア | 開始日 | SDK version |
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Huawei App Store | 2020年7月 | 5.4.6+、6.1.1 + |
Samsung Galaxy Store | 2020年12月 | 6.1.1 + |
Xiaomi GetApps Store | 2022年9月 | 6.9.0 + |
トラブルシューティング
デフォルトアプリへのインストール計測
チャネル設定を使用して1つのアプリのAPKを作成したが、AppsFlyerアカウントで管理画面を作成していない場合:インストールはデフォルトアプリ、つまり通常アカウント内のGoogle Play Storeのアプリに計測されます。デフォルトアプリが無い場合は、アプリに関するデータは記録されません。
特性と制限
特性 | 備考 |
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複数のアプリストアへのOneLinkリダイレクト |
アプリパッケージ名がすべてのアプリストアで同じで、1 つのダッシュボードオプションを実装する場合は、 OneLinkテンプレート に複数のアプリストアを設定できます。 |