概要:概要:利用できる追加のSDK機能について検討し、開発者と協力して、アンインストール計測、ユーザー招待の計測、プッシュ通知、プライバシー設定などのAPIを実装します。
追加の計測方法
TVやアンインストール、プリインストールアプリを計測したい場合は、以下の追加計測方法について検討してください。
全てのプラットフォーム
TV CMの計測
モバイルユーザーを、特定の地域で特定の時間に放映されたテレビコマーシャルの成果に紐づけましょう。
アンインストール計測
さまざまなメディアソースから来たユーザーのアンインストール率を測定します。アンインストール計測は、この重要なKPIに従ってキャンペーンを分析および最適化するのに役立ちます。
Androidのみ
プリインストールアプリ
プリインストールキャンペーンでは、広告主が端末の製造元に対して、端末の出荷前にアプリをプリインストールするよう接触します。
AppsFlyerを使用することで、プリインストールされたアプリのインストールも簡単に計測できます。ユーザーがアプリを初回起動したときに、AppsFlyerは端末の製造元をメディアソースとしてそのインストールを紐付けます。
セッション
一定期間のユーザーセッション数をカウントすることで、アプリに対するユーザーのエンゲージメントを測定します。
全てのプラットフォーム
カスタムのセッション間隔
デフォルトでは、それぞれ別のセッションとしてカウントされるには、2つのアプリ起動の間隔が少なくとも5秒以上あいている必要があります。詳細は、セッション数のカウントを参照してください。
セッション間のカスタム時間に大きい値を設定すると、ディープリンクなどのセッションデータに依存するAPI へ悪影響を与える可能性があるので注意してください。
Androidのみ
ユーティリティ系アプリ向けバックグラウンドセッション
ユーザーセッションを手動でレポートすることができます。これはバックグラウンドで実行されるユーティリティアプリなどで役立ちます。
オウンドメディア
OneLinkを使用して、Webサイトやソーシャルメディア、ユーザー招待などのオウンドメディアを計測しましょう。
全てのプラットフォーム
加工されたDeep Link URLsの解決方法
メールサービスプロバイダー(ESP)などの一部のサードパーティサービスは、独自のクリック計測用ドメインでメール内の計測リンクを変換してしまいます。一方で元々のクリック計測URLを設定できるものもあります。もしもOneLinkがクリック計測用に変換された場合、OneLinkの機能が制限される可能性があります。
この問題を解決するには、ディベロッパーが以下のAPIを使ってアプリを設定する必要があります。
Android SDKリファレンスを参照してください:setResolveDeepLinkURLs
iOS SDKリファレンスを参照してください:resolveDeepLinkURLs
Unity SDKリファレンスを参照してください:setResolveDeepLinkURLs
プッシュ通知の計測
AppsFlyerは、Google Cloud MessagingやAppleのプッシュ通知サービスを含む、すべてのベンダーのプッシュ通知キャンペーンの測定に対応しています。
ユーザー招待の計測
既存ユーザーが友人やコンタクトを新規ユーザーとしてアプリに招待できるようにすることで、アプリインストール数増加のきっかけとなる場合があります。AppsFlyerを使用することで、アプリ内のユーザー招待から発生したインストールの計測を行うことが可能です。
クロスプロモーションの計測
詳細は、クロスプロモーションの計測を参照してください。
自社ウェブサイト(ドメイン)から生まれたアプリ起動の計測
ディープリンク用にアプリリンクやユニバーサルリンクを使用している(OneLinkを使用していない)アプリの所有者は、アプリに関連付けられたドメインを介して開始されたセッションを計測するようにSDKを設定することができます(Android/iOS )。
例:
- ユーザーがGoogleで検索し、御社のドメイン www.example.com をクリックします。
- ユーザーがアプリをインストールしていない場合には、そのままWebサイト(www.example.com)に遷移します。
- ユーザーが既にアプリを端末にインストールしている場合には、www.example.com に紐付けられたアプリがディープリンク起動されます。セッションはメディアソースSDKで設定されている(
pid
パラメーター)に紐づきます。
以下のディベロッパー向けドキュメントを参照してください:
ヒント!OneLinkスマートスクリプトは、アプリ所有者がWebサイト訪問者をアプリユーザーに変換するのに役立ちます。
ユーザープライバシー
GDPRやCCPAなどの規制や自社のビジネス要件を確認し、どのようなオプトイン、オプトアウトのポリシーを導入するかを検討してください。
全てのプラットフォーム
オプトアウトポリシー
場合によっては、データ収集を停止または制限するようにAppsFlyer SDKを設定するよう、開発者に指示する必要があるかもしれません(例えば、GDPRやCCPAの規制に準拠するため)。SDK 上でユーザーのプライバシーを保護するためのさまざまな方法があります。さまざまな方法の詳細については、SDK 記事の「プライバシー保護方法」 を参照してください。
データ取得からのパートナーの除外
場合によっては、アドネットワークやパートナーに対する特定ユーザーのユーザーレベルのデータ共有を停止したい場合があるかと思います。その理由としては:
- CCPAやGDPRのようなプライバシーポリシー
- ユーザーによるオプトアウト
- 一部パートナー(広告ネットワーク/第三者ツール)との競合
setSharingFilterForPartners
メソッドによるパートナーとのデータ共有:
Android SDK リファレンスを参照してください:setSharingFilterForPartners
iOS SDK リファレンスを参照してください:resolveDeepLinkURLs
Unity SDK リファレンスを参照してください:setSharingFilterForPartners
React Native SDK リファレンスを参照してください:setSharingFilterForPartners
DMA 準拠のための同意を送信する
EU デジタルマーケティング法 (DMA) 法の一環として、大手ハイテク企業はサードパーティ サービスからの個人データを広告に使用する前に、欧州のエンド ユーザーから同意を得る必要があります。
法律を遵守するため、Google は AppsFlyer の顧客に対し、EU のエンドユーザーから発信されたイベントを Google に送信する際に特定の同意フィールドを含めることを要求しています。AppsFlyer SDK (v6.13.1以降) は、Google の要件を満たすために、各イベントとともに必要な同意データを送信できます。
SDK では、同意データを収集するための 2 つの代替方法が提供されています。
-
同意管理プラットフォーム (CMP) 経由:アプリが Transparency and Consent Framework (TCF) v2.2 プロトコルに準拠する CMP を使用している場合、SDKは同意の詳細を自動的に取得できます。
もしくは、
- 専用のSDK API経由:開発者は、この目的のために設計された特定の API を使用して、Google の必要な同意データを SDKに直接渡すことができます。
DMA準拠のためのユーザー同意データ収集を実装するには、AppsFlyer公式デベロッパーハブを参照してください:
iOSのみ
StrictモードSDK
StrictモードSDKを使用して、IDFAの収集機能とAdsupport frameworkの依存関係を除外してください。(例:子ども向けアプリを開発する場合などに有効です。)
子供向けのアプリを配信する場合、開発者は通常のSDKではなく、strictモードSDK をインストールする必要があります。注記:IDFVは引き続き使用できます。
ad frameworkの無効化
AdSupportとiAd frameworkを無効化するために、SDKでは以下の機能を用意しています:
-
disableCollectASA
メソッドを使用して、Apple Search Adsの計測を無効化します。 -
disableAdvertisingIdentifier
メソッドを使用して、AppleのadvertisingIdentifier
を収集しない
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setDisableCollectIAd
メソッドを使用して、Apple Search Adsの計測を無効化します。 -
setDisableCollectAppleAdSupport
メソッドを使用して、AppleのadvertisingIdentifier
を収集しない