概要:AppsFlyerのオーディエンス機能を使用して、リマーケティングプログラムの効率を向上し、オーディエンスセグメントを構築しパートナーネットワークに連携しましょう。
関連記事: オーディエンスパートナー | ユーザー属性 | オーディエンスのインポート | Incrementalityガイド
- アトリビューションデータポイントを使用してユーザーをシームレスにセグメント化し、オーディエンスを正確に作成します
- 連携済みパートナーのネットワークを使用したクロスプラットフォームリエンゲージメントを有効にします
- 一元的な管理画面から機密性の高いオーディエンスデータを安全に管理します
- リマーケティングに割り当てられないコントロールグループを保持しつつ、セグメントを分割し、残りをパートナー間で分割します。
-
リマーケティングキャンペーンの真の効果を測定するインクリメンタリティのテストを実施します。
コンセプト
Step | 情報 | 手順 | |
---|---|---|---|
1 | ルールを使用してオーディエンスセグメントを定義する | オーディエンスを追加する | |
2 | オーディエンスを1つまたは複数のパートナーに連携する(そのためには、パートナーの認証情報が必要です) | パートナーごとに必要な認証情報 | オーディエンスを追加する |
3 | [オプション] パートナー/コントロールグループ間でオーディエンスを分割する | オーディエンス分割とコントロールグループ | オーディエンスとコントロールグループの分割 |
オプション | オーディエンスをインポート |
オーディエンスセグメントのルールセット
- オーディエンスセグメントのルールセットは、必須のプライマリルールと追加のセカンダリルールで構成されており、精度のフィルタリングを有効にします。
- [AND]、[OR]、[除外] のいずれかを使用してルールセットを結合します。
- ルールを定義し、階層化すると、推定オーディエンスサイズがリアルタイムに表示されます。
- オーディエンスが複数のルールセットで構成されている場合は、重複ビジュアライゼーション表示を使用することで、オーディエンスセグメントを理解しやすくなります。
- ルールを適用するために使用されるユーザー識別子は、広告ID [デフォルト] または顧客ユーザーID(CUID)です。ネットワークに送信されるオーディエンスリストには、常に広告ID が含まれますが、オプションでクロスデバイスセグメンテーション用のCUIDを含めることもできます。
- 以下の例は、さまざまなシナリオでのルールセットの実装を示しています。
ルールセットの例
リマーケティングの例
クリックと広告ビューのデータを使用して、効果的なリマーケティングを行います。これらのユーザーがコンバージョンに至るためには、あと少しの説得や簡単なリマインダーが必要です。これらのユーザーはコンバージョンに至る可能性が高いため、リマーケティングは、新しいセグメントに広告を出すよりもはるかに良い結果が得られます。クリックとインプレッションデータに基づいて、リマーケティング向けの正確なオーディエンスを作成しましょう。
過去2日間に広告をクリックしたがインストールしていない見込みユーザーのオーディエンスを構築しましょう。

これらは最近モバイルアプリに興味を持って広告をクリックしたが何かしらの理由でアプリをインストールしなかった、またはアプリをインストールしたが起動しなかったユーザーです。一部のユーザーはインストールさせるためのリマインダー(プッシュ)が必要です。他のユーザーは、最終的にコンバージョンに至るためにはアプリ画面や機能をより詳しく見る必要があるかもしれません。したがって、新規オーディエンスに使用している主な広告デザインがある場合、クリックしたがインストールしなかったオーディエンスには、別のデザインを用意したほうが効果的な場合があります。
プライマリルール
ルールセットごとに1つのプライマリルールを定義する必要があります。
ルール属性 | オプション |
---|---|
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![]() |
アプリのユーザー アプリはアカウント内に登録されているアプリです。オーディエンスを定義しているチームメンバーは、オーディエンスに関与するすべてのアプリに対する権限が付与されている必要があります。 |
![]() |
以下を実行したユーザー:
|
![]() |
|
![]() |
アプリを使用した:
[n]=1-100 |
セカンダリールール
- セカンダリールールはオプションです。
- 複数のセカンダリ―ルールを設定できます
- 各ルールには固有のタイプ(エンゲージメント、アプリ内イベント、収益など)があります。
- 表に記載されているように、ルールには異なるパラメータと設定があります
エンゲージメント |
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アプリ内イベント |
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時間枠と頻度 |
イベント属性:
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アプリ内イベントに関する注意事項
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収益額 |
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![]() |
収益に関する注意事項:
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地域とメトロコード |
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地域オプション
メトロコードオプション
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メトロコード
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デバイス |
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アトリビューション |
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ユーザー属性 |
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ユーザー属性名 |
|
数値の場合:値を入力します |
オーディエンスを追加する
オーディエンスを追加する方法:
-
[インテグレーション] > [オーディエンス] へ進みます。
-
[オーディエンスを追加] をクリックします。
[作成] タブが表示されます。 -
ユニークなオーディエンス名を入力します。
-
プラットフォームを選択します:AndroidまたはiOS 。
- [オプション] 詳細設定を選択して、ユーザー識別子を選択します。
- [デフォルト] 広告ID:広告IDのみでルールを適用します。
- 顧客ユーザーID:CUIDを使用してデバイスをグループ化することにより、ルールを適用します。データに有効なCUIDがあることを確認した後で、この方法を使用してください。
- 新しいルールセットを選択します。
- ユーザーインターフェイス上のガイドに従ってオーディエンスを構築します。
- ルールオプションの詳細については、この記事の「 プライマリルール」、「 セカンダリールール」、および「ルールセットを結合する」を参照してください。
- [AND]、[OR]、[除外] のいずれかを使用してルールセットを結合します。
- オーディエンスの定義を完了するには、オーディエンスを保存して続行をクリックします。
オーディエンスの連携画面が開きます。 - 以下を実行してください。
-
新しい連携先を追加する方法:
-
パートナー接続を追加をクリックします。
-
連携の名前を入力します。
-
パートナーを選択してください。
- ユーザーインターフェイスの指示に従って、接続の追加を完了します。
-
パートナー接続を追加をクリックします。
-
-
既存の接続から選択する手順は、次のとおりです。
- リンク接続をクリックします。
- 既存の接続を1つまたは複数選択します。
- [保存] をクリックします。
オーディエンス連携画面が開きます。 - [オプション] パートナーとコントロールグループの間でオーディエンスを分割します
- [オプション] 分割グループをS3にコピーします。
- リンク接続をクリックします。
-
- [保存] をクリックします。
ルールセットを統合する
既存オーディエンスとルールセットを統合する方法
-
[インテグレーション] > [オーディエンス] へ進みます。
-
[オーディエンスを追加] をクリックします。
[作成] タブが表示されます。 -
ユニークなオーディエンス名を入力します。
-
プラットフォームを選択します:AndroidまたはiOS 。
- [オプション] 詳細設定を選択して、ユーザー識別子を選択します。
- [デフォルト] 広告ID:広告IDのみでルールを適用します。
- 顧客ユーザーID:CUIDを使用してデバイスをグループ化することにより、ルールを適用します。データに有効なCUIDがあることを確認した後で、この方法を使用してください。
- [オーディエンスから選択]をクリックします。
- [AND]、[OR]、[除外] のいずれかを選択します。
ルールセットをインポートされたオーディエンスと結合するには、次の手順に従います。
-
- オーディエンスを作成します。例:A
- インポートオーディエンスを作成します。例:Import_B
- 既存のオーディエンスから選択を使用してオーディエンスを結合するオペレータを使用してオーディエンスAとInport_Bを結合します。
高度なコンセプト
ユーザー識別子(詳細設定)
オーディエンスルールの推定は、アプリのユーザー識別子を使用して実行されます。以下から選択してください:
- [デフォルト] 広告ID:ルールセットのコンプライアンスは、広告IDを使用して判断されます。ルールセットに準拠すると、広告IDがオーディエンスリストに追加されます。注:広告IDとは、GAID、IDFA、またそれに相応するものを意味します。
-
顧客ユーザーID(CUID):
- ルールセットのコンプライアンスは、同じCUIDに関連付けられた広告ID(デバイス)をグループ化することによって判断されます。グループがルールセットに準拠している場合、グループを構成する広告IDがオーディエンスに追加されます。注:CUID自体はオーディエンスリストの一部ではありません。
- CUID実装の注意事項:
- 有効なCUIDを入力してください。
- CUIDのないアプリユーザー(デバイス)は無視されます。
- 広告IDがCUIDに一致すると、ユーザーの過去のオーディエンスデータが遡及的に更新され、今後のオーディエンスビルドに含まれます。注:ローデータは変更されません。
- 広告IDが2つの異なるCUIDに紐づいている場合、最後に紐づけられたCUIDが優先されます。
広告IDとCUIDの例
Advertising ID | CUID | 購入$ |
---|---|---|
A | 99 | 1 |
A | 99 | 2 |
B | 77 | 1 |
B | 77 | 5 |
C | 99 | 3 |
D | なし | 50 |
ルール基準 | オーディエンスに含まれる広告ID | 説明 |
---|---|---|
広告ID | B、D、E | 課金額が$5未満のため、AとCは含まれていません。 |
CUID | A、B、C |
|
オーディエンス分割とコントロールグループ
機能 | 説明 |
---|---|
オーディエンスの分割 |
|
コントロールグループ | オーディエンスの一部をコントロールグループに設定できます。コントロールグループはどのパートナーにも送信されません。コントロールグループはA/Bテストで使用されます。 |
分割リストのコピーをS3バケットに送信します。 |
分割オーディエンスリストとコントロールグループを含むCSVファイルは、Amazon S3バケットに送信できます。次のように送信されます。
|
管理画面
管理画面を使用して、オーディエンス設定の編集、オーディエンスのアップロードステータスの表示、パートナーへ連携の管理を行います。
オーディエンスの管理
管理画面を開きます。
- [インテグレーション] > [オーディエンス] へ進みます。
- 使用可能なオプションは、表に記載されています。
オプション 説明 オーディエンス設定の変更
オーディエンス名をクリックし、次の作業を実行します。
- 作成タブ:ルールセットを表示し変更します。
- 連携タブ:オーディエンス分割と、コントロールグループのオプションを設定します。
オーディエンスの追加
新しいオーディエンスの作成 アクション
- 履歴の表示: オーディエンスのサイズやパートナー間の分割などを含むオーディエンスのアップロード履歴を表示します。
- 今すぐアップロード :接続パートナーにオーディエンスを送信します。
- CSVとしてダウンロード :
-
複製:
- オーディエンスの定義をコピーします。
- [オプション] 複製中に、接続されているパートナーを1つ以上削除できます。
- 注:オーディエンス名は重複できる設定になっています。オーディエンスを複製する場合は、一意の名前を付けてください。
- 今すぐ計算:インポートされたオーディエンスで利用できます。オーディエンスに含まれるユーザー数を再度計算します。必要に応じて、オーディエンスのサイズが正しくなさそうな場合に、オーディエンスサイズを更新してください。
- オーディエンスを削除します
一括操作 複数オーディエンスに同じアクションを適用します。一括操作を使用するには、2つ以上のオーディエンスを選択し、一括操作を実行します。
- 今すぐアップロード
- オーディエンスの重複を表示:選択したオーディエンスの重複を表示します。
- 削除
-
欄 説明 オーディエンス名 サイズ オーディエンスに含まれるユーザー数 アプリ名 オーディエンスの選択で参照されるアプリ。これは必ずしもターゲットになっているアプリではありません アップロード - オーディエンスが送信されるパートナーのアイコンが表示されます
-
は、オーディエンスが分割されているこ戸を示します
アップロード状況 - 現在のオーディエンスアップロード状況
- 失敗した場合は、詳細を表示をクリックし、表示されるエラーメッセージの詳細に従って修正措置を実行します
Incrementality [Incrementalityをサブスクライブしている場合に表示されます]
リンクをクリックしてIncrementality管理画面を開きます。オーディエンスタブの列
連携先の管理
連携タブには、各連携先のパートナーと連携状況が含まれています。
連携を管理/追加する
- インテグレーション > オーディエンス > 連携先 へ進みます。
- 以下を実行してください。
-
新しい連携先を追加する方法:
- パートナー接続を追加をクリックします。
- 連携名を入力します。
- パートナー名を選択します。
- 項目/パートナーログインプロセスを完了します。一部のパートナー向けに連携方法について詳細な手順があります。
- パートナー接続を追加をクリックします。
-
既存の連携を管理する方法:
- パートナーを選択してください。
- 連携先を選択します。
-
新しい連携先を追加する方法:
- 次のいずれかの操作を行います。
オプション | 手順 |
---|---|
連携先の削除 |
連携先を削除する方法:
|
再接続 |
再接続する方法:
|
連携名の変更 |
連携名を変更する方法:
|
オーディエンス分割とコントロールグループの設定
次のオプションが利用できます。
- オーディエンスを各パートナーに分割し、オプションでコントロールグループを設定します。注:パートナー間の既存の分割割り当てを変更すると、オーディエンス全体が再配布されます。これは、A/Bテスト、またはインクリメンタリティテストの測定の有効性に悪影響を及ぼす可能性があります。
- オーディエンスリストのコピーをS3バケットに送信します。注:これはAmazon S3を連携パートナーと定義する作業ではありません。オーディエンスリストは、CSVファイルにダウンロードできます。例えば、AppsFlyerと連携されてないパートナーにCSVファイルでオーディエンスを送信できます。
- 新規連携先を作成または追加します。
- 既存の連携先を追加/削除します。
オーディエンス分割とコントロールグループの設定
- [インテグレーション] > [オーディエンス] へ進みます。
- Audiencesタブにて、オーディエンスを選択します。
- [連携] タブに移動します。
現在の設定が表示されます。 - 次のいずれかの操作を行います。
オプション |
手順 |
---|---|
パートナーとコントロールグループ間でオーディエンスを分割します。
|
オーディエンスをパートナー間で分割/コントロールグループを有効にする:
|
分割グループをS3にコピーします。 |
オーディエンス分割リストのコピーをS3バケットに送信する方法:
|
新規連携先を作成または追加します。 |
新しい連携を作成する方法:
|
既存の連携先を追加/削除します。 |
既存の連携先を削除または追加する方法:
|
特性と制限
特性
特性 | サポート対象 | 備考 |
---|---|---|
アドネットワーク | x | |
代理店 | x | |
代理店への運用詳細の開示 | x | |
アプリ固有のタイムゾーン | N/A | |
アプリ固有の通貨 | N/A | |
サイズ制限 | N/A | |
オーガニックデータ | ✓ | 含まれています |
非オーガニックデータ | ✓ | 含まれています |
最後の鮮度 | 日単位 UTC |
|
過去データ | ✓ | データの鮮度を確認する |
チームメンバーアクセス | ✓ |
|
制限事項
- オーディエンスの母数を作成するには、ポジティブな条件が1つ必要です(プライマリルール)。その後、ネガティブな条件で絞り込みます。例えば、アプリをインストールし、かつ af_purchase イベントを実行していないユーザーなどです。
- Windows Phoneはサポートされていません。
- オーディエンスの接続先パートナー側で名前を変更することはできません。
- ネストしたイベント値はサポートされていません。
- オーディエンスを作成する際、上位100個のイベントのみが表示されます。ただし、イベント名を入力し始めることで、すべてのイベントが確認できます。
- 100以上の属性を持つアプリ内イベントはデフォルトで記録されません。さらに属性が必要な場合は、CSMまでお問合せください。
- クリック数と表示回数のデータは、元のクリックURLにadvertising_id / idfaが設定されているデバイスのみが含まれています。外部の計測リンクを使用しないSRNのユーザーのデバイスは、オーディエンスのクリックデータには含まれません。
- ルール構築画面内で総収益フィルターを使用している場合、「推定オーディエンスサイズ」は使用できません。これは、オーディエンス作成プロセスには影響しません。
- インポートにて作成されたオーディエンスは他のオーディエンスまたはルールセットに組み合わせることができません。
- ダウンロードするファイルに含まれるレコードは、最大500万件までです。
- Goolge Ads:UACキャンペーンはサポートされていません。その他のキャンペーンタイプはサポートされています。
- S2Sによるイベント送信には、ルールセットに従って、CUIDの広告識別子が必要です。