X広告(旧Twitter広告)連携設定

概要:X広告アカウントをAppsFlyerと連携して、X広告キャンペーンのアトリビューションデータを反映します。

概要

X広告はアドバンスSRNであり、AppsFlyerは、広告IDを取得できないユーザーも含めて、すべてのユーザーのコンバージョンイベントを計測できます。

AppsFlyerでのX広告の計測フロー

X広告におけるAppsFlyer計測フロー:

  1. AppsFlyerは、サーバー間(S2S)連携を経由してX広告からすべてのエンゲージメント(広告接触)データを受け取り、次のようにアトリビューションします:
    • インストールイベントとエンゲージメント(広告接触)の両方にモバイル端末IDが含まれている場合、AppsFlyerは決定論的(ID)マッチングを実行します。
    • インストールまたはエンゲージメント(広告接触)のいずれかに端末IDがない場合、AppsFlyerは確率論的モデリング(PMOD)を適用してアトリビューションを行います。
  2. AppsFlyerは、インストールがX広告の成果に紐づいているかどうかに関係なく、連携を通じてすべてのインストールポストバックをX広告に送信できます。
  3. ユーザーがApp Tracking Transparency(ATT)の同意を拒否し、高プライバシーポストバック(AP)が有効になっている場合、X広告に送信されるポストバック内の特定のデータ項目が制限されます。制限されるデータ項目:

    • X広告のエンゲージメントID
    • ハッシュ化されたデバイスID
    • IPアドレス
    • ユーザーエージェント

    _- visual selection.png

X広告アカウントをAppsFlyerに接続する

開始する前に、X広告アカウントに支払い方法が追加されていることを確認してください。これが完了していない場合はAppsFlyerでパートナー連携をアクティベートできません。

  1. X広告管理画面から、X広告アカウントにログインしてください。
    [広告] ページが自動的に表示されない場合は、左上の [広告] ボタンをクリックします。
  2. Simple (NEW) または Advanced キャンペーンのいずれかを選択するように求められたら、Advaned を選択します。 
  3. キャンペーンの目的で、アプリインストールまたはアプリエンゲージメントを選択し、次へをクリックします。

    X-Ads-campaign-objective.png

     

  4. アプリを選択し、モバイル測定パートナーをクリックします。
  5. コンバージョントラッキング画面で、AppsFlyerへ移動をクリックします。 

    X-Ads-mmp-selection.png

  6. X広告からAppsFlyerのウェブサイトに移動することを知らせるメッセージが表示されます。AppsFlyerに移動をクリックしてAppsFlyer管理画面にログインします。
  7. AppsFlyer管理画面 左メニュー 連携 > 連携済みパートナーへ移動します。
  8. X広告を検索して選択します。
  9. 連携タブで、モバイルアプリコンバージョン計測(MACT)に関するX広告の利用規約に同意し、設定を保存をクリックします。
  10. パートナーを有効にするをオンにし、X広告でログインをクリックしてください。
  11. アプリを認証をクリックして、AppsFlyerがTwitter広告アカウントを使用することを承認します。
  12. パートナー連携の有効化をもう一度オンにして、連携タブの設定を表示し、アトリビューションを有効にします。
    注:このトグルは、このパートナーとの作業を続ける限りオン(有効)のままにしておく必要があります。詳細はパートナーの有効化を参照してください。
  13. X広告アカウントを選択して有効化し、保存して閉じるをクリックします。

X広告における計測の設定

連携済みパートナーの設定画面のヘッダーについての詳細は、こちらをクリックしてください。

連携タブ

連携タブは以下のセクションに分かれています。設定を有効にするために、初回訪問時にパートナーを有効にする必要があります。

広告アカウントとの連携

アトリビューションを有効にする広告アカウントを選択してください。

X-Ads_msc_new_4.png

高プライバシーポストバック

iOSアプリのみ:高プライバシーポストバック(AP)のトグルを使用すると、ポストバックを介してX広告と共有するユーザーデータのレベルを制御できます。この設定は、iOS 14.5以降のプライバシー要件に準拠しています。
高プライバシーポストバックがオンの場合: 

注意

  • 高プライバシーポストバックのトグルは、X広告の連携を有効にするとデフォルトでオンになります。
  • X広告によると、高プライバシーポストバックをオンにすると、キャンペーンイベントが過少にレポートされ、X広告のパフォーマンス最適化が制限される可能性があります。

クリックスルー計測

スライダーを使用して、クリックからインストールまでの最大時間を設定してください。ルックバック期間内に発生するインストール(初回起動)のみがX広告の成果に紐づきます。

この値は、1~23時間または1~30日間のいずれかに設定できます。X広告管理画面の設定に合わせて、クリックスルーのルックバック期間を14日に設定することをお勧めします。

X-Ads_msc_new_6.png

ビュースルー計測のルックバック期間

スライダーを使用して、インプレッションからインストールまでの最大時間を設定できます。広告のインプレッション後、ほかに関連する広告がクリックされなかった場合、このルックバック期間内に発生したインストール(初回起動)のみが X広告に紐付けられます。

この値は1~23時間または1~7日間で設定できます。  X広告管理画面の設定に合わせて、ビュースルーのルックバック期間を1日に設定することをお勧めします。

X-Ads_msc_new_7.png

再インストール設定

再インストールのアトリビューションを有効にするには、再インストール計測トグルをオンにします。

再インストールアトリビューションには、インストールアトリビューション設定から値が適用されるため、ルックバック期間を設定する必要はありません。

リエンゲージメントCVの計測設定

Xでのリターゲティングキャンペーンの場合、AppsFlyerはリエンゲージメントCV計測のみをサポートしています。これは、アプリをすでにインストールしているユーザーによるリターゲティングキャンペーンとの接触を意味します。 

 重要!

アプリ設定画面で、[リエンゲージメントCV計測] が有効になっていることを確認してください。詳細:こちら

X広告のリターゲティング計測は、リエンゲージメントコンバージョンのみが含まれます。

リエンゲージメントCV計測のトグルを有効にして、Xのリエンゲージメント計測を開始します。

リエンゲージメントCV:クリックスルーのルックバック期間

リエンゲージメントCVのクリックスルー ルックバック期間を設定します(広告がクリックされてからの最大期間。この期間内に、リターゲティングされたユーザーを広告に紐づけることができます)。値は、時間数(最大23時間)または日数(1~30日)を設定できます。

X-Ads-reengagement-activate.png

リエンゲージメントCV - ビュースルー:ルックバック期間

リターゲティング広告のインプレッション計測を開始するには、リエンゲージメントCV ビュースルーCV計測の設定を有効にします。

リエンゲージメントCV - ビュースルー:ルックバック期間を設定します(広告が閲覧されてからの最大期間。この期間内に、リターゲティングされたユーザーを広告に紐づけることができます)。値は、時間数(最大23)または日数(1~7)を設定できます。

X-Ads-reengagement-view-through.png

リエンゲージメント期間

リエンゲージメント期間(アプリ内イベントをリターゲティング媒体の成果に紐づける期間)の長さを設定します。値は、日数(1~90)、時間数(最大23)または lifetime(ライフタイム)を設定できます。

X-Ads-reengagement-window.png

リターゲティング計測における休眠期間の設定

指定された期間内にアクティブユーザーのリターゲティングコンバージョンが記録されないように、非アクティブ期間を設定します。詳細は、リターゲティング向けの休眠期間をご覧ください。

アプリ内イベントのポストバック設定

このセクションでは、パートナーへポストバックするAppsFlyerのイベントをマッピングできます。

In-app_event_postbacks_en-us.png

アプリ内イベントのポストバックを設定する:

  1. パートナーIDを設定します(必要な場合)。
  2. アプリ内イベントポストバックを有効にします。
  3. イベントを追加をクリックし、SDKまたはS2Sイベントをリストに追加してください。
  4. 以下の表に従って、必要なパラメータを入力します。
     
    パラメータ 説明
    AppsFlyerイベント これは、アプリに連携されたSDKまたはサーバー間イベントからAppsFlyerが受信したイベントの名前です。
    ヒント:お探しのイベントが見つかりませんか?
    • デバイス上で非オーガニックインストールによってアプリ内イベントが発生しているかを確認し、再度チェックしてください。
    • AppsFlyerイベントにイベントを入力し、カスタムイベントを作成をクリックしてください。詳細:カスタムイベントマッピング
    このパートナーに紐づくCV パートナー側で定義されている各イベントの固有の名前またはID。ドロップダウンボックスから、最も適切な事前定義されたAppsFlyerイベントを選択してください。
    送信オプション イベントの送信オプションを選択してください:

    Xが代理店運用(経由)のCVのポストバックを受け取るには、オーガニックを含むすべてのメディアソースを選択する必要があります。そうでなければ、X広告はX経由でCVしたポストバックのみを受け取ります。 

    • このパートナーのみ:このイベントがこのパートナーに紐付いている場合にのみポストバックを送信します。
    • オーガニックを含むすべてのメディアソース: すべてのパートナーとオーガニックイベントに紐付くイベントのポストバックを送信します。
    送信データ
    • データなし(デフォルト): イベント値なしでイベント自体のみを送信します。
    • イベント値と収益:収益を含むアプリ内イベントに付随する全てのイベント値を送信します。
    • イベント値のみ :収益額を除く、すべてのパラメーターを送信します。
  5. [オプション] conditional-iae-postbacks-icon.png をクリックして、特定のアプリ内イベントをパートナーに送信するための条件を設定します。
    詳細:アプリ内イベントポストバックの条件設定 

計測リンクタブ

X広告はアトリビューションに計測リンクを使用しません。

 注意

Meta広告, Apple Search Ads, Adwords, X広告などのすべてのセルフレポーティングネットワーク(SRN)では、外部計測リンクを使用しないため、このタブは機能しません。

コストタブ

コスト連携では、以下の集計データを提供します:

  • キャンペーン、広告セット、広告、チャネル、地域 / 国別のコストデータ。サポートされているディメンション、指標、機能の詳細は、アドネットワークコスト連携に関する表を参照してください。
    注記:コストデータの連携にはROI360機能のご契約が必要です。
  • クリック、インプレッションに関するデータ、及びキーワードやキャンペーン名、広告セットなどの補足データ。

コストAPIを有効にするには:

コストAPIのステータスを表示と一致するコストデータを引き出すことができた最後の時刻を、AppsFlyerがコスト(および広告収益)連携ステータス管理画面、または個別のアドネットワーク管理画面のいずれかで確認してください。

広告収益タブ

X広告では広告収益計測はご利用いただけません。

権限タブ

このタブでは、パートナーがアドネットワークの場合、代理店の場合、または両方の場合に、X広告のメンバーに付与する権限を選択できます。X広告のアトリビューションが無効になっている場合でも、権限タブはアクティブであり、X広告に権限を付与することができます。

これらのトグルを使用して、アプリごとにアドネットワークへの権限付与を設定してください:

アドネットワークへの権限付与

  • パートナー連携の設定を許可する - パートナーに連携タブの設定(アプリ内イベントのポストバックを除く)を許可します。
  • アプリ内イベントのポストバック設定を許可する - 連携タブでアプリ内イベントのポストバックをマッピングする設定をパートナーに許可します。
  • リテンションレポートへのアクセスを許可 - パートナーのリテンションデータへのアクセスを許可します。
  • リテンションレポートへのアクセスを許可する  - このパートナー経由のロイヤルユーザーデータのみへアクセスを許可します。
  • アプリ内イベント集計データへのアクセスを許可する - このパートナー経由のアプリ内イベントデータのみへアクセスを許可します。
  • 収益集計データへのアクセス権限を許可する‐ このパートナーに紐づく収益データのみへアクセスを許可します。
  • Protect360管理画面へのアクセスを許可する - 広告主がProtect360機能を利用している場合、パートナーのProtect360データへアクセスを許可します。

詳細:アドネットワークへの権限付与

代理店権限

代理店へアクセス許可を付与する方法をご覧ください。  

X広告の機能

X広告を使用したモバイルアプリのプロモーション

X広告モバイルアプリプロモーションは、X上でアプリの広告を掲載する方法です。広告主は、インストールやアプリエンゲージメント、ディープリンクを促す魅力的なデザインのアプリカードを使用して、モバイルアプリをプロモーションできます。アプリユーザーは、Xタイムラインから直接手軽にアプリをインストールし、使い始めることができます。

Web-to-App:非アプリキャンペーンのアプリアクティビティの計測(Androidのみ)

AppsFlyerとX広告の連携では、Androidでの非アプリキャンペーンのインストール、リエンゲージメント、アプリ内イベントなどのアプリアクティビティを計測できます。

たとえば、広告のリンク先がウェブのランディングページであっても、アプリのインストールやその他のインストール後のアクティビティを計測できるため、Web-to-App(W2A)のユーザージャーニーを計測できます。

Xの非アプリキャンペーンからのアプリアクティビティを測定し、ユーザー行動に関する貴重なインサイトを取得するには、X広告マネージャーで次の手順を実行します:

  1. X Ads Managerでキャンペーン作成フォームを開きます。
  2. 配信セクションで、アプリコンバージョン計測を有効にして、キャンペーンの結果発生したインストールとアプリ内コンバージョンの計測を有効にします。詳細については、X AdsのドキュメントMeasuring app conversions on non-app objectivesセクション)を参照してください。

重要!

この機能は現在、Android でのみサポートされています。

X広告とAppsFlyerのSKAN相互運用

X Adsは、SKAdNetworkのポストバックデータを専用のAPIで送信します。X AdsからのSKANデータはSKAN計測数値に表示されます。

X Adsは、次のデータ項目を使用してSKANポストバックを強化します。

  • Campaign name
  • Campaign ID
  • Adset name
  • Adset ID

X広告のエンドユーザープライバシー

X Adsの広告主とユーザーは、広告主やビジネスパートナーと情報を共有する方法を管理できます。

  • 2021年7月31日以降、Twitter Advanced Mobile Measurement(AMM)プログラムに参加していない広告主は、全てのTwitter MACTユーザーレベルデータの受信を停止します。結果として、AppsFlyerローデータにおいて、すべてのX広告データが制限されます。詳細:X広告のデータ制限
  • 広告主がAMMプログラムに参加しており、ユーザーがプライバシー通知を承認している場合、ローデータ制限は適用されません。
  • AMMステータスに関係なく、ユーザーがEUに在住し、ビジネスパートナーとのデータ共有に同意している場合は、ローデータ制限は適用されません
  • AMMステータスに関係なく、ユーザーがEUに在住し、ビジネスパートナーとのデータ共有に同意しない場合は、ローデータ制限は適用されます
  • 集計アトリビューションデータは、AppsFlyerに正しく反映され、X Adsポリシーには影響されません。

AMMプログラムを通じて、広告主はX Adsに監査を行う権利を付与することで、より完全なユーザーレベルデータを受け取ることができます。この監査により、X Adsのデータは、業界標準およびデータ保護法に準拠し、測定目的にのみ使用されることが保証されます。

詳細:FAQセクション - AMMプログラム詳細なガイダンスは、X広告の担当者へお問い合わせください。

アドバンスSRNパラメーター名

X広告のアドバンスSRN連携において、以下のデータ項目は AppsFlyer ダッシュボード、集計レポート、およびイベントレベルのローデータにおいて、従来の対応するデータ項目と置き換えられます。

AppsFlyerのデータ項目
レガシーSRN アドバンスSRN
PID Twitter Twitter
Campaign Name Campaign Name Campaign name
Campaign ID Campaign ID
(base36:X管理画面とは異なる値。例:21I3V9)
Campaign ID
(base10:X管理画面と同じ値。例:123456789)
Adset Name Line Item ID
(base36:X管理画面とは異なる値。例:21I3V9)
Line Item Name
Adset ID Line Item ID
(base36:X管理画面とは異なる値。例:21I3V9)
Line Item ID
(base10:X管理画面と同じ値。例:123456789)
Ad Name Tweet ID Ad Name
(利用可能な場合)
Ad ID Tweet ID Tweet ID
Match Type srn id_matching / probabilistic

特性と制限

特性 備考
プリロール計測 X広告は、プリロールキャンペーンのMMPアトリビューションをサポートしていません。 
広告名 "Untitled"

Ad Name(広告名)はX広告データモデルにおいて必須ではないため、反映されません。X Ads Managerで広告名が定義されていない場合、AppsFlyerでは「Untitled」と表示されます

コスト X広告の場合、SKANのみのキャンペーン(SKANインストールのみ、他のインストールなし)のコストデータは代理店で利用できません。コスト連携は広告主が設定する必要があります。コストデータは広告主のみが閲覧できます。