AppsFlyerとネイティブPCの連携

概要: PCゲームやアプリをAppsFlyerと連携し、PCキャンペーンのアトリビューションやイベントデータを計測します。ネイティブPC連携は、PCアプリのアトリビューションとアプリ内イベントの計測(つまり、ユーザーのPCでのアトリビューションと記録)をサポートします。

ネイティブPCアトリビューションについて

ネイティブPCは、.EXE または .MSIファイル拡張子をインストールすることにより、Windowsデバイスで動作します。

これは、Microsoft App Store、Windows Phone、UWPからのインストールで動作する AppsFlyer Windows SDK 2.4.1 とは異なります。

PC上で稼働するアプリは、S2S APIまたはSDKを介してAppsFlyerと連携し、どのソースやキャンペーンがアプリ起動イベントやアプリ内イベントを促進したかに関するアトリビューションデータやパフォーマンス測定値を受け取ることができます。 マーケティング施策の効果を測定し最適化するためのインサイトを取得しましょう。

アトリビューションフローの例

以下は、広告接触からアトリビューションまでのユーザージャーニーで最も重要なステップを強調したフローの例です。これには、AppsFlyerが推奨するクロスプラットフォームのランディングページが含まれています。
注:クロスプラットフォームのランディングページの使用をおすすめしますが、ダイレクト計測リンクを使用することもできます。

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  1. マーケティングタッチポイント: ユーザーは、オンラインまたはオフラインのマーケティングのタッチポイントを通じてブランドと接触します。これらには、メールやニュースレター、ソーシャルメディア、モバイルウェブなどが含まれます。
  2. ゲームのランディングページ: ゲームのランディングページは、ユーザーをアプリのダウンロードページに誘導します。このステップは、UTMやその他のURLパラメータを収集して、クリック / インストールからユーザーを元のメディアソースまたはオウンドメディアソースに結び付けるために重要です。
    ランディングページは、ゲームがサポートするさまざまなプラットフォームへのリンクを提供するのに有益です。たとえば、ランディングページにXbox、Microsoftストア、Steamページへのリンクを含めることもできます。
  3. アプリページ: これは、ユーザーがダウンロードするアプリをホストするネイティブPCアプリページへのURL です。
  4. ゲームのインストール: ユーザーがゲームをインストールし、アトリビューションをトリガーし、アプリ内イベントとセッションを記録します。

実装の手順

次の表では、PCアプリにAppsFlyerを実装するために必要なタスクを記載しています。

注意: Data Lockerでのチームメンバーの追加とレポートの設定は必須ではありません。

タスク アクション 作業担当者

アプリ設定

マーケティング担当者

SDKとアプリの実装(S2SまたはSDK経由)

実装には、次の2つの方法があります: S2S および SDK

S2Sの場合:AppsFlyer APIをアプリに実装し、以下のイベントをAppsFlyerにレポートするコマンドを使用します。

  • 初回起動
  • アプリ内イベント
  • セッション

注記:

  • アプリの初回起動は、アプリ内イベントやセッションの前にレポートする必要があります。
  • パラメータには device_ids , タイプ custom を選択します。
  • APIを使用してイベントを送信する必要があります。開発担当者にどのイベントを送信したいかを伝えてください。APIを設定する際、AppsFlyerに送信するCTVイベントを設定しマッピングしていることを確認してください。
  • オウンドメディア接触を計測するには、インプレッションエンゲージメントAPIを実装してください。

SDKメソッドには、ネイティブ C++UnrealUnityの 3 つのバージョンがあります。

注記:

既存のユーザーベースがあり、最初のセッションをインストールではなくセッションと見なす場合、開発者は skipFirst=trueメソッドを使用できます。

アプリディベロッパー

Cross-platform landing page setup

推奨: AppsFlyer Smart Scriptを実行するクロスプラットフォームのランディングページでは、Web-to-Appのアトリビューションが可能です。EpicやSteamなど、他のプラットフォームでも利用できるアプリをキャンペーンでプロモーションする場合に最もおすすめです。

詳細:クロスプラットフォームのランディングページについて

詳細:クロスプラットフォームのランディングページの設定方法

ネイティブPCの場合、次のパラメーターが必要です:

  • アプリ名
    アプリの名前
  • app_id
    アプリのID

    AppsFlyerで計測を実現するにあたって、アプリIDは必須です。ネイティブPCアプリには特定のアプリIDルールがないため、開発者はアプリに任意のアプリIDを選択して作成できます。
    推奨:自分にとって意味のあるIDだが、アプリで使用される可能性は低いもので入力してください。
    例: app-name-is-the-best.

  • media_source

次のパラメーターは必須ではありませんが、推奨です:

  • campaign
  • ad
  • ad_set
マーケター(開発者の支援が必要な場合があります)

リンクの設定

クロスプラットフォームのランディングページを使用しない場合は、ダイレクト計測リンクを作成し、広告からの遷移先URLとして入稿できます。

詳細:ダイレクト計測リンクの作成方法

マーケティング担当者
レポートの設定 / データの表示 詳細:ダッシュボードとレポートでのデータの可用性 マーケター / データエンジニア

特性と制限

特性 備考

Retargeting(リターゲティング)

現在サポートされていません

コストデータ

コスト(広告費)データは、メールによるアップロードファイルを使用して広告費用の取り込みで送信する必要があります