ルックバック期間について

概要:メディアソースとの合意に基づいて、クリックスルーとビュースルーのルックバック期間をカスタマイズしましょう。

ルックバック期間

アトリビューションルックバック期間は、メディアソースとの合意に基づいて、アトリビューション期間をカスタマイズすることができます。

メディアソース毎にアトリビューションルックバック期間を設定することにより、AppsFlyerは合意された条件に従って成果を計測します。

ルックバック期間のタイプ:

  • クリックルックバック期間:広告がクリックされてから、インストールがその広告に紐づく最大期間。ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
  • エンゲージクリックルックバック期間:エンゲージクリックの後、インストールが広告にアトリビューションされる最大期間。 ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
  • エンゲージビュールックバック期間:エンゲージビューの後、インストールが広告にアトリビューションされる最大期間。 ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
  • ビュースルールックバック期間:広告が表示されてから、インストールがその広告に紐づく最大期間。ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
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計測タイプごとの設定可能なルックバック期間

アトリビューションタイプ

 

アトリビューション方法

 

ルックバック期間
設定可能な範囲 デフォルト

クリックスルー

(全てのメディアソース)

 

リファラー、IDマッチング 1-30日または
1-24時間
7日
確率論的モデリング(モバイル) 適応型 最大24時間
確率論的モデリング(CTV、PC、コンソール - 単一プラットフォームリンク) 最長7日間(リンクパラメータ af_lookback_window で設定します) 7日

エンゲージクリックスルー

(特定の非SRNメディアソース*)

IDマッチング 1-7日 または 1-23時間 2日
確率論的モデリング(モバイル) 適応型 最大24時間

エンゲージビュースルー

(特定の非SRNメディアソース*)

IDマッチング 1-7日 または 1-23時間 2日
確率論的モデリング(モバイル) 適応型 最大24時間

ビュースルー

(一部のメディアソース

 

IDマッチング

1-24時間

[2021年12月15日までは上限が7日間でした]

24時間
確率論的モデリング(モバイル) 適応型 最大24時間
確率論的モデリング(CTV、PC、コンソール - 単一プラットフォームリンク) 最長7日間(リンクパラメータ af_lookback_window で設定します) 7日
確率論的モデリング(CTV、PC、コンソール - クロスプラットフォームOneLink計測リンク 最大72時間(リンクパラメータ af_xplatform_vt_lookback で設定します) 7日

**engaged_click および engaged_view のルックバック期間は、SRN以外の広告媒体でのみ設定可能です。SRNの場合、engaged_clickengaged_view のパラメータはクリックと同じルックバック期間が適用されるため、インストールのクリックスルー計測のルックバック期間設定スライダーで設定されます。 

確率論的モデリングのルックバック期間

計測精度を維持するために使用される確率論的モデリングのルックバック期間には、次の特性があります: 

  • クリックとインプレッションの両方に適用されます
  • 最大24時間の適応期間があります
  • 計測リンク上で送信された期間設定を無視します
  • 決定的な計測モデルで使用される期間よりも期間が短いです

詳細については、AppsFlyerの確率論的モデリングメソッドに関するページをご覧ください。

ルックバック期間の設定

以下に、SRNと計測リンクのルックバック期間の設定プロセスを示します。

SRNのルックバック期間 非SRNのルックバック期間

SRNのアトリビューションルックバック期間

 重要!

各SRNは独自のデフォルトのルックバック期間があります。乖離を最小限に抑えるために、AppsFlyerのルックバック期間をSRNの値と同じものに設定することを推奨しています。異なる値に設定すると乖離が起こる可能性があります。詳細は、SRNの乖離の例を参照してください。

  1. AppsFlyer管理画面 左メニュー 連携 > Partner Marketplaceへ移動します。
  2. SRNを検索し選択してください(サポートされているSRNの一覧を参照)。
  3. ビュースルー計測はデフォルトで有効になっています。
  4. 連携タブにて、クリックスルー計測ビュースルー計測の設定へスクロールダウンしてください。
  5. スライダーを調整してアトリビューション期間を設定します。

以下の各SRNのルックバック期間を参照してください:

SRN デフォルトのクリックスルールックバック期間(日) デフォルトのビュースルールックバック期間(時間)
Google 30 24
Meta広告 7 24
Snapchat 28 24
X広告 14 24
Apple Search Ads 30 N/A
Oath (YahooGemini) 7 24

アプリ初回起動の分布

以下は、エンゲージメントがあった日からアプリの初回起動までの分布を示すグラフです。

このグラフでは、ルックバック期間の機能において、アプリをインストールしたユーザーの数をよりよく把握できます。

アプリを初回起動したユーザーの大多数(97%強)は、広告に接触してから7日以内にアプリを初回起動しています。残りの2%は、7日目以降からルックバック期間の終了日(30日目)までの間に起動しています。

実際に、アプリを起動するユーザーの62%は、広告とのエンゲージメント後15分以内に、72%のユーザーが1時間以内に起動していることが分かっています。

シナリオと例

以下のリストでは、ルックバック期間のシナリオと使用例を示しています。

SRNとの乖離:SRNのルックバック期間がAppsFlyerより長い場合

X Adsでキャンペーンを設定し、クリックスルーのルックバック期間を7日間に設定します。一方、Twitterのデフォルトのルックバック期間は14日間です。

srn-discrepancy-srn-lookback-larger-than-appsflyer.png

SRNのルックバック期間がAppsFlyerより短い場合

X Adsでキャンペーンを設定し、クリックスルーのルックバック期間を28日に設定します。一方、Twitterのデフォルトのルックバック期間は14日間です。

srn-lookback-smaller-than-appsflyer.png

ルックバック期間のパラメータを含まない計測リンク

ルックバック期間のパラメーターが含まれていない計測リンクも使用することが可能です。この場合、AppsFlyerはデフォルトのクリックは7日間、インプレッションは1日間のルックバック期間を使用します。

フラッシュキャンペーンの時間単位でのルックバック期間

フラッシュキャンペーンは、ユーザーにできるだけ早く、短いプロモーション期間内にアプリをインストールするように促すことを目的としたキャンペーンです。

SuperShopping と呼ばれるeコマースアプリは、フラッシュキャンペーンを実施しようとしています。このキャンペーンでは、アプリを1時間以内にインストールしたユーザーは特別オファーがもらえます。

SuperShopping アプリのマーケティング担当者である Johnny は、計測リンクを作成し、ルックバック期間を1時間に設定します。このようにして、Johnny はキャンペーンに反応するユーザーの数を知ることができます。

さらに、アプリ開発者は、このフラッシュキャンペーンから来たユーザーを識別し、キャンペーンが宣伝するプロモーションを配信できます。

ヒント

ルックバック期間とアトリビューションに関するヒントやコツを知りたいですか?クイックに重要なポイントを押さえたAppsFlyerラーニングポータルでのコースをご活用ください。