概要:AppsFlyerの連携パートナーであるironSourceは、アプリ開発者やデバイスメーカー、モバイル通信業者、広告主向けに、収益化、エンゲージメント、アナリティクス、ディスカバリーツールを構築しています。クリックに基づくモバイル計測に加えて、ironSourceでは、AppsFlyerで計測できるコスト、広告収益、リターゲティング、ビュースルー計測を提供しています。
全てのインストールデータを受信できるネットワークとして、ironSourceはオーガニックを含む全てのメディアソースに紐づく新規インストールについてポストバックを受信することを希望しています。そのためには、全てのパートナーに紐づくイベントを選択し、全てのインストールポストバックをironSourceに送信することを推奨します。
連携は連携済みパートナーページから行いますが、パートナーを見つけるには、まず マーケットプレースにアクセスする必要があります。
注記
連携を設定する前に、パートナーをへ連絡をし、広告運用のためのアカウントを開設してください。
連携を有効にする方法:
- マーケットプレイスを開いてください。AppsFlyerのどのページにも表示される上部メニューから、Marketplace をクリックしてください。
- パートナーを検索し選択してください。
- 連携の設定をクリックしてください。連携の設定ページに移動します。
- 連携タブにて、パートナーを有効にするをオンにしてください。
注:このトグルは、このパートナーの計測を続ける限りオン(有効)のままにしておく必要があります。 - 以下の手順に従い、各タブの設定を完了します。
ironSourceの設定画面には、次の5つのタブがあります:連携、計測リンク、コスト、広告収益、権限。次の項目をクリックすると各タブの設定に関する説明が表示されます。
連携済みパートナーの設定画面の詳細については、こちらをクリックしてください。
ヒント
- 連携タブでの全般的な設定の項目は、全てのパートナーにおいて必須です。
- その他すべてのステップは、説明的または任意の設定です。
連携タブ
パートナーの有効化
この最初の訪問 では、パートナーのアクティブ化トグルをオンにして、連携タブパラメーターの設定を有効にする必要があります。このパートナーと連携を続ける限り、トグルをオンにしておく必要があります。
パートナーの有効化についての詳細は、こちらをご覧ください。
高プライバシーポストバック
iOSアプリの場合のみ、 高度なプライバシー(iOS 14.5+以降)がオンになっている場合 、 ポストバックとレポートを介してironSourceと共有するデータを制御できます 。
トランザクションID
iOSアプリの場合のみ、 SKANトランザクションIDの共有をオンにすると、 AppsFlyerが SKAdNetworkポストバックのトランザクションID をironSourceと共有できるようになります。そうすることで、ironSourceはSKAdNetworkコンバージョン値をデコードすることができます。
注記
AppsFlyerとのSKAN相互運用については、ironSourceアカウントマネージャーに連絡して、 MMPへのSKANデータの送信を有効にしてください。
一般的な設定
Advertiser ID
ironSourceは、ユニークなadvertiser ID (6桁の数値) を使用してAppsFlyerと接続します。Advertiser ID持ちでない場合は、連携作業を続けるためにこのIDをironSourceから取得してください。それ以外の場合は、ID とパスワードをコピーして、それぞれの項目に貼り付けます。
インストールとリエンゲージメントのアトリビューション
これら2つの切り替えにより、ironSourceの新規インストールへのアトリビューションと、広告を閲覧 したが クリックしなかった ユーザーのアトリビューションが可能になります。詳細:ビュースルー計測
新規インストールをアトリビューションするには:
- ビュースルーアトリビューションのインストール計測をオンにします。
- ビュースルールックバック期間の長さは、計測リンクタブで設定します。
既存のユーザーの新しいリエンゲージメントを計測するには:
- リエンゲージメント ビュースルー計測 をオンにします。
- ビュースルールックバック期間の長さは、計測リンクタブで設定します。
デフォルトのポストバック
ユーザーのインストールとリエンゲージメント後に、自動でironSourceにポストバックを送信します。このセクションでは、これらのポストバックの送信を許可するユーザーを定義してください。
このパートナーのみを選択して、ironSourceの成果に紐づくユーザーのイベントのみを選択してください。
オーガニックを含む全メディアソースに紐づくイベントを選択して、ironSourceにレポートできる全ユーザーベースを選択してください。
注意
全てのインストールデータを受信できるネットワークとして、ironSourceはオーガニックを含む全てのメディアソースに紐づく新規インストールについてポストバックを受信することを希望しています。これを行うには、オーガニックを含む全メディアソースに紐づくイベント もしくは オーガニック を選択して、すべてのインストールポストバックを ironSource に送信します。
アプリ内イベントの設定
このセクションでは、ポストバックを介して、AppsFlyerイベントをironSourceとマッピングできます。
- advertiseridとパスワードを再度入力してください。
- アプリ内イベントのポストバックのトグルをONにします。
- SDKに定義済みの全てのイベントに対して、ポストバック送信オプションを選択してください。
- Only events attributed to this partner (このパートナー経由のインストール発生のイベントのみ):このパートナー経由のユーザーから発生したイベントのみ
- Events attributed to any partner or organic (全てのパートナー経由の非オーガニックインストール、およびオーガニックインストールのイベント):すべてのユーザーベースからパートナーに送信できるようにする場合 - イベントを追加をクリックして、SDKイベントをリストに追加してください。
- 次のパラメータを設定してください:
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
SDK Event Name | アプリと連携済みのSDKから、またはサーバー間(S2S)イベントからAppsFlyerが受信したイベント名 ヒント - アプリ内イベント名がリストに表示されない場合、デバイス上で非オーガニックインストールによってアプリ内イベントが発生しているかを確認してください。 |
Partner Event Identifier | ironSource側で定義された各イベンとの一意の名前またはIDです。 対応するEvent IDをironSourceから取得してこのテキストフィールドに設定してください。 |
Send Revenue |
チェックなしの場合 - リッチアプリ内イベントのすべてのパラメーターをパートナーに送りますが、af_revenue パラメーターに含まれる収益パラメータは送信しません。 チェックありの場合:収益値(イベントに存在する場合)を含むすべてのパラメーターをパートナーに送ります。 |
計測リンクタブ
計測リンクを生成して保存し、特定のキャンペーン、広告セット、または単一の広告を計測するためにパートナーに送信してください。新規ユーザー獲得とリターゲティングキャンペーンの両方で実施してください。単一プラットフォームリンクまたは OneLinkのいずれかを使用することができます。
詳細:計測リンクの構成とパラメーター
計測リンクを作成するにはこれらの手順に従ってください。
参照:ironSourceのクリックとビューの定義
コストタブ
AppsFlyerはコストの詳細をAPIで取得します。サポートされているディメンション、指標、および機能の詳細については、アドネットワークコスト連携に関する表を参照してください。
注:コストデータにはROI360のサブスクリプションが必要です。
コストAPIを有効にする方法:
- これらの連携手順に従ってください。
コストAPIのステータスと一致するコストデータを引き出すことができた最後の時刻を、AppsFlyerがコスト(および広告収益)連携ステータス管理画面、または個別のアドネットワーク管理画面のいずれかで確認してください。
広告収益タブ
アプリ内にパートナーから送信された広告を表示している場合、このセクションをご覧ください。
ironSourceでは、広告収益を集計およびユーザーレベルの粒度で提供しています。
詳細は、広告収益の計測をご覧ください。
ユーザーレベルの粒度を利用する場合、数値の乖離が発生する可能性があります:広告収益データは、毎日14:00 UTCにironSourceから取得され、昨日のデータが含まれています。ironSourceは、AppsFlyerがデータを取得したあともデータを更新し続けることがあります。これにより、AppsFlyerとironSource間で数値の乖離が発生します。
広告収益APIを有効にする方法:
- これらの連携手順に従ってください。
権限タブ
このタブでは、パートナーがアドネットワークの場合、代理店の場合、または両方の場合に、ironSourceに付与する権限を選択できます。ironSourceでの計測が無効になっている場合でも、権限タブはアクティブであり、ironSourceへの権限を管理できます。
これらのトグルを使用して、アプリごとにアドネットワークへの権限付与を設定してください:
アドネットワークへの権限付与
- パートナー連携の設定を許可する - パートナーに連携タブの設定(アプリ内イベントのポストバックを除く)を許可します。
- アプリ内イベントのポストバック設定を許可する - 連携タブでアプリ内イベントのポストバックをマッピングする設定をパートナーに許可します。
- リテンションレポートへのアクセスを許可 - パートナーのリテンションデータへのアクセスを許可します。
- リテンションレポートへのアクセスを許可する - このパートナー経由のロイヤルユーザーデータのみへアクセスを許可します。
- アプリ内イベント集計データへのアクセスを許可する - このパートナー経由のアプリ内イベントデータのみへアクセスを許可します。
- 収益集計データへのアクセス権限を許可する‐ このパートナーに紐づく収益データのみへアクセスを許可します。
- Protect360管理画面へのアクセスを許可する - 広告主がProtect360機能を利用している場合、パートナーのProtect360データへアクセスを許可します。
詳細はアドネットワークへの権限付与をご覧ください。
代理店への権限付与
これらのトグルを使用して、アプリごとに代理店への権限付与を設定してください。
- メインのトグル - オンにすると、代理店への権限に関する追加設定が表示されます。
- リテンションレポートへのアクセスを許可する - 代理店の独自のリテンションレポートにのみアクセスできるようになります。
- オーガニック集計データへのアクセスを許可します。
- アプリ内イベントのポストバック設定を許可する:代理店に連携タブでアプリ内イベントのポストバックをマッピングする権限を許可します。
代理店への権限付与についての詳細は、こちらをご確認ください。