連携済みパートナーの設定

概要:AppsFlyerを連携パートナーに接続することで、アトリビューションの計測を有効にし、パートナーへポストバックを送信しましょう。

概要

パートナー、メディアソース、およびサードパーティプラットフォームは、APIによってAppsFlyerと連携されます。この記事では、SRN 以外のアドネットワークの計測リンクの生成など、連携を有効にして設定するための一般的な手順について説明します。

  • このガイドはSRNには適用されません。SRN向けの記事を参照してください。
  • 一部のアドネットワークには、専用の記事があります。
  • 連携を設定する前に、パートナーに連絡してパートナー側の広告アカウントを開設する必要があります。

エコシステムにおけるパートナータイプ

次の画像には、アトリビューションのエコシステムを形成するさまざまなパートナーの種類を示しています。

Ecosystem.jpg

関連記事: AppsFlyerパフォーマンスインデックスでは、モバイルメディアソースをカテゴリー別、地域別にランキングしています。

パートナーの種類 説明
アドネットワーク

あなたに代わりキャンペーンを実施します。

代理店 広告主に変わりキャンペーンを運用し、専門知識を活用して質の高いユーザーを獲得します。運用媒体を開示、または非開示の設定が可能です。
マーケティングパートナー マーケティングパートナーは、特定のアドネットワークを専門に扱います。例:Facebook マーケティングパートナー、Apple Search Adsマーケティングパートナー、Twitter公式広告パートナー
リターゲティングネットワーク リターゲティングキャンペーンを配信することに特化したアドネットワークです。
サードパーティプラットフォーム アナリティクスやマーケティングオートメーションプラットフォームなど、BIに関するサービスを提供します。
テレビ計測 放映されたテレビCMと新規インストールとの高精度の計測を可能にするパートナー。
不正検出 AppsFlyerのProtect360不正防止ソリューション以外の外部のサードパーティ不正防止ツール。

Marketplaceのパートナー

AppsFlyerと連携されている全てのパートナー、メディアソース、およびその他のプラットフォームは、Marketplace にて確認できます。アクティブと非アクティブの両方のパートナーを確認でき、連携する新しいパートナーを検索できます。

Marketplace 内のすべてのパートナー、メディアソース、またはその他のプラットフォームを検索して絞り込む方法:

  • AppsFlyer ページに表示されるトップメニューから Marketplace (ベータ版) をクリックし、さまざまな検索フィルターを使用してください。

新規パートナーのAppsFlyerへの招待

連携しているアドネットワークがまだAppsFlyerの連携済みパートナーでない場合は、招待リンクを送信することができます。

連携済みパートナー

連携済みパートナーの管理画面には、現在アクティブなパートナーのみが表示されます。次の表に示すように、リストを絞り込んでアクティブなパートナーを検索できます。

 注記

アクティブなパートナーの一覧は、選択したアプリによって異なります。左上からアプリをクリックし、別のアプリを選択することで、どのパートナーが他のアプリに連携されているかを確認することができます。AppsFlyerと連携された他のすべてのパートナー、メディアソース、および他のプラットフォームは、Marketplaceで確認できます。

アクティブなパートナーを検索する方法:

  • AppsFlyerにて、設定 > 連携済みパートナーへ移動し、検索バーにテキストを入力するかフィルタを使用してください。

アクティブなパートナーの一覧

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オプション 説明

A. Marketplaceを探索

Marketplaceを探索するをクリックすると、AppsFlyerと連携されているすべてのパートナーが見つかるMarketplaceに移動します。

B. アプリを変更

  1. アプリのアイコンをクリックして全てのアプリのリストを開きます。
  2. 別のアプリを選択してください。

これで選択したアプリに連携されている全てのパートナーを確認できます。

A. テキスト検索

パートナーを検索するテキストを入力してください。

D. フィルタ

  • Apple Privacy:高プライバシーポストバックSKAdNetworkへの対応状況でフィルタリングできます。
  • サポートされている機能:機能別にパートナーを絞り込むことができます。
    • すべて
    • ビュースルー
    • コスト
    • リターゲティング
    • オーディエンス
    • 広告収益
  • データ充実度:計測データの充実度を、高 | 中 | 低 の3レベルでフィルタリングできます。
  • パートナータイプ:タイプ別にパートナーをフィルタリングできます。
E. 確認と非アクティブ化

過去30日間にコンバージョンがなかったアクティブなパートナー連携がある場合、警告が表示されます。データプライバシーに関する問題を予防するために、これらのパートナーは非アクティブ化することをおすすめします。 

F. サポートされている機能

アクティブなパートナーが次のような機能をサポートしているかを示します。

  • リターゲティング: ユーザーのリエンゲージメント計測の対応有無
  • コスト: API経由、もしくは計測リンク経由による、キャンペーンのコスト取得の対応有無
  • 広告収益: アプリ内に掲載した広告からの収益取得の対応有無
  • ビュースルー: ユーザー獲得、またはリターゲティングにおける対応有無
  • Audiences: Audiencesを使ったユーザーセグメントをパートナーへ送信可能かの対応有無

iOS アプリの場合、以下のApple privacyの機能が表示されます。

  • SKAN: SKAN ソリューションによる計測
  • 高プライバシー : AppsFlyerの高プライバシー一括設定 (APP) への対応有無

G. データの豊かさ

データの豊かさ

partner-data-richness-scores_en-US.png

  • AppsFlyerを使用すると、広告主はさまざまなデータポイントを収集できます。ネットワークは、提供するデータポイントの点で異なります。これは、広告主がキャンペーンの取り組みを分析および最適化する能力に影響します。
  • 広告主が賢くパートナーを選択し、アドネットワークが製品の成長・改善させることを支援するために、アルゴリズムによりアドネットワークが提供するデータタイプを分析し、データの豊かさを示す「データの充実度」スコアを算出します。
  • このアルゴリズムでは、データのカバー範囲、精度、および粒度が考慮されます。
  • 利用可能なスコア値は、高、中、低、無効です。
  • 分析は継続的に実施されます。アドネットワークが機能や提供するデータの質を拡大または縮小した場合、それに応じてデータの充実度スコアも変化します。

  • 過去7日間のネットワークへのコンバージョン数が小さすぎると、データリッチ度インジケータは淡色表示されます。

 スコアの構成要素

mceclip0.png

データの充実度のアイコンにカーソルを合わせ、スコアの構成要素を確認できます。

  • キャンペーンデータ:キャンペーンID、キャンペーン名など。
  • 広告&広告セットデータ:広告セットID、広告セット名、広告ID、広告名、広告タイプ。
  • パブリッシャーデータ:サイトID、サブサイトID、チャネル。

関連記事:パートナー向けデータの充実度スコアの算出

連携済みパートナーページについて

ページは次のように構成されています。

  • ヘッダーには以下の情報が含まれています。
    • パートナー名
    • このパートナー向けの記事へのリンク。専用記事が存在しない場合は、この記事が表示されます。
    • 連携ステータス
    • 選択済みアプリ
  • 設定タブ:使用できるタブは、パートナータイプと機能によって異なります。
  • フッター :
    • リストに戻る:前に選択したフィルタオプションを使用した連携済みパートナーリストに戻ります。
    • ステータスメッセージ:タブデータの現在のステータス(例:保存中、保存済、エラー、保存されていない変更がある等)を表示します。
    • 変更を破棄:最後の変更を保存せずもとに戻します。
    • 保存:現在のタブの設定のみを保存します。

パートナータイプごとに適用される設定タブ

  設定タブ  
パートナーの種類 連携 権限 備考
メディアソース Y Y

利用できる追加タブ:コスト、広告収益、計測リンク

アドネットワーク、アフィリエイトネットワーク、ダイレクトパブリッシャー、プログラマティック広告、中国国内のアドネットワーク、リターゲティングネットワークなど。
SRNの場合、計測リンクタブは適用されません。

代理店 N Y アドネットワークの機能を持たない代理店
サードパーティ Y N アナリティクスプラットフォームや、マーケティングオートメーションプラットフォーム
マーケティングパートナー  Y N  

パートナーの設定(非SRN)

設定画面へアクセスしパートナーでのキャンペーンを設定する方法:

  1. Marketplace または、設定 > 連携済みパートナーページからパートナーを検索してください。
  2. 必要に応じて、各タブの設定を更新してください。手順は次のセクションに従ってください。

 注記

連携 タブの 全般設定ステップは、すべてのパートナーで必須です。SRN以外のアドネットワークでは、計測リンクタブも設定する必要があります。その他のタブの入力は任意です。

連携タブ

パートナー連携は、パートナーの要件によって異なり、このセクションで説明されている全てのオプションのサブセットを含めることができます。iOSとAndroidの設定でいくつか違いがあります。

integration_steps4.png

必要に応じてセクションを完了してください。

連携タブセクション

連携タブセクション
Key セクション 説明

A

パートナーを有効にする

計測リンクをパートナーと共有する前に、[パートナーを有効にする] をオンにし、[連携] タブの残りのセクションを完了する必要があります。

  • パートナーの有効化を、キャンペーン計測の一時停止や無効化の用途で使用しないでください。
  • パートナー連携を無効にすると、実行中のキャンペーンに修復不能な不具合が生じることがあります。
  • パートナーの有効化とパートナーを無効にした場合の影響範囲についての詳細はこちら。

連携パートナーを有効化する方法

  1. AppsFlyerにて、[設定] > [連携済みパートナー] > [連携] タブを開きます。
  2. パートナーを有効にする をオンにします。
  3. 連携を保存 をクリックします。
  4. [オプション] パートナーが自社に紐づくデータを閲覧することを許可するには、権限タブにてアドネットワークの権限を有効にしてください。

B

高プライバシー
ポストバック

iOS アプリの場合のみ:

高プライバシーポストバック (iOS 14.5以降) が有効になっている場合、ポストバックとレポートでどのデータを共有するかをコントロールできます。これにより、パートナーとのユーザー識別子の共有が制限されます。アプリ設定ページで 高プライバシー一括設定を有効にすると、高プライバシーポストバック (iOS 14.5以降の場合) が有効になり、ロックされます。

C

トランザクションID

iOS アプリの場合のみ:

SKAdNetworkモードでトランザクションIDを共有する:有効の場合、SKAdNetworkポストバックのトランザクションIDをパートナーと共有します。これにより、パートナーはSKAdNetworkコンバージョン値をデコードできます。

D

一般的な設定

パートナーID—認証情報

一部のパートナーは、AppsFlyerが連携パートナーとの連携に認証情報を要します。パートナーはこのIDを、アプリID、アカウントID、ユーザーID、ネットワークIDなどと呼んでいます。この項目が表示される場合は、パートナーの管理画面からこのIDを取得し、項目に入力してください。

ビュースルー計測の有効化

これを有効にすると、このパートナーのビュースルーインストールが計測されます。

  • SRNについては、これはビュースルールックバック期間の設定画面が表示されます。
  • SRN以外は、この設定が有効になっていなくても、設定は計測リンクタブで利用できます。この場合、AppsFlyerは設定値を無視します。

E

クロスプラットフォーム

クロスプラットフォームの均等アトリビューションの優先度が有効になっている場合、選択した期間のクロスプラットフォームのインプレッション計測の優先度は等しくなります。

F

デフォルトのポストバック

パートナー連携が有効の場合、アプリの起動前に発生したユーザーアクション(インストール、拒否されたインストール、リエンゲージメント等)に関連するデフォルトポストバックをパートナーに送信できます。

 注記

  • 拒否されたイベントは、Protect360によってブロックされたイベント、またはターゲット検証の条件を満たしていないと判断されたイベントです。拒否されたイベントについては、AppsFlyerとのこれについての連携が完了しているかどうかパートナー側に問い合わせてください。
  • アトリビューションを行わないパートナー (サードパーティの分析プラットフォームなど) は、インストールに対してのみデフォルトのポストバックを受け取ります。アトリビューションポストバックは成果が紐づくパートナーに送信されます。

パートナーのデフォルトポストバックを設定するには、ポストバックを送信するユーザーの流入元を定義してください。

  • このパートナーのみ:そのパートナーに成果が紐づいているイベントの場合にのみ、つまりイベントを実行したユーザーがこのパートナー経由で流入した場合に、ポストバックを送信します。

    注:以下の場合は、デフォルトのポストバックが常にこのパートナーのみと定義されます。

    • 拒否されたインストール
    • 代理店(権限がある場合)
  • オーガニックを含むすべてのメディアソース:他の媒体やオーガニックに紐づいているイベントもすべてポストバックで送信します。
  • オフ:このパートナーにデフォルトのポストバックを送信しません。

G

アプリ内イベントのポストバック 

ポストバック経由でAppsFlyerイベントとパートナーのイベントをマッピングします。ポストバックの送信が有効になっている場合、これは拒否されたアプリ内イベント(Protect360によりブロックされたイベント、またはターゲット検証ルールにより条件を満たしていないと判断されたイベント)を含んでいます。

アプリ内イベントのポストバックを設定する:

  1. パートナーIDを設定します(必要な場合)。
  2. アプリ内イベントポストバックを有効にします。
  3. 必要に応じて、 アプリ内イベントポストバック期間を設定します。(詳細はアプリ内イベントポストバック期間の設定をご覧ください。)
  4.  イベントを追加をクリックし、SDKまたはS2Sイベントをリストに追加してください。
  5. マッピング方法に従って必要なパラメーターを全て入力してください。
  6. [オプション] conditional-iae-postbacks-icon.png をクリックして、特定のアプリ内イベントをパートナーに送信するための条件を設定してください。
項目 説明
AppsFlyerイベント

アプリに実装されているSDKまたはサーバー間(S2S)イベントからAppsFlyerが受信したイベント名。
ヒント:イベント名が表示されない場合は、以下を実行してください。

  • デバイス上で非オーガニックインストールによってアプリ内イベントが発生しているかを確認し、再度チェックしてください。
  • AppsFlyerイベントにイベントを入力し、カスタムイベントを作成をクリックしてください。カスタムイベントのマッピングについてご参照ください。
パートナー側のイベント名

パートナー側で定義されている各イベントの固有の名前またはID。可能なマッピングの設定は以下の通りです:

  • テキスト項目:パートナーから該当するイベントIDを取得してください。
  • ドロップダウンボックス:既定のパートナーイベントから最適なものを選択してください。
  • そのまま:イベント名をマッピングすることなくイベントをそのまま送信します。
送信ユーザーの流入元:

最適なイベントの送信オプションを選択します。

  • このパートナーのみそのパートナーに成果が紐づいているイベントの場合にのみに、ポストバックを送信します。
  • オーガニックを含むすべてのメディアソース:他の媒体やオーガニックに紐づいているイベントもすべてポストバックで送信します。つまりイベントを実行したユーザーがすべての流入元からきています。
送信データ:

ポストバックでどのイベントデータをパートナーと共有するか選択してください。

  • イベント値も収益値もなし:パラメーター(値または収益)なしでイベントのみを送信します。
  • 収益値なしでイベント値のみを送信:収益以外の全てのパラメーターを送信します。
  • イベント値と収益:収益を含むアプリ内イベントに付随する全てのイベント値を送信します。

 備考: 

  • 連携タブでマッピングされた特定のパートナー向けのイベントポストバックの設定は、通常のポストバックとSKANポストバックの両方に適用されます。
  • AppsFlye SDKに実装されているアプリ内イベント名は、選択または入力できます。
    型指定された値には、イベント名の前後に下線付きのスペース (低いダッシュ) を付けることができます。
    下線付きのスペースは、AppsFlyer から送信されるイベント名に同じ下線付きのスペースがある場合にのみ使用してください。

  • 重要:イベント名は大文字小文字を区別します。乖離を避けるため、全てのメディアソースとアプリバージョンで、正しいイベント名を使用していることを確認してください。
  • 連携タブにてアプリ内イベントポストバック項目が表示されない場合、このパートナーはAppsFlyerとアプリ内イベントの連携がまだできていないことを意味します。連携を完了したいパートナー様は、パートナーアシスタントウィジェットを使用してAppsFlyerにお問合せください。

  • 広告主が意図せず第三者のアナリティクスプラットフォームと情報を共有しすぎないようにするため、2019年3月から、アナリティクスプラットフォームに対して、全てのイベントを送信(アンインストールとセッションを除く)というオプションを削除しました。それ以前に設定されたアナリティクスプラットフォームでは、この設定オプションはまだ残っています。

関連記事:アプリ内イベントポストバックの設定

H

連携の保存

変更後、連携を保存をクリックしてください。

I

追加のアプリを連携

連携を保存したあとは、このパートナーの連携画面にいるうちに、より多くのアプリをこのパートナーと連携することができます。

  1. 左上のパートナー名の下にある、アプリ名をクリックしてアプリ一覧を開いてください。
  2. ドロップダウンリストから別のアプリを選択してください。
  3. 選択したアプリに対して連携ステップを繰り返してください。

計測リンクタブ

クリックを使用するアドネットワーク(SRN以外)向けに計測リンクを生成して保存し、パートナーにその計測リンクを送信して特定のキャンペーン、広告セット、または単一の広告を計測します。

注:SRNは広告主が生成した計測リンクを使用しないため、このタブはSRNのキャンペーンには適用されません。

計測リンクを作成するには

  1. 単一プラットフォームリンクを使用またはOneLinkを使用のいずれかを選択してください。

    以下のいずれかに該当する場合は、単一プラットフォームリンクを使用を選択してください。

    • アプリ起動にURIスキームのみを使用する予定である。
    • URLにディープリンクを使う必要がない。

    以下のいずれかに該当する場合は、OneLinkを使用を選択してください。

    • AndroidとiOSの両方のアプリに単一のリンクを使用したい。
    • アプリ起動にAndroidアプリリンクまたはiOSユニバーサルリンクを使用したい。
    • ディープリンク機能が必要な場合。

    注記:OneLinkを選択するとクリック計測リンクがアプリ固有のものからOneLink URLに変わりますのでご注意ください。

  2. OneLinkを使用を選択した場合:

    1. アプリ起動(および該当する場合はディープリンク)にどのOneLinkテンプレートを使用したいかを選択してください。
    2. [オプション] ディープリンク値を入力してください。
    3. [オプション] 追加のディープリンク値を入力してください。
  3. 必要に応じて、AndroidiOS向けのパラメーターを追加してください。
  4. [オプション] 追加の計測パラメーターを選択してください。

計測リンクのパラメーター

attribution-link-parameters-en_us.png

追加パラメーターを計測リンクに追加することで、詳細なドリルダウン分析が可能になります。計測リンクに既に定義済みのパラメーターは、ここで追加、編集、新しい値の設定が可能です。計測リンクを保存すると、このタブに含まれる設定済みの全てのパラメーターが保存されます。

計測リンクに追加したいパラメーターを選択します。

計測リンクのパラメーター

名称 説明 計測リンクのパラメーター
Campaign 必須のパラメータです。
メディアソースで運用している異なるキャンペーンを比較します。
c
Adset メディアソースで運用している特定のキャンペーン内の異なる広告セットを比較します。 af_adset
Ad Name(広告名) メディアソースで運用している特定のキャンペーン内の特定の広告セットに含まれている異なるクリエイティブを比較します。 af_ad
Site ID と Sub Site ID

必須のパラメータです。

特定のパブリッシャーにインストールを紐づけるためにサイトIDを設定します。

計測リンクでは、サイトIDをAppsFlyerに渡す必要があります。その理由は次のとおりです。

  • パブリッシャー(配信面)について透明性を提供します。
  • AppsFlyerは、サイトIDを不正なパブリッシャーやその他のトラフィッククラスターを識別し、排除するために使用します。

SiteIDが欠損していても計測には影響しませんが、SiteIDパラメータの詳細についてはこちらのページを参照してください。

配信面(パブリッシャー)の数が多い場合、サイトID数の上限を越えないように、サイトIDの使用数を控えて、サブサイトIDのパラメータを使用することをお勧めします。

af_siteid と af_sub_siteid
Subscriber Parameters(サブパラメータ) 5つのサブパラメータを使用して有効な値を挿入できます。これらのパラメータはパースされ、ローデータレポートの該当カラムに表示されます。データの集計や絞込みを行うのに便利な値を入力できます。 af_sub1, af_sub2, af_sub3, af_sub4, af_sub5

新しいパラメーターボックスに入力することで、計測リンクに別のパラメーターを追加できます。また、AppsFlyerで利用可能なURLパラメーターは全て使用できますが、URIスキームとOneLink パラメーターのみが計測リンク上でエンコードされるので注意してください。

リターゲティングの設定

リターゲティングが有効になっている場合:AppsFlyerは、計測リンクに &is_retargeting=true を追加することで、リンクがユーザー獲得用ではなく、リターゲティング計測リンクと認識します。計測リンクパラメータ:is_retargeting

リターゲティングにリンクを使用する方法:

  1. リターゲティング設定を有効化してください。

  2. [オプション] URIスキームでアプリを開く場合は、URIスキームを入力してください。
    注記
    • URIスキームは、ユニバーサルリンクやアプリリンクに失敗した場合に、アプリを開くための代替手段として推奨されます。
    • ここでURIスキームを追加すると、OneLinkテンプレート設定にすでにある他のURIスキームが上書きされます。
    • リンク上の af_dp パラメーターにURIスキームが追加されます。
  3. [オプション] リターゲティングでアクティブユーザーを無視するを有効にしてください。
  4. 休眠期間を設定し、度のユーザーをアクティブ、非アクティブと定義してください。
  5. リエンゲージメント期間を設定し、リエンゲージメント後に、ユーザーのアプリ内イベントがリターゲティングメディアソースに紐づけられる期間を設定します。

    • 値には、日数(1~90)、時間数(最大23)またはlifetime(ライフタイム)を設定できます。
    • af_reengagement_window パラメーターにて、計測リンクにリエンゲージメント期間が追加されます。

クリックスルー計測

設定を使用してクリックからインストールまでの最大時間を設定します。ルックバック期間以内に発生するインストール(初回起動)のみが計測されます。

許容範囲:1-23時間、または1-30日間。

計測リンクパラメーター: af_click_lookback

クリックルックバック期間の詳細をご覧ください。

クリック計測リンク

click-through-attribution-link_en-us.png

このリンクは、あなたが設定したすべての情報が含まれる計測リンクです。後で参照できるようにリンクを保存するには、計測リンクを保存をクリックしてください。

クリック計測リンクをコピーする方法:

  1. 計測リンクを保存をクリックしてください。
  2. 生成されたリンクをコピーします。

ユーザーが対象の広告をクリックしたときにリンクが有効になるように、パートナーにリンクを入稿してください。

ビュースルー計測ルックバック期間

インプレッションからインストールまでの最大時間を設定します。広告のインプレッション後、ほかに関連する広告がクリックされなかった場合、このルックバック期間内に発生したインストール(初回起動)成果がパートナーに紐づきます。

この値は1〜24時間の範囲で設定できます。

計測リンクパラメーター: af_viewthrough_lookback

ビュースルー計測についてご参照ください。

インプレッション計測リンク

impressions-attribution-link_en-us.png

インプレッション計測リンクには、クリック計測リンクと同様の(ルックバック期間は異なりますが)計測データが含まれます。後で参照できるようにリンクを保存するには、計測リンクを保存をクリックしてください。

計測リンクを保存をクリックし、生成されたリンクをコピーしてください。

インプレッションの計測リンクをコピーする方法:

  1. 計測リンクを保存をクリックしてください。
  2. 生成されたリンクをコピーします。

媒体によりますが、通常、該当する広告を1秒以上見た時にリンクが有効になるように、リンクをパートナーに入稿してください。

コストタブ

  • コストデータはクリック時、またはコストAPI経由で連携済みパートナーからレポートされます。
  • ベストプラクティスは、コストAPIを実装する方法です。
  • コストAPIはクリックとインプレッションレポートを含みます。サポートされているディメンション、指標、機能についての詳細は、アドネットワークコスト連携に関する表を参照してください。

 注記

広告主がキャンペーンを実施するために代理店を使用する場合、広告主ではなく、代理店は関連するパートナーと連携する必要があります。そうしないと、広告主と代理店の両方が同じアプリに対して同じ資格情報を使用してパートナーと連携してしまい、コストデータが複製されます。

APIによるコストデータの有効化

コストAPIを有効にする方法

コストデータ同期ステイタス

コストAPIのステータスを表示と一致するコストデータを引き出すことができた最後の時刻を、AppsFlyerがコスト(および広告収益)連携ステータス管理画面、または個別のアドネットワーク管理画面のいずれかで確認してください。

広告収益タブ

自社アプリに広告を表示するパブリッシャーの場合、広告収益機能を使用すると、ユーザーをもたらしたメディアソースに広告収益を紐づけることができます。広告収益計測についての詳細はこちら。

広告収益計測の有効化

  1. パートナーが、集計値、またはユーザーレベルでの計測のどちらに対応しているか確認します。
  2. 広告収益の連携ガイドにて適切な方法に従ってください。 

広告収益APIのステイタスメッセージ

ステータス 備考/必要なアクション
Active (アクティブ) 接続は完了しており、データを取得しています。
No data to pull was found. (データが見つかりませんでした) 接続は正常に完了しました。パートナー側でこのアプリに関するデータがありません。
Partner API not responding(パートナーAPIが応答していません)Contact AppsFlyer support(サポートにお問い合わせください) パートナーのサーバーがAppsFlyerに応答していません。
Invalid Credentials(認証情報が無効です)Enter updated credentials(更新された認証情報を入力してください)  
Something went wrong(不具合が発生しました)Contact AppsFlyer support(サポートにお問い合わせください) 技術的な問題が発生しました。
Partner data not yet ready(パートナーのデータがまだ準備できていません)問題が続くようでしたら、AppsFlyerサポートにお問い合わせください。  
Data is being processed and will be available soon(データ処理中で、まもなく利用できます) 現在、パートナーから受信したデータを処理中です。このデータは管理画面とレポートで利用できるようになります。
Data was never successfully pulled(データは正常に取得されていません) この状態がさらに1時間続く場合は、AppsFlyerサポートにお問い合わせください。

権限タブ

  • 利用できる権限に基づいて、パートナーがさまざまなアクションを実行したり、データにアクセスできるように設定します。
  • パートナーの計測を有効にしなくても、パートナーに権限を付与することができます。
  • 代理店が設定したアドネットワーク:代理店がパートナー設定をした場合、広告主はアドネットワークの有効であるかのステータス、および付与された権限を閲覧できません。
  • パートナーが代理店機能のみを持つ場合は、アドネットワークの権限セクションを無視して、代理店の権限セクションを設定してください。

アドネットワークへの権限付与

アドネットワークに権限を付与する方法:

  1. アドネットワーク権限を有効にします。
    • アドネットワークの管理画面にアプリが表示されます。
    • 権限は特定のアドネットワークにのみ付与されます。 
    • アドネットワーク管理者は、アプリに関する基本的なデータが確認できます。
  2. アドネットワークのチームメンバーに権限を付与する:
    • [デフォルト] アドネットワーク管理者は、デフォルトでアプリにアクセスできます。
    • 特定のチームメンバーに権限を付与するには、メールアドレスを使用してメンバーに追加する必要があります。
      チームメンバーを追加する方法
      1. チームメンバーを追加するをクリックします。
      2. 広告ネットワークのチームメンバーのメールアドレスを入力します。
      3. 追加をクリックしてください。
  3. アドネットワークに付与する追加の権限を選択します:

    パートナーへ付与する権限

    権限付与後にできること

    連携の設定

    [連携]タブにおいて、パラメータの変更が可能になります。

    アプリ内イベントポストバックの設定

    • ポストバック設定を作成、定義、変更できます
    • 警告!この権限と「パートナー連携の設定を許可する」の権限を同時に有効にすると、アドネットワークはすべての計測イベントにアクセスできるようになります。これには、オーガニックトラフィックと全てのメディアソース経由の非オーガニックトラフィックが含まれます。 

    リテンションレポートへのアクセス

    アプリのリテンションレポートにアクセスできます。

    彼らのセッションに関するデータのみが表示されます。

    集計ロイヤルユーザーデータへのアクセス

    自社経由のロイヤルユーザー指標にアクセスできます。

    集計コンバージョンデータへのアクセス

    集計コンバージョンイベントの指標へアクセスしてください。これには、インストール、リエンゲージメント、リインストール、リアトリビューションが含まれています。例:アドネットワークレポートの集計キャンペーンパフォーマンス

    集計アプリ内イベントデータへのアクセス

    • アプリ内イベントデータへのアクセス(パートナーはポストバック設定でマッピングされたイベントだけではなく、Protect360のアプリ内イベントデータを含む、全てのアプリ内イベントデータにアクセスできます)。
    • 他のメディアソースからの広告収益イベントを含む広告収益データへアクセスできます。

    集計収益データへのアクセス

    • アドネットワークによりもたらされたユーザーに紐づくアプリ内イベントと広告収益データにアクセスします。
      注記:この権限は広告収益パートナーを直接識別するものではありません。ただし、広告収益イベントの名前にパートナー名を含めている場合、収益化ネットワークの名前を開示してしまう可能性があります。

    広告費インポートの使用

    • 広告費インポート画面へアクセスできます。
    • 権限を付与されているアプリのみに対して広告費インポート画面が表示されます。
    • 連携用の広告費ファイルを送信します。 

    Protect360管理画面&ローデータへのアクセス

    • Protect360管理画面へのアクセス(ProtectLITEを含む)
    • 次のいずれかをサブスクライブしている場合、ローデータへアクセスできます:Protect360、検証ルール、ローデータProtectLITEには、ローデータへのアクセスは含まれていません。

    広告収益ローデータへのアクセス

    ユーザー獲得の最適化に活用する広告収益データへのアクセス

    検証ルールの確認

    検証ルールの詳細を確認を許可します。

代理店への権限付与

  • 権限を代理店に許可すると、彼らが使用する広告ネットワークに対してアプリ運用の権限を付与できるようになります。広告ネットワークへ権限を与えるのと同じ仕様です。
  • 広告主がアドネットワークを使用しており、また代理店側も同じアドネットワークを使用している場合、広告主と代理店の両者が、アドネットワーク側のチームメンバーの権限を編集して、アプリの管理画面の閲覧権限を付与できます。つまり、追加した覚えのない新しいアドネットワークのチームメンバーや、削除した覚えのないチームメンバーが見つからない場合は、マーケティング担当者が追加または削除した可能性があります。
  • 警告:この設定が無効になっている間に発生した代理店経由のインストールは、代理店の成果と計測されず、代理店の管理画面とデータには表示されません。代理店のアクティベーションについて詳細をご覧ください。
  • 権限が付与されると代理店ができることについてご覧ください。

代理店に権限を付与する方法:

  1. 代理店権限を有効にします。
  2. 代理店に付与したい権限を選択します。
    代理店へ付与する権限 権限付与後に代理店ができること
    高プライバシーポストバックの設定変更 代理店にがアドネットワークの高プライバシーポストバックでのデータ共有設定の変更を許可します。
    Protect360管理画面&ローデータへのアクセス
    • 代理店はProtect360管理画面にアクセスできます。
    • 次のいずれかをサブスクライブしている場合、ローデータへアクセス可能できます:Protect360、検証ルール、またはローデータ。
    • Protect360 条件を持つルールを表示および追加できます。
    • 代理店を通してアドネットワークを利用している広告主の場合、代理店とアドネットワークの両方がデータにアクセスするためには、広告主がAppsFlyerの管理画面上で代理店とアドネットワークの両方の連携設定を行い、データへのアクセス権限を付与する必要があります。

      仮に代理店のみが権限付与をされている場合には、アドネットワークはP360のデータへアクセスできないので注意してください。

    リテンションとコホートレポートへのアクセス 代理店が獲得したユーザーのリテンション / コホートデータのみが開示されます。
    集計オーガニックデータへのアクセス  
    ローデータレポートへのアクセス 代理店に紐づくトラフィックに関するローデータレポートを取得します。

    アプリ内イベントポストバックの設定

    代理店が連携タブでアプリ内イベントのポストバックのマッピングを設定できるようにします。少なくとも1つのイベントを追加してください。

    • イベントの共有権限
      • このパートナーのみ:代理店が獲得したトラフィックから発生したイベントのみを送信します。
      • オーガニックを含む全てのメディアソース:他のメディアソースや代理店、オーガニックユーザーを含む全てのメディアソースのトラフィックからのイベントを送信します。
    • 収益のポストバック設定を許可する:代理店が収益値を含むイベントデータを送信することを許可できるようにします。
    • AppsFlyerイベントイベントを追加をクリックし、ドロップダウンメニューからイベントを選択してください。
      代理店に権限を付与する特定のイベントを必ず選択してください。

    検証ルールの確認

    検証ルールの詳細を確認を許可します。

    検証ルールの追加設定

    検証ルールを追加および編集の許可をします。
    注記: 代理店アカウントは、広告主アカウントが作成したルールを編集できません。

代理店を使用する際の詳細もご参照ください。

連携テスト

パートナー連携が完了し、新しく追加されたパートナーとのキャンペーンを開始する前に、連携テストすることが重要です。設定ミスはセットアップ中に発生する可能性が最も高く、事前にテストを行うことで、アトリビューションデータが不足していたり、間違っていたりして、多大なリソースを無駄に費やすリスクを回避できます。

 注記

連携テストの前に、必ず最初にアプリの基本的なSDK実装についてのテスト (オーガニックと非オーガニックのインストールを含む) を実行してください。

SRN以外の計測リンクをテストする

AppsFlyerと連携済みのアドネットワークの99.5%を占めるSRN以外の通常のアドネットワークは、成果計測を目的としてAppsFlyerの計測リンクを利用しています。同様に、オウンドメディアの計測もAppsFlyerのカスタム計測リンクを使用して行われます

正しく計測するためには、計測リンクのパラメータが正しく設定されている必要があるため、アドネットワークやカスタム計測リンクで新しいキャンペーンを開始する前に、計測テストを実施してください。

計測リンクのテスト方法:

  1. 計測リンクを作成してください。
  2. 登録されたテストデバイスに新しい計測リンクを送信してください(メールまたはQRコード経由で)。
  3. リンクをクリックしてください。アプリストアにリダイレクトされるかどうかを確認してください。
  4. アプリをインストールしてください。
  5. アプリを起動してください。
  6. AppsFlyer管理画面のパートナーのメディアソース名の下にインストールが表示されているかどうかを確認します。管理画面にインスールが表示されるまでに最大30分かかることがあります。
  7. キャンペーンレベルにドリルダウンし(概要ページの上部にあるメディアソースフィルタから該当パートナーを選択)、正しいキャンペーン名の下にインストールが表示されていることを確認してください。
  8. 必要に応じてドリルダウンを続行し、広告セット(単独の広告のレベルでも)を確認してください。

SRNの連携テスト

Facebook、Apple Search Ads、Google AdsなどのSRNは、成果計測に外部の計測リンクを使用しません。代わりに、SRNはAppsFlyerからの通知を受信し、自社への成果計測を確認してレスポンスを返します。そのため、一般的なアドネットワークのように、ネットワークシステムと別に連携をテストすることはできません。個別に各SRNと連携テストを実施してください。

SRN連携のテスト方法

  1. 各パートナーの設定ガイドに従って、AppsFlyer上で全ての設定を実行してください:FacebookGoogle AdsTwitterApple Search AdsSnapchat
  2. SRNパートナーで新しい低予算のキャンペーンを実行します。
  3. パートナー管理画面で新規インストールが表示される場合、AppsFlyer管理画面で適切なメディアソースの元に成果が表示されるか確認してください。
  4. オーバービュー管理画面で、メディアソースフィルタを選択することで、キャンペーンレベルまでドリルダウンし、正しいキャンペーンに成果が紐づいているか確認してください。管理画面にインスールが表示されるまでに最大30分かかることがあります。
  5. 必要に応じてドリルダウンを続行し、広告セット(単独の広告のレベルでも)を確認します。

すべて問題がなければ、そのパートナーで新しく大規模な予算のキャンペーンを開始することができます。連携テストはSRNパートナーごとに一度行うだけで十分です。つまり、キャンペーンごとにテストを実施する必要はありません。

ローデータのテスト

ご利用のAppsFlyer料金プランにローデータへのアクセスが含まれている場合は、ローデータを含んだテストをお勧めします。

ローデータのテスト方法:

  1. 前述のテストを実行したあとに、レポ―トデータエクスポートを開いてください。
  2. テストしたメディアソースを選択してください。
  3. インストール後15分が経過してから、インストールレポートをダウンロードします。
  4. パートナーからのインストールレコードが存在し、メディアソース、キャンペーン名、タッチタイムとタイプ、デバイスID(該当する場合)、代理店の名前(レポートでは「Partner(パートナー)」)などのパラメーターが含まれていることを確認します。

 重要!

一部のアドネットワークでは、ユーザーレベルのローデータを収集するための特別な手続きが必要です。

管理画面に新しいインストールが表示されても、ローデータに表示されない場合は、アドネットワークの専用のヘルプセンターガイド(例:Twitter)を参照してください。