どのようにお手伝いできますか?

iOSアトリビューション向けSSOT(Single Source of Truth)ガイド

  • 更新

概要:iOS14以降の環境で、AppsFlyerはIDFA、IDFV、SKAN、Apple Adsなど、複数の照合方法によるアトリビューションデータを統合します。これにより、アプリキャンペーンの成果の全体像を把握できます。どのアトリビューション方法も、単独ではアプリの成果の全体像を捉えられません。同じユーザーが2つの方法でアトリビューションされる場合があるため、重複を除いて1人としてカウントする必要があります。これを実現するのが、AppsFlyerのSSOTです。 SSOTのレポートと指標は、同じユーザーを1回だけカウントし、正確なデータを示します。

SSOTについて|iOSの成果を正確に把握

iOS14以降では、AppsFlyerはSKAdNetwork、ATTに同意したユーザー、確率論的モデリング、増分効果に基づくインサイト、Apple Ads専用APIなど、複数のデータソースを使用してiOSユーザーをアトリビューションします。 IDFAがない場合、各アトリビューション方法の結果を、重複を避けながら結び付けることはほぼ不可能です。

SSOTは、インストールデータの重複を除去し、誤って分類されたユーザーの帰属先も修正します。本来はノンオーガニックのメディアソースに帰属するはずが、オーガニックに分類されていたユーザーが対象です。これにより、キャンペーンに帰属するインストール数が修正され、eCPI、ROI、ROASなど、インストール数に基づくコスト・収益関連の指標も正しく算出されます。

SSOTは、別の照合方法でもアトリビューションされたSKANインストールにフラグを付けます。集計指標の算出時にこのフラグを参照することで、同じユーザーの二重カウントを防ぎます。 SKANローデータを処理する際にも、同じようにこのフラグを使用します。

データにSSOTフラグを含めるには、Conversion StudioでSSOTをオンにする必要があります。 

SSOTの有効化

SSOTControl.png

SSOTをオンにする手順:

  1. 設定を始める前に、AppsFlyerのSSOTの課金ポリシーを確認してください。
  2. AppsFlyerで、[設定]>[SKAN Conversion Studio]に移動します。
  3. [カスタム]モードを選択します。
  4. [SSOT]をオンにします。
  5. 必要に応じて、その他の設定を行います。

SKAN Conversion Studioを参照してください。

Overview dashboardのSSOTビュー

SSOTisNowOn.png

Overview dashboardのSSOTビューでは、ノンオーガニックの成果指標を全体的に把握できます。このビューには、以下の特徴があります。

  • インストール指標に正確な値が表示されます。
  • eCPI、ARPU、ROASなど、インストール数を基に計算するコスト・収益関連の指標も、正しく算出されます。
  • オーガニック指標は、誤って分類されたインストールを考慮して調整されます。

このセクションでは、SSOTビュー特有の機能や、通常のビューとの違いを説明します。ここでは、Overview dashboardの基本的な使い方を理解していることを前提に説明します。

SSOTビューの有効化

SSOTビューのデータは、Conversion StudioでSSOTを有効にしてから3〜5日後に利用できるようになります。 

SSOTビューを有効にする手順:

  1. 開始する前に、Conversion Studioで[SSOT]がオンになっていることを確認してください。
  2. AppsFlyerで、[ダッシュボード]>[Overview]に移動します。
    SelectSavedReport.png
  3. ▼をクリックします。
  4. [Lite overview]を選択します。
    SSOTのスイッチが表示されます。
    SSOTviewon.png
  5. SSOTをオンにします。
  6. 次のいずれかの状態になります。
    • ダッシュボードに指標とグラフが表示されます。
      利用できるデータについては、以降のセクションで説明します。表示されるデータについては、以降のセクションを参照してください。
      SSOTビューを新しいレポートとして保存します。手順は次のとおりです。
       
      1. ▼をクリックします。
      2. [+新しいレポートを保存]をクリックします。
      3. レポート名を入力します。
      4. [保存]をクリックします。
    • データが表示されません。 SSOTをオンにしてからデータが表示されるまで、3〜5日かかる場合があります。 3〜5日経過してから、もう一度ダッシュボードを確認してください。 

SSOTのスイッチをオフにすると、いつでも通常のデータに切り替えられます。SSOTビューでは利用できないディメンションも表示されます。  これにより、さらに詳しく分析できます。

SSOTビューの注意点

SSOTビューでは、以下の点に注意してください。 

  • nullのコンバージョン値(CV):モデリングで補完されます。高度な機械学習とaf_attributionフラグを使用し、CVがnullのインストールについて、AppsFlyerとSKANのどちらに帰属するかを推定します。 SKANに帰属する場合、インストール後のすべてのSKAN計測結果がSSOTダッシュボードに含まれます。 詳細はこちら
  • 再ダウンロード:インストール指標に含まれます。初回インストールと再ダウンロードは区別されません。
  • タイムゾーン:AppsFlyerが報告するインストールとイベントは、UTC、またはアプリ設定画面で指定したアプリ固有のタイムゾーンで表示されます。 SKANが報告するインストールとイベントはUTCで表示されます。ただし、MetaとGoogleのSKANデータには、それぞれのアカウントに設定されたタイムゾーンが使用されます。
  • 通貨:USD、またはアプリ設定画面で指定したアプリ固有の通貨で表示されます。
  • 収益指標(D2、D7):SKANポストバックの情報不足や欠落(CVがnullの場合)を補うため、モデリングによる推定データが含まれます。より長期のコホートデータ(D14、D21、D30)は、SSOTのData Lockerレポートからエクスポートできます。

フィルターに関する注意点

以下の表に示すように、フィルターはデータの表示や指標に影響します。 

フィルター 注意点
SSOT SSOTの指標を表示するには、スイッチがオンになっていることを確認してください。 
ビューの種類
  • ユーザー獲得:SSOTデータの確認に推奨するビューです。
  • リターゲティング:SKANはリターゲティングに対応していません。
  • 統合:インストールキャンペーンにはSSOTデータが含まれます。リターゲティングキャンペーンはSSOTの影響を受けません。 
日付
  • [推奨]正確な結果を得るには、確認したいコホートを含む十分な長さの期間を選択してください。たとえば、D30収益には31日間が必要です。また、直近3日間は対象から除外してください。
  • 通常、選択できる最も古い日付は、SSOTをオンにした3日後です。この日付はAppsFlyerが決定します。
  • 適切な期間を選択する例:
    • 今日が2月10日で、1月29日にSSOTをオンにした場合、 2月1日〜7日を選択できます。
  • 収益など、一部のデータはSSOTをオンにしてから利用可能になるまで、8日かかる場合があります。
  • GoogleのSKANインストールは、最大45日遅れて報告される場合があります。
キャンペーンのフィルター

以下のキャンペーン階層で絞り込めます。 

  • メディアソース
  • キャンペーン
主要KPI

SSOTダッシュボードの主要KPIでは、以下を確認できます。

  • ユーザー獲得:ノンオーガニックとオーガニックの両方
  • 重複するSKANインストール
  • リターゲティング:リエンゲージメントとリアトリビューション
  • コスト
  • eCPI

各KPIには、増減率が表示されます。この値は、表示中のKPIを直前の同じ長さの期間と比較したものです。たとえば、今週と先週、または選択した期間とその直前の同じ日数の期間を比較します。インストール数がX%増加と表示されている場合、直前の比較期間のインストール数がX%少なかったことを意味します。

グラフ

利用できるディメンション:

  • アトリビューション方法:
    • AppsFlyerの従来のアトリビューション:SKANを含む複数の方法で照合されたインストール。ダッシュボードでは、同じインストールの二重カウントを避けるため、SKANのレコードを除外します。 SKANローデータでは、そのインストールのaf_attribution_flagがtrueに設定されます。
    • SKANアトリビューション:SKANでのみ照合され、ほかの方法では照合されなかったインストール。 SKANローデータでは、そのインストールのaf_attribution_flagがfalseに設定されます。
  • アトリビューションの種類
  • アトリビューションに使用された接点の種類
  • キャンペーン
  • キャンペーンID
  • メディアソース
  • ソース
  • アプリID(一部のグラフのみ)
  • 地域(SKANの地域情報はモデリングによる推定値です)
  • アプリ内イベント名(SKAN Conversion Studioで設定した個々のアプリ内イベントの名前)。

指標:

指標のセクションで説明するとおりです。

表

グループ化:

  • [デフォルト]メディアソースとキャンペーンでグループ化されます。
  • メディアソース、アトリビューションの種類、アトリビューション方法、キャンペーン、キャンペーンID、アトリビューションに使用された接点の種類、日付、ソース、地域、およびそれらの組み合わせでグループ化できます。注意:SKANの地域情報はモデリングで推定されます。
  • ノンオーガニックトラフィックにのみ適用されるディメンションでグループ化すると、オーガニックのメディアソースにはN/Aと表示されます。

指標: 

指標のセクションで説明するとおりです。

指標

SSOTダッシュボードで利用できる指標:

指標 説明と注意点
グループ化
  • [デフォルト]メディアソースとキャンペーンでグループ化されます。
  • メディアソース、アトリビューションの種類、アトリビューション方法、キャンペーン、キャンペーンID、アトリビューションに使用された接点の種類、日付、ソース、およびそれらの組み合わせでグループ化できます。
  • ノンオーガニックトラフィックにのみ適用されるディメンションでグループ化すると、オーガニックのメディアソースにはN/Aと表示されます。 
SSOTアトリビューション

選択期間中のSSOTインストール、リアトリビューション、リエンゲージメントの主要な内訳です。

  • ノンオーガニック:ユーザーの獲得につながったキャンペーン。 SSOTにより、同じインストールは1回だけカウントされます。
  • オーガニックの指標。
合計 インストール、リアトリビューション、リエンゲージメントの数。
インストール アプリをインストールしたユニークユーザー数。 UAキャンペーンでAppsFlyerがアトリビューションしたインストール数に、SKANが報告した新規インストールと再ダウンロードから重複を除いた件数を加えて算出します。
リアトリビューション リターゲティング指標は、[統合]ビューと[リターゲティング]ビューで利用できます。 SKANはリターゲティングに対応していない点に注意してください。
リエンゲージメント リターゲティング指標は、[統合]ビューと[リターゲティング]ビューで利用できます。 SKANはリターゲティングに対応していない点に注意してください。
その他の指標 SSOTと広告の成果に関する、その他の各種指標
重複するSKANインストール af_attribution_flag=trueのSKANインストール数
クリック アドネットワークからAPI経由で報告されたクリックとインプレッションのデータ。 SSOTは接点の指標に影響しません。
インプレッション アドネットワークからAPI経由で報告されたクリックとインプレッションのデータ。 SSOTは接点の指標に影響しません。
コンバージョン率 クリックからインストールへのコンバージョン率
コスト($) アドネットワークからAPI経由で報告されたキャンペーンコストのデータ。 1件以上のインストールがあるキャンペーンのデータが表示されます。 SSOTによって、報告された総コストが変わることはありません。影響するのは、インストール数を用いて算出する指標のみです。 
平均eCPI($) 実効インストール単価は、SSOTビューのインストール数を使用して算出します。オーガニックインストールは含まれません。
CPM 1,000インプレッションあたりのコスト。計算式:(コスト÷インプレッション数)×1,000
CPC クリック単価。計算式:コスト÷クリック数
クリックスルー

ユーザーが広告をクリックした後に発生したアトリビューションの数(CTA)

CTR

クリック率。計算式:クリック数÷インプレッション数

ビュースルー

ユーザーが広告を閲覧した後に発生したアトリビューションの数(VTA)

収益(D2)
  • SKANポストバックの情報不足や欠落(CVがnullの場合)を補うため、モデリングによる推定データが含まれます。

最初のSKAN計測期間(D2)における、SKANとAppsFlyerの従来のアトリビューションによる収益(広告収益を含む):

  • SKAN収益:SKANインストール(af_attribution_flag=false/null)から生じた収益。 Conversion Studioの収益に関するCV設定と、計測期間に基づきます。
  • 従来のアトリビューションによる収益:AppsFlyerの従来の方法でアトリビューションされたインストールについて、SKANの計測期間内にそのユーザーから生じた収益。
  • Conversion StudioでSKAN 4を使用している場合、インストール後2日間のデータです。 Conversion StudioでSKAN 3を使用している場合は、設定したSKANのアクティビティ期間に基づきます。期間が2日より長くても短くても、この設定が適用されます。
  • 例:
    • アクティビティ期間が24時間の場合。
    • 収益イベントがインストールの翌日(X+1日目)に発生していても、24時間のアクティビティ期間内であるとします。
      • インストール日と日付が異なっていても、24時間の期間内に発生しているため、SKANとAppsFlyerが報告する収益の両方にカウントされます。

ヒント:SKAN収益の精度を高めるには、次の方法があります。

収益D7
  • SKANポストバックの情報不足や欠落(CVがnullの場合)を補うため、モデリングによる推定データが含まれます。
  • SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
  • モデリングには収益D2のデータが必要です。
ARPU D2

ユーザー1人あたりの平均収益。

計算式:収益÷ユニークユーザー数

Conversion StudioでSKAN 4を使用している場合、インストール後2日間のデータです。 Conversion StudioでSKAN 3を使用している場合は、設定したSKANのアクティビティ期間に基づきます。期間が2日より長くても短くても、この設定が適用されます。

ARPU D7 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
ROAS D2
広告費用対効果(%)。
計算式:収益÷コスト×100
Conversion StudioでSKAN 4を使用している場合、インストール後2日間のデータです。 Conversion StudioでSKAN 3を使用している場合は、設定したSKANのアクティビティ期間に基づきます。期間が2日より長くても短くても、この設定が適用されます。
ROAS D7
SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
ROI D2

投資収益率(%)。

計算式:(収益−コスト)÷コスト×100

Conversion StudioでSKAN 4を使用している場合、インストール後2日間のデータです。 Conversion StudioでSKAN 3を使用している場合は、設定したSKANのアクティビティ期間に基づきます。期間が2日より長くても短くても、この設定が適用されます。

ROI D7 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
粗利益D2

収益からキャンペーンコストを差し引いた利益。

計算式:収益−コスト

Conversion StudioでSKAN 4を使用している場合、インストール後2日間のデータです。 Conversion StudioでSKAN 3を使用している場合は、設定したSKANのアクティビティ期間に基づきます。期間が2日より長くても短くても、この設定が適用されます。

粗利益D7 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
アプリ内イベントの指標 特定のアプリ内イベント(IAE)に関する指標
イベントのユニークユーザー数(D2) イベントを実行したユニークユーザー数。AppsFlyerとSKANのデータを組み合わせて計測し、CVがnullの場合の推定データも含めます。 SKAN 4では、インストール後の最初の2日間の累計データです。 SKAN 3では、設定したアクティビティ期間内の、インストール後の累計データです。
イベントのユニークユーザー数(D7)

AppsFlyerとSKANのデータを組み合わせ、モデリングで推定した、イベントを実行したユニークユーザー数。 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら

注意:D7のユニークユーザー数には、D2のユニークユーザー数も含まれます。

イベントeCPA(D2) 実効アクション単価:コスト÷イベントを実行したユニークユーザー数
イベントeCPA(D7) 実効アクション単価:コスト÷イベントを実行したユニークユーザー数。 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
イベントのコンバージョン率(D2) アトリビューションされたユーザー(インストール、リエンゲージメント、リアトリビューションを行ったユーザー)のうち、イベントを実行したユニークユーザーの割合(%)。計算式:ユニークユーザー数÷アトリビューション数×100
イベントのコンバージョン率(D7) アトリビューションされたユーザー(インストール、リエンゲージメント、リアトリビューションを行ったユーザー)のうち、イベントを実行したユニークユーザーの割合(%)。計算式:ユニークユーザー数÷アトリビューション数×100。 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら
イベント収益(D2) インストール後の指定日数内に、このイベントによって生じた収益
イベント収益(D7) インストール後の指定日数内に、このイベントによって生じた収益。 SKANの計測期間を超え、インストール後7日目までのモデリングによる推定データが含まれます。詳細はこちら

SSOTの仕組み

SKANとAppsFlyerのモデリングでアトリビューションが重複する仕組み

SKANとAppsFlyerのモデリングによるアトリビューションは、動作の仕組みや、仕様・制限事項が異なります。そのため、各インストールがノンオーガニックのメディアソースに帰属するかどうかは、次のパターンに分かれます。

  • SKANまたはAppsFlyerのモデルの一方だけでアトリビューションされる(重複なし)。
  • SKANとAppsFlyerのモデルの両方でアトリビューションされる(重複あり)。この場合、SSOTがaf_attribution_flag=TRUEというフラグでSKANインストールの重複を示します。 SSOTダッシュボードでは、2件ではなく1件のインストールとして表示されます。
  • SKANでもAppsFlyerのモデルでもアトリビューションされない(オーガニック)。

SKANとAppsFlyerのモデルによるアトリビューションの各パターンを、以下のベン図に示します。

skan_af_model_diagram.png

以下の表では、各パターンが発生する理由を説明します。

SKANのみ AppsFlyerのモデルのみ SKANとAppsFlyerのモデルの両方 どちらでもアトリビューションされない 
  • メディアソースがSRNで、ユーザーのデバイスがiOS14.5以降であり、ユーザーが双方のアプリでATTに同意していない場合。
  • メディアソースが非SRNで、ユーザーのデバイスがiOS14.5以降であり、確率論的モデリングを利用できず、ユーザーが双方のアプリでATTに同意していない場合。
  • ユーザーのデバイスがiOS14.4以前の場合。
  • メディアソースがSKANに対応していない場合。
  • Webからアプリへの導線でインストールされた場合(SKANはアプリ間の導線にのみ対応)。
  • リターゲティングによるインストールの場合(SKANは非対応)。

制限がなく、SKANとAppsFlyerのモデルの両方でインストールをアトリビューションできる場合。

この場合、同じインストールが重複して計測されるため、SSOTで重複を除去する必要があります。

ユーザーがオーガニックの場合。

SSOTの処理の流れ

SSOTは、以下の図に示す流れで動作します。

SingleSourceOfTruth.png

SSOTはどのように動作するのか

SSOTは、ユーザーデバイス上のアプリに実装されたAppsFlyer SDKと、AppsFlyerプラットフォームで、次のように動作します。

ユーザーデバイス:

  • ユーザーがアプリを初めて起動します。 AppsFlyerプラットフォームが、ユーザーの帰属先の特定を試みます。アトリビューションできるかどうかは、キャンペーンの種類とユーザーの同意(ATT)状況によって異なります。
  • アトリビューションに成功すると、SDKがコンバージョン値(CV)内のアトリビューションビットを設定します。
  • 通常のSKAdNetworkの処理は、そのまま続行されます。つまり、計測期間が終了するまで、ユーザーの行動の計測とCVの設定が続きます。
  • その後、iOSがポストバックを送信します。

AppsFlyerプラットフォーム

  • AppsFlyerはiOSのポストバックを受信してCVをデコードし、アトリビューションビットの値をaf_attribution_flagで提供します。各値の意味は、以下の表のとおりです。

注意点

  • 通常、AppsFlyerは再インストールをカウントしません。 SSOTでは、再インストールかどうかは考慮しません。したがって、SSOTの分析では再インストールによるSKANインストールの重複は除去されず、再インストールの状態がaf_attributionフラグの設定に影響することもありません。 

アトリビューションフラグのフィールド

コンバージョン値内のSSOTインジケーター  意味 af_attribution_flagフィールド
オン Conversion StudioでSSOTがオンになっており、AppsFlyerがユーザーのアトリビューションに成功した状態。 True
オフ Conversion StudioでSSOTがオンになっているものの、AppsFlyerがユーザーをアトリビューションしなかった状態。 False
-- Conversion StudioでSSOTがオフになっている状態。 Null

af_attribution_flag(アトリビューションビット)のレポートへの反映 

  • SKANダッシュボード:SKANポストバックで報告された成果のみを反映します。そのため、af_attributionフラグは考慮されず、重複も除去されません。
  • SKANの集計パフォーマンスレポートとローデータレポート:これらのレポートにはaf_attribution_flagが含まれます。レポートの用途に応じて使用してください。 SKANデータとAppsFlyerデータを統合する場合は、このフラグを使用して重複を除去してください。これは、ローデータレポートと集計レポートの両方に当てはまります。
  • Overview dashboardのSSOTビュー:SKANデータの重複を除去したうえで、SKAN、IDFA、IDFV、Apple Adsなど、すべてのアトリビューション方法のデータを1つのビューに統合します。 

複数のアトリビューション方法を組み合わせて算出する指標

SKANデータとほかのアトリビューション方法によるデータを統合する場合は、af_attribution_flagを使用して重複を除去してください。これは、ローデータレポートと集計レポートの両方に当てはまります。 

af_attribution_flagを使用すると、たとえば以下の指標を算出できます。

  • ノンオーガニックインストール
  • オーガニックインストール
  • eCPI
  • コホート収益

各指標の計算式:

指標の説明 記号 計算式
AppsFlyerのノンオーガニックインストール A AppsFlyerが報告したノンオーガニックインストール
SKANの重複のないインストール B af_attribution_flag=falseのSKANインストール
すべてのノンオーガニックインストール C A + B
オーガニックインストール D

総インストール数−C

注意:総インストール数とは、帰属先にかかわらず、AppsFlyer SDKが記録したすべてのインストールを指します。

キャンペーンeCPI  E コスト÷C
コホート収益 F

以下を合計します。

  • Aに該当するユーザーの収益。インストール直後からSKANの計測期間と同じ長さの期間に発生したイベントを含めます。
  • af_attribution_flag=falseのSKAN収益
オーガニック収益D2 G D2の総収益−AとBのインストールによるD2収益
オーガニックIAEユニークユーザー数D2 H D2のIAE総ユニークユーザー数−AとBのインストールによるD2イベントユニークユーザー数

仕様と制限事項

項目 補足
SSOTビュー 過去5日間の各日に、af_attribution_flag=trueを含むSKANポストバックが少なくとも1件ある場合にのみ、SSOTを利用できます。
総インストール数 SSOTをオンにすると、オフの場合よりも多くのインストールが表示されることがあります。理由の1つは、CVがnullの場合のモデリングが、インストール日の算出に影響することです。そのため、同じ日付のインストールを比較しても差が生じる場合があります。また、nullのCVがモデリングされない場合は、すべてのSKANインストールが重複なしとしてカウントされ、総インストール数が過大になる場合があります。この場合、フラグはaf_attribution_flag=falseとなります。
収益 収益と関連指標(ARPU、ROAS、ROI、粗利益)は、2022年9月1日以降のデータに対応しています。
代理店 代理店ユーザーは、Overview dashboardでSSOTビューを表示できます。
アドネットワーク
  • アドネットワークは、Overview dashboardのSSOTビューで、自社のメディアソースに帰属するデータを確認できます。 SSOTビューを表示するには、以下の条件を満たす必要があります。
    • 広告主がConversion StudioでSSOTをオンにしていること。
    • アドネットワークがSKANキャンペーンを実施していること。
    • アドネットワークが、集計データへのアクセスに必要な権限を広告主から付与されていること。
  • アドネットワークは、skad_af_attribution_flagフィールドのマクロを追加することで、SKANポストバック経由でSSOTのシグナルを受信できます。詳細はこちら
D7指標

オーガニックトラフィックのD7指標は、2025年2月16日以降のデータで利用できます。

以下の場合、D7指標が表示されないか、D2指標より小さくなることがあります。

  • 選択期間に、まだ8日間経過していない日付が含まれている場合。
  • モデリングによる推定データを利用できない場合。たとえば、14日分の収益データがない場合が該当します。 詳細はこちら
  • 過去14日以内にSKAN Conversion Studioの設定を変更した場合。
  • 特定の日付のインストール数が10件未満の場合。 
SKAN Conversion Studioの設定変更 SKAN Conversion Studioの設定を変更すると、約96時間にわたりSSOTデータが不正確になる場合があります。 AppsFlyerが直ちに新しいスキーマでポストバックのデコードを開始する一方で、以前のスキーマでCVを設定したインストールのポストバックが引き続き届くためです。
AppsFlyerが報告するデータ
  • AppsFlyerが報告するデータは、AFモデルデータとも呼ばれます。SKAN以外のAppsFlyerのアトリビューション方法で帰属した、インストールやその他のイベントのデータを指します。
  • SSOTダッシュボードは、SKANとAppsFlyerの別の方法の両方でアトリビューションされたインストールやイベントの重複を防ぐことを目的としています。
  • SSOTをオンにした状態で、それ以前の期間を表示すると、SSOTダッシュボードに表示されるのはAppsFlyerが報告するデータのみです。
アプリ内イベント

ディメンションとして表示できるアプリ内イベントと、その指標の対象は、以下に限られます。

  • ウィンドウ1の期間中に発生したイベント。
SKANポストバックの遅延
SKANポストバックが大幅に遅れて届くと、D7などの後の日数のデータが、当初はD2などの前の日数のデータより小さく表示される場合があります。たとえば、Google APIからのデータは最大15日遅れることがあります。この遅延は、SSOTモデルの精度に影響する場合があります。そのため、モデルの精度を評価する際は、データがすべて揃うよう、インストール日から少なくとも15日待つことを推奨します。