Amazon Adsキャンペーン連携設定

概要:AppsFlyerの連携済みパートナーであるAmazon DSP (amazondsp_int) は、テレビ、タブレット、モバイルデバイス向けのAppsFlyerを使用して、アプリ所有者にクリックおよびビューベースのアトリビューションを測定する機能を提供します。

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連携設定

前提条件:連携を設定する前に、必ずパートナーに連絡し、アカウントを開設してください。

連携を有効化または編集するには:

  1. 有効化するには:AppsFlyer管理画面 左メニュー 連携 > Partner Marketplaceへ移動します。
    編集するには:AppsFlyer管理画面 左メニュー 連携 > 連携済みパートナーを選択します。
  2. Amazon Adsを検索して選択します。
  3. 連携の設定をクリックします。連携済みパートナー設定画面に移動します。
  4. 連携タブで、パートナーを有効にするトグルをオンにします。
    注:パートナーと作業している間は、トグルをオン(アクティブ)にしたままにする必要があります。
  5. 次のセクションで説明されている関連タブを使用して設定を完了します。

Amazon広告の設定

Amazon Adsとの連携は、クリックとインプレッションのアトリビューションをサポートします。設定ウィンドウには次のタブが含まれます:連携、計測リンク、コスト、広告収益、権限(Amazon Adsで利用できるタブは、連携と権限のみです)

この連携はAndroidまたはFireアプリに対応しています。iOSでは、AppsFlyerとAmazon Ads間でのSKANポストバックの共有が可能です。

連携タブ

連携タブには、以下で説明するセクションがあります。

連携設定

連携を設定するには、まずパートナーを有効にするトグルをオンにする必要があります。詳細:パートナー連携

一般設定

Amazon広告主ID

これは、Amazonにより生成された広告主固有のキーです。連携を完了し、Amazon 広告のアトリビューションを可能にするためには、Amazon広告主IDが必要です。Amazon広告主IDを見つけるには:

  • セルフサービス広告主の場合:広告主IDは、Amazon Adsレポートコンソールの「Amazon DSPキャンペーンマネージャー」の「広告主」タブ内で、広告主名の下に表示されます。 
  • マネージドサービス広告主の場合:Amazonアカウントマネージャーに広告主IDを問い合わせてください。 

AmazonバンドルID

  • Androidアプリの場合:パッケージ名。例: com.example.app
  • Fire テレビまたはFireタブレットアプリの場合:製品のASIN(Amazon標準商品番号)
  • iOSアプリの場合(SKANアトリビューションが必要):アプリストアのアプリID(例:id12345678
  • 単一管理画面アプリ (同じAppsFlyerアプリのGoogle PlayとAmazonストアのデータを統合した管理画面)の場合:バンドルIDとしてAndroidパッケージ名を入力します。
    注:アプリがAmazon AdsアカウントでAndroidアプリとして登録されていることを確認してください。

インストールアトリビューション

インストール(初回起動)のクリックとビュースルーアトリビューション期間を設定します。ルックバック期間内のインストールのみがAmazon Adsへのアトリビューション対象となります。

注意:再インストール(デバイスの初期セットアップ以外のインストール)のアトリビューションはサポートされていません。

  1. インストールのクリックルックバック期間を1-24時間または1-14日に設定します。
    注意:Amazon Adsでは、そのアトリビューション期間と一致させ、矛盾を回避するためにクリックルックバック期間を14日間に設定することを推奨しています。
  2. [オプション] インストールのビュースルー計測を有効にし、インストールのビュースルールックバック期間を1-24時間に設定します。 
    注意:Amazon Adsでは、そのアトリビューション期間と一致させ矛盾を避けるためにビュースルールックバック期間を14日間に設定することを推奨しています。

リエンゲージメント計測

リエンゲージメントCV計測を有効にし、広告を閲覧、クリック、またはエンゲージした既存ユーザーのリエンゲージメントを計測するためのさまざまなアトリビューション期間を設定します。ルックバック期間内のリエンゲージメントのみがAmazon Adsへのアトリビューション対象となります。 

  1. [オプション] リエンゲージメントCV計測を有効にし、ルックバック期間を設定します。
    • リエンゲージメントCVのクリックルックバック期間を1-23時間または1-14日に設定します。
  2. [オプション] リエンゲージメントCVのビュースルー計測を有効にし、ルックバック期間を設定します。
    • リエンゲージメントCVのビュースルールックバック期間を1-23時間または1-14日に設定します。
  3. リエンゲージメント期間を1-23時間、1-90日間、または全期間に設定します。

リターゲティングにおけるアクティブユーザーの無視

直近アプリを起動したユーザーの、リエンゲージメントとリアトリビューションを計測しない期間を設定します。つまり、この期間中のアクティビティはAppsFlyerに記録されません。 

設定された期間で休眠状態にあったユーザーのリエンゲージメントとリアトリビューションのコンバージョンのみが計測されます。 

  1. リターゲティングでアクティブユーザーを無視するをオンにします。
  2. 休眠期間を1-30日間に設定します。
    注意:Amazon広告は矛盾を避けるために、休眠期間を7日間に設定することを推奨しています。

アプリ内イベントポストバック

ポストバックで送信されるアプリ内イベントとAmazon広告イベントのマッピングを設定します。

アプリ内イベントポストバックを設定する:

  1. アプリ内イベントポストバックをオンにします。
  2. イベントを追加をクリックして、SDKまたはサーバー間イベントをリストに追加します。各項目の説明は以下を参照してください。
     
    パラメーター名 説明
    AppsFlyerイベント これは、アプリに連携されたSDKまたはサーバー間イベントからAppsFlyerが受信したイベントの名前です。
    ヒント:探しているイベントが見つかりませんか?
    • 必ず、非オーガニックインストールのデバイスでイベントを有効化し、再確認してください。
    • AppsFlyerイベントにイベントを入力し、カスタムイベントを作成をクリックしてください。カスタムイベントマッピングの詳細をお読みください。
    パートナーイベントにマッピング

    パートナー側で定義されている各イベントの一意の名前またはIDです。定義されたパートナーイベントのリストから、アプリイベント(AppsFlyerイベント)に対応するイベントを選択します。 

    注意:アプリイベントに直接対応しないイベントには、OTHERを選択することができます。

    ユーザーの流入元 イベントの送信オプションを選択してください:
    • このパートナーのみ:このイベントがこのパートナーに紐づく場合のみポストバックを送信します。
    • オーガニックを含むすべてのメディアソース:任意のパートナーに紐づくイベント及びオーガニックイベントのポストバックを送信します。
    含む
    • データなし(デフォルト):イベント値なしでイベント自体のみを送信します。
    • イベント値と収益:収益の額を含む(存在する場合)、すべてのイベント値を送信します。
    • 収益を除いたイベント値:収益の額を含まない、すべてのイベント値を送信します。
  3. [オプション] ポストバックするイベントの条件を設定するには、 条件を追加conditional-iae-postbacks-icon.png アイコンをクリックします。
  4. 連携を保存 をクリックします。
  5. [オプション] 連携を保存した後、設定画面に留まりつつ、ほかのアプリ / OSの設定へ進みます。
    1. 左上隅のパートナー名下にあるアプリ名をクリックし、アプリ一覧を開きます。 
    2. ドロップダウンリストから別のアプリを選択します。
    3. 選択したアプリに対し、連携手順を再度実行します。

計測リンクタブ

Amazon広告には計測リンクは関連しません。アトリビューションは、連携タブで設定されたクリックスルーとビュースルーのルックバック期間を使用し、Amazon広告のエンゲージメントデータとAppsFlyerのデータを組み合わせて行われます。

コスト、クリック、インプレッションタブ

Amazon広告では、コスト、クリック、インプレッションデータは利用できません。

広告収益タブ

Amazon広告では広告収益は得られません。

権限タブ

Amazon Ads にデータアクセスや各種操作を許可する権限を選択します。

ディファードディープリンク

  • Amazon広告ではディープリンクはサポートされていません。 
  • ディファードディープリンク:ディファードディープリンクのためのAppsFlyerの両方のメソッドは、Amazon広告では使用できません:
    • UDL(Unified Deep Link) - SRNではサポートされていません。
    • GCD(Get Conversion Data) - Amazon Adsのアトリビューションデータは制限されているため、Amazon Adsでは機能しません。

ローデータの制限

Amazon広告からのローデータは、AppsFlyerプラットフォーム上で制限されています。その結果、メディアソースは restricte(制限有り)としてレポートされ、キャンペーンの詳細は null となります。Amazon Adsのクリックとインプレッションはローデータレポートには含まれません。

特性と制限

特性 備考
代理店 Amazon Adsの連携は、現時点では代理店向けにはサポートされていないため、広告主アカウントからのみ設定できます。
インプレッション、クリック、コスト  この連携では、インプレッション、クリック、コストのデータはまだ利用できません。
ディープリンクを使用 この連携ではディープリンクはサポートされていません
再インストールとリアトリビューション この連携では、再インストールとリアトリビューションはサポートされていません。
プリロードアトリビューション プリロードは、この連携の一部としてはサポートされていないが、レガシーのamazon_int連携を介して達成することができます。