ROI360ガイド | 広告収益の計測

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概要:広告収益を計測して、LTVパフォーマンスの全体像を把握しましょう。

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広告収益の計測

  • アプリ内では、バナー、オファーウォール、インタースティシャル広告などの形式で広告が表示され、広告収益が発生します。
  • 広告収益を、アプリ内購入およびサブスクリプション収益と組み合わせることで、ユーザーのLTVを包括的に把握できます。ユーザーのLTVとキャンペーンのメディア費用を照合することでROIが算出され、AppsFlyerプラットフォーム上でさらに分析できるようになります。 

計測された広告収益データには、以下の特徴があります:

  • メディエーションプラットフォームや広告マネタイズネットワークから、サーバーAPI、またはアプリに組み込まれたレポーティングSDKを通じて取得されます。これにはiOS 14も含まれます。
  • ユーザーを最初に獲得したメディアソースにアトリビューションされます。 たとえば、以下のようなケースです:
    • ユーザーがネットワークAの広告を見て、アプリをダウンロードします。
    • その後、アプリ内に広告が表示されます。
    • その広告を実際に配信したネットワークがどこであるかにかかわらず、広告収益はユーザー獲得に貢献したネットワークAに紐付けられます。
  • レポートの粒度は、マネタイズネットワークとの連携方法および広告収益アトリビューションのタイプによって異なります。

広告収益計測の連携タイプ

データの精度と鮮度は、広告収益計測の連携タイプによって異なります。詳細は以下の表を参照してください。

注意:SDKを使用する連携タイプを実装するには、開発者による対応が必要です。S2S連携を設定するには、対象ネットワークの正しい認証情報が必要です。

広告収益計測の連携タイプ 説明
S2S APIを使用した集計レベル
  • AppsFlyerは、地域別に内訳された収益データを日次で取得します。
  • アクションあたりの実効収益(eRPA)は、収益額をトリガーイベントの発生回数で割ることで算出されます。
  • トリガーイベントには、アプリ起動、またはアプリ内で設定された特定のアプリ内イベントが使用されます。
  • メディエーションプラットフォームを使用している場合は、そのメディエーションプラットフォームとの広告収益連携を有効にする前に、同プラットフォームを介してメディエーションされているマネタイズパートナーとの広告収益連携を無効にしてください。無効にしない場合、データが重複します。
  • このデータはローデータレポートでは利用できず、ポストバックまたはUAシグナルを通じて広告ネットワークに共有することもできません。
S2S APIを使用したデバイスレベル
  • メディエーションプラットフォームまたはマネタイズネットワークが、デバイスレベルでユーザーごとの収益をレポートします。すべてのネットワークがデバイスレベルの粒度に対応しているわけではありません。
  • この収益は、ユーザーを獲得したメディアソースに紐づけられます。つまり、AppsFlyerの広告収益計測には、リターゲティングのアトリビューションルールを含む、プラットフォーム上のアトリビューションルールが適用されます。
  • メディエーションプラットフォームを使用している場合は、そのメディエーションプラットフォームとの広告収益連携を有効にする前に、同プラットフォームを介してメディエーションされているマネタイズパートナーとの広告収益連携を無効にしてください。無効にしない場合、データが重複します。
  • S2S APIを使用したデバイスレベル連携では、広告収益の100%が含まれ、広告収益連携タイプの中で最も高いデータ精度を実現します。
  • データはローデータレポートで利用でき、UAシグナルを通じてのみ広告ネットワークに共有できます。
  • Androidの場合:一部のメディエーションでは、この識別子のみが提供されることがあるため、開発者がAppSet IDの収集を有効にしていることを確認してください。詳細は、AppSet IDの収集に関する開発者向け手順を参照してください。 
SDKを使用したインプレッションレベル
  • インプレッションレベルとは、AppsFlyerがデータを受信する際の粒度を指します。最終的なレポートでは、デバイスレベルなど、別の粒度で表示される場合があります。
  • メディエーションプラットフォームまたはマネタイズネットワークが、インプレッションレベルでユーザーごとの収益をレポートします。すべてのネットワークがインプレッションレベルの粒度に対応しているわけではありません。
  • この収益は、ユーザーを獲得したメディアソースにアトリビューションされます。つまり、AppsFlyerの広告収益計測には、リターゲティングのアトリビューションルールを含む、プラットフォーム上のアトリビューションルールが適用されます。
  • メディエーションプラットフォームを使用している場合は、そのメディエーションプラットフォームとの広告収益連携を有効にする前に、同プラットフォームを介してメディエーションされているマネタイズパートナーとの広告収益連携を無効にしてください。無効にしない場合、データが重複します。
  • SDKを使用したインプレッションレベル連携は、すべての広告収益連携タイプの中で、最もデータ鮮度に優れています。
  • SKANに対応しています。
  • AppsFlyerの連携済みパートナー一覧に含まれていないメディエーションプラットフォームを使用する場合は、SDKを使用したインプレッションレベル連携を使用する必要があります。広告収益SDKのmediation_networkでは、開発者がcustomMediationを選択する必要があります。
  • データは、ポストバックを通じてのみ広告ネットワークに共有できます。
インプレッションレベル(SDK経由)とデバイスレベル(S2S API経由)の併用
  • SDK経由で到着したインプレッションレベルのデータを当日(Day X)にアトリビューションしてレポートし、翌日(Day X+1)以降にAPI経由で到着したデバイスレベルのデータに差し替えることができます。注意:Androidでは、デバイスIDを取得できない不明なデバイスからSDK経由でレポートされたデータは、API経由で到着したデータに置き換えられません。
  • これにより、データ鮮度と精度の両方を実現できます。つまり、当日(Day X)は鮮度の高いデータを利用し、翌日(Day X+1)以降は、より精度の高いデータを利用できます。
  • SKANに対応しています。
  • データは、ポストバックとUAシグナルの両方を通じて広告ネットワークに共有できます。
  • Androidの場合:一部のメディエーションでは、この識別子のみが提供されることがあるため、開発者がAppSet IDの収集を有効にしていることを確認してください。詳細は、AppSet IDの収集に関する開発者向け手順を参照してください。 

実装について

以下のセクションでは、利用可能な広告収益計測の種類と、実装および運用に必要なワークフローと手順について説明します。

広告収益の連携済みパートナーに接続する

はじめに

  • 広告収益の連携済みパートナーに、API認証情報を提供するよう依頼してください。

広告収益ネットワークとの連携を有効にするには、以下の手順を実行します。

  1. AppsFlyer管理画面の左メニューから、設定 > 収益設定 > 広告収益の順に選択します。
  2. 広告収益連携で、新しい広告収益連携をクリックします。
  3. 広告収益パートナーを選択し、次へをクリックします。
    ad revenue 3.6(2).png

    注意

    ご利用のメディエーションソリューションがサポート対象パートナーのリストに表示されない場合は、 「カスタムメディエーション」を選択し、 AppsFlyer広告収益SDK APIを介して連携してください。

  4. 受信する広告収益データのタイプを選択します。注意:すべてのアドネットワークが、以下に記載されているすべてのオプションを提供しているわけではありません。
    • アトリビューションされた収益ユーザー獲得元に基づく収益を指します。アトリビューションされた収益のレポートには、以下のタイプがあります:
      • S2S APIを使用した集計レベル
        • 広告収益の算出基準とするイベントを選択します。たとえば、af_app_openedイベントを選択した場合、広告収益の合計額がすべてのアプリ起動イベントに分配され、アプリ起動1回あたりの広告収益が算出されます。
      • S2S APIを使用したデバイスレベル
        • Androidの場合:一部のメディエーションでは、app_set_idのみが提供される場合があるため、開発者が app_set_id の収集を有効にしていることを確認してください。詳細は、AppSet IDの収集に関する開発者向け手順を参照してください。
        • 注意:メディエーションプラットフォームのデバイスレベル広告収益APIを有効にする場合は、そのプラットフォームがメディエーションしているマネタイズネットワークとの広告収益連携を無効にする必要があります。無効にしない場合、データが重複します。
      • SDKを使用したインプレッションレベル
      • 推奨:インプレッションレベル(SDK経由)とデバイスレベル(S2S API経由)の併用
      • Androidの場合:一部のメディエーションでは、app_set_idのみが提供される場合があるため、開発者が app_set_id の収集を有効にしていることを確認してください。詳細は、AppSet IDの収集に関する開発者向け手順を参照してください。
      • 注意: メディエーションプラットフォームを使用している場合は、そのメディエーションプラットフォームとの広告収益連携を有効にする前に、同プラットフォームを介してメディエーションされているマネタイズパートナーとの広告収益連携を無効にしてください。これを怠ると、収益データが重複します。
  5. 連携済みパートナーの要件に応じて、API認証情報を入力するか、ログインします。この手順はSDK連携には該当しません。
  6. 保存をクリックしてください。
  7. 接続テストをクリックしてください。
    • 成功メッセージが表示されたら、手順は完了です。
    • その他のメッセージが表示された場合は、 「広告収益連携のステータスとテスト」の表を参照し、推奨される是正措置に従ってから、手順を繰り返してください。
  8. AppsFlyerは、パートナーから1日に複数回データを取得します。詳細は、「データの更新頻度」を参照してください。
  9. [任意] AppsFlyerに表示される広告収益データと、メディエーションパートナーおよびUAパートナーのダッシュボードに表示される広告収益データを検証・比較します。(詳細はこちら
  10. [任意] UAシグナルおよび広告収益イベントのポストバックを通じて、広告収益データをUAパートナーに共有します。

注意:連携タイプを別のタイプに変更した場合、変更は翌日の午前0時(UTC)から適用されます。

広告収益の連携済みパートナーを表示 / 編集 / 削除

delete_edit_adi.png

広告収益ネットワークとの連携を表示、編集、または削除するには、以下の手順を実行します

  1. AppsFlyerのサイドメニューから、設定 > 収益設定 > 広告収益の順に選択し、対象のアプリを選択します。
    パートナー連携の一覧が表示されます。一覧では、プロダクトと連携タイプ、連携ステータス、広告収益イベント名に関する情報を確認できます。
  2. 対象の連携にカーソルを合わせ、必要に応じて編集または削除をクリックします。

相互参照される広告収益の重複を排除する

1つのアプリで、API連携タイプ(集計レベルまたはデバイスレベル)のメディエーションプラットフォームを2つ使用しており、両方のプラットフォームが同じマネタイズネットワークと関連付けられている場合、広告収益データが部分的に重複することがあります。このようなケースでは、それぞれのメディエーションプラットフォームが、関連するマネタイズネットワークによって発生した広告収益をすべてレポートします。その収益が、実際には一方のプラットフォームのみを介してメディエーションされたものであっても同様です。

2つのメディエーションプラットフォームが相互参照している場合に、収益データの部分的な重複を防ぐには、以下の方法を使用します:

  1. 利用可能な場合は、SDKを使用したインプレッションレベル連携を使用してください。
    • 両方のメディエーションプラットフォームがSDKを使用したインプレッションレベル連携を利用している場合、重複は発生しません。
    • 複数の連携を使用しており、そのうち1つがSDK連携である場合は、その他の連携についてもSDKを使用することを推奨します。
  2. API経由の連携で広告収益の重複を排除するには、以下の手順を実行します:
    1. AppsFlyerのサイドメニューから、設定 > 収益設定 > 広告収益の順に選択します。
    2. 一般設定で、2つのメディエーションパートナーが相互参照している場合に広告収益の重複を排除するチェックボックスをオンにします。注意:2つのメディエーションプラットフォームが以下のいずれかに該当する場合は、このチェックボックスをオンにしないでください。
      • 異なる広告フォーマットをメディエーションしている場合。たとえば、プラットフォーム1がバナー広告とインタースティシャル広告を表示し、プラットフォーム2がアプリ起動時広告とネイティブ広告を表示している場合。
      • SDKを使用したインプレッションレベル連携を利用している場合。

dedup.png

アプリ起動またはアプリ内イベントを使用した集計粒度

広告収益の集計粒度は、以下の仕組みで処理されます。

  • 連携済みネットワークが、地域別に内訳された1日あたりの合計収益をレポートします。
  • AppsFlyerは、広告収益をトリガーイベントの発生回数で割ることで、アクションあたりの実効収益(eRPA)を算出します。
  • AppsFlyerは、アトリビューションされた各デバイスのeRPA合計を含む_monetizedイベントを作成します。たとえば、ad_matched_monetizedです。
  • eRPAを使用して、収益がメディアソースにアトリビューションされます。
  • 以下のいずれかのイベントタイプを使用できます:
    • アプリの改修が必要となる、広告マネタイズ専用のアプリ内イベント
    • デフォルトで利用可能な af_app_opened イベント
  • 広告収益連携と並行して、アプリ内イベントで広告収益額をレポートしないでください。AppsFlyerは連携を通じてマネタイズネットワークから収益データを取得するため、両方でレポートすると、ダッシュボード上の広告収益が重複します。 

イベントを使用した広告収益の集計

イベント方式 実装方法 考慮事項
広告マネタイズ専用のアプリ内イベント 
  • 広告が表示された時点で、アプリ内イベントを送信します。
  • これにより、ユーザーアクションを個別にカウントできるため、より正確なeRPAを算出できます。
  • マネタイズネットワークごとに異なるアプリ内イベントを設定することで、収益をマネタイズネットワーク別に分類し、さらに詳細に分析できます。
    詳細については、後続の表を参照してください。 
  • 開発者によるアプリの改修が必要です。
  • ダッシュボード上で、収益をマネタイズネットワーク別に分類できます。
af_app_opened イベント
  • af_app_opened のイベントは、AppsFlyer SDKによってデフォルトで送信されます。
  • ユーザーセッションが発生するたびにトリガーされます。 
  • アプリの改修は必要ありません。
  • 短期間で実装できます。
  • 1セッションにつき表示する広告が1つだけでない限り、eRPAの値が大きく歪みます。
  • 収益をマネタイズネットワーク別に分類することはできません。
  • このイベントはアプリを起動したすべてのユーザーを対象とするため、ユーザーが広告を視聴する意思を持っているかどうかは判断できません。

アプリ内イベント方式の比較

方式 メリット デメリット 考慮事項
すべてのネットワークで同じイベントを使用する例:ad_watchedこの場合、マネタイズの詳細を含むad_watched_monetizedイベントが自動的に生成されます。 最も簡単に実装できます。 ネットワークごとのクリック数や広告収益など、広告の品質に関する情報を取得できません。
  • 広告をクリックする傾向が最も高いユーザーを獲得しているメディアソースやキャンペーンを特定することが主な目的である場合に適しています。
  • マネタイズネットワーク間のパフォーマンスを比較する用途には適していません。

ベストプラクティス]広告視聴用のイベントをネットワークごとに個別に設定する例:ad_watch_admob、

 ad_watch_vungle.

ローデータに加えて、ダッシュボード上でもマネタイズネットワークを完全に可視化し、比較できます。 広告収益が単一のイベントに集約されません。イベント数は、使用するネットワーク数と同じになります。 ダッシュボード上でマネタイズネットワークを比較できます。ネットワークごとにアプリ内イベントを設定することで、広告収益がネットワーク別に分けて表示されます。 

広告収益連携の状況とテスト

広告収益連携の稼働状況は、以下の方法で確認できます。

  • コストと広告収益連携のステータスダッシュボード: アカウント内の1つ以上のアプリで広告収益連携が有効になっているパートナーを、一元的に確認できる一覧です。
  • 接続テストボタン:広告収益連携を追加または編集する際に利用できます。連携が正常に稼働しているかどうかを確認するために使用します。

連携が正常に稼働していることを確認するには、以下の手順を実行します:

  1. 接続テストをクリックします。
  2. 成功メッセージとして、APIベースの連携では「APIキーが確認されました」、SDK連携では「認証に成功しました」と表示されます。それ以外のメッセージが表示された場合は、以下の表に記載されている修正方法に従って対応してください。
ステータス 意味 備考/必要な対応
APIキーが確認されました 接続は有効であり、データを取得できます。AppsFlyerは1日に複数回データを収集します。詳細は、「データの更新頻度」を参照してください。 対応は必要ありません。
認証に成功しました SDKから有効な広告収益イベントを受信しました。 対応は必要ありません。
認証情報が無効です 入力した認証情報のうち、1つ以上が正しくありません。 広告収益パートナーから正しい認証情報を取得してください。
設定情報が不足しています 認証情報の入力項目のうち、1つ以上が未入力または不完全です。 広告収益パートナーのダッシュボードから認証情報を取得するか、パートナーに連絡して認証情報を依頼してください。
イベントが見つかりません SDKから有効な広告収益イベントが最近受信されていません。 SDKから有効な広告収益イベントが最近SDK連携が完了しており、テストイベントが送信されていることを確認してください。イベントの送信状況は、ライブイベントビューアを使用してリアルタイムで確認できます。

注意

SDK連携の場合は、ライブイベントビューアを使用して、広告収益イベントがリアルタイムで記録されていることも確認できます。ただし、ライブイベントビューアに表示されるのは、登録済みのテストデバイスから送信されたイベントのみです。

広告収益データ

広告収益データは、AppsFlyerのダッシュボードおよびローデータレポートで確認できます。

広告収益の集計データ

広告収益を確認することで、各流入元から獲得したユーザーの品質が時間の経過とともにどのように変化しているかを把握できます。ユーザーが継続的にアプリを起動し、広告に反応することで、そのユーザーのLTVは増加します。

注意:ダッシュボードやレポートの種類によって、表示される広告収益データに差異が生じる場合があります。詳細はこちらを参照してください。 

広告収益の計測は、以下の形式で利用できます:

  • LTVベース:
    • ダッシュボード:オーバービュー、イベント
    • LTVレポート
    • コホートダッシュボードおよびレポート
    • Master API
  • アクティビティベース:
    • ダッシュボード:アクティビティ
    • 広告収益のローデータ

オーバービューダッシュボード - 集計パフォーマンスレポート

オーバービューダッシュボードでは、以下の点に注意してください:

  • 収益を含む各数値は、LTVベースで表示されます。詳細はLTVデータとアクティビティデータの違いを参照してください。
  • 収益列には、広告収益やアプリ内購入を含む、すべての収益が含まれます。
  • 広告階層(メディアソース、キャンペーン、広告セット、地域)をドリルダウンすると、レポート内のマネタイズイベントを確認できます。

イベントダッシュボード

アクティビティダッシュボードでは、以下の点に注意してください:

  • 収益を含む各数値は、アクティビティの発生日を基準として表示されます。詳細はLTVデータとアクティビティデータの違いを参照してください。
  • ユーザーあたりの平均アクション数は、アプリ内に表示された広告にユーザーが反応する傾向を示します。 

2017年12月31日に、3人のユーザーがアプリをインストールしたとします。それぞれのアトリビューション結果は以下のとおりです:

  • ユーザーA:ネットワークA
  • ユーザーB:ネットワークB
  • ユーザーC:オーガニック

このアプリは、5つの異なるマネタイズプラットフォームと連携しています。各プラットフォームでは、AppsFlyer SDKを使用して、それぞれ固有のアプリ内イベントを以下のように設定しています。

  • Meta Audience Network: fb_ad_view
  • Chartboost:chartboost_ad_view
  • Admob:admob_ad_view
  • Applovin:applovin_ad_view
  • IronSource:is_ad_view 

インストール後の4日間に、各ユーザーには以下のように広告が表示されました:

ユーザー UAネットワーク fb_
ad_view
chartboost_
ad_view
admob_
ad_view
applovin_
ad_view
is_ad_view 合計
A

ネットワークA

2017-12-31

2018-01-01

$1

2018-01-02

$1

2018-01-03

$1

2018-01-04

$1

  $4
 B

ネットワークB

2017-12-31

2018-01-02

$1

 

2018-01-04

$1

    $2
 C

オーガニック

2017-12-31

2018-01-01

$1

     

2018-01-02

$1

$2

このデータを基に、ユーザー別、日別、およびアプリ内イベント別に収益を以下のように集計できます。

ユーザー 2018-01-01 2018-01-02 2018-01-03 2018-01-04 総LTV
A $1 $1 $1 $1 $4
B   $1   $1 $2
C $1 $1     $2
合計 $2 $3 $1 $2 $8

レポートの見方:

前述のとおり、広告収益はユーザーのLTVに紐づいています。そのため、ダッシュボードで選択した期間は、現在の日付および時刻までに発生した収益を集計する対象となる、インストールユーザーのコホートを表します。ここでは、異なる期間を選択したレポートを確認します:

集計レポート:選択期間:2017年12月31日~2018年1月5日

ネットワーク LTV収益
オーガニック $2
ネットワークA $4
ネットワークB $2
ネットワークC $2

この場合、コホートの対象は、2017年12月31日から当日である2018年1月5日までにアプリをインストールしたユーザーです。これらのユーザーが生み出したすべての収益は、各ユーザーを獲得した流入元に紐づけられ、ユーザーのLTVとして表示されます。

広告収益のローデータ

PremiumFeature.jpg

広告収益のローデータレポートには、AppsFlyerとデバイスレベルまたはインプレッションレベルで連携しているマネタイズネットワークから提供されたデータが含まれます。 

広告収益ローデータの基本原則

  • データは、ユーザーごとのユニークインプレッション数に基づいて集計されます。ユニークインプレッションは、広告マネタイズネットワーク、広告ユニット、プレースメントの組み合わせによって算出されます。
  • インプレッションレベルのローデータは、以下の形式で利用できます。:
    • デバイスレベルに集計され、デバイスレベルレポートで利用できます。
    • Data Lockerのインプレッションレベルレポートで利用できます。
レポート データの
エクスポートページ
Pull API  Data Locker
アトリビューションされた広告収益(非オーガニック) ✓*
オーガニック広告収益 ✓*
リターゲティング広告に紐づく広告収入  ✓*
インプレッションレベルのローデータ** - - ✓ 

* バージョン管理されたレポートも利用でき、1日に複数回更新されます。バージョン管理されていないData Lockerレポートは、日次で更新されます。詳細は、「データの更新頻度」を参照してください。

** ここでいうインプレッションレベルとは、レポート名に「インプレッションレベル」と記載されているレポートを指します。インプレッションレベルの広告収益連携を指すものではありません

データの特性とフィールド

広告収益レポートのフィールドには、以下の方法で値が入力されます:

  • 広告収益イベント自体から入力されるフィールドで以下の表に記載されています。これらは、次の2種類に分類されます:
    • 固有フィールド:広告収益に固有のフィールドです。たとえば、インプレッションやプレースメントなどです。注意!入力されるフィールドは、マネタイズパートナーによって異なります。詳細は、このセクションの「ネットワーク別のフィールド」の表を参照してください。
    • コンテキストフィールド:  他のローデータレポートでも同様の意味を持つフィールドです。たとえば、イベント名、イベント値、通貨などです。
  • ユーザーを獲得したメディアソースへのイベントのアトリビューションによって入力されるフィールドこれらのフィールドには、ユーザーを獲得したコンバージョンイベントから値がコピーされます。たとえば、メディアソースやキャンペーンなどです。これらのフィールドは、以下の表には記載されていません。 

広告収益によって入力されるフィールド

API名 フィールド名 フィールドタイプ 説明
event_time Event time コンテクスト 収益がアトリビューションされた日時
event_name Event name コンテクスト af_ad_revenueに設定されます。
event_revenue Event Revenue Currency コンテクスト
  • イベントの収益通貨で表した収益額です。
  • 値が0の場合は、収益が発生していないインプレッションを示します。
event_revenue_currency Event Currency コンテクスト Event revenue currency
 event_revenue_XXX Event Revenue XXX コンテクスト
  • エクスポートページ: アプリ固有の通貨に換算された収益です。
  • Data Locker: 常に米ドルです。
  • Pull API: Pullリクエストで指定した通貨に基づきます。 
country Country コンテクスト インストールコンバージョンが発生した国です。
ad_unit  Ad unit 固有

このフィールドの値は、広告ネットワークによって異なります。S2S連携では、以下の形式を使用します:

  • MAX:広告ユニットIDを使用します(例:f53328a3c)
  • IronSource:banner、rewarded_video、interstitialなどの広告ユニットタイプを使用します。

その他のネットワークについては、該当するパートナー連携ガイドを参照するか、ネットワークの担当者に問い合わせて、必要な形式を確認してください。

segment Segment 固有 広告プレースメント名です。
monetization_network Monetization Network 固有 広告を配信したネットワークです。
Impressions Impressions 固有 ユーザーに広告が表示された回数です。
mediation_network Mediation Network 固有 イベントをAppsFlyerにレポートしたメディエーションプラットフォームです。
customer_user_id Customer User ID コンテクスト

広告主から取得できる場合に入力されます。

  • インプレッションレベル(SDK)連携: AppsFlyer SDKの setCustomerUserId() を通じて収集されます。
  • デバイスレベル(API)連携: メディエーションAPIから収集されます。対象となるのは、メディエーションSDKを通じて設定されたユーザーIDまたはパブリッシャーユーザーIDです。
  • OdeeoおよびAppodealではサポートされていません。

ネットワーク別のフィールド

項目 Admob ironSource (LevelPlay) AppLovin MAX Appodeal Fyber
Ad unit
Segment - (1) - - -
Placement -
Monetization Network - -
Impressions - - -
Mediation Network - -
(1)広告主がironSource側で設定する必要があります。

データの更新頻度

データの更新頻度は、連携タイプとレポート方法によって異なります。

S2S API連携では、データが利用可能になる最も早いタイミングは以下のとおりです。

  • ダッシュボードおよびローデータレポート(Data Locker経由): Day X+1の12:00(UTC)以降、約6時間ごとに1日約4回更新されます。また、Day X+2、X+3、X+7、X+14にも、それぞれ1日1回更新されます。

インプレッションレベルのSDK連携では、データが利用可能になる最も早いタイミングは以下のとおりです。

  • ダッシュボード(アクティビティおよびコホート指標):継続的に更新されます。イベント発生から15~60分後に反映されます。

  • ダッシュボード(LTV指標)およびローデータレポート(Data Locker経由): 最も早い場合、Day Xの5:00(UTC)以降、約4時間ごとに1日約6回更新されます。

  • インプレッションレベルのローデータレポート(Data Locker経由): Day Xの1:00(UTC)以降、1時間ごとに更新されます。

インプレッションレベル(SDK経由)とデバイスレベル(S2S API 経由)の場合、X日目のデータ鮮度と X+1 日目のデータ精度は、次のように取得されます:

  • SDK経由で届くインプレッションレベルのデータの場合:

    • ダッシュボード(アクティビティおよびコホート指標):継続的に更新されます。イベント発生から15~60分後に反映されます。

    • ダッシュボード(LTV指標)およびローデータレポート(Data Locker経由): 最も早い場合、Day Xの5:00(UTC)以降、約4時間ごとに1日約6回更新されます。

    • インプレッションレベルのローデータレポート(Data Locker経由): Day Xの1:00(UTC)以降、1時間ごとに更新されます。

  • S2S API 経由で到着するデバイスレベルのデータの場合:

    • ダッシュボードおよびローデータレポート(Data Locker経由): Day X+1の12:00(UTC)以降、約6時間ごとに1日約4回更新されます。また、Day X+2、X+3、X+7、X+14にも、それぞれ1日1回更新されます。

ローデータ出力およびPull APIでは、連携タイプやROI360パッケージ(AdvancedまたはStandard)にかかわらず、特定の日のデータは翌日のDay X+1、18:00(UTC)に利用可能になります。これらのツールでは、この時刻以降にデータが更新されることはありません。

注意:ダッシュボードで当日中のデータを利用するには、ROI360 Advancedのサブスクリプションが必要です。

広告収益のData Lockerレポート 

名前 データ更新頻度 レポートのセクション
日次広告収益レポート(デバイスレベルで集計)

特定の日(Day X)の広告収益は、翌日(X+1)の17:00(UTC)にレポートされます。

たとえば、5月1日の広告収益は5月2日にレポートされます。

レポートには、アトリビューション、オーガニック、リターゲティングの各広告収益セクションが含まれます。
バージョン管理された日次広告収益レポート(デバイスレベルで集計)

日次レポートは、以下のバージョンで構成されます。
 

  • 収益発生日(Day X)に4時間ごとに作成される当日中のバージョン。当日中のデータはSDK APIを通じて収集されます。
  • S2S APIレポートから取得したデータに基づき、Day X+1、X+2、X+3、X+7、X+14に作成される終日バージョン。

つまり、日次レポートのバージョンセットには、以下が含まれます。
 

  • Day Xの00:00~04:00
  • Day Xの00:00~08:00[SDK API]
  • Day Xの00:00~12:00[SDK API]
  • Day Xの00:00~24:00[SDK API]
  • Day X+1の00:00~24:00[S2S]
  • Day X+2の00:00~24:00[S2S]
  • Day X+3の00:00~24:00[S2S]
  • Day X+7の00:00~24:00[S2S]
  • Day X+14の00:00~24:00[S2S]
各レポートバージョンには、アトリビューション、オーガニック、リターゲティングの各広告収益セクションが含まれます。
インプレッションレベル広告収益レポート(インプレッションレベル) インプレッションレベルの広告収益レコードは、1時間ごとに個別のファイルへ書き込まれます。  

追加情報

集計レベルからデバイスレベルへの移行

  • 移行しても、過去の広告収益データには影響しません。既存のデータは変更されません。
  • 広告収益データは、03:00(UTC)から1日に複数回、その時点で選択されている粒度の設定に基づいて取得されます。
  • デバイスレベルの粒度では、集計レベルのレポートとは異なり、アプリ内イベントを定義する必要はありません。これらのイベントを引き続き送信することはできますが、AppsFlyerのデバイスレベルの粒度によるレポートには影響しません。 

特性と制限

特性 備考 
制限事項

広告収益イベントは、以下では利用できません:

  • Push API
  • リターゲティングダッシュボード

デバイスレベルの粒度に関する制限:

af_ad_revenueイベントを発生させたユニークユーザー数は、AppsFlyerのダッシュボードではサポートされていません。

対応しているデバイスID

広告収益アトリビューションでは、以下のデバイスIDがサポートされています。

  • AppsFlyer ID
  • IDFA
  • IDFV
  • GAID
  • AppSet ID*
  • Android ID
  • IMEI

* AppSet IDは、AppLovin MAXおよびIronSource LevelPlayのメディエーションでのみサポートされています。詳細は、AppSet IDの収集に関する開発者向け手順を参照してください。

アドネットワークのアクセス権限 コホートレポートにはアクセスできません。
代理店のアクセス権限

代理店には、以下の制限および権限があります:

  • 広告収益の設定にはアクセスできません。
  • 代理店に関連するすべてのダッシュボードとデータを確認できます。
代理店の運用媒体の開示設定 サポートされていません。
タイムゾーン

広告収益は、AppsFlyerのダッシュボードおよびレポートにUTCタイムゾーンでのみ表示されます。つまり、データがUTC+2の14:00としてレポートされた場合でも、AppsFlyerではUTCの14:00として表示されます。データは日次で処理されます。

これは、AppsFlyerが複数の流入元やパートナーから収集したデータを正規化する必要があり、その大半がUTCでデータをレポートしているためです。

通貨設定 

AppsFlyerでは、以下のように表示されます:

  • ダッシュボードには、広告主がアプリごとに設定した通貨で表示されます。
  • ローデータレポートには、元の通貨と、広告主がアプリごとに設定した通貨へ換算した金額の両方が表示されます。
データタイプ オーガニックデータと非オーガニックデータの両方がサポートされています。
データの更新頻度 広告収益
過去データ / 遡及データ
  • データは連携を開始した日から取得され、利用可能になります。つまり、連携日(Day 0)より前の過去データは利用できません。
  • 特定の日についてS2S API経由で受信した広告収益データは、Day X+1、X+2、X+3、X+7、X+14に更新されます。
  • オーバービュー、コホート、アクティビティの各ダッシュボード、ならびにMaster APIおよびCohort APIの広告収益データは、遡及的に更新されます。一方、ローデータのエクスポートおよびPull APIでは遡及的に更新されません。Advanced Revenueパッケージを利用している場合は、Data Lockerのデータも更新されます。
アカウントユーザーのアクセス サポートされています。
SKAN インプレッションレベルの広告収益SDK APIでサポートされています。
地域 / 国 コホートダッシュボードで地域が不明(N/A)の場合、地域別に集計するとN/Aのデータは表示されません。
アプリ内イベントのポストバック
  • パートナーへのポストバックは、「このパートナーのみ」または「オーガニックを含むすべてのメディアソース」のいずれかに設定できます。(詳細はこちら)
  • アドネットワークへの広告収益イベントのポストバックは、以下の連携でのみ機能します。 - SDKを使用したインプレッションレベル連携 - インプレッションレベル(SDK経由)とデバイスレベル(S2S API経由)の併用
CTV、PC、コンソールアプリ
  • AndroidおよびiOSアプリがサポートされています。
  • Windowsプラットフォーム(UWP)はVungleでサポートされています。
  • その他のプラットフォームはサポートされていません。
相互参照される広告収益の重複排除 API経由のデバイスレベルによるMAX連携では利用できません。
顧客ユーザーID(CUID) SDK連携とデバイスレベル連携の両方でサポートされています。
ダッシュボードのイベント数 当日中のデータでは、過去期間のデータと比較してイベント数が多くなることが想定されます。過去データは、一意の広告収益インプレッション(同一デバイス × ネットワーク × 広告ユニット × プレースメント)に集計されるため、イベント数が少なくなります。

広告収益連携済みパートナーのリスト

Partner インテグレーションタイプあり
集計レベル デバイスレベル インプレッションレベル
Admost -
AppLovin - -
AppLovin Max -
Appodeal -
Bytedance Ads (China traffic) - -
Pangle (TikTok for Business) - -
Chartboost -
Custom Mediation - -
Google Ad Manager - -
Meta広告 - -
Fyber
Google Admob -
InMobi - -
ironSource (LevelPlay)
Mintegral - -
Odeeo - -
Tapjoy - -
Topon
Topon Pte - -
 
Tradplus -
Unity Ads - -
Unity Ads Mediation - -
Voodoo - -
Vungle - -
Yandex - -