The Trade Deskのキャンペーン設定

概要:AppsFlyerの連携パートナーであるThe Trade Deskは、強化されたモバイル広告ソリューションを使用して、クロスデバイスユーザーのニーズを満たす戦略的でスケーラブルなスマートなキャンペーンを提供しています。The Trade Deskは、クリックベースのモバイルアトリビューションと、ビュースルーモバイルアトリビューション、そしてクリックベースのリターゲティングを提供しており、これらすべてをAppsFlyerで記録することができます。

The Trade Desk (TTD) の設定

AppsFlyerでキャンペーンの計測を有効にするには、次の手順に従いご設定ください。

ステップ 1: TTD でコンバージョンイベントを定義する

  1. TTD広告主画面の左側のメニューで データ をクリックします。
  2. 上部のメニューで アプリデータの追加 をクリックします。
  3. アプリデータの作成 画面で次の項目を入力します:
    • アプリ名:アプリの名前を入力します。
    • オペレーティングシステム:Android または iOS のいずれかを選択します。
      Note: TTDは、AndroidとiOSの両方のオプションでCTV計測をサポートしています。
    • トラッキングベンダー: AppsFlyer を選択します。
    • イベント: イベントを追加 をクリックしてコンバージョンイベントを追加し、以下項目を入力します:
      • イベント名: イベント名を入力します。
        Note: 名前が大文字、スペース、記号を含め、AppsFlyerとまったく同じように入力されていることを確認してください。
      • [オプション] 説明: 説明を入力します。
      • [オプション] 収集されたデータの使用: アトリビューション を選択します。
        このオプションには、アトリビューションとリターゲティングの両方が含まれます。
      • さらにイベントを追加するには、イベントの追加 をクリックして手順を繰り返します。
    • コンバージョンクレジットソース: コンバージョンをアトリビューションするソース(AppsFlyerまたはThe Trade Desk)を選択します。
      注意:
      • クロスデバイスやTTD buyの計測を行うには、The Trade Deskを選択します。
        TTDだけでなく全体的な計測を行うには、AppsFlyerを選択します。
      • キャンペーン中はこの選択を変更しないでください。
      • アプリデータの作成 をクリックする前に、正しいソースを選択してください。
        キャンペーン中にコンバージョンクレジットのソースを変更することはできません。
  4. アプリデータの作成 をクリックします。

ステップ2:AppsFlyerでコンバージョンイベントを定義する

AppsFlyerがコンバージョンイベントを定義しイベントポストバックをTTDに送信するには、まずAppsFlyerをTTDと連携し、以下の設定をセットアップしてください。

  • 連携設定(イベントポストバックの構成を含む)
  • 計測リンク
  • 権限

ステップ3:AppsFlyerから定義されたコンバージョンイベントをマッピングする

  1. TTDの左側のメニューで キャンペーン をクリックします。
  2. キャンペーン まで下にスクロールし、リストからキャンペーンを選択します。
  3. レポートとアトリビューションの編集 をクリックします。
  4. コンバージョンデータソースを追加 をクリックします。
  5. コンバージョンデータソースAppsFlyer を選択または入力します。
    AppsFlyerイベントがTTDイベントにマッピングされるようになりました。
  6. クロスデバイスの概念:
    • ステップ 1(コンバージョンクレジットソース)でコンバージョンを TTDでアトリビューションすることを選択した場合は、ここで 世帯 (Household)を選択すると、利用可能なすべてのチャネル(モバイルアプリ内広告や CTV など)のコンバージョンが表示されます。
    • ステップ 1でAppsFlyer を選択した場合は、ここで なし(None)を選択します。
  7. 保存をクリックします。

ステップ 4:クリックトラッカーとインプレッショントラッカーをキャンペーンクリエイティブに追加する

このステップでは、AppsFlyerで作成したクリックトラッカーとインプレッショントラッカーを TTD の各クリエイティブに追加します。

  1. TTDの左側のメニューの キャンペーン で、上部のタブから クリエイティブ をクリックします。
  2. 現在のキャンペーン紐付けられているクリエイティブのリストからクリエイティブを選択します。
  3. トラッキング まで下にスクロールします。
  4. AppsFlyerから計測リンク(クリックスルーとビュースルー)をコピーし、1x1 Pixel Impression Trackingの各URL項目に貼り付けます。
  5. 変更の保存 をクリックします。
  6. キャンペーンに紐付けられているクリエイティブごとにこの手順を繰り返します。

 注記

ステップ 1 でコンバージョンを TTD でアトリビューションすることを選択した場合は、アトリビューション期間を編集できます:

  1. TTDページの右側にあるアイコンのメニューから歯車をクリックして、 広告主設定を開きます。
  2. アトリビューション期間 まで下にスクロールし、右側の編集ボタンをクリックします。
  3. アトリビューションウィンドウの管理ページで、アトリビューション期間を編集します:
    • 重複排除期間: 一定期間に確認できるコンバージョンの数
    • キャンペーンアトリビューション期間: 広告の露出からコンバージョンまでの期間
  4. 保存をクリックします。

TTDとAppsFlyerの連携

前提条件:連携設定を始める前に、パートナーへ連絡して広告配信のためのアカウント開設を行ってください。

統合をアクティブ化または編集するには:

  1. 有効にするには: AppsFlyerのサイドメニューから 、コラボレーション > パートナーマーケットプレイス を選択します
    編集するには :AppsFlyerのサイドメニューから、コラボレーション >アクティブな連携 を選択します。
  2. パートナーを検索し選択してください。
  3.  連携の設定 をクリックします 。連携の設定ページに移動します。
  4. 連携 タブで、 パートナーのアクティブ化をオンにし ます。
    注意: トグルは、パートナーと作業している限りオン(アクティブ)のままにする必要があります。
  5. 以下の手順に従い、各タブの設定を完了します。

TTD連携画面には、連携、計測リンク、権限の3つのタブがあります。次の項目をクリックすると、各タブの設定に関する説明が表示されます。 

連携済みパートナーの設定画面のヘッダーについての詳細は、こちらをクリックしてください。

連携タブ

パートナーを有効にする

最初にこの画面を開く際に、連携を設定するには、まずパートナーの有効化トグルをオンにする必要があります。
TTDで配信している間、トグルはオンのままにしておく必要があります。
パートナーの有効化についての詳細は、こちらをご覧ください。

高プライバシー
ポストバック

iOS アプリの場合、高度なプライバシーを有効にするトグルが表示されます。オンの場合:パートナーとのユーザー識別子の共有が制限されます。アプリ設定で高プライバシー一括設定トグルがオンになっている場合、デフォルトで [高プライバシーポストバックを有効にする] がオンになり、ロックされていることに注意してください。

一般的な設定

トラッカーと広告主ID

The Trade Deskは、一意のネットワークIDを介してAppsFlyerに接続します。
Tracker_ID と advertiserid をまだお持ちでない場合は、連携を続行するためにThe Trade Deskから入手する必要があります。

TTD_General_Settings_.png

ビュースルーアトリビューションの有効化:

The Trade Deskからのビュースルーインストールを計測するには、ビュースルーアトリビューションを有効にする トグルをオンにします。
ビュースルールックバック期間は、計測リンクタブ(下記参照)にて設定できます。

デフォルトのポストバック

default_postbacks_en-us.png

ユーザーインストールおよびリエンゲージメント後に、ポストバックをThe Trade Deskに自動送信します。このセクションでは、これらのポストバックの送信を許可するユーザーを定義してください。

  • このパートナーのみ:The Trade Deskに成果が紐づくユーザーからのみのイベント向けです。
  • オーガニックを含むすべてのメディアソース:ユーザーベース全体をThe Trade Deskにレポートできるようにします。

 注記

すべてのインストールネットワークとして、The Trade Deskは、任意のソースからアプリのすべての新規インストールのポストバックを受信することを好み、すべてのインストールポストバックを The Trade Deskに送信するには、オーガニックを含むすべてのメディアソース を選択することをお勧めします。

アプリ内イベントの設定

ポストバックを介してTTDを使用してAppsFlyerイベントをマッピングします。ポストバックの送信が有効になっている場合、これは拒否されたアプリ内イベント(Protect360によりブロックされたイベント、またはターゲット検証ルールにより条件を満たしていないと判断されたイベント)を含んでいます。

the_trade_desk_in_app_event_settings_en-us.png

アプリ内イベントのポストバックを設定するには:

  1. advertiseridTracker_IDを入力してください。
  2. アプリ内イベントポストバックを有効にします。
  3. 必要に応じてアプリ内イベントポストバック期間を設定してください(詳細はアプリ内イベントポストバック期間の設定を参照)。
  4. 利用可能な場合は、イベントを自動的に送信するか、手動で送信するかを選択します。すべてのイベントをそのまま送信する方法についてご参照ください。
  5. イベントを追加をクリックし、SDKまたはS2Sイベントをリストに追加してください。
  6. 必要なパラメーターを完了してください。
  7. [オプション] 特定のアプリ内イベントをTTDへ送信するために、conditional-iae-postbacks-icon.pngをクリックします。
    条件付きアプリ内イベントポストバックに関する詳細はこちらをご参照ください。
パラメーター名 説明
AppsFlyerイベント

アプリに実装されているSDKまたはサーバー間(S2S)イベントからAppsFlyerが受信したイベント名。
ヒント:イベント名が表示されない場合は、以下を実行してください。

  • デバイス上で非オーガニックインストールによってアプリ内イベントが発生しているかを確認し、再度チェックしてください。
  • AppsFlyerイベントでイベントを入力し、カスタムイベントを作成をクリックしてください。カスタムイベントマッピングの詳細を参照してください。
送信ユーザーの流入元:

最適なイベントの送信オプションを選択します。

  • このパートナーのみ:このパートナーにイベントの成果が紐づく場合のみに、ポストバックを送信します。
  • オーガニックを含む全てのメディアソース:イベントがオーガニックを含む全てパートナーに紐づく場合にポストバックを送信します。
送信データ:
  • データなし(デフォルト): イベント値なしでイベント自体のみを送信します。
  • 値と収益収益値を含むすべてのイベントパラメーターを送信します。
  • 収益を含まない値:収益値を含まない全てのパラメーターを送信します。

計測リンクタブ

計測リンクを生成して保存し、TTD側に入稿することで、特定のキャンペーン、広告セット、または単一の広告(UAおよびリターゲティングキャンペーンの両方)をアトリビューションできます。シングルプラットフォームリンクまたはOneLinkのいずれかを使用できます。

計測リンクのパラメーター

追加パラメーターを計測リンクに追加することで、詳細なドリルダウン分析が可能になります。計測リンクに既に定義済みのパラメーターは、ここで追加、編集、新しい値の設定が可能です。計測リンクを保存すると、このタブに含まれる設定済みの全てのパラメーターが保存されます。

計測リンクに追加したいパラメーターを選択します。

ttd_attribution_link_parameters_en-us.png

デフォルトのパラメーター

名称 説明 パラメーター
サイトID

サイトの ID パラメータを設定して、インストールを特定のパブリッシャーに結び付けます。パブリッシャー数が多い場合、サイトIDの制限を越えないように、サイトIDの使用数を控えて、サブサイトIDパラメーターを使用することをおすすめします。

af_siteid
Campaign Name キャンペーン名を追加して、TTDで実施されているさまざまなキャンペーンを比較します。 c
Campaign ID キャンペーン ID を追加します。 af_c_id
Adset ID

広告セットIDを追加して、広告セットごとのすべての広告のパフォーマンスを比較します。

af_adset
Ad ID 広告 ID を追加します。 af_ad_id

計測リンクのパラメータはさらに追加できます。詳しくは、計測リンクの設定計測リンクの構造とパラメータをご覧ください。

CTV計測のためのパラメータ

以下のパラメータと値を追加することで、AppsFlyerでCTVトラフィックを計測できます。

パラメーター パラメータの値 備考
リダイレクト false  
af_xplatform_vt_lookback 1h-72h 1 - 72時間の間の任意の値を入力できます

クリックスルー計測

click-through_attribution_ttd_en-us.png

設定を使用してクリックからインストールまでの最大時間を設定します。ルックバック期間以内に発生するインストール(初回起動)のみが計測されます。

ルックバック期間の範囲:1-23時間 または 1-30日

計測リンクパラメータ: af_click_lookback

ルックバック期間の詳細をご覧ください

クリックスルー計測リンク: 計測リンクの設定に含めたすべてのパラメータが含まれます。リンクをコピーしてパートナーに送信し、リードが対応する広告をクリックしたときにアクティブにすることができます。

ビュースルー計測

view-through_attribution_ttd_en-us.png

このスライダーでは、 インプレッションからインストールまでの最大有効期間を設定できます。他に広告がクリックされなかった場合、このルックバック期間内に発生したインプレッション広告に接触したインストール(初回起動)が紐づけられます。 

ルックバック期間の範囲:1-24時間

計測リンクパラメータ: af_viewthrough_lookback

ビュースルー計測についてご参照ください。

ビュースルー計測リンク: アトリビューションリンクの設定に含めたすべてのパラメータが含まれます。リンクをコピーしてパートナーに送信し、リードが対応する広告をクリックしたときにアクティブにすることができます。

コストタブ

The Trade Deskではコスト連携をサポートしていません。

広告収益タブ

The Trade Deskでは広告収益をサポートしていません。

権限タブ

このタブでは、The Trade Deskに付与する権限を、広告ネットワーク、代理店、またはその両方として機能するかどうかを選択できます。The Trade Deskのアトリビューションがオフになっている場合でも、権限タブはアクティブで、The Trade Deskに権限を付与することができます。

これらのトグルを使用して、アプリごとにアドネットワークへの権限付与を設定してください:

アドネットワークへの権限付与

  • 連携設定を許可する: TTD側で連携タブを設定できるようにする (アプリ内イベントのポストバックを除く)
  • アプリ内イベントのポストバックの設定を許可する: TTD側で、連携タブでTTDが自身へのアプリ内イベントポストバックマッピングを設定できるようにする
  • リテンションレポートへのアクセスを許可する: TTD経由のリテンションデータのみ
  • ロイヤルユーザー集計データへのアクセスを許可する: TTD経由のロイヤルユーザーデータのみ
  • アプリ内イベント集計データへのアクセスを許可する: TTD経由のアプリ内イベントデータのみ
  • 総収益データへのアクセスを許可する: TTDに起因する収益データのみ
  • Protect360ダッシュボードへのアクセスを許可する: TTD独自のProtect360データのみ、およびこの機能が有効になっている場合

詳細はアドネットワークへの権限付与をご覧ください。