Master API — APIによるユーザー獲得メトリック

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概要: 選択した LTV、アクティビティ、リテンション、コホート、Protect360キャンペーンのパフォーマンスKPIを、APIを利用して CSV または JSON 形式で取得します。データ対象のアプリは1つ以上選択可能です。

Master API — APIによるユーザー獲得メトリック

Master API:

  • 選択した LTV、アクティビティ、リテンション、コホート、Protect360 キャンペーンのパフォーマンス KPI を取得できます。使用可能な KPI は、概要、アクティビティ、リテンション、コホート、および Protect360 ダッシュボードにある KPI と同等の KPI です。
  • デイリーで計算処理されます(リアルタイムではありません)。更新されたデータは、アプリ固有のタイムゾーンに応じて、24 ~ 48 時間以内に利用できます。
  • AppsFlyerのピボットテーブル で構築されるインフラストラクチャです。

マスターAPI を使用するには、表示するデータを定義します ( Pull APIの実装と同様)。結果は CSV ファイルまたは JSON ファイルとして返されます。

Master APIを使用する

  1. AppsFlyerAdmin_us-en.png APIトークンを取得してください(管理者(アドミン)のみがトークンを取得できます)。
  2. 認証ヘッダーで使用する APIトークンを開発者に渡します。
  3. 次のセクションで説明するように、APIコールを行うときに入力するパラメーターを開発者へ渡してください。パラメーターは、レポートが何に焦点を当て、どのように編成されるかを決定し、レポートの時間枠を定義します。
  4. AppsFlyer公式デベロッパーハブの Master APIの手順 に従うように開発者に伝えます。

API パラメータ

パラメータ名

パラメータの値 必須?
app_id
  • AppsFlyerに表示されるアプリ識別子
  • AppsFlyerに表示されているとおりにアプリIDを挿入します。
  • iOSアプリの先頭にidを付与してください。
  • すべてのアプリ ID を使用してすべてのアプリを照会する
はい
from

LTVアトリビューション日付期間の下限

  • 形式:文字列 yyyy-mm-dd
  • 例: from: 2020-01-02
はい 
活用

LTVアトリビューション期間の上限

  • 範囲内の日数:1~31日
  • 1日のみの場合fromto の値は同一になります。
  • 形式: yyyy-mm-dd
  • 例: from: 2021-01-01, to: 2021-01-31 =31日
必須
グループ化

パラメーターでグループ化し、コンマで区切ります。使用可能なリストについては、グループ化の表を参照してください。

例:groupings=pid,geo

必須
KPI

含めるKPIのリスト(それぞれをコンマで区切って指定)KPIリストについては、以下の KPI表を参照してください。

例:kpis=installs,clicks, impressions,sessions,retention_day_7

必須
フィルタ

データは、1つ以上のフィルターオプションを使用してフィルター処理できます。

いいえ
通貨設定 アプリ固有の通貨を設定するには currency=preferred とセットしてください。 いいえ
タイムゾーン

アプリ固有のタイムゾーンを使用してデータを返すには、timezone=preferred を設定します。 参照:ローカリゼーションルール 

いいえ
形式

デフォルトでは、レスポンスデータは CSV ファイル形式で受信されます。JSON 形式でデータを取得する場合は、format=jsonを選択します。

いいえ

グループ化

これらのディメンションを使うことで、データをグループで表示し、情報をより簡単に、より正確に精査することが可能になります。詳細はこちらをご覧ください。

グループ化
API 名
表示名でグループ化 LTV KPI リテンションKPI アクティビティKPI Protect360 コホート

app_id

アプリID

はい

はい

はい

はい

はい

pid

Media source

はい

はい

はい

はい

はい

af_prt

代理店

はい

はい

はい

はい

いいえ

C

キャンペーン

はい

はい

はい

はい

はい

af_adset

Adset

はい

はい

はい

いいえ

いいえ

af_ad

広告

はい

はい

はい

いいえ

いいえ

af_channel

Channel

はい

はい

はい

はい

いいえ

af_siteid

パブリッシャーID

はい

はい

はい

はい

はい

af_keywords

Keywords

はい

はい

はい

いいえ

いいえ

is_primary

Is primary attribution

はい

いいえ

はい

はい

いいえ

af_c_id

Campaign ID

はい

いいえ

はい

はい

いいえ

af_adset_id

Adset ID

はい

いいえ

はい

いいえ

いいえ

af_ad_id

Ad ID

はい

いいえ

はい

いいえ

いいえ

install_time

インストール時間

はい

はい

はい*

はい

はい

attributed_touch_type

タッチタイプ

はい

はい

はい

はい

いいえ

Geo

はい

はい

はい

はい

はい

* アクティビティKPIのコンテキストでは、インストール時間をイベント時間と見なします。

KPI

KPIはアプリの状況を確認するための指標となります。KPIは、以下のタブでタイプ別にグループ化されています。

LTVリテンションアクティビティコホートProtect360
生涯価値 - インストールされた日から本日までのイベント集計値
KPI API名 説明
インプレッション 選択した期間におけるインプレッション数
クリック 選択した期間におけるクリック数
インストール数 選択した期間におけるインストール数
cr コンバージョン率
sessions 選択した期間にインストールしたユーザーのセッション数
loyal_users 選択した期間にインストールしたロイヤルユーザー数
loyal_users_rate ロイヤルユーザー率(ロイヤルユーザー数 ÷ インストール数)
cost

選択した期間の総コスト
参照:制限事項

収益 選択した期間にインストールしたユーザーの生涯収益
ROI 選択した期間における投資対効果
arpu_ltv 選択した期間にインストールしたユーザーの1ユーザーあたりの平均収益
average_ecpi 特定の期間におけるeCPI
コストとインストールがコールに含まれている場合にのみ使用できます。
アンインストール 特定の期間にアンイストールしたユーザー
uninstalls_rate アンインストール率
event_counter_[event_name] イベントの発生数
unique_users_[event_name] イベントが発生したユニークユーザー数
sales_in_usd_[event_name] レポートされたイベントの収益

算出KPI

Master APIレポートでは、上記のKPIに加え、算出KPIを追加することが可能です。これにより、独自の計算レポートをMaster API レポートに含めることができます。

KPI計算式の中には、いくつでもKPIを挿入いただいても構いません。各計算 KPI オブジェクトには、キーと値が含まれます。キーは KPI に付ける名前で、値は KPI の式です。

標準の算術演算子がサポートされています:%2bとしてエンコードされた加算(+)、減算(-)、乗算(*)、%2fとしてエンコードされた除算(/)。

計算式を挿入するKPIは、小目名は必ず "calculated_kpi_" から始め、そのあとに有用な文字列で続けてください。
例:"calculated_kpi_purchaserate"

 例

最初の3日間の合算リテンション

kpis=installs,loyal_users_rate&calculated_kpi_3days_retention=
retention_day_1%2Bretention_day_2%2Bretention_day_3

インプレッション毎の平均収益

kpis=installs&calculated_kpi_rev_per_impression=revenue%2Fimpression

コホート7日目のROI

kpis=installs,roi,arpu_ltv,cost,revenue&calculated_kpi_roi_day_7=
(cohort_day_7_total_revenue_per_user-average_ecpi)%2Faverage_ecpi

フィルター(オプション)

パラメータ名 説明 必須?

pid

  • メディアソースの絞り込みに利用します。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

pid=organic,applovin_int

いいえ

C

  • キャンペーン名のフィルターに使用されます。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

c=my_sample_campaign

いいえ

af_prt

  • 代理店名のフィルターに使用されます。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

af_prt=moburst

いいえ

af_channel

  • チャネル名のフィルターに使用されます。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

af_channel=Instagram

いいえ

af_siteid

  • パブリッシャーIDのフィルターに使用されます。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

af_siteid=12345678

いいえ

  • 国ごとのフィルターに使用されます。
  • カンマ区切りで複数指定可能です。

geo=US,DE

いいえ

ローカライゼーション

現地通貨とアプリ固有のタイムゾーンは、 アプリ設定ページから設定します。Master APIのデータは、システムの既定の通貨とタイムゾーン、またはアプリ固有のタイムゾーンと通貨を使用してデータを抽出できます。

以下が適用されます:

  • アプリ固有のタイムゾーン/通貨の使用は、すべてのアプリが同じタイムゾーン/通貨を持つ場合にのみサポートされます。それ以外の場合は、UTC と USD が使用されます。タイムゾーンと通貨は別々です。つまり、すべてのアプリの通貨が同じでタイムゾーンが同じでない場合は、アプリ固有の通貨を使用できますが、アプリ固有のタイムゾーンは使用できません。
  • リクエストされた時間範囲内にダッシュボードでリクエストされたタイムゾーンが変更された場合、生成されたレポートには、最新のタイムゾーンの変更から始まる値が含まれます。

次のパラメーターを使用して、アプリ固有の設定を選択します。注意:preferredパラメーターを使用しない場合は、通貨の場合は USD、タイムゾーンの場合は UTCという既定の設定が適用されます。

パラメータ名 説明 必須?

currency

金額はアプリ設定画面で設定された通貨です。

currency=preferred

いいえ

timezone

使用されるタイムゾーンは、アプリ設定画面で設定されたタイムゾーンに従います。

timezone=preferred

いいえ

追加情報

特性と制限

特性 備考
コストデータ
  • さまざまなコストディメンションが利用可能であることから、広告セット、広告、地域、チャンネル、サイトIDは 広告ネットワークによって異なります
  • eCPIを取得するには:コストデータが利用可能な場合は、インストールとコストの両方をコールに含めます。
  • 基本的に、オウンドメディアを含むAppsFlyerのURLを使う全てのメディアソースで、リクエストするディメンションに関わらずコストデータが提供可能です。ただし、URLにコストパラメータが存在する必要があります。独自のAPIをもつセルフレポーティングネットワークは一部のディメンションのコストデータのみに対応しています。たとえば、 Meta広告 では、同じコールでの地域とチャネルによるグループ化はサポートされていません。これらのいずれかによる個別のグループ化がサポートされています。
  • コストデータはあるが、最近のインストールデータがないキャンペーン(約7日間)はマスターAPIではご利用いただけません。
グループ化

特定のグルーピングはLTV、アクティビティ、リテンションのKPIでのみ利用可能です。特定のKPIが利用不可の場合、”N/A” とAPIから返答されます。例えば、retention_rate_day_7 を af_channel でグループするようにリクエストをすると、“N/A” と返します。

レポートあたりの最大行数 200K
複数のイベント名

Master API は現在、スラッシュ / を含むイベント名をサポートしていません。この制限を克服するには、イベント名に含まれる / を避けます。

処理時間 複数のアプリを選択すると、処理時間が長くなり、応答に時間がかかる場合があります。
期間 時間枠の粒度はデイリー(各日)です。
代理店 Master APIではご利用いただけません
アドネットワーク Master APIではご利用いただけません
過去データ
  • LTVデータ:5年
  • コホートデータ(デイリーコホート):2年
  • アクティビティデータ:3年
Retargeting(リターゲティング) サポートされておらず、計測対象外です