概要:メディアソースとの合意に基づいて、クリックスルーとビュースルーのルックバック期間をカスタマイズしましょう。
ルックバック期間
アトリビューションルックバック期間は、メディアソースとの合意に基づいて、アトリビューション期間をカスタマイズすることができます。
メディアソース毎にアトリビューションルックバック期間を設定することにより、AppsFlyerは合意された条件に従って成果を計測します。
ルックバック期間のタイプ
- クリック ルックバック期間:広告がクリックされたあとに、インストールがその広告の成果に紐づく最大期間。ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
- ビュースルー ルックバック期間:広告が閲覧されたあとに、インストールがその広告の成果に紐づく最大期間。ルックバック期間を過ぎたあとに発生したインストールは、オーガニックと見なされます。
計測タイプごとの設定可能なルックバック期間
アトリビューションの種類
|
アトリビューション方法
|
クリックルックバック期間 |
|
---|---|---|---|
設定可能な範囲 |
デフォルト |
||
クリックスルー (全てのメディアソース)
|
リファラー、IDマッチング |
1-30日または |
7日間 |
確率論的モデリング |
最大24時間 |
||
ビュースルー (一部のメディアソース)
|
IDマッチング |
1-24時間 [2021年12月15日までは上限が7日間でした] |
24時間 |
確率論的モデリング |
最大24時間 |
||
確率論的モデリング(クロスプラットフォーム) |
1-72時間 |
24時間 |
確率論的モデリングのルックバック期間
計測精度を維持するために使用される確率論的モデリングのルックバック期間には、次の特性があります。
- クリックとインプレッションの両方に適用されます
- 最大24時間の適応期間があります
- 計測リンク上で送信された期間設定を無視します
- 決定的な計測モデルで使用される期間よりも期間が短いです
詳細については、AppsFlyer の確率論的モデリングメソッドに関するページをご覧ください。
ルックバック期間の設定
以下に、SRNとアトリビューションリンクのルックバック期間の設定プロセスを示します。
SRNのアトリビューションルックバック期間
重要!
各SRNは独自のデフォルトのルックバック期間があります。乖離を最小限に抑えるために、AppsFlyerのルックバック期間をSRNの値と同じものに設定することを推奨しています。異なる値に設定すると乖離が起こる可能性があります。詳細は、SRNの乖離の例を参照してください。
- AppsFlyerのサイドメニューから連携 > Partner Marketplaceを選択します。
- SRNを検索し選択してください。サポートされているSRNの一覧を参照してください。
- デフォルトでビュースルー計測は有効になっています。
- 連携タブにて、クリックスルーアトリビューションとビュースルーアトリビューションの設定へスクロールダウンてください。
- スライダーを使ってアトリビューション期間を設定してください。
以下、各SRNのルックバック期間を参照してください。
SRN(サーバー連携媒体) | デフォルトのクリックスルールックバック期間 (日) | デフォルトのビュースルールックバック期間 (時間) |
---|---|---|
30 | 24 | |
Meta広告 | 7 | 24 |
Snapchat | 28 | 24 |
X Ads | 14 | 24 |
Apple Search Ads | 30 | N/A |
Oath (YahooGemini) | 7 | 24 |
計測リンクのアトリビューションルックバック期間
- AppsFlyerのサイドメニューから、 連携> 連携済みパートナーを選択します。
- パートナーを検索および選択してください。
- デフォルトでビュースルー計測は有効になっています。
- 計測リンクタブをクリックしてください。
- 期間を日単位で設定するか、時間単位で設定するかを選択してください。
- クリックスルーアトリビューション (
af_click_lookback
パラメーター) とビュースルー アトリビューション (af_viewthrough_lookback
パラメーター) の下にあるスライダーを使用して、計測期間を設定してください。
選択した期間は自動的に計測リンクに反映されます。 - キャンペーンに対応するパラメータ (キャンペーン名、広告セットなど) を選択してください。
- リンクをコピーし保存してください。これがアドネットワークに提供する計測リンクです。
ヒント
- ルックバック期間の設定に関するヒントやコツを知りたいですか?
クイックに重要なポイントを押さえたAppsFlyerラーニングポータルコースをご活用ください。 - アトリビューション期間を時間単位で設定すべき場合については、こちらを参照してください。
OneLink™ でのルックバック期間
OneLinkでもルックバック期間を設定できます。
- OneLinkを設定してください。
- カスタム計測リンクを作成してください。
- 詳細設定にて、ルックバック期間をカスタマイズを有効にして、ルックバック期間を設定してください。
アプリの初回起動の分布
以下は、エンゲージメントがあった日からアプリの初回起動までの分布を示すグラフです。
このグラフでは、ルックバック期間の機能において、アプリをインストールしたユーザーの数をよりよく把握できます。
アプリを起動したユーザーの大多数 (97%強) は、広告に接触してから7日以内にアプリを起動しています。残りの2%は、7日目以降からルックバック期間の終了日 (30日目) までの間に起動しています。
実際に、アプリを起動するユーザーの62%は、広告とのエンゲージメント後15分以内に、72%のユーザーが1時間以内に起動していることが分かっています。
シナリオと例
以下のリストでは、ルックバック期間のシナリオと使用例を示しています。
SRNの乖離:SRNのルックバック期間がAppsFlyerより長い
SRNのルックバック期間がAppsFlyerより短い
ルックバック期間のパラメータを含まない計測リンク
ルックバック期間のパラメーターが含まれていない計測リンクも使用することが可能です。この場合、AppsFlyerはデフォルトのクリックは7日間、インプレッションは1日間のルックバック期間を使用します。
フラッシュキャンペーンの時間単位でのルックバック期間
フラッシュキャンペーンは、ユーザーにできるだけ早く、短いプロモーション期間内にアプリをインストールするように促すことを目的としたキャンペーンです。
SuperShopping と呼ばれるeコマースアプリは、フラッシュキャンペーンを実行します。このキャンペーンでは、アプリを1時間以内にインストールしたユーザーは特別オファーがもらえます。
SuperShopping アプリのマーケティング担当者である Johnny は、計測リンクを作成し、ルックバック期間を1時間に設定します。このようにして、Johnny はキャンペーンに反応するユーザーの数を知ることができます。
さらに、アプリ開発者は、このフラッシュキャンペーンから来たユーザーを識別し、キャンペーンが宣伝するプロモーションを配信できます。
ヒント
ルックバック期間とアトリビューションに関するヒントやコツを知りたいですか?
クイックに重要なポイントを押さえたAppsFlyerラーニングポータルコースをご活用ください。