概要:AndroidまたはiOSアプリのSDK実装テストを行います。
概要
SDK実装が完了したら、SDKがAppsFlyerサーバーと正常に通信していることを確認できます。マーケティング担当者は、以下2つのテスト方法から実装テストを行えます:
- AppsFlyer管理画面 SDK実装テスト画面でのテスト:
- テストアプリで発生したイベントをリアルタイムで表示・確認できます。
- 非オーガニックインストールのテスト
- ディープリンク(リターゲティング)のテスト
- 計測リンクを使用したテスト
開発者は、開発環境で実装テストを行うことができます。AppsFlyer公式デベロッパーハブの実装テストの記事を参照してください。
CTVアプリの実装テストも可能です。
SDK実装テスト画面でのテスト
管理画面のSDK実装テスト画面から、アプリで発生したライブイベント、インストール、アプリ内イベントをリアルタイムで表示し、オーガニックインストール、アプリ内イベント、ディープリンク(リターゲティング)をテストし、プロジェクト内の実装の問題を特定します。ライブイベント表示は、従来のアプリ内イベントテストツールに取って代わるものです。
iOSのみSDK実装テストページは、ATTダイアログを実装しているiOSアプリにのみ適用されます。ATT実装されていないアプリのテスト方法:こちらの手順をご参照ください
テスト端末の準備
- まず、アプリがインストールされていない端末 (iOS / Android) を準備してください。必要に応じて、事前にアプリは端末からアンインストールしておいてください。
- 端末をテスト端末として登録してください。
実装テストの実施
SDK実装テスト画面では、以下の3つのテストが可能です:
ライブイベントを見る
ライブイベントビューアは、インストールイベントやその他のアプリ内イベントなど、SDKからAppsFlyerに送信されるデータをリアルタイムで表示するテストツールです。キャプチャされた各イベントについて、イベントログと詳細を見ることができます。
ライブイベントビューアでイベントを確認するには:
-
AppsFlyer管理画面 左メニュー 設定 > SDK実装テストへ移動します。
-
ライブイベントをクリックします。
- アプリリストで、テストしたいアプリを選択します。
- テスト端末リストで、アプリのテストに使用するデバイスを選択します。テスト端末がテスト端末として登録されていない場合は、テスト端末を登録・追加から登録することができます。
- 続行をクリックして、アプリイベントの記録を開始します。
-
アプリを起動し、セッションやアプリ内イベントを生成するためにアプリと通信します。
- イベント項目をクリックすると、右側のパネルにイベントの詳細が表示されます。
- イベントの記録を停止したい場合は、停止をクリックします。続行する場合は、もう一度開始をクリックします。
非オーガニックインストールのテスト方法:
非オーガニックインストールのテスト方法:
-
AppsFlyer管理画面 左メニュー 設定 > SDK実装テストへ移動します。
-
非オーガニックインストールテストをクリックします。
- アプリリストで、テストしたいアプリを選択します。
- テスト端末リストで、アプリのテストに使用するデバイスを選択します。テスト端末がテスト端末として登録されていない場合は、テスト端末を登録・追加から登録することができます。
- テストアプリがテスト端末にインストールされている場合は、削除(アンインストール)してください。
- テスト端末からアプリを削除しましたチェックボックスを選択します。
- 続行をクリックし、ウィザードの手順に従います。
非オーガニックインストールが記録されない場合は、以下の理由が考えられます:
- IDFAは利用可能な状態だが、テスト端末はテスト端末画面にてこの識別子で登録されていません。
- テスト端末に、テストアプリ以外に1つ以上のアプリがありますが、テスト端末はテスト端末画面でIDFVを使用して登録されていません。
- オーガニックインストールが記録された。
- テストがSDKを含まないバージョンのアプリで実施された。
実装エラーに関しては、デベロッパーと連携してください。
ディープリンク(リターゲティング)のテスト
はじめに:
- テストアプリを最低3回起動してください。
- ディープリンク(リターゲティング)をテストするには、OneLinkがアプリで設定されている必要があります。詳細については、OneLink設定ガイドを参照してください。
- リターゲティング計測が有効になっていることを確認してください。
ディープリンクをテストする:
計測リンクを使用したテスト
次のセクションでは、計測リンクを使用したインストールテストの手順を説明しています。これらのテストは、アプリがまだ未公開(Google Play StoreやApple App Storeに掲載されていない状態)であっても実行できます。
インストール計測のテスト
インストールのテストでは、AppsFlyerのSDKがインストールを各メディアソースに正しく紐づけることができるかどうかを検証できます。
インストール計測のテスト方法:
-
次のリンク(AndroidとiOS)をコピーし、以下の変更を行ってください。
- app_id の値:AppsFlyerにアプリIDを追加します。
- PIDパラメータ(必須):インストール先のメディアソース名を指定します。
- パラメータ名キャンペーン名を指定します。
- サードパーティの Androidアプリストアで利用可能なアプリをテストする場合は、計測リンクに パラメーター 『af_r』を追加してください。
- GAID、IDFA、IDFVをご使用のデバイスの識別子に置き換えてください。
https://app.appsflyer.com/<app_id>?pid=Test&c=Test&advertising_id=<GAID>
IDFA
https://app.appsflyer.com/<app_id>?pid=Test&c=Test&idfa=<IDFA>
IDFV
https://app.appsflyer.com/<app_id>?pid=Test&c=Test&idfv=<IDFV>
具体的な値を持つ計測リンクの例を以下に示します:
https://app.appsflyer.com/com.my.app?pid=Test&c=Test&advertising_id=12345f9*-eba*-421*-876*-7654ac67876*
https://app.appsflyer.com/id123456789?pid=Test&c=Test&idfa=1A2B****-9128-4***-123*-04E***654321
注記:
テストデバイスを登録 せずにiOSアプリをテストしている場合、テストクリックはFraud 360によって不正としてフラグが立てられる可能性があります。
このイベントが不正として検出されないようにするには、リンクに以下のクエリーパラメーターを追加してください:
pid=”ios_testing”
- 変更したリンクをコピーし、テストデバイスに送信し、リンクをクリックしてください。
注記:
iOSでは、iMessengerまたはEメールを使用して、デバイスにリンクを送信してください。なお、iOS Noteアプリにリンクを貼り付けてクリックするのは避けてください。この方法では、リンクが機能しません。
-
次のいずれかを実行してください:
- アプリが公開されている場合は、インストールに進んでください。
- アプリが保留中の場合、以下のメッセージが表示されます:「お探しのアプリはまだマーケットにありません。」アプリはまだリリースされていないため、計測リンクはどのアプリストアにも遷移しません。ただし、計測リンクはアトリビューション目的では有効なので、以下のようにアプリをインストールしてください:
- Androidの場合:APKファイル(または開発者向けAndroid Studio)から
- iOSの場合:TestFlight(または開発者向けXcode)から
メディアソース名Test のテストキャンペーンにインストールが計測されていることを確認できるはずです。インストールがアプリの管理画面に表示されるまで最大30分ほどかかることがあります。
ヒント
以下では、テスト結果を確認するための別の方法を説明しています:
- ローデータレポートへアクセスできる場合は、インストールローデータレポートをダウンロードしてください。このレポートはダウンロードするのに数分かかる場合があります。レポートをダウンロードする方法:
- AppsFlyer管理画面 左メニューのレポート > ローデータ出力へ移動します。
- ユーザー獲得(非オーガニック)リストから、インストールをクリックし、レポートをダウンロードしてください。
- デバッグログにアクセスできる場合は、SDK実装テストAPIを使用して、特定のインストールに関する計測結果を取得することができます。
アプリ内イベント計測のテスト
アプリ内イベントをテストすることで、イベントに関連した収益が表示されていることや、アプリ内イベントがインストール成果のあるメディアソースに紐づいていることを確認することができます。
アプリ内イベント計測をテストする方法:
- アプリを起動し、いくつかのアプリ内イベントを実行してください。
-
アプリの管理画面で、イベントページを開いてください。
アプリ内イベント、収益(収益値が紐付けられている場合)、および紐付けられているメディアソースが表示されます。管理画面にイベントが表示されるまでには最大60-70分かかる場合があります。
ヒントアプリ内イベントローデータレポートをダウンロードし、正しくイベントが紐づいていることを確認してください。このレポートはダウンロードするのに数分かかる場合があります。
レポートをダウンロードする方法:
- AppsFlyer管理画面 左メニューのレポート > ローデータ出力へ移動します。
- ローデータレポートセクションにて、アプリ内イベントのローデータレポートをダウンロードください。
OneLinkのテスト
OneLinkを使用すると、iOSとAndroidの両方に単一の計測リンクを設定できます。OneLinkがユーザーの端末を認識し、該当するアプリストアにユーザーをリダイレクトします。
OneLinkはディープリンクも可能にします。ディープリンクを使用すると、カスタマイズコンテンツを配信するために、特定のアプリアクティビティをアプリで開くことができます。
詳細については、OneLink URLのテストに関するガイドを参照してください。
計測リンクを使用したリターゲティングテスト
次のセクションでは、リターゲティング計測のテスト手順を説明しています。
リターゲティングテストについて
リターゲティング計測は、ユーザーがリターゲティング計測リンクをクリックして、リターゲティングキャペーンとエンゲージした際に発生します。その結果、リアトリビューションやリエンゲージメントイベントが発生します。詳細については、リターゲティング計測ガイドをご覧ください。
リターゲティングテストには次のようなものがあります。
- リアトリビューションのテストアプリのアンインストールと再インストール。その後、管理画面上でインストールが記録されているのを確認します。
- リエンゲージメント期間後リエンゲージメントの場合:リターゲティングの計測リンクまたはディープリンクをクリックし、その後正しいメディアソースにリエンゲージメントが計測されていることを確認します。
リターゲティングをテストするための前提条件
リターゲティングテストを実行する前に、以下の設定が必要です。
- テストするアプリでリターゲティングが有効になっている必要があります。
- アプリ固有のリンクを作成するか、OneLinkのカスタムリンクを取得してください。これらのリンクにはリターゲティングパラメーターが含まれている必要があります。
リターゲティングテストの設定方法:
-
アプリ設定で、リターゲティングを有効にしてください。
アプリの管理画面から、アプリ設定をクリックし、リターゲティング計測を有効にするをオンにしてください。
- 次のいずれかを実行してください:
- アプリ固有の計測リンクを作成してください。リターゲティングパラメータ
is_retargeting=true
、および広告IDを必ず含めてください。GAID、IDFA、または IDFV を表示するには、テスト端末の登録手順に従ってください。
以下は、デバイス識別子(GAID)としてAndroid固有のパラメータを含む計測リンクの例です。IDFAやIDFVなどその他のデバイス識別子パラメーターを追加する詳細に関しては、計測リンクの構成とパラメーターを参照してください。
https://app.appsflyer.com/<app_id>?pid=Test&c=Test&is_retargeting=true&advertising_id=<GAID>
- OneLinkテンプレートからカスタムリンクのロングURLを取得してください。リターゲティング計測がオンに設定されていることを確認してください。次の画像は、カスタムロングURLの例です:
- アプリ固有の計測リンクを作成してください。リターゲティングパラメータ
これで、リアトリビューションCVとリエンゲージメントCVのテストに進むことができます。
リアトリビューションCVのテスト
はじめに:
- リターゲティングテストの設定の手順に従ってください。
- テストデバイスが登録されていないことを確認してください。
リアトリビューションのテスト方法:
- デバイスからアプリをアンインストールします。アプリをインストールしたばかりの場合、数分待ってから実行してください。
- OneLink テンプレートのアプリ固有の計測リンクまたはカスタムロングリンクのいずれかの先に作成した計測リンクをコピーし、テストデバイスに送信し、リンクをクリックします。
注記:
iOSでは、iMessengerまたはEメールを使用して、デバイスにリンクを送信してください。なお、iOS Noteアプリにリンクを貼り付けてクリックするのは避けてください。この方法では、リンクが機能しません。
- 次のいずれかを実行してください:
- アプリが公開されている場合は、インストールに進んでください。
- アプリが承認待ちの場合は、次のようにインストールしてください:
- Androidの場合:Android StudioまたはAPKファイルからインストールします。
- iOSの場合:TestFlightからインストールします。
- アプリのダッシュボードを開き、表示タイプボックスでリターゲティングを選択します。
-
アトリビューションタイプボックスで、リアトリビューションを選択します。
メディアソースとキャンペーンに紐づくインストールが表示されます。リターゲティングされたインストールが管理画面に表示されるまで、最大30分程度お待ちください。
ヒント
以下では、テスト結果を確認するための別の方法を説明しています:
- ローデータレポートにアクセスできる場合は、コンバージョンローデータレポートをダウンロードしてください。このレポートはダウンロードするのに数分かかる場合があります。レポートをダウンロードする方法:
- AppsFlyer管理画面 左メニューのレポート > ローデータ出力へ移動します。
- リターゲティングリストから、コンバージョン(リエンゲージメント&リアトリビューション)をクリックしてレポートをダウンロードしてください。
- デバッグログにアクセスできる場合は、SDK実装テストAPIを使用して、特定のインストールに関する計測結果を取得することができます。
リエンゲージメントのテスト
はじめに:
- リターゲティングテストの設定の手順に従ってください。
- テスト目的では、セッション間の最小時間を「None」に設定してください。これにより、テスト中にすべてのリエンゲージメントコンバージョンを記録し、成果計測することができます。
- アプリがテストデバイスにインストールされ、数回起動されていることを確認してください。アプリをインストールしたばかりの場合、数分待ってから実行してください。
リエンゲージメント(直接ディープリンク)のテスト方法:
アプリがディープリンク用に設定されていることを確認してから、この手順 を実行してテストしてください。
リエンゲージメント(直接ディープリンク)のテスト方法:
- アプリ固有の計測リンクまたはOneLink テンプレートのカスタムロングリンクのいずれかの、先に作成した計測リンクをコピーしてください。
- リンクをテストデバイスに送信し、リンクをクリックしてください。
-
アプリを開くには、次のいずれかを実行してください。
- アプリストアにて、Openをクリックしてください。
- デバイスからアプリを起動してください。
ダッシュボードに、メディアソースとキャンペーンに紐づくリエンゲージメントが表示されます。リエンゲージメントが表示されるまで、最大で30分ほどかかります。
ヒントリエンゲージメントCVが正しいメディアソースにアトリビューションされていることを確認するために、リターゲティングコンバージョンローデータレポートをダウンロードしてください。このレポートはダウンロードするのに数分かかる場合があります。
レポートをダウンロードする方法:
- AppsFlyer管理画面 左メニューのレポート > ローデータ出力へ移動します。
- リターゲティング のセクションで、 コンバージョン(リエンゲージメント& リアトリビューション) のレポートをダウンロードします。
オーガニックインストールのテスト
まずは、オーガニックインストールでテストすることをお勧めします。
オーガニックインストールのテスト方法:
- テスト用に登録した端末上で、アプリをインストールしてください。
- アプリを起動します。
新規オーガニックインストールが、アプリのオーバービュー画面上に表示されます。インストールが表示されるまで、最大で30分ほどかかります。
CTVのテスト
特別なテストケースは以下の通りです。
- Android TVSDKはAndroidベースのスマートTVと互換性がある。マーケターやチームメンバーは、この記事の手順に従って、これらのTVアプリをテストすることができます。
- Apple TV (tvOS)SDKはApple TV(tvOS)と互換性があります。マーケターやチームメンバーは、この記事の手順に従って、これらのTVアプリをテストすることができます。
- 未リリース状態のtvOSアプリ:マーケティング担当者とデベロッパーの連携が必要です(公開前のtvOSの実装テストを参照してください)。
- Amazon Fire TV:AppsFlyerダッシュボードの Android SDK テスト方法を使用して 実装テストが可能です。(詳細:Amazon Fire TVアトリビューション)
- PBA Webイベント:マーケティング担当者とデベロッパーの共同作業が必要です(PBA Web SDK実装を参照してください)。