概要:広告主の実際のアプリを使ったアドネットワークの連携テストの方法について記載しています。
前提条件
広告主によるあなたのアドネットワークとの連携をテストする前に、いくつかの前提条件を確認してください。
- テスト端末のホワイトリスト登録 - テストに使用する端末のホワイトリスト登録を広告主に依頼してください。
- アプリにはAppsFlyerのSDKが実装済みであること
- アプリがGooglePlayやAppStoreでリリースされていない場合には、広告主からアプリを直接提供してもらう必要があります。
- リリース済みかどうかに関係なく、アプリは広告主アカウント上に登録されている必要があります。
はじめよう
AppsFlyerの管理画面を開いて、アプリIDで検索の欄で広告主のアプリIDを入力してください。
例
Android - com.example.app
iOS- id1234123412
入力フィールドに緑色のチェックマークが表示されたら、青い矢印をクリックしてください。矢印をクリックすることで、アプリの管理画面が開きます。
リリース済みアプリのテスト
アプリの管理画面上で、左メニューの連携済みパートナーをクリックしてください。次に、あなたのアドネットワークを検索して開き、計測リンクをクリックしてください。
重要!
もしも 計測リンクのタブがグレー表示されている場合は、広告主にアドネットワークへの権限付与を有効にするよう依頼してください。必要な権限は、[パートナー連携の設定を許可する] と [アプリ内イベントのポストバック設定を許可する]です。
一方で、計測リンクの発行と提供を広告主側へ依頼することお可能です。
計測リンク経由でのアプリインストール
インストール計測をテストするための計測リンクをまずは作成しましょう。
あなたのアドネットークの要件と計測したいデータに沿う形で、計測リンクにパラメータを追加してください。
ヒント
計測リンクに追加可能なパラメータの詳細については、AppsFlyerの計測リンクの構造とパラメータのページを参照してください。
インストールアトリビューションのテスト
テスト端末に計測リンクを送信し、ブラウザ上でリンクを開いてアプリをインストールして起動してください。
アプリを起動することが計測フローにとって非常に重要になり、アプリが起動されなければ何も計測されません。
アプリ起動後に、管理画面上でアプリのインストールが確認できるようになります。
開発中アプリのテスト
アプリがまだストアに公開されていない場合でも、あなたのアドネットワークと広告主側の連携設定をテストは可能です。ただし、媒体側のテスト端末でインストールテストが行えるよう、事前に広告主に対してテストアプリ(apkもしくはipaファイル)を提供するよう依頼する必要があります。
計測リンクの作成
次に計測リンクを作成してください。手順は、上記の手順と同様のものを使用可能です。計測リンクをテスト端末へ送信して、テスト端末のブラウザを使ってリンクを開いてください。
次の画面が表示されます。
この画面表示が理想の挙動の結果です。アプリはまだリリースされていないため、計測リンクはどのアプリストアにも遷移しないからです。ただし、計測リンクは計測を行うという目的においては引き続き機能します。計測リンクと付与されたパラメータはAppsFlyerのクリックサーバーによって記録され、そのデータはインストール計測に使用されます。
アプリのインストール
広告主から提供されたアプリデータをテスト端末上でインストールして、アプリを起動してください。次にアプリを一度削除して、(複数件インストールを発生させるために)同じプロセスを繰り返してください。そうすることで、管理画面上でインストールが確認できるようになります。
アプリ内イベントのテスト
注意
アプリ内イベントのポストバックのテストは、リリース済み、開発中、どちらのアプリでもテスト可能です。
アプリ内イベントのポストバックをテストする前に広告主に連絡して、計測するアプリ内イベントの種類と、どのようにそのアプリ内イベントを発火するのかを確認してください。
アプリ内イベントのマッピング
広告主が「 アプリ内イベントのポストバック設定 」の権限を付与すれば、アドネットワーク側でもアドネットワークのサーバーに送信するアプリ内イベントをマッピングすることが可能です。
AppsFlyerの管理画面で、連携済みパートナーをクリックして、ご自身のアドネットワークを選択してください。連携タブでアプリ内イベントポストバックの箇所までスクロールしてください。アプリ内イベントを選択して、必要な場合には対となるイベントにマッピングしてください:
アプリ内イベントの発火
広告主が計測するアプリ内イベントとイベントのマッピングがわかったら、インストールしたアプリからアプリ内イベントをいくつか発火させてください。
注意
アプリ内イベントのデータは管理画面上に表示されません。代わりに、データエクスポートのページから関連するアプリ内イベントのデータを取得可能です。
アプリ内イベントのポストバックレポートでは、Postback URLやマッピングされたパラメータのデータを確認することができます。ポストバックレポート内のデータとサーバー内のデータと比較し、ポストバックされたデータが正しくサーバー側で記録されていることを確認してください。
アプリ内イベントのポストバックレポートを取得すると、レポートを確認することで以下のことが確認できます。
- Media Sourceの列で、あなたのアドネットワークにイベントが紐付けられていること
- Event Nameの列で、イベント名が正しいこと
- ポストバックが有効な場合には、Postback URLの列でイベント名とイベントの値が含まれていること
- Postback URLの列で、アプリ内イベントが正しくマッピングされていること
管理画面でのインストールの確認
アプリをダウンロードして初回起動すると、管理画面にその結果が表示されます。
重要!
一つの端末で複数回のインストールを発生させるためには、予め端末をホワイトリスト登録する必要があります。
管理画面に入り、左メニューにあるオーバービューをクリックしてください。
上部バーで、あなたのアドネットワークにフィルタを絞ると、あなたのアドネットワークに紐付いたクリック数とインストール数を確認することができます。
クリックとインストールに関するデータは、オーバービューの画面の上部に表示されます。オーバービューの画面には、キャンペーン別の内訳データ 、および集計パフォーマンスレポートも含まるので、各セクションに表示されているキャンペーンが、計測リンクに含まれているパラメータの内容に沿っていることを確認してください。
ポストバックデータの検証
あなたのアドネットワークにインストールが紐付けられる毎に、インストールポストバックが発生します。アプリ内イベントのポストバックが有効になっている場合には、インストールがあなたのアドネットワークに紐付いているアプリから発生したイベントのポストバックも発生します。
データエクスポートのページを開いて、2つのレポートを取得してください。
- インストールのポストバック
- アプリ内イベントのポストバック
どちらのレポートにも、 Postback URLというカラム名の列があります。この列には、インストールまたはアプリ内イベントの実際のポストバックURLが記載されます。
このデータを見て、以下のことを確認してください。
- URLのエンドポイントが正しいものであること
- Postback URLに追加されたパラメータが、AppsFlyerの計測URLに追加されているパラメータと対応していること
- アプリ内イベントのポストバックについては、イベントが正しくマッピングされていること。
例:
sdk_event=af_purchase&mapped-event=purchase
sdk_event=af_login&mapped-event=login
- Postback Error Messageの列が空欄であること